ムーミンの谷へようこそ (3)
【7/25/2005】 Rafting thru the Middle-Fork Flathead River
【7/25/2005】 Rafting thru the Middle-Fork Flathead River
7/25 : River Rafting thru the Middle-Fork、晴時々曇
〜本日、休足日ナリ〜
Kalispell。
午前中、 ゆっくりウダウダと朝の準備をし、
K-Mart やら WALMART やらでラフティングに備えて買出しなんぞをする。
サンダルとか、 バスタオルとか。
しかし足首をしっかりホールドするタイプのサンダルが、
この夏の盛りだというのに意外なほど、 無い。
なんてこった。 どうした wholesale。
じきにR氏が20oz(591ml)ボトル1ダース$1.99 という破格の水を持ってくる。
なんてこった。さすがは wholesale。
あとで飲んでみるも、 何とも味気ない水。
よくよく見るとミネラルウォーターではなくて、 非常保存用の純水?
がしかし、のちにハイキング中に飲んだ彼は言う
「この水、今まで飲んだどのミネラルウォーターよりうまい気が。」
ホンマかいな。 純水だぞ、 ただの。
しかし歩きながら飲んでみると、 口あたりまろやかというか、 軽いというか、
確かに飲み易い。
要するに純水だから水の硬度でいうと超軟水っていうことだからだろうか。
そんなこた置いといて、 K-MART 向かいの Snappy Sports Senter に寄ったら、 特価コーナーに$10くらいで丁度良いサンダルが置いてあった。 ここでついでに安いアクセサリカラビナや、 そして日本では入手容易だがアメリカ・カナダでは滅多にお目にかからない、 スモールサイズ(110g)のLPGガスカートリッジも一緒に購入。 しかし何で北米ではこのサイズのカートリッジをほとんど扱ってないのだろう。 短期旅行にはこのサイズが最適サイズなのに。 何でもデカけりゃいいってもんじゃないのだ!! 飛行機には載せられないから、 現地で買うしかないんだから。 頼むよホント。
〜深碧の水面(みなも)を滑る〜
今回初めてラフティングなるものをやってみる。 選んだるはWest Glacier にショップ&受付を構える Glacier Raft Co. の 一番お手軽ポピュラーそうな Half Day Raft Tour。 準備や現地までの移動も含めて約3時間弱。 実際に水に浮かんでいるのは約2時間か。 タイミングの関係で正午発のツアーに申し込んでしまったため、 ランチを摂る暇なく参加。 日本人はさすがに僕ら以外はいないようだ。
ラフトは水に濡れること必至なので、 シャツの下に水着をはき、 買ったサンダルを履くのはもちろんのこと、 デジカメも車に残し、 防水用使い捨てレンズ付きフィルムをラフトに持ち込む。 が、進水の時、 手許を狂わせカメラが水の中へ...。 あっ、 という間もなくカメラはどんぶらこ〜どんぶらこと流れに持ってかれてしまった。 うわーいきなり大失敗!! しかし防水カバー付き使い捨てカメラ、 水に普通に浮くんですな。 我々のラフトの前に流れに出たラフトのガイドのにいちゃんがうまいこと拾い上げてくれ、 ツアーの途中で返してくれた。 助かった...
しかしロッキーからほぼ直接流れ出る、 透明度の高い深い碧色の水は本当に美しく、 ぼーっと流れを見ているだけでも贅沢な気分になってくる。 足を浸すと「チベテ〜ッ!!」。 念の為ショップで借りて(無料)着ていたスプレースーツだが、 さすがに日差しと水面からの照り返しで暑く、 すぐに脱いでしまった。 前半は静かな水面を滑るように平和に進み、 中盤あたりから "Bonecrusher" とか "Tunnel Rapid" とか 英語名忘れちゃったけど「毛が逆立った子猫の背中」みたいなのとか、 ユニークな名前の付いた瀬(急流)が適度な間隔で出現。 やっとラフティングらしくなってくる。 案の定、 水しぶきもガンガン。 そして話は映画「激流(Wild Stream)」の話題へ。 この映画知ってます? メリル・ストリープ主演の。 知らんかったけど、 この Middle Fork、 まさに今下っている流れのあたりでこの映画のロケ(の一部)が行われたんだそうな。 ガイドが「ケヴィン・ベーコンが逃げたのはあの岩」とか教えてくれる。 これはコラムのネタになるので帰国したら映画レンタルして見なければ。 しかし映画で使えるような大激流って感じでもないんだけどなぁ... (だってこんなファミリー向けラフティングをやるルートでっせ)
水の上は賞味2時間弱か。 最後はオフィスのある West Glacir に戻ってくる。 流れの澱んだ場所で飛び込みタイムなどもあったりして、 なかなか楽しめた川下りだった。
〜お疲れですか?〜
川下り後に、 West Glacier のレストランにて遅いランチを食べたあと、 GTTSをゆっくりと西から東へ横切り、 そのままカナダの Cardstone へ。 朝が遅かったせいか、 大したことしてないのに今日はこれで一日が終わる。 しかし、 また反省の弁に関連するエピソードになるが、 一応メリハリと体力の温存を考えて、 本日3日目は休足日、 そんでもって3時間弱のラフティングに参加したわけだったが、 GTTSを東へ抜けるにあたって絶景ポイントで立ち止まり、 車を出て景色を楽しみながらゆっくり走っていたが、 後部座席のAちゃん、 絶景ポイントに止まっても車から降りても来ない。 この3日でよほど疲労がたまってしまったか、 こんな日程を組んだボクに対して多少は無言の抗議の意味合いも含まれていたか(^^; ま、 休足日とは云え、 2時間以上も降り注ぐ太陽と照り返しの強い水の上にいたのもそれなりに疲れたのかも。
ところで忘れてたが、 確か初日の夕食に West Glacier のレストランに寄った際、 かわいらしい店員の女の子に声を掛けられる。 なんと日本人。 「日本語がきこえたので声をかけてみた」 とのことだったが、 その子、 なんとプロのネイチャーフォトグラファーの原田純夫氏の娘さんであった(情熱大陸で放送されたこともありますねこの人)。 そうそう、 West Glacier にプロの日本人動物カメラマンが住んでいる、 って話は前にきいたことがあり、 「うーん、日本人で Glacier National Park に一番詳しい人になるのはムリかぁ」(笑) と思った憶えがあるので印象に残っていたのだったが。 この娘さんは地元の高校に通っているとのことで、 ちょうど新学期が始まるまで、 夏の間(多分夜)ここでアルバイトしてるんだそう。 その後また会ったら、 せっかくだからこのウェブに掲載させてもらうためにも記念写真でもお願いしよう (←ミーハーだねしかし)、 と思ってたのだが、 夜に行かなかったせいもあり、 残念ながらまた会うことはなかった。