ピンク・レディー小辞典



解散記者会見 

1980年9月1日、赤坂プリンスホテルで行われた。第一声はミーちゃんの「PLは7か月後に解散します」だったかな?その時、ケイちゃんは大勢の記者の表情を窺うように見渡している感じ。それ以後は頭が真っ白で記憶にない(^^)。当時の雑誌のタイトルによると「肩の荷がおりたさわやかさ」とある。「やるだけやった」という「リメンバー」そのままのご心境だったのだろうか。
PLとなにかと比較される某グループの場合「普通の女の子に戻りたい」という名言?を残したことで有名だが、PLの場合は普段の言葉で淡々と語ったという印象が強い。昨年のラジオでケイちゃんの興味深いご発言がある。「(歌手に)なりたくてなったものだし、やっとなれたものだから、普通の女の子に戻りたい・・・と思ったことはないんですね。だって普通だもん・・・キャハハハ・・・」ケイちゃんケイちゃんの極み?素朴な普通の女の子が、見た目は派手なPLを演じていた・・・ということかも知れない。

歌謡大賞

年末のレコード大賞と並ぶ歌謡界の(PL時代においては)権威ある賞。TBSを除く民放各社が参加していた。PLは1978年に「サウスポー」で見事に大賞を受賞。解散発表直後の1980年には特別賞的なもの?を受賞していた・・・と思う。


かわいい

「PLを見てカッコイイナッて感じたらヤング。かわいいなと思うのは、もう中年なんだって・・・おじさんどっち?何も感じないのは、もう老人だって・・・」・・・1977年当時のコンサートパンフからです(^^)。
私は当時ヤング?でしたが、どちらかと言うと「かわいい」と感じていました(^^;)。そして、今のケイちゃんをテレビで拝見しても(40代のレディーには失礼かも知れませんが)「かわいい」と思います。これって青春オジサンの典型でしょうか(^^)??


乾杯お嬢さん

デビュー曲「ペッパー警部」のB面曲。なかなかの名曲。当時「ペッパー警部」とこの曲のどちらをA面にするかで、もめたらしい。
レコード会社サイドではこの曲を推す意見が多かったようだが、作詞家の阿久先生は「ペッパー警部」を強力にプッシュした。背景には対キャンディーズの戦略があったらしい。
ところで、この「乾杯お嬢さん」。振り付けも、なかなかカッコイイものです。私は特に「脚を蹴り上げる?」部分がカッコイイと思いますが・・・また、再結成の機会にでも歌っていただきたい一曲です。


君こそスターだ!
フジテレビでやっていたオーディション番組。略称「君スタ」。PLの2人は「スタ誕」の前にこちらに出場するが、残念ながら落ちてしまった。当時の「スタ誕」のスタッフもお2人が落ちたOAを見ていた・・・らしい。

キャッチ・リップ
雪印乳業「宝石箱」のCMソング。「モンスター」のB面曲。いかにもPLらしい覚えやすい曲調で「乾杯お嬢さん」と並ぶB面の名曲だと思われる。私個人的には大好き!

キャッツ・アイ
数多く存在したPL亜流グループの代表格。売り物はPLよりも短いミニスカでのパンチラ。当時、歌番組でPLと一緒になることも多かったが、人気の差は歴然としていた(言うだけ野暮ですね)。結構PLの歌まね振りまねなんかをやらされていたのが、かわいそうにも思えた。
一部のマニアには受けたのだろうが、「PLの企画だけをまねしても成功しない」典型であったと言える。「PL=健全派」「キャッツ・アイ=色仕掛け派」という分類もあるようだ(^^)。代表曲は「めっきり冷たくなりました」「導火線」など?

キャンディーズ

何かとPLと比較される女性グループ。「ピンク・レディーVSキャンディーズ」・・・なんとも懐かしい響き(^^)。と言っても、両者が共存?していたのは僅か1年7か月に過ぎない。
私の考えは「通俗的なPL批判に反論する」「アイドルとしての・・・」のページも見て下さい。

PLの方が後発でありながら、レコードセールス的にはキャンディーズを上回ってしまったので、なかなか難しいことに・・・最近ケイちゃんとスーちゃんのドラマでの共演があり、その際の新聞報道が「ファン同士は相容れないものがあった」・・・本当か?私にはこの両グループ・・・VSで語る対象ではないと思われる。レコードセールスなどある一部分を取り上げて、両者を比較しても全く無意味である。こんなこと書くと当HPの訪問者には怒られるかも知れないが、セールス的にはPLに及ばなくても、キャンディーズにはキャンディーズの良さがあったのでは・・・かく言う私もキャンディーズのシングル「わな」を持ってました(^^;)。
最近の阿久先生の記事なんかを拝見すると、PLをデビューさせるに当たり、いかにキャンディーズを意識していたかが良く分かる。簡単に言えば、先生のプライドが「PLをキャンディーズの亜流にすることを許さなかった」ようだ。


近代映画
PL特集号を何回か出しているファンにとってはありがたい会社。最初が1977年春。2回目が同年夏のSF(サマー・ファイアー)特集、そして翌年も・・・。
個人的には初回のものが気に入っている。というか、これがきっかけで一気にファン度が増したような覚えがある。デビュー当時の貴重なショット、ばらした2段べッドを横に並べた当時の部屋(ミッキーマウス同居!)、ミーちゃんの実家にてご家族と、常葉学園の職員室訪問、2人の生い立ち・・・等々、マニアにはこたえられない内容満載となってる。今改めて見ても、よくできた特集号だと思う。裏表紙のタイトルが「ケイ+ミー=ピンク・レディー」と、ケイちゃんが先になっているから、よけい気に入ったのかも(^^)


クッキー

PLプロデビュー前、高校時代にアマチュアとして活動していた頃のグループ名。命名は当時お2人が通っていた浜松のボーカル・スクールの山崎先生。命名の経緯は、先生によると「フルーツパーラーで彼女たちがクッキーをほおばるのを、ふと思い出して・・・」そして、最近のケイちゃんによると「当時、キャンディーズさんて、もういらしたんですね・・・キャンディーだからクッキーになったのだろう・・・」
さて、このクッキーとしての活動、謎に包まれている部分も多いのだが、他のアイドル・グループには見られないPLの大きな特徴だと思われる。よく「PLは周囲の大人たちの企画によって誕生した」と言われるが、私にはこのクッキー時代にPLの原型が、かなり出来ていたように思われる。当HPからリンクしている(リンクのページはこちら)特別親衛隊さんのHPにホットパンツ姿のクッキー画像がある。この画像を拝見するとPLそのまんまの姿に驚かされる。クッキーとしての活動は、カラオケセットの宣伝で一曲歌って3千円?もらったり、他のレッスン生のために歌を録音したり・・・だったようだ。最大のイベントは「恋のレッスン」という曲で、ポプコン東海大会に出場したこと。デビュー前のPLが、かの有名なポプコンに出場していたということ・・・知る人ぞ知る話である(当HP訪問の皆様には常識?)。
クッキーとしての活動があったからこそ、スタ誕登場の際のイメージが「出来上がっているね」(都倉先生)となったのだろうし、また、当時の新人アイドルが歌って踊るには、やや過激なイメージがあった「ペッパー警部」を難なくこなせたのだろう。そうした意味でクッキーは文字通りPLの原点と言えるかも知れない。

クラシックバレー
ケイちゃんの体作りの手段?「きゃしゃに見えるので・・・体作りにやってます!」
ところで、ケイちゃん!「きゃしゃに見える」のもケイちゃんの大きな魅力の一つなんですよ!(^^)・・・

クールクール
「ナショナル電子制御エアコン」CMソングのフレーズ(^^)。「電子制御」という言葉に時代を感じてしまう(^^;)。


ケイちゃん[PL基礎用語]

本名、桑木(旧姓:増田)啓子。現在の芸名、増田恵子。
PL時代に愛称として普及・定着したものだが、ミー&ケイの愛称自体は学生時代からの長い歴史を持つものらしい。そして、解散後20年になろうとする今でも、この愛称で呼ばれるのは素晴らしいこと。今年のNHK番組では「増田さん」と言われて・・・「ケイちゃんでいいですよ!」

PLをリアルタイムでご存じない方のために・・・ミーちゃんケイちゃんの識別方法です!WINKやパフィーさんなんかより、ずっと簡単?ですよ(^^)。
まず、テレビ・ステージでは、原則として向かって右がケイちゃんで左がミーちゃんとなっている。例外としては「透明人間」「サウスポー」の一部分かな?なぜ、こうなったのか諸説あるようだが、当時ラジオでケイちゃんが「ミーが右ききで私(ケイちゃんが)が左ききなので、鞄を持つと自然にそうなった・・・」とお話されていたような記憶がある。
そして、外見的には背が高い方がミーちゃんで低い方がケイちゃん。髪の毛が長い方がケイちゃんで短い方がミーちゃん(これはPL時代の識別方法、現在ではミーちゃんの方が長いようだ)。声が高い方がミーちゃん低い方がケイちゃん。・・・これくらいで識別可能でしょうか(^^)?

ケイちゃん派

ケイちゃんを愛する者の集団。一部に「愛」を越えて「狂」の域に達したファンもいるらしい?(^^)。
ケイちゃんによると「中年というか大人の人気の弱そうな男の子」が多いらしい(^^)。ミーちゃんによると「ケイは同世代の男の子に人気がある」・・・ということだが、実態はいかに?やはり男性ファンの方が多いのかな?ちなみに当HPの開設者はケイちゃん派(実態はケイちゃん狂に近い?)・・・らしい(^^)。
ところで、ミーちゃん派ケイちゃん派という分類だが、これはたぶんに便宜的?なものだと思われる。と言うのは、ミーちゃんオンリー、ケイちゃんオンリーというファンは少なかったように思われるからだ。つまり、二者対立ではなく相対的な問題ということか。ネット上でケイちゃん派!を公言するこの私でさえ、解散後のミーちゃんソロイベントに行ったことがあるくらいである。ミーちゃんとケイちゃんのPLだから・・・


恋のレッスン
クッキー(詳細は上記)時代にポプコンで歌った曲。スタ誕で歌った「部屋を出て下さい」と共にお2人にとっては原点となる曲。
1996年再結成「再会」では、山田邦子さんが司会のテレビ番組でこの曲が紹介された。ヤマハにある音源から録音されたカセットテープを手に、お2人とも大感激のご様子だった。ケイちゃんは涙で「ティッシュもらえますか?」
1997年にはケイちゃんご出演のNHKトーク番組でも紹介された。
ファンにとっても思い入れのある曲だと思われるので、是非次回の再結成で歌っていただきたい。


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