人工内耳友の会−東海−
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平成11年1月31日

人工内耳友の会−東海−懇談会兼新年会のご報告
水口元一:正会員
(この報告は人工内耳友の会[ACITA]会報に投稿したものです。)


 平成11年1月31日(日)の午後1時から、愛知県社会福祉会館の3階ボランティア学習室において、懇談会兼新年会が開催されましたのでご報告致します。
 当日はさいわいよいお天気で、飛び入りの参加者も多く、出席者は合計で87名の大盛況でした。要約筆記(&PC要約筆記)の方6名を含めると93名の方が狭い部屋に集まったことになり、座る場所がなく、イスだけでテーブルなしの方もおられました。(来年はもっと大きな部屋を確保しなくては)ちなみに、去年は60名でした。
 滝本守さんが司会を担当して、最初の30分で東海支部の総会を行い、谷口六郎会長が事業計画の実施報告、同計画案の承認、松田法夫副会長が会計収支の報告、同予算案の承認と進み、人工内耳友の会[ACITA]小木会長の挨拶を水口が代読しました。
 その後、日本コクレア社の甘佐格司さんが「人工内耳の最新情報」を、大津赤十字病院耳鼻咽喉科STの中竹美津子先生が「人工内耳のリハビリテーション」を、名古屋大学医学部大幸医療センターの服部琢先生が「聞こえのしくみ、聞こえなくなる理由」を、大津赤十字病院耳鼻咽喉科部長の伊藤壽一先生が「人工内耳の適応の変化」を、それぞれご講演されました。いずれも素晴らしい内容で、さっそく「東海ホームページ」に掲載しましたので、インターネットを利用できる方は是非お読み下さい。
 また、アトラクションとして、会員の坂井明子さんと4人の仲間の方より素晴らしいフラダンスを5曲も披露していただき、盛大な拍手を浴びて、可愛い子供の会員たちから、花束を贈られました。耳の聞こえない者が、音楽に合わせて踊るのも大変なことなのに、フラダンスの優雅で華麗な動きをマスターされたその努力に、全員が感銘を受けたことと思います。
 また、今回は子供の装用者の会員が増えてきて、難聴児を持つ親さんの関心が非常に高まっていることから、「子供の分科会」の時間を設け、服部先生に別室で質疑応答を担当していただきました。子供さんと親をあわせて、30人以上の方が「子供の分科会」に出られたと思います。東海支部の方針としては、今後は自分達大人のことよりも、未来を担う子供たちのために力を尽くしたいと考えています。

 また、講演の途中に地元の中日新聞社から取材があり、水口と松田さんが対応して人工内耳友の会の説明をしたところ、翌日の朝刊に小さい記事が掲載されました。
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「人工内耳友の会」東海支部が総会       名古屋
 「人工内耳友の会東海支部」(谷口六郎会長)の定例総会が三十一日、
名古屋市中区丸の内の県社会福祉会館で開かれ、会員ら約八十人が出席した。
 同支部は昨年一月、東海三県在住の中途失聴者ら五十人で設立。
 この日は、過去一年間の会計報告や今年の活動計画などについて話し合った。
続いて、人工内耳手術を多く手がけている大津赤十字病院の伊藤寿一・耳鼻
咽喉科部長らが、同手術の効用などについて講演した。
 同支部の水口元一事務局長は「手術を受けた会員は楽しみながらリハビリを
続けることが大切。今後も定期的に勉強会や交流会を開きたい」と話していた。
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 今回はPC要約筆記を全面的に活用して、よりよい情報保障を目指すように努めましたが、まだいろいろと反省する点は多かったと思います。
 最後になりましたが、ご多忙の中をご講演を頂いた先生方、コクレア社、ボランティアの皆様、フラダンス・チームの皆様、有り難うございました。厚くお礼を申し上げますとともに、今後ともよろしくお願いいたします。



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