越境ハイク 〜 Glacier紀行2000・夏(前編) (1)
【8/25/2000】 往路: Glacierへの路
【8/25/2000】 往路: Glacierへの路
Day-0 (8/25) : 神戸-関空(移動)、晴 & SFO-DEN-GEG(移動)、 晴
〜らっきー! 無料アップグレード〜
関空6:00pm発を逆算すると家を2時には出なければならない。 が、 いきなり準備が30分遅れ、 更にバス停にて目の前でバスに行かれてしまい、 隣のコンビニに入っている間にもう一本逃すバカ。 このロスタイムが丸々効いて関空に着いたのは1時間前の5時。 HISのチケットカウンターには長い列。 観念して並んだらいきなり名前を呼ばれ、 優先的に手続きをしてもらう。 やっぱりかなり遅かったらしい。
更にチェックイン時に予想通りホワイトガソリン満タンのコールマンキャンプストーヴ2台が引っかかる。 ストーヴを置いていけ、 帰国時に引き取れというが、 ガスではないからその場で燃料を抜いて(ペットボトルが用意された)一件落着。 余談だがライターは機内持ち込み荷物に入れ換えろとのこと。 あそうなの? ちょっと意外。
出国手続きを終え、 飴など買いつつウィングへ急ぐと、 既にボーディングがかなり終わりに近づいており、 ここでも名前を呼ばれていた。バタバタ。 しかし、 ギリギリの時間に着いたのが今回幸いしてか、 機内に入るとBusiness Classにアップグレードされていた。 ラッキー。 初めて。
隣のおっさんもBusiness Classは初めてとのこと。 南米へ出張だそうだ。 メキシコ赴任経験がありスペイン語はある程度できるが英語はからきしダメだそうな。 キミはいくつだ? と訊かれる。 そうか、 うちの娘と一緒だ。 あいつもなかなか落ち着いてくれなくて親としてはねー、 器量が悪いのが云々かんぬん、 とか意味深な目で話をされ、 やんわりと流す。
San Francisco で入国審査が思いのほか早く終わったので、 どうもこれなら昼のSpokane 便に間に合いそうなので振り替えてもらいに UAL カウンターに行くと、 「ホントはダメなんですけどねー、 でも特別に振り替えてあげます」 などと恩着せがましいことを言われカチンと来る。 でも...あらもう荷物チェックインしてるからダメね。 ダメ。 仕方ない。あきらめて予定通りDenver経由でいくか。
Denver(DEN)-Spokane(GEG)便から見るMontana/Idahoの森。 妙な色の低い雲に覆われている。 よくみれば各所から Forest Fire が。 すごい。 情報はきいていたが、 このあたりは最近一ヶ月くらい雨らしい雨がなく、 Montana全域に "Fire Condition Extremely Danger" の警報が出ているそうだ。 そんでもって真下の森の各所から火の手が上がっている。 Glacierは大丈夫だろうか?
そうこうするうちに、黄昏のSpokaneの街の風景が窓から飛び込んでくる。 帰国したのはたった2ヶ月前だというのに、 何とも言えない郷愁のような感慨が胸に込み上げてくる。
at Midnight Spokane Station
〜相棒よぅ、 どこにいるんだー〜
Spokane 着。 感無量の空気。 19:07着予定が19:22着。 同行者は東京から既に昼過ぎには着いてダウンタウンの公園でフラフラしているハズ。 Baggage Claimで荷物を取り、 バタバタしているウチにダウンタウン行バスが出てしまいショック。 なんかバスには行かれっぱなし。 次のバスを待っていると集合時間8:00に間に合わないので、 タクシーを拾う。 日本のことを考えれば空港からダウンタウンまでこの距離を $15.00はメチャ安。 とはいえ、 バスはその1/10だが。 しかし後から考えてみれば、 結局Denver経由はムダだった。 飛行機の遅れとバス逃がしで時間がほとんど吸収されてしまった。 ゆっくり San Francisco からSpokaneに直接飛んでくればよかった。 アホや。
集合場所に指定しておいたダウンタウンの"PLAZA"に25分遅れて着くも、 既にいるはずの友人の影はない。 会社の Voice Mail をチェック。 メッセージなし。 友人のVoice Mailにメッセージ入れとく。 どうした、 どこへ行った?
"PLAZA"で21:30まで待つが、 友人現れず。 いきなり初日からコレかよ? 不安がよぎるも、 仕方ないのでここから歩いて10分程度のアムトラック駅に移動することにする。 最悪そこで出発時間(1:15am)には会える? まーアムトラックのチケット持ってんのはボクの方だしな、 会えなかったら一人で行っちゃお。
と、 駅への道中、 街中でいきなり向こうから荷物を引きずって歩いてくる友人を発見。 脱力。 集合8:00を18:00と間違えて、 2時間待ったがボクが来ないので駅に移動して Voice Mailチェックしたらボクのメッセージが入っていたので "PLAZA"へ引き返す途上であったらしい。
アムトラック駅は 10:00pmにカウンター営業開始。 荷物を預け、 ダウンタウンに繰り出す。 夜中12:30am頃まで街中のレストラン・カフェで腹ごしらえ。
1:15am定刻発。 念願だったアムトラックの第一印象は 「バカデッカ〜い」。 COACH Sheet は、 ただのリクライニングシートだった。 それでも眠れる、 時差ボケも手伝って。 ちなみにダウンタウンの駅を出て、 ボクの住んでいたあたりを抜けて、 街を出るまでゆっくり1時間近くかけて走る(車なら15分程度)。 寝静まる夜の街への配慮らしい。