Star Trek the Next Generation 6th season


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呪われた妄想
Frame of Mind

第6シーズン 第147話
宇宙暦:467783.1

エンタープライズの演劇施設、極秘任務、異星人たちの精神障害者の収容施設。なにかがおかしい。だがライカーには、はたして自分が正気なのか確信が持てなかった。

呪われた妄想-あらすじ-


ライカーのこめかみを流れる一筋の血。それが幻覚と現実をつなぐ鍵だった。

監督:James L.Conway
Cast
Dr.サイラス: David Selburg
メイバック: Gary Werntz
看守:Andrew Prine



呪われた妄想


ライカーとデイタが劇の練習をしている。舞台はどこかの精神病院、ライカーが患者で、デイタは医者だ。ライカーはなかなか熱の入った演技をしている。台詞を間違えてしまったライカーが「やりなおそう」と言うが、ビバリーに止められる。
ライカーは台詞の練習をしながらターボリフトに向かって歩いていく。リフトの扉が開き、中から出てきた仕官とぶつかってしまう。ライカーはなにか附に落ちないものを感じ、通路の奥に消えていく仕官を見つめる。
ライカーはピカードからティルナスIV号星に潜入し、捕まっている惑星連邦の調査員を救出任務を命じられた。笑いながら「芝居に出られませんね」と言うライカーに、ピカードは「そんなことはない」と笑いかえす。

ライカーはウォーフとともに潜入に関する打ち合わせ(正確にはウォーフからアドバイスを受ける)を行った。ライカーは商人に変装することになっていた。小剣をうまく扱えなければ疑われてしまうということでウォーフから見本を見せられるが、集中していなかったライカーは、顔を切ってしまう。
ライカーは医療室へ行き、傷の手当てを受けた。しかし傷口はふさがったものの、痛みは消えずビバリーに不思議がられる。そこへ機関部から怪我をしてしまった男が運び込まれてきた。彼と目が合ったライカーは、なぜかぎょっとしたような顔をし、出ていってしまった。

テンフォワードではライカーがディアナに明日行われる予定の劇「心の光景」の練習を始めてから常に誰かに見られているような気がすると打ち明けていた。ディアナは「役に入り込んでいる証拠だ」と彼はなだめる。ライカーはふと誰かの視線を感じ、振り向いた。すると先ほどターボ・リフトでぶつかった仕官が彼の方を見ていた。男はライカーと目が合うと席を立ち、出ていってしまった。ライカーは男のことをディアナにたずねるが、彼女は男のことをしらなかった。
ライカーとデイタの劇が上演されている。無事に終わり、ピカードたちの拍手喝采を浴びる二人。お辞儀をしたライカーが頭をあげると、例の男がピカードのとなりで拍手をしている。ライカーは幻を振り払うように再び頭を下げた。ふと気が付くと、ライカーはその男と二人きりになっていた。さっきまであった舞台装置はなくなり、正確には舞台装置そっくりな部屋の中にいた。さっきまで医者を演じていたデイタは例の男と入れ替わり、ライカーに「君とは長い付き合いになりそうだ」と告げた。

男は、ここは船の中ではないと説明する。ライカーはなぜか自分の名前すら思い出せなかった。男はサイラスと名乗り、「妄想から覚めはじめた証拠だ」と説明した。
さらにサイラスは、ここがティルナスの精神治療施設の中だと続ける。ライカーが自分がここに要る理由を尋ねると、彼は「また今度にしよう」と答え、出ていってしまった。
一人残されたライカーは部屋の中を調べまわるが何も見つからない。そして鏡に映った自分の顔をしげしげと眺めていると、看守から外出許可が出たと知らされる。

個室から連れ出されたライカーは、他の収容者たちの集まる共同作業所に連れて行かれた。看守が離れ、ライカーが居心地悪そうにしていると1人の女が近づいてきた。彼女はU.S.S. ヨークタウンの副長ブルームと名乗り、この施設にはU.S.S.ヨセミテの乗員たちも収容されていること、密かにコミュニケーターを作り出すことに成功したと話す。だが、彼女が袖口から取り出して話し掛けたのは、ただのスプーンだった。彼女は看守が近づいてくることに気づくと立ち去っていった。看守はライカーが殺人を犯し、ここに収容されたと説明する。看守の言葉を信じられないライカーは取り乱し、看守に飛び掛かっていく。が、すぐに取り押さえられ、薬剤を注射されてしまった。

ライカーは油汗を流しながらベッドから飛びおきた。すべては夢だったのか?彼はエンタープライズの中にいた。不安そうにあたりを見回すライカー。
芝居の準備をしているライカーは、ビバリーに夢のことを打ち明けた。そして、劇が始まった。ライカーはサイラスが舞台装置の奥から舞台を覗いていることに気づく。呆然とするライカーは台詞をとちってしまう。客席のビバリーに「続けて」と言われ、なんとか続けようとするライカーだが、今度は観客たちが消えたかと思うと、ピカードのとなりにサイラスが現れた。ライカーは客席に降り、「お前は誰なんだ」とサイラスに掴み掛かっていった。男は迷惑そうに「大尉のスナーですよ」と答えた。ライカーは取り押さえられ、医療室に連れて行かれた。ビバリーは「きっと練習疲れよ」と彼を慰める。ライカーは夢の中で薬物を注射されたことを思い出し、ビバリーに検査してもらうが、体内から薬物の痕跡は発見されなかった。

通路を歩きながらライカーはたち。ディアナは彼を慰めるが、デイタは「精神の崩壊していく様子がよく表現されていました」と誉め、ライカーの直面している事態をまったく理解していない様子。突然、ライカーの耳にサイラスの「治療を再開しなくては」という声が聞こえてきた。ライカーがターボリフトに乗り込み扉の方へ向き直ると、そこはターボリフトの中ではなく、ティルナスの収容所の一室だった。目を閉じて幻なんだと自分に言い聞かせるライカー。目を開けるとエンタープライズの通路に立っていた。不安そうに通路を歩いていくと、スナー大尉( サイラス)が立っていて「あなたは異常者なんかじゃない」と話し掛けてきた。逃げるようにその場を立ち去り、自室に入ると、そこは収容所の一室だった。「ここから出してくれ。」ライカーは力なく頭を抱える。

ライカーはサイラスに助けを求め、エンタープライズでの出来事が幻だったと認める。サイラスは「よい徴候だ。だが二三日中にライカーの記憶を引き出せなければならない」と告げる。そして投影療法と人格の再形成のいずれかを選べと言われたライカーは、投影療法を受けると答えた。
ライカーに対する投影療法が開始された。装置からスキャン光線が発せられた。すると部屋の中にディアナが現れ、彼が収容所に連れてこられるまでの経緯を説明しはじめた。さらにウォーフ、ピカードも現れ、説明を続ける。そしてスナー。サイラスの話ではスナーはこの施設の最高責任者だという。ホロ映像のピカードたちはライカーに向かって「だまされるな」と訴える。だがライカーは「俺にかまうな」と絶叫する。ホロ映像は消えた。サイラスは「大きく一歩前進したな」と満足げにうなずく。

憔悴しきったライカーが共同作業所で食事を取っていると、看守の制服を着たビバリーが近寄ってきた。彼女はもうじき助けがくると一言いうと去っていった。
個室でライカーが横になっていると、突然ドアがこじ開けられ、デイタとウォーフが飛び込んできた。二人に部屋を連れ出されたライカーは大声で看守を呼んでしまう。駆けつけてきた看守はデイタたちに銃を突き付けた。デイタたちは隙をみて看守を殴り倒すと、ライカーを捕まえ、エンタープライズに帰還した。
医療室に連れ込まれたライカーはピカードたちから事情を説明された。気が付くとライカーの額から一筋の血が流れてきた。ウォーフから剣の扱いかたを教わっているときにできた傷だ。ビバリーが傷を治療するが、すぐに血が流れ出してくる。ライカーは「幻だ」と叫び、ウォーフのフェーザーを奪う。そしてピカードたちの制止を振り切り、自分に向けて引き金を引いた。

鏡が割れるようにエンタープライズの光景が消え去った。ライカーは手にフェーザーを持ったまま、サイラスたちと収容所にいた。これも幻か?サイラスはライカーの持っているフェーザーは幻だと言う。ライカーは自分の勘を信じ、フェーザーの引き金を引く。周りの景色が崩れ去り、今度はサイラスとともにエンタープライズの劇の舞台に立っていた。
ピカードたち観客はじっとライカーを見詰めていた。ライカーは「お前がすべての原因だ」とサイラスに告げる。サイラスが「まだ幻は作れるが、もう逆らうな」と答えると、ライカーの額から血が流れ始めた。サイラスの嘘を見破ったライカーはサイラスを突き飛ばした。舞台装置も、サイラスも、そしてライカーも消えてしまった。

ライカーは暗い部屋で頭部に何かのチューブを付けられてベッドに寝かされていた。部屋の中にはサイラスともう1人のティルナス人の助手、そしてテーブルには彼が潜入したときに持ってきた商人の剣とコミュニケーターを組み込んだネックレスが置かれていた。ライカーが意識を回復しはじめたことに気づいたサイラスは慌てて薬を増量しようとする。ライカーはベッドから飛びおき、近づいてきた助手を殴りたおすとネックレスをつかみ、エンタープライズに緊急転送を命じた。

ビバリーの治療を受けたライカーの精神様態は回復した。ティルナス人はライカーから連邦との交渉に有利な情報を引きだそうとしていたらしい。ピカードから「早く休め」と言われたライカーは「やりたいことがある」と答え、そして1人で舞台へ行くと装置を壊しはじめた。




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