過去の個展・企画展
2005年
 


小山義則 展

2005年11月26日(土)〜12月4日(日)
11:00 -19:00 会期中無休

口縁や高台まわりなどに凛とした空気をたたえ、きりりとした
ロクロが格好いい小山さんの器たち。
そんな中時々のぞかせるお茶目な表情のツクリがなかなかに
楽しくついにっこりしてしまうことも。
確かな造形力を持つ小山さんの魔法の指先からは、大人気の
汲出など小さな器から、花入れや大皿などゆったりとおおらかな
存在感を示す作品まで幅広く生まれ出ます。
粉引・白磁・南蛮・黄瀬戸・長石釉・黒釉・刷毛目など技法も
幅広いですが、どれも土の持ち味を存分に生かし、薪窯で焼成。
途中経過では、白磁のものがいい調子でいっているとか。
写真は左上の南蛮の片口ドラ鉢以外は白磁です。

多作の小山さん、今回はどんな器が出来上がってくるか楽しみです。





木曽志真雄(陶)/匙屋さかいあつし(木工)展

2005年10月29日(土)〜11月6日(日)
11:00 -19:00 会期中無休

すっきり美しく、今の空気が感じられる木曽さんの器たち。
薄手でシャープなカタチだけれどもざっくり’土’感、あたたかみ
も感じられるバランス感覚は抜群。
お洒落で盛り映えするし、他の器とも合わせやすいので、
お料理のプロの方々にもファンが多いのです。
独特のマットな質感の織部が人気ですが、宙だけが注文すると
木曽さんから言われる?!ツヤの織部も何とも言われぬ深〜い
色合が素敵です。まさに宇’宙’色というか。
他、粉引に織部釉や鉄釉で一部彩った器、マットな黒(鉄錆釉)のみの器など。

さかいさんの匙やお盆、茶托などをを眺めていると、ほのぼの
優しい気持ちになれます。
コツコツ作りました感がじんわり伝わってくるのです。
実際そうなので、注文しても出来上がってくる時間が他の作家さんより。。。
なので匙はもとより、お盆類もとても素敵なのに、常設では
見ていただく機会がなかなか無く、正直歯がゆい思いをしていました。
去年春、朝日新聞さんの「手仕事紀行」という連載コラムで
さかいさんの記事をご覧になった方も多いことでしょう。
古びて丁寧に使い込んだ風の仕上げと新しい感覚の溶け合ったさかいさんの木の小物たちを、この機会に是非ご覧ください。





坂場慧十 / 清水なお子 展

2005年6月25日(土)〜7月3日(日)
11:00 -19:00 会期中無休

坂場さんが描く魚や鳥などに大注目。
生き生きと可愛くも、思うところがあるような微妙な表情が可笑しいのです。私はそれが大好きなのですが、坂場さんはそれを意識しているふうでもない、というかその素晴らしいところに無自覚なのがまたおかしいのです。
色絵を中心に染付の器も出品予定。

ほわっとした優しいタッチの染付が人気の清水さん。
他の器とも合わせやすいので、一度使い始めるときっと手放せない器になります。
ですのでどんどん種類を集めていく方も多いのです。
そうするといつのまか清水さんの器だけのさわやかなテーブルになることも。
あたたかみのある形をそのままに生かした白磁の器もアイテムが増えました。





−温故知新ー
荒賀文成・大沼道行・鈴木稔 陶3人展

2005年5月28日(土)〜6月5日(日)
11:00 -19:00 会期中無休

荒賀さんの粉引は肌理細かさとふくよかさ、そして同時に硬質感
も匂わせる質感が魅力です。白磁と思われる方も多いのです。
形もその質感とのバランス良く、シンプルで豊かできりりと美し
い。使いやすく、使い込みたくなる器です。

大小各種、鉢モノ中心での出品予定。


織部が人気の大沼さんですが、研究し続けてきた青磁を作って
いただきました。青磁は本当に色を出すのが難しいのです。
大沼さんの青磁は赤土を胎土に釉薬を厚くかけることで、この美しい 色を出しています。まったりしたその肌合いにも心奪われます。

ぐい呑み、煎茶碗や日常使いの器、香炉など。


作風を一変し、地元の土と柿釉、糠白釉を使うようになった鈴木さん。 懐かしいような、新しいような、斬新なデザインで目からウロコ。 常設時にもとても注目を集めていました。
伝統に基づきながらも今の生活にも合うようなスマートさと可愛らしさを備えた、新しい益子焼の誕生です。

器各種、そして片口など酒器も秀逸です。





杉村徹<木工>・ハシヅメミツコ<ガラス>2人展

2005年3月26日(土)〜4月3日(日)
11:00 -19:00 会期中無休


軽やかな中にどこか心地いい緊張感があるものが好き、という
杉村さん。北欧的シンプルモダンと日本的非対称のデザインが
見事に融合。
木の元のラインを生かしつつ手を加え、しかもその痕跡を残す
ことでキリリかつやわらかい表情が生まれるのです。
3年前の展示以降、宙店内に杉村さん作の什器が少しずつ増え
ています。それ自体とても美しく、その上に置く器も引き立てて
とても評判良いのです。
従来からある古材を使った什器ともしっくり合うのも懐の深さを
証明しています。
ノミ跡美しく座り心地抜群のスツールをはじめ
ダイニングテーブル&チェア、チャブ台、そしてトレイや木の器、
小箱などを出品予定。オーダーのご相談もどうぞ。

色柄合わせの感覚が抜群のハシヅメさん。いつも新鮮なハーモ
ニーにドキリとさせられます。
盛り映えする白、愛らしいピーチ色、渋めカラーなどなどを
POPにも和風にも仕立て上げる腕前には感心するばかり。
手前のパッチワークのようなお皿は、パーツをそれぞれ作って
最終的につなげた手がこんだもの。そのパーツ1つ1つ作るの
にも、さらに段階を経ているのです。
お料理好きともあって、使いやすいカタチや大きさにもこだわります。
キルンワークという技法で、石膏型に粉状のガラスを入れ窯で
焼成して作ります。吹きガラスのとはまた違うプレート各種が
特におすすめです。
他ボウル、カップなど。

在店予定  杉村さん   ・・・ 3/26・27  4/2・3
        ハシヅメさん ・・・ 3/26




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