por 斎藤祐司
過去の、闘牛、最新情報
98年9月20日から99年1月2日まで | 99年1月11日〜3月1日まで | 3月9日から5月23日まで |
5月27日〜11月10日 |
2000年1月2日
バレンシア火祭り。 3月10日〜19日まで。
セビージャ、 聖週間。 4月17日〜4月23日。
セビージャ、フェリア・デ・アブリル(春祭り)。 4月29日〜5月7日。
セビージャのフェリア・デ・アブリルの闘牛の予定は、まだ発表されていないが去年の例から言えば、4月23日と、29日前から5月7日後までになりそうだ。
ちなみに去年のバレンシアのカルテルの発表は、1月30日。セビージャは、2月24日だった。
2000年1月5日
サン・セバスティアンのイジェンベ闘牛場で2月4日から3月4日まで世界のノビジェーロを集めて闘牛が開催される。2月にスペインに行く人は見に行ってはどうでしょう。
開催予定は以下の通りです。
*2/4 (金) 若牛。マルテリージャ。
“マルティン・アンテケラ、アントニオ・バレア、アントニオ・ブリシオ”。
*2/5 (土) 若牛。マリ・カルメン・カマチョ。
“ラミロ・カデナ、エル・ファンディ、セバスティアン・カスティージャ”。
*2/11 (金) 若牛。サンティアゴ・ドメク。
“フェルナンド・ロブレーニョ、ハリスコ、ラファエル・デ・フリア”。
*2/12 (土) 若牛。マルティネス・エリソンド。
“マルティン・アンテケラ、ハビエル・カスターニョ、プロクナ”。
*2/18 (金) 若牛。フエンティンブロ。
“フェルナンド・ロブレーニョ、ラミロ・カデナ、セルヒオ・アギラル”。
*2/19 (土) 若牛。バルデフレスノ。
“アントニオ・バレア、ハリスコ、ラファエル・デ・フリア”。
*2/25 (金) 若牛。トレストゥレジャ。
“エル・ファンディ、セルヒオ・アギラル、プロクナ”。
*2/26 (土) 若牛。トレアルタ。
“アントニオ・ブリシオ、セバスティアン・カスティージャ、ハビエル・カスターニョ”。
*3/4 (土) 若牛。プエルト・デ・サン・ロレンソ。
“出場者は上記ノビジェーロの中で活躍した者”。
もしこの時期のスペインにいて、この闘牛を見に行くとしたら、3月4日を別にして、2月5,11,18,25日だろう。この日は、エルファンディが出る。見せ場はバンデリージャ。決め技は、ヴィオリン。片手でのバンデリージャ撃ちだ。派手な闘牛をするので初めて観て人でも解りやすいだろう。それと、フェルナンド・ロブレーニョ。この闘牛士はまだ見たことない。が、闘牛の事典を出している “コシオ” が選んだ、最優秀ノビジェーロだからだ。
2000年1月6日
ビクトリアーノ・バレンシアを解任した後、後任のアポデラードが決まっていなかった、エル・フリだが、闘牛の2大勢力の1つ、カサ・デ・ロサノの中核、マノロ・ロサノがアポデラードになる模様。色々話し合いが何度かもたれたようだったが、収まるところに収まったと言う気がする。去年130回以上闘牛をやったが、これで今年は少なくなるのだろうか。
2000年1月23日
今のエル・コルドベスの父親と云われている、マヌエル・ベニティス“エル・コルドベス”が、4月16日ハエンで闘牛をする。去年の3月のラス・ベンタス闘牛場のベネフィセンシア(慈善闘牛)で、闘牛に出ると発表されたが、出なかった。今回は公式戦の闘牛への復帰が発表された。
マヌエル・ベニティスは現在62歳。60年代から活躍したアイドル闘牛士だ。それまで闘牛に興味を持たなかった人達を大挙闘牛場に足を運ばせた。今のエル・フリ以上のアイドルだった。彼を観るために外国から観光客がスペインに押し寄せた。ドキュメンタリー『さもなくば喪服を』の本は、コンフィルマシオン・デ・アルテルナティーバをラス・ベンタス闘牛場で行った1964年5月20日、エル・コルドベス28歳の誕生日の闘牛とそれまでの歩みが記されている。
4月16日、ハエンでは、アントニェーテ、クーロ・ロメロ、と一緒に出場する。60年代であったなら、最高のカルテルだった。
2000年1月25日
バレンシアの火祭りに、エル・フリは出場しないことになった。これは金の問題。上手く訳せない。あと4000万ペセタ要求しているが、それが出せなくて出ない。また、アポデラードのエンリケ・マルティン・アランス所属に闘牛士(ホセ・トマス、ホセリート、パブロ・エルモソ・デ・メンドーサ)も出ないかも知れない。最近の大きな祭りの闘牛開催には、TV放映権の問題が絡んでくる。どうやらその辺がネックになっている模様だ。
セビージャのフェリア・デ・アブリルは、4月23日から5月8日まで開催される。出場予定の闘牛士は、クーロ・ロメロ、モランテ、ポンセ、ホセ・トマス、エル・フリ、エスパルタコなど。
2000年1月30日
闘牛士:ホセ・トマス。
見習い闘牛士:フェルナンド・ロブレーニョ。
騎馬闘牛士、パブロ・エルモソ・デ・メンドーサ。
牧場、ビクトリーノ・マルティン。
敢闘を称えて:ホセ・ルイス・ボテ。
闘牛放送に対して:VIA DIGITAL
今までNO1闘牛士はその年に1番多く闘牛をやった闘牛士がなっていた。これには、おかしいなと疑問を持っていたが、コシオが発表したものには、この疑問が間違っていなかったこと判る。いくら出場回数が多くてもNO1と思えない闘牛士が今まで何人NO1闘牛士になっていたことか。99年1番多く闘牛をやったのは、エル・フリだった。だが、コシオが選んだのは、ホセ・トマスだった。これは、当然のことだと思う。
出場回数ではなく、内容、やっていることが評価されるべきだ。
付記。
4月22日に、マルベージャで、マヌエル・ベニティス“エル・コルドベス”と、エル・フリのマノ・ア・マノが行われる。これを見に行きたいと思っている。
4月23日、セビージャは、クーロ・ロメロ、エンリケ・ポンセ、モランテ・デ・ラ・プエブラで開幕する。
2000年2月2日
エル・フリは出ないことは書いたが、やはり、ホセリートとホセ・トマスの2人のホセ(マドリレーニョ)も、出場しない模様だ。エンリケ・ポンセは2日出場の契約をした。
*3/16 エスパルタコ、エンリケ・ポンセ、エル・コルドベス・チコ(チコとなっているので息子の方でしょう)。
*3/17 マヌエル・カバジェーロ、ビセンテ・バレラ、ウセダ・レアル、ミゲル・アベジャン。
*3/18 クーロ・ロメロ、モレンテ・デ・ラ・プエブラ、ファン・バウティスタ。
*3/19 ホセ・マリア・マンサナレス、ビセンテ・バレラ、ともう1人。
2000年2月11日
ホセ・ミゲル・アロージョ・デルガド “ホセリート” の復帰第1戦は、4月1日カステジョンになる模様。他に決まったのが、4月23日マラガ。いずれもホセ・トマスと共に出場する。
2000年2月14日
今年エルフリは、スペインで最高90回の闘牛をしかしないと、ロサノ氏から発表された。アポデラードが代わって闘牛回数が異常に多かった去年に比べて4割減のカルテルしか受けない模様。オファーは去年の今の時期180あった。恐らく今年もそのくらいはあるだろうが回数を減らす。
サン・イシドロ祭関連では、エル・フリのコンフィルマシオン・デ・アルテルナティーバが行われるようだ。"sin
lugar a dudas "
(ためらう理由がない)となっている。エル・フリは3月4日カラオラからスペインの闘牛シーズンに参戦する。
今年セビージャで闘牛をしないと、ホセリートとホセ・トマス側が発表した。これでセビージャのフェリアの楽しみはエル・フリだけになってしまった。まぁ、モランテも良いけど。後はファン・バウティスタかな。
2000年3月5日
マドリード、ラス・ベンタス闘牛場の興行を行っているカサ・デ・ロサノのホセ・ルイス・ロサノがアポデラードのエンリケ・マルティン・アランスに6月10,11日の2日TV中継しないカルテルを組んでホセリートとホセ・トマスを出場させる模様。なお、10,11日はアボノにはならない。
今年のサン・イシドロ祭は、6月9日まで行われる。その後に2日、日にちを設けて2人の出場させることになったようだ。ホセリートは、パブロ・ロメロ牧場の牛を相手にしたいと言っている。ホセ・トマスは、プエルト・デ・サン・ロレンソ牧場とアドルフォ・マルティン牧場の牛を相手にしたいと言っている。
サン・イシドロ祭は、TVE系のビア・ディヒタルがほぼ全部の中継の放映権を手に入れている。アボノではない(サン・イシドロは9日まで)ので放送はされない。と言うか2人がTV中継を拒否しているからこういうカルテルになった。
なお、サン・イシドロ期間に2人が出場するかどうかは不明だ。
2000年3月6日
エンリケ・マルティン・アランスは、サン・イシドロ祭に3回ホセリートとホセ・トマスを出場させるように要求をしていた。が、TV中継を拒否している、エンリケ・マルティン・アランス側に対して、カサ・デ・ロサノ側は、ビア・ディヒタルにTV放映権を売った事で、サン・イシドロ祭の出場は消えた。妥協策として、サン・イシドロ祭直後の2日をエンリケ・マルティン・アランスにホセリートとホセ・トマスが闘牛をやる日にして提示した。
当初の要求3回が、2回になったのは、エンリケ側の妥協点。TV中継があるサン・イシドロ祭に出せなくて、その直後に改めて日を取ったのがカサ・デ・ロサノ側の妥協点だ。
この事により、前代未聞の2人のための闘牛が、ラス・ベンタス闘牛場で行われることになった。これも、ホセリートとホセ・トマスという大闘牛士だからこそ出来たことだろう。恐らくアフィショナードは喜んでこの闘牛を見に行くだろう。そして、闘牛場は満席になるだろう。
予定の牧場は、パブロ・ロメロに代わって、パルティド・デ・レシナ。プエルト・デ・サン・ロレンソ、アドルフォ・マルティン。マノ・ア・マノが2日になるのか、他に出場者がいるのか不明だ。
2000年3月17日
今年のサン・イシドロ祭は、5月13日から6月9日まで行われる。闘牛22回。ノビジェーロ(見習い闘牛)3回。騎馬闘牛2回。出場牧場は、アドルフォ・マルティン、アルクルセン、セバダ・ガゴ、コンデ・デ・ラ・コルテ、クアドゥリ、エル・ピラール、マリ・カルメン・チャマコ、プエルト・デ・サン・ロレンソ、ビクトリアーノ・デル・リオ、ビクトリーノ・マルティンなど。
バレンシアの火祭り5日目、ペピン・リリア、耳1枚。ミゲル・アベジャンが、耳1枚、耳1枚でプエルタ・グランデ。
バレンシアの火祭り6日目、エスパルタコが右太股に10cmの大怪我をする。
2000年3月20日
8日目、マヌエル・カバジェーロが耳1枚、耳1枚でプエルタ・グランデ。
最終日は、ポンセが耳1枚取る。
今年のプエルタ・グランデは、ミゲル・アベジャンとマヌエル・カバジェーロの2人だった。地元のポンセは3日出場して耳1枚。ビセンテ・バレラは耳を取ることは出来なかった。ホセリート、ホセ・トマス、エル・フリのいないバレンシア。闘牛シーズン開幕を告げるには寂しいメンバーだった。次はカステジョン。そこには、ホセリート、ホセ・トマス、エル・フリが出るぞ。
2000年3月26日
4月16日にハエンで行われる、アントニェーテ、クーロ・ロメロ、マヌエル・ベニティス“エル・コルドベス”の切符は売り切れになった。22日のマルベージャのマヌエル・ベニティス“エル・コルドベス”とエル・フリの闘牛は当然切符は売り切れになるんだろうな。凄いプレミアになりそうだ。
バレンシア、火祭りの最優秀闘牛士は、マヌエル・カバジェーロ。
エスパルタコとペピン・リリアはオリベンサの闘牛を欠場する。ペピンは左太股2カ所に角傷を受けたため。
2000年4月2日
カステジョンの結果。
3/26,ファン・ホセ・パディージャ、場内一周、耳1枚。
3/27,エル・タト、耳1枚。ソレル・ラサロ、場内一周、耳1枚。ダビラ・ミウラ、耳1枚が2回。
3/28,見習い闘牛。
3/29,騎馬闘牛。ジョアオ・モウラ、耳1枚。パブロ・エルモソ・デ・メンドーサ、耳2枚。
3/30,ホセ・ルイス・モレノ、耳1枚。エル・フリ、耳2枚。
カステジョンでプエルタ・グランデしたエル・フリは、5月17日コンフィルマシオン・デ・アルテルナティーバをする。パドリーノ、エンリケ・ポンセ、テスティーゴ、リベラ・オルドニェス。
エル・コルドベスは、コルドバのプエンテ・ヘニルで右大腿部に角傷を受け重傷。
スペイン闘牛史上2人目の女性正闘牛士のマリ・パス・ベガが、5月16日メキシコ闘牛場で、コンフィルマシオン・デ・アルテルナティーバをする事が決まった。パドリーノ、テスティーゴは未だ決まっていない。
2000年4月17日
Jose TomasがこのあいだZaragozaでひっかけられておしりから血をだしながらも闘牛をつズけ1枚耳をきりました。コルナだは3かしょあり座骨神経を痛めておりなおるのに時間がかかるのですが
5月7日のBarcelonaから闘牛にもどるそうです。
4月12日のCarabanchel-Vista Alegre(MADRID)の結果。
Curro Romero 1oreja Enrique Ponce 2orejas(Puerta Gurande) Manzanarezは、牛にめぐまれませんでした。
Vista Alegreの闘牛場の開会式ということもあってTendido,Barreraには、いろいろな顔触れ(闘牛士、Ganadero,芸能人)がそろいました。
ぼくは、2週間まえからJUAN CARLOS GARCIAと一緒に闘牛の練習を開始しました。とってもうれしいです。
記事は、下山敦弘さんが書いています。許可を取って原文のまま載せます。
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