Star Trek the Next Generation 7th season


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ボーグ変質の謎 パートII
Descent, Part II

第7シーズン 第153話
宇宙暦:47025.4

ロアの仲間になってしまったデイタ。エンタープライズに襲い掛かるボーグ艦。そして懐かしいボーグとの再開。ストーリーはめまぐるしく展開する。

ボーグ変質の謎 パートII-あらすじ-


上陸班がボーグと戦っている間、ビバリー・クラッシャーがエンタープライズの指揮する。彼女は以前のエピソードで自らが開発に貢献した位相変換シールドを利用した作戦を実行する。また、恒星のコロナを利用して敵の艦を破壊するという戦法は、まさに、ウォーフの弟カーンがクリンゴン内戦 (「クリンゴン帝国の危機」) 時に採ったものと同じである!

エンタープライズを救うために彼女の選んだ戦法は、疑いなく女性らしいものだ。まずビバリーはエンタープライズを恒星のコロナの影に隠し、そして、恒星の表面に攻撃を加えフレアを起こさせた。この間接的に敵を倒す戦法は、女性の作戦能力を見くびっている男性には大きな教訓となるだろう。ちなみに、はじめて位相変換シールドのコンセプトが登場したのは 「新亜空テクノロジー 超フェイズシールド」 である。

監督:Alexander Singer
Cast
ブルー: Jonathan Del Arco
クロシスCrosis: Brian Cousins
ゴバル: Michael Reilly Burke



ボーグ変質の謎 パートII


ボーグたちを見下ろし、「目覚ましい進化だ」と勝ち誇ったように言うロア。デイタはロアに感情を与えられていた。ロアのほうはデイタの感情チップをつかっているらしい。デイタはピカードの命令にはもはや従わず、ロアに服従してしまっている。ロアはブルーがボーグに戻ってきた時の混乱に乗じてボーグをまとめあげたのだ。今のボーグたちはデイタとロアを理想的な人工生命体として崇めているという。ピカードたちはボーグたちに拘束されてしまった。

軌道上のエンタープライズではビバリーの指揮の下、なんとか惑星上の様子を探ろうとしていた。人手不足のため、ビバリーの補佐にはテイトという女性の少尉があたっている。ライカーからの依頼を受け、ピカードに通信を入れるが、応答はない。その時、こちらに向かってくるボーグ艦の存在が観測された。ビバリーは上陸班を回収させはじめた。ライカーたちは引き続き惑星に残り、ピカードの捜索を行う。あともう少しで回収が終わるというところでボーグ艦は攻撃を開始した。ビバリーは仕方なく防御スクリーンをはり、攻撃を加えつつ、惑星軌道上から離脱した。しかしボーグ艦にはエンタープライズを追跡してくるつもりはないようだ。惑星に残されたライカーは部下に指示を与え、不安な面持ちでウォーフと今後のことを話していた。

小部屋に連れて行かれたピカードはなんとかデイタを説得しようとしていた。だがデイタは「エンタープライズにいた日々は無駄だった。あやうく道を誤るところだった」と小馬鹿にしたように答える。ディアナに憎しみや怒りの感情しか感じられないと指摘されると、デイタは「感情にはプラスもマイナスもないのだろう」と切り返す。デイタはジョーディに銃を突き付け、バイザーを取りあげてしまった。そして「もうお前たちの人形じゃないんだ」と言い捨て、部屋の入り口にフォース・フィールドを張り、立ち去った。

エンタープライズは連邦の宙域に戻らなかった。ブリッジに下級士官が集められた。テイト少尉に代わり、バーナビー大尉がビバリーの補佐を行う。ビバリーは退出しようとするテイトを呼び止め、科学ステーションの指揮を任せた。そして連邦司令部への連絡のため発振ブイを発射し、再び惑星近くまで戻るよう命じた。軌道上にはボーグ艦の姿はない。おそらくボーグ艦がエンタープライズの存在を察知してから攻撃を開始するまで39秒。ビバリーはその30秒を使って惑星を盾にしながら軌道上に侵入、そしてぎりぎりまでねばって上陸班を回収する作戦を開始した。

惑星上ではライカーとウォーフがピカードたちの残留体温をセンサーに捕らえていた。これをたどればピカードたちを発見できるはずだ。
例の建物の中ではデイタがロアにバイザーを手渡していた。ロアは「なぜバイザーを取り上げる必要があるのか」というデイタの質問には答えようとせず、「ピカードたちをモルモットにすれば実験が完成するんだ」とデイタに語る。クロシスが一人のボーグを連れてきた。そのボーグは感情に対処しきれず、また自分の中に疑いの念が芽生えてきたことを認める。ロアはもっともらしく「君が必要なんだ」と語り掛け、そのボーグは改めてロアに忠誠を誓った。ロアはデイタに目配せをし、デイタも小さく肯いた。

ジョーディはロアの狙いを察していた。ロアはジョーディのバイザーを使えばロアがデイタに送っている信号を見ることが出来ることを知っていたのだ。またデイタは倫理プログラムを停止させられているに違いなかった。ジョーディの予測ではうまくケディオン・パルスをデイタに送ることが出来ればデイタと意志の疎通が出来るはずだ。そこまで話した時、デイタが部屋に入ってきてジョーディを連れていってしまった。
ピカードたちの痕跡をたどっていたライカーたちはボーグたちを発見するが、すぐに取り囲まれ、洞窟のような場所に連れて行かれてしまう。洞窟の奥の方から出てきたのは、あのブルーだ。「ライカー副長!どうしてここにきたのだ。また我々を苦しめようというのか」とブルーは言った。

ブルーはライカーたちのせいでボーグは混乱し、ロアによる支配を受ける事態に陥ったと責める。ボーグたちには混乱を収め、導いてくれる支配者が必要だったのだ。ブルーは人体実験を受けたボーグたちを指差し、「ロアは約束を守るつもりはないことに気がついた」と続ける。ブルーは「友達」のジョーディが建物の中に囚われているとライカーから教えられるが、「助けてやることは出来ない。自分たちが捕まってしまう」と言う。だが、ブルーはこの洞窟があの建物の下につながっていると教えてくれた。

建物の中ではジョーディがベッドに寝かされていた。デイタはピカードの声色を真似してジョーディをからかう。デイタはジョーディの脳を研究し、やがては人工的な神経線維に置き換えようとしていた。「三人いれば一人くらいは成功するだろう」とデイタは笑う。
「誰か来て!!」と叫ぶディアナ。床にはピカードが倒れている。「もしピカードが死ねばロアに責められる」と言われた見張りのボーグはフォース・フィールドを解除した。ボーグがピカードの様子を見ようとかがみ込んだ時、ピカードを起き上がる。ピカードに首の辺りのパイプを引き抜かれたボーグは機能を停止した。ピカードたちはそのまま部屋から出て行こうとするが、ちょうどジョーディを連れたデイタたちが戻ってきた所で、また部屋に閉じ込められてしまう。ピカードはボーグの体から通信機を奪いとることに成功していた。ピカードはジョーディの指示を聞きながら通信機をケディオン・パルスを発生できるよう改造しはじめた。

エンタープライズはワープ航法のまま惑星に接近、周回軌道に入った。予想されていたとおり隠れていたボーグ艦が接近、攻撃を加えてきた。ダメージを受け、ビバリーは仕方なくライカーたちを発見できないまま軌道を離れるよう命じた。船体への被害は少なかったが、推進システムはかなりひどくやられていた。通常エンジンでは逃げ切れないと悟ったビバリーはエンタープライズの進路を恒星へ向けさせた。驚くテイトたち。
エンタープライズは燃えさかる恒星へ接近していく。それに伴い船体温度は次第に上昇していった。ビバリーは超フェイズ・シールドの使用を指示する。まだ完成していないシステムだがこれ以外に方法はない。シールドが作動すると船体温度は下降しはじめた。喜ぶ乗員たちと対照的にビバリーは「いつまで持つのかしら」と心配していた。

ピカードは通信機の改造を終え、フォース・フィールドに接触させた。その時、デイタはジョーディの脳細胞を除去しようとしていた。ケディオン波が効いたのかどうかはわからないが、デイタは実験を中断した。
デイタはロアのところへ行き、「実験はまだ時間がかかりそうだ」と伝えた。そして「私は彼らを裏切ってしまった」ともらす。それを聞いたロアはデイタの変調に気付き、「調べてやろう」とデイタに言う。デイタが「自分で解決すべき問題だ」と断るとロアは「やっぱり失敗したか」と言い、自分の爪をはがし、隠してあった装置を操作しはじめた。デイタの顔が苦痛に歪み「感情がほしい」とロアに訴える。ロアはニヤリと笑い、「ちょっとだけだぞ」と言いながら再び装置を操作した。デイタの顔から苦痛が消えた。「これで迷いは消えただろう」とロアが尋ねるとデイタは「ああ」と怪訝そうな表情もまま答える。デイタが去った後、ロアはクロシスを呼び、デイタの監視を命じた。

エンタープライズは恒星のコロナの中に留まってた。フェイズ・シールドはあと数分しか持ちそうもない。打開策を検討しはじめた時、テイト少尉が恒星のエネルギーを励起させ、それを利用してボーグ艦を破壊してみてはどうか、と提案した。バーナビー大尉は危険な賭けに躊躇するが、テイトは自信たっぷりだ。ビバリーはその提案を実行に移す。やがてコロナが噴出し、ボーグ艦は爆発した。ビバリーは艦を惑星に戻させた。

惑星。ジョーディは苦痛に苦しみ、このままでは死にかねない。ピカードはデイタに連れ出された。ピカードはデイタを説得しようとし、デイタもかなり動揺していた。だがロアが部下のボーグたちと共に現れ、邪魔をする。ロアは「ピカードを殺せ」とデイタに命じた。デイタはピカードにフェーザーを向けるが、発射できない。ロアはデイタを拘束させる。そしてロアは「お前たちに犠牲を強いてきた。今度は私が大きな犠牲を払おう」と言い、デイタに銃を向けた。その時、いつのまにかボーグたちのなかに紛れ込んでいたブルーがロアの腕に飛びついた。物陰に隠れていたライカーやウォーフも攻撃を開始し、広間は大混乱になる。広間から逃げだそうとするロアに気がついたデイタは後を追いかけた。

ロアは実験室に入り、コンソールを操作していた。ロアは一緒に逃げようとデイタを誘う。「兄弟なんだ。感情チップも返してあげてもいいぞ。チップには記憶もインプットされている」とロアは言い、デイタが躊躇している隙に爪の装置を操作し、デイタに苦痛を与えた。ロアはデイタに襲い掛かろうとするが、デイタに銃で撃たれてしまった。デイタは椅子に倒れこんだロアに近寄り頭部を開ける。「私がいなければ感情を手に入れることはできないんだぞ」とロア。デイタは「わかっている」と言いながら作業を続けた。ロアは「兄さんはお前を愛している」と言い残し、動作を停止した。

広間ではボーグたちとの戦闘が終了していた。ライカーが「どうして助けてくれたんだ」と尋ねるとブルーは「エンタープライズと遭遇して良かったと思ったんだ」と答えた。
エンタープライズは最寄りの宇宙基地に向かっていた。デイタは自分の部屋でじっと感情チップを見つめていた。ジョーディがやってきた。デイタは惑星でジョーディにしたことを詫びた。「チップは破損してしまったが、感情よりも君との友情のほうが大切なんだ」とジョーディに言うデイタ。ジョーディは「一生の夢をふいにしては友人失格だろう?いつか使えるようになるさ」と言い、チップを受け取った。




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