por 斎藤祐司
過去の、闘牛、最新情報
98年9月20日から99年1月2日まで | 99年1月11日〜3月1日まで | 3月9日から5月23日まで |
99年5月27日
フリアン・ロペス“エル・フリ”のコンフィルマシオン・デ・アルテルナティーバが6月下旬にマドリードのラス・ベンタス闘牛場で行われる。ご存じのようにアルテルナティーバは何処の闘牛場でもやれる正闘牛士認定式だが、コンフィルマシオンはメキシコ・シティーの闘牛場と、マドリード、ラス・ベンタス闘牛場でしかやることが出来ない。
エル・フリは、去年メキシコ・シティーの闘牛場でコンフィルマシオンを行ったが、今度はサン・イシドロ祭後のラス・ベンタス闘牛場でも行うことになった。14歳までスペインでは闘牛が出来ず、それまでメキシコ中心に南米で活躍した。だからメキシコでもやり、マドリードでもやることになった。珍しい事だが、おかしいことではない。
コロンビア出身のセサル・リンコンもまた同じ様にメキシコとマドリードでコンフィルマシオンをやっている。確かな日付はまだ発表されていない。パドゥリーノは、クーロ・ロメロが予定されている。
99年6月15日
書く時間がなくて延びていたが、99年サン・イシドロ祭の最優秀見習い闘牛士、ファン・バウティスタのトマール・デ・アルテルナティーバが9月11日にフランスのアルルの闘牛場で行われることになった。パドゥリーノ、テスティーゴはまだ決まっていない。
1977年5月8日にマドリードのラス・ベンタス闘牛場のプエルタ・グランデを始めて開けたフランス人闘牛士、ニメーニョUは、フランス闘牛士史上最高の闘牛士と言われた。あれから22年後に、アルルの闘牛学校で学んだ、17歳のファン・バウティスタがフランス人として2人目のラス・ベンタス闘牛場のプエルタ・グランデを開けた。
彼の、父はルック・ジャラベールと言い、レホネアドールをしていた。今は、ファンのアポデラードをしている。ニメーニョU以来久々にスペインでも通用するフランス人闘牛士が現れた。フランス期待の星の今後に注目したい。
99年6月21日
サリア。クリスティーナ・サンチェス、耳2枚と尻尾1つ。
アルバセーテ。見習い闘牛。エル・ファンディ、耳1枚、耳1枚。
ムロ。リトリ、耳1枚。ビセンテ・バレラ、耳3枚と尻尾1つ。リベラ・オルドニェス、耳2枚と尻尾1つ。
ベジエ(フランス)。セサル・リンコン、−、−、−。マヌエル・カバジェーロ、耳1枚、耳1枚。場内一周。
トロサ。エスパルタコ、耳2枚。エウヘニオ・デ・モラ、耳2枚。エル・フリ、耳4枚。
99年6月28日
アルヘシラス。エミリオ・ヌニョス、耳1枚。ハビエル・コンテ、耳1枚。カルロス・パチェコ、耳1枚。
ブルゴス。パコ・オヘダ、−。ダビ・ルギジャーノ、耳1枚。ビクトル・プエルト、−、−。ミゲル・アベジャン、−、−。
マドリード、ラス・ベンタス。マノロ・サンチェス、−、−。ロドルフォ・ヌニェス、−、−。ビセンテ・ベハラノ、−、−。
セゴビア。アントニェーテ、−、−。エンリケ・ポンセ、−、−。エル・フリ、耳1枚、耳1枚。
ソリア。ファン・モラ、耳1枚。エル・コルドベス、耳2枚。ホセ・トマス、耳1枚。
トロサ。セサル・リンコン、−、−。マヌエル・カバジェーロ、耳3枚。ビセンテ・バレラ、耳2枚。
サラゴサ。エル・タト、−、−。リベラ・オルドニェス、耳1枚。モランテ・デ・ラ・プエブラ、耳1枚。
99年7月5日
バルセロナ。リトリ、耳1枚、−。エル・コルドベス、−、耳1枚。リベラ・オルドニェス、場内一周、耳1枚。
マドリード、ラス・ベンタス。フェルナンド・セペダ、−、−。エル・カリファ、−、−。ホセ・ルイス・モレノ、−、−。
テルエル。ビセンテ・バレラ、耳1枚が2回。モランテ・デ・ラ・プエブラ、耳1枚。−。エウヘニオ・デ・モラ、−、耳1枚。
パンプローナ、雨のため順延。7月6日、20時半より、フランシスコ・マルコ、エル・ファンディ、ファン・バウティスタ。朝は騎馬闘牛。
99年7月12日
アビラ。エル・コルドベス、耳1枚、耳1枚。ハビエル・コンテ、耳1枚、−。アントニオ・バレラ、耳4枚。
バルセロナ。セサル・リンコン、耳1枚、場内一周。エンリケ・ポンセ、−、耳2枚。エル・フリ、耳2枚、−。
マドリード、ラス・ベンタス。フェルナンド・メカ、−、場内一周。カナレス・リベラ、場内一周、−。カルロス・パチェコ、−、−。
パンプローナ。セルヒオ・サンチェス、−、−。ファン・ホセ・パディージャ、耳1枚が2回。アントニオ・フェレーラ、−、−。
タラゴナ。ペドゥリート・デ・ポルトゥガル、−、耳2枚。ビセンテ・バレラ、耳1枚が2回。クリスティーナ・サンチェス耳1枚、−。
99年8月2日
アスペイティア。ファン・モラ、耳なし。ファン・ホセ・パディージャ、場内一周、耳1枚。エウヘニオ・デ・モラ、耳1枚。
バルセロナ。エル・タト、耳なし。アルベルト・ラミレス、耳1枚、場内二周。マリオ・コエロ、耳1枚。
エル・プエルト・デ・サンタ・マリア。リベラ・オルドニェス、耳1枚。ホセ・トマス、耳2枚。ホセ・ルイス・モレノ、耳なし。
エステージャ。トマス・カンプサーノ、耳1枚、耳1枚。ペピン・リリア、耳3枚。ダビラ・ミウラ、耳1枚。
ラ・ロダ。エスパルタコ、耳なし。セサル・リンコン、耳なし。マヌエル・カバジェーロ、耳2枚。
マドリード。騎馬闘牛士。ハビエル・マジョラール、−。フランシスコ・ベニト、−。ホセ・ミゲル・カジェホン、耳1枚場内二周。ミゲル・ガルシア、−。マルティン・ゴンサレス・ポラス、耳1枚。
ポンテベドゥラ。エンリケ・ポンセ、耳3枚。ビセンテ・バレラ、耳2枚、場内一周。エル・フリ、耳2枚、耳1枚ともう1枚要求。
99年8月9日
バルセロナ。騎馬闘牛士、マルティン・ゴンサレス・ポラス、−。トマス・カンプサーノ、耳1枚、場内一周。ホセ・ルイス・ボテ、場内一周が二回。エル・カリファ、−、場内一周。
エル・プエルト・デ・サンタ・マリア。リトリ、−、−。ポンセ、結果が書いていない。ホセ・トマス、プエルタ・グランデ。としか書いていない。
マドリード、ラス・ベンタス。エミリオ・オリバ、−、−。セサル・ペレス、コンフィルマシオン・デ・アルテルナティーバ。−、−。エル・ミジョナリオ、−、−。
マルベージャ。エル・フリ、ウニコ・エスパーダ。耳1枚、−、耳2枚と尻尾1つ、耳2枚、耳1枚、耳1枚。合計耳7枚と尻尾1つ。
ポンテベドゥラ。アントニェーテ、−、耳1枚。ペピン・リリア、耳3枚。ミゲル・アベジャン、耳4枚。
ビトリア。ファン・モラ、耳1枚。マヌエル・カバジェーロ、耳なし。ビセンテ・バレラ、耳なし。
99年9月21日
クリスティーナ・サンチェス最後の闘牛は10月12日、スペイン・デーにマドリード、ラス・ベンタス闘牛場で行われる。引退のため。
10月2日マドリードのフェリア・デ・オトーニョに出場予定だった、モランテ・デ・ラ・プエブラは怪我のために今シーズンの予定をキャンセルした。このため代わりに、今年のサン・イシドロ祭で最優秀見習い闘牛士に選ばれた、ファン・バウティスタが出場して、コンフィルマシオン・デ・アルテルナティーバをすることになった。パドリーノ、ビセンテ・バレラ。テスティーゴ、エウヘニオ・デ・モラ。
また、闘牛士の怪我や病気が多くなっている。上記モランテ・デ・ラ・プエブラは、怪我のために今シーズンの予定を全てキャンセルした。
サングエサで、ビセンテ・ベハラノが大怪我をした。8cmと10cmの二カ所の傷を右鼠径部(腿の付け根あたり)に受けたため。大動脈が切れているかどうかは書かれていない。重傷。他にも、ノビジェーロの怪我が幾つかある。
セサル・リンコンが胃腸炎で9月17日のニームをキャンセルした。
9月も後半になって、今までの暑さの疲れから、またハード・スケジュールからの怪我や病気になる闘牛士が毎年多くなる。エル・フリも8月30日に怪我をした。若いから20日位で復帰したが、肝炎などの病気になるとやっかいなことになる。
闘牛士達の無事を祈る。
99年11月10日
フリアン・ロペス・エスコバル“エル・フリ”が、肝炎にかかった。肝炎は、A型、B型、C型、など幾つかの種類がある。1番死亡率が高いのがC型肝炎だ。92年、セサル・リンコンが発病したが、恐らくインターフェロンなどの治療により完治した。
新聞には、何型なのか明記されていない。処方箋は、複数のビタミン剤と8日から10日の休養。と、ある。どうやら心配はなさそうだ。
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