Star Trek the Next Generation 6th season


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新亜空テクノロジー 超フェイズシールド
Suspicions

第6シーズン 第148話
宇宙暦:unkwown

すべての種族が熱望する新技術を開発したフェレンギ人が殺された。そして、彼の死を調査するクラッシャーの立場が危なくなる。

新亜空テクノロジー 超フェイズシールド-あらすじ-


ャーのとっさの機転が彼女の命と科学者の名誉を救った。「ボーグ変質の謎 パートII」での素晴らしい戦闘シーンでは、この防御技術が応用されエンタープライズを救うことになる。

監督:Cliff Bole
Cast
ジョルビル: James Horan
レーガ:Peter Slutsker
カラック: Tricia O'Neil
トゥーパン:Joan Stuart Morris
クリストファー:John S.Ragin



新亜空テクノロジー 超フェイズシールド


ビバリーがため息をつきながら部屋に戻ってきた。少し遅れて、ガイナンが訪ねてきた。ジョーディとテニスの試合をして腕を怪我をしてしまったという。ビバリーは迷惑そうな顔をし、「医療室でみてもらって。もうこの艦の船医ではない」とガイナンにいった。
ビバリーはこのまま艦を降り、審問会を受けることになっているらしい。ビバリーは話をしながらガイナンの腕を診察した。ビバリーは首になった経緯を話しはじめた。
亜空間テクノロジー学会でフェレンギ人が発表した超フェイズシールドに興味を持った彼女は、エンタープライズで説明会を開いたのだ。この技術は革新的だが突拍子ないもので、エンタープライズを訪れた科学者はわずか四人だった。クリンゴン人の女科学者チュラク、バルカンのツゥパー、彼女の夫であるクリフトファー、タカラ人のジョブリル、そしてフェレンギのレーガ。皆一癖も二癖もありそうだ。レーガの理論が実用化すれば惑星のコロナや放射能を防ぐことが出来るはずだが、出席者たちも信じきっていない。実際にシャトルに実験装置を積み込み、惑星のコロナに突入するデモンストレーションが行われることになった。ツゥパーはレーガがパイロットになることに反対し、立候補したジョブリルがその役を努めることになった。

レーガはビバリーの協力に感謝していた。そしてビバリー自身も今回の仕事に遣り甲斐を感じていた。そしてデモンストレーションが始まった。
シャトルがエンタープライズを発進し、コロナに接近したシャトルの周りに超フェイズシールドが張られた。はじめは順調でシャトルはコロナに突入した。だがシャトル内のジョブリルの様子がおかしい。放射能の影響が激しくなり、苦しんでいる。ジョブリルはなんとかシャトルを反転させ、コロナから脱出した。レーガの実験は失敗に終わった。
収容されたジョブリルは医療室で手当てを受けた。しかし「太陽を見た」とうめくように言い、ジョブリルは死んだ。

ビバリーはジョブリルの死が納得できないとガイナンに言う。自分が任務に送り出した人間が死んでしまったことが受け入れられないのだ。検死解剖の結果、タカラ人の体の構造が非常変わったものであることがわかった。彼らのからだには複数の器官があり、一部が死んでも他の器官がそれをカバーするはずだ。ジョブリルの体の細胞はまだ大部分が生きている。なぜ死んでしまったのか?ピカードは納得できない様子のビバリーを慰める。
ジョーディやデイタ、そしてレーガはシャトルを検査していた。だが異常は発見されず、なぜ事故が起ったのかわからない。納得できないのはレーガも同じだった。

ビバリーは科学者を呼び集め、今回の集会を終わらせると宣言した。もう一度チャンスをくれというレーガ、批判的な科学者たち。レーガは悔しそうに出ていった。そしてビバリーが彼を見たのはそれが最後になってしまった。
レーガの死体が発見された。彼の手にはプラズマインフェーザーが握られていた。一見自殺にみえるが、真相は解剖してみなければ分からない。ビバリーは他殺だと疑っていた。ピカードのもとを訪れたビバリーは自分の考えを説明する。だがピカードはフェレンギの習慣で剖検はできないとくぎをさす。

医療部に戻ったビバリー。再びトリコーダーでレーガの死体をスキャンするが何もわからない。ビバリーは科学者たちから話を聞きはじめた。手始めにツゥーパ夫妻に質問するが、予想通り怒らせてしまう。ただレーガとチュラクが言い争いをしていたということ聞き出した。チュラクの元を訪ねていくと彼女はレーガの研究資料を見直していた。彼女はビバリーの挑発的な言葉に我を失い、ビバリーを殴り倒す。だがビバリーの怯まぬ態度に根負けしたのか、レーガが破壊工作の痕跡を発見していたことを話してくれた。医療部に戻ったビバリーは死体保管庫をあけ、ある決心をした。

ビバリーは重い足取りでピカードの部屋を訪れた。独断で行った剖検の結果、何も明らかにならなかったのだ。今度ばかりはかばいきれないとピカードは言う。ビバリーは「そんなつもりはない」と言い、部屋を出た。
「バック&ボレーよ。」それが原因でひじを痛めたと言うガイナン。関係ないテニスの話をされかっとなるビバリーだが、ガイナンに「頭にきている暇があったら行動したら?犯人は艦内にいるんでしょう?」と言い返され、はっとする。
ビバリーはあと一日で退艦することになっていた。彼女がシャトル格納庫へ行くとデイタが問題のシャトルを調査していた。彼の話によれば、超フェイズシールドが作動しているときでなければ、破壊工作を行うことは不可能らしい。ということはそれが出来るのはジョブリル自身しかいない。もう一つの可能性はエンタープライズから何者かがフェイズイオンパルスを発射しテトリオンフィールドを一時的に降ろすという方法だ。もしそうならジョブリルの体にテトリオン放射の痕跡が残っているはずだ。

通路を歩くビバリーはライカーに呼び止められ、励まされ、そして艦を降りる前に騒ぎを起こせば取り返しがつかなくなると注意される。だがビバリーの決意は固い。
医療部で資料に調べようとするが、退役扱いのビバリーにはフェイルのアクセスが出来ない。頭を抱えていると、看護婦のオリサ・オガワが代わりにアクセスしてくれた。
ビバリーはジョブリルの死体を調査した。やはりテトリオン放射の痕跡があった。だがこれだけでは犯人への手がかりにはならない。「確かめる方法は一つね」そう言うとビバリーは医療室から出ていった。

ブリッジではピカードとディアナがビバリーのことを心配していた。するとデイタがシャトルが発進したと報告する。パイロットはビバリーだった。ピカードの問いかけに彼女は「仮説を証明する」と答えた。
彼女は帰還せよと命じるピカードの声にも耳を貸さない。シャトルはコロナに接近していた。彼女はレーガの超フェイズシールドが完成していると確信していた。
シャトルはコロナに突っ込んだ。シールドは順調に作動している。自分の予想が正しいと知り、喜ぶビバリー。とつぜん通信は途切れてしまった。

シャトルの中ではビバリーがエンタープライズに呼びかけ続けていた。すると後方の荷物室からフェーザーを構えたジョブリルが現れ、「通信システムは作動しない」と話し掛けてきた。彼は仮死状態を装っていたのだ。ジョブリルはシャトルが爆発したと見せかけ、シャトルごとタカラ星に逃げようとしているのだ。ビバリーは隙をついてシャトルを惑星に降下させる。シャトルが大きく揺れ、ジョブリルの落としたフェーザーを奪ったビバリーは、ジョブリルを消滅させた。そしてあわててシャトルのコントロールを回復させた。

ブリッジではビバリーの乗るシャトルから発せられた亜空間シグナルを受信し、シャトルのエンジンに異常が起ったと思い込んでいる。ピカードが探索を命じたとき、ビバリーから無事を伝える通信が入った。

医療部への復帰を認められたビバリーはテンフォワードを訪れ、ガイナンにラケットを贈った。ガイナンは「ありがとう、でもテニスしたことないの」とすまなそうに言い、二人は笑いあった。




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