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アマオケ奮闘記
  〜 地域社会への音楽のひろがりの最前線にて 〜  

東海地区編

団体名
(五十音順)

ひとくちコメント

コンサート体験
蒲郡フィルハーモニー管弦楽団 吹奏楽がさかんな土地柄、管楽器は質量ともに充実。
名古屋から離れた小都市ということもあってか、弦楽器を担う層が薄いのがやや大変そうだが、
クリニックなども主催、適宜そのクリニックの生徒さんも交えての演奏活動を行う。
年2回の定演のうち、1回はファミリーコンサートとして、小曲を中心にさまざまな企画をこらす一方、
ロビーコンサートなども積極的に行い、地域の人々に親しまれるような活動、という雰囲気を感じる。

ただ、子供たちも多くコンサートに出向き、特に2階席はやや無秩序な雰囲気なので、音楽に集中
したい方は、1階席での鑑賞をオススメします。
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岐阜県交響楽団 岐阜県を代表する、規模も大きくかつ、公的な役割も多く担っている団体で、自主的な活動に時間を
割くのに苦労しているようではあるが、私の知る限り、この地区では最も活動的な団体と思われる。
県内各地、県議会から飛騨の奥まで飛び回っての演奏活動は、まさしく「オーケストラがやってきた」
路線を着実にこなしているわけで、地方アマオケとしても意義高い活動だと思う。
通常の定演も、マーラーなども含めて意欲的に取り組んでいるようである。

故・団伊玖磨氏への委嘱作「長良川」(ソプラノ独唱付き)は末長く演奏し続けていただきたいもの。
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豊田楽友協会管弦楽団 日本で世界的に最も有名な地方都市であろうトヨタを本拠とする団体。素晴らしいホールにも恵まれ、
また、専用の練習場を完備、「ウェストサイド・ストーリー/シンフォニックダンス」等も、裏方的には
比較的楽に実現(毎回打楽器を運搬するのは壮大な労力です)。
練習環境という面では、かなり恵まれた団体。
保守的な選曲の多いこの近辺にあっては、近現代ものもさかんに取り上げており、今後もその路線で
東海地区のアマオケ界を牽引していただければと思う。
ただ、弦楽器におけるトラの占有率は高そうである。 
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名古屋シンフォニア管弦楽団 団員の経済的負担がかなり高そうだが、それに比例して、指揮者、ソリスト、トレーナー陣、なども
充実し、自主活動、定演だけに焦点をしぼって活動しているようだ。
さすが200万都市、アマオケが乱立している名古屋ではあるが、その名古屋にあって代表的な団体の
一つと数えていいでしょう。
より良い演奏を目指そうという意識も高く感じられる。
私個人としても、「幻想交響曲」やショスタコーヴィチの5番で大変お世話になりました。
自分の演奏活動のなかでも忘れられない良い思い出です。
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四日市交響楽団 偶然、一度だけ定演に出向いただけなので、個人的には詳細なコメントはできません。
が、オール・シベリウス・プログラムを聴いて、おおいに感激したのは事実。
また機会あれば是非聴きに行きたいと思わせてくれました(なかなかそういう団体には出会えない)。
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その他、さまざまな団体は多々ありますが、
特に東海地区、斬新なプログラムも多くなく、
名古屋から離れた場所に居住しており、
なかなか行く機会が持てないのが現状です。

(とあるHPでも、名古屋のとある団体で、関東から来た奏者の方が
「ショスタコーヴィチの10番」を挙げても誰も知らなかった、
などと書かれていてちょっと恥かしい気もしました。
まだまだ東京、大阪に比較すると遅れているのか。
何かにつけて、新しもの嫌いな地域性と言われています、
後期ロマン派で音楽が終わっているような保守的な感覚がアマオケにも根強くあるような・・・・ああ哀しや)

とりあえず、私がこのHPを立ち上げてから、コンサートを知り得る範囲で紹介しましょう。

(2002.9.16 Ms)


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