◆遊んでみよう!
 
 ・1 ダウンロードしよう
 ・2 動かしてみよう
 ・3 キャラクターを追加してみよう
 ・4 拡張エンジンも使ってみよう
 
 
 
◆作ってみよう!
 
 ・1 画像をそろえよう
 ・2 簡単に動かしてみよう
 ・3 motion.lstを作ろう
 ・4 判定を設定しよう
 ・5 command.lstを作ろう
 ・6 < voice.lstを作ろう >
 ・7 enemy.lstを作ろう

Step6 voice.lstを作ろう

さて、ここまでのステップの内容で
キャラクターはほぼ作れると言っても過言ではありません。
ですが、寂しいですよね?音が無いんですもん。音声しかり、効果音しかり…

ここではそれらを制御する
voice.lst

というファイルについて解説していきます。

参考に、KFX付属のキャラクターであるRYOUの
voice.lstを適当なテキストエディタで開いてみましょう。
以下のような内容が表示されるはずです。
Num--WAVE--------COMMENT
  0  SEIRYU_S.WAV      ;
  1  SEIRYU_B.WAV      ;
  2  GENBU.WAV         ;
  3  SHIN.WAV          ;
  4  BYAKO.WAV         ;
  5  WIN.WAV           ;

2行目からが編集可能な部分です。
最初の番号は呼出し番号で、motion.lstから呼び出す時にはここの番号で指定します。
KFXでは9を除く0〜19までの番号が使用可能な個所です。
[公式では0〜9までとされていましたが、BUGMANさんによりこの範囲は予約領域である事が解析されています]

9はmotion.lstで音声指定無しに指定されている個所ですので使用不可能です。

また、マイナス指定(-1,-2,-3等)により更に多くの音声を使用することも可能ですが、
あくまでバグ的な要素であり、一部確実にエラーを起こす番号も確認されていますので、
(-8,-16,-20,-25,-60)使う際は細心の注意を払い使用しましょう。
[KFA等の拡張エンジンではエラーの心配なく使用できます]


次に、それぞれの番号に対応するwavファイルのファイル名です。
ファイル名には特に指定はありません。 voice.lstより下の階層ならば階層構造にも対応しており、
例えば"wav"というフォルダに"hoge.wav"がある場合は
"wav\hoge.wav"というように記述しても構いません。
wavのフォーマットは標準のPCMで、ビットレート等には特に指定はありません。
ですが、無駄に高ビットレートの物などはエラーの要因の一つにもなりますし、
ファイルサイズの無駄でもあります。(キャラクター読み込み速度も当然遅くなりますし…)
劣化がそれほど気にならない範囲で、ある程度ビットレートは抑えたほうが賢明です。



最後にセミコロン(;)を挟み、コメントを書き込む個所になります。
が、この部分はあくまで覚書のような物ですので省いて構いません。
それよりも、セミコロンを最後に「絶対」忘れないこと!
KFAはともかく、KFXではこれはエラーの元となります。覚えておきましょう。

さて、motion.lstを開き、早速設定してみましょう。
motion.lstの V がvoice.lstの Num に対応しています。つまり、
Num--WAVE--------COMMENT
  0  hoge.wav    ;

このようなvoice.lstである場合、
motion.lstではVの0にNum 0のhoge.wavが対応しておりますので、
以下の赤字部分ように設定することで音声が再生されます。
-Num---To-Sp-Pic-De-Ci-V---VxRx--VyRy-C-CL-G-Da--Hit-H-Flag-Def1---------Def2---------Att1---------COMMENT
1000    0  5   1  0 43 0    0 1   0 0 9 -1 0  0    0 9 0000 11206C012000 000000000000 000000000000 ;hoge
以上の要領で、motion.lstに次々と音声を設定していきましょう!

演出過剰も考え物ですが、無音は流石に寂しいものです。
ここまで作り上げてきたキャラクターを、丁度良い塩梅に装飾してみてくださいな。


手前味噌ではありますが、「VOICE.LST HELPER」と言うvoice.lst用のツールを用意しております。
少しでも制作の助けになれば幸いです。
ダウンロード
◆遊んでみよう!
 
 ・1 ダウンロードしよう
 ・2 動かしてみよう
 ・3 キャラクターを追加してみよう
 ・4 拡張エンジンも使ってみよう
 
 
 
◆作ってみよう!
 
 ・1 画像をそろえよう
 ・2 簡単に動かしてみよう
 ・3 motion.lstを作ろう
 ・4 判定を設定しよう
 ・5 command.lstを作ろう
 ・6 < voice.lstを作ろう >
 ・7 enemy.lstを作ろう

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