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あれは、もう9月も半ば、残暑の暑さが続く中で久しぶりに雨が降っていた日のことでした。

いつものように郁美を2時過ぎにお昼寝をさせ、その日は珍しく私も一緒に郁美の横でお昼寝をしていました。
のんびりとした一日を過ごすことに幸せを感じつつ、スヤスヤと二人肩を並べて仲良くお昼寝…zzz…

しかし、その幸せは、突然感じた直感で裂かれることとなりました・・・。

3時過ぎ。ハッと目を覚ました私。異様に目が冴えて、目を覚ました瞬間に「産まれる!」と感じたのです。不思議と「あっ!もうすぐ破水しそうだ!」と思ったのです。「ウソみたいに本当にそう感じた」私は、とりあえず横で寝ている郁美を起こさないように入院準備を始めようと起き上がった・・・瞬間!

ばちんっ!
という音と共に股からザパーッと生温かいものが…!!
うおおおおおーーーーっ!!!!
これは間違いなく破水だぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!
郁美の時の破水はおもらし程度で破水だと後で気がつくぐらいだったけど、今回はレベルが違う!!止めようにも止まらない!!
後から後から生温かいものが出てくるのだ。

慌てて近くにあったバスタオルを股に挟み、トイレに駆け込む私。
生理用のナプキンをあててはみたものの、全く意味なし。あっという間にビショビショに。
「これはホントにマズいぞ!」と私の両親が働いているところへ電話をして車で来てもらうことに。車で10分ぐらいの距離だったのが幸いだ。
病院に電話をかけている間も破水は止まらず、ナプキンが役立たずになった時点で着ていたTシャツを脱いで股に挟んで今度はお風呂場に駆け込む私。
はたから見るとなんとも情けない姿である。

足の開き具合はまるでエリマキトカゲ。(笑)
ブラジャー一枚というのが笑いを誘う…。
お風呂場で破水が止まるのを待って部屋に戻り、着替えをしている途中で両親が到着。
その時郁美はお昼寝から覚めましたが、「???」という感じ。泣きもしないし、ただキョトンとしてワタワタしている私を寝ぼけ眼で見ているだけ。

それから父親の運転する車で病院へ。郁美は母親にまかせて。
その日は雨降りで、道が混んでいるかと思って心配していましたが、思ったよりも空いていて15分ぐらいで病院に到着。その間、破水は止まっていて陣痛もなし。本当にさっきの破水だったのか?という疑問が頭をもたげる…。

前回の破水がおもらし程度だった。
もしかしら、今回のはホントにただのおもらしだったりして…。うっ。
診察をして荷物を運んでもらってから父親は帰って行った。「オレがいたってしょうがないだろ」という理由で。
うーん…。でもちょっと心細かったりして。郁美の時はひろくんが一緒だったしね。
もしかしたら今度は赤ちゃん誕生の瞬間には身内が誰一人いない出産になるかも。さびしーなー・・・。

陣痛はないけれど、どうも赤ちゃんはかなり下がってきているらしい。破水もかなりの量だったし。結局そのまま様子を見ることに。
分娩室の隣にある手術室のベッドで休んでいてください、と言われ一人寂しく横になっていた。分娩室のベッドが空いていないらしい。

しかし暫くすると、分娩室のベッドが空いたのでそちらに移るように指示があり、私はそっちへ移動したのです。結局さっきまで分娩台で頑張っていた人は陣痛が遠のいていってしまい、病室に戻ったようなのだ。辛いよなー、陣痛が長引くのは…。だって痛いもん、アレ。

そして私は分娩着に着替えて心拍をとる装置につながれて分娩室に一人残された。この装置はナースステーションにつながっているので、何か変化があれば助産婦さんが飛んでくるという仕組みらしい。
郁美の時はそれを知らずに、助産婦さんがいなくなると不安になって必要以上に「ウンウン」と唸っていたっけ(笑)。

―――時計を見るとまだ4時ちょっと過ぎ。
破水してから1時間ちょっとしか経っていなかった。
変化は5時過ぎにやってきた。
陣痛だ!!!
突然、キリキリキリ・・・と下腹部が痛み出した。

こ、これは間違いなく陣痛だわ!タラリと汗が流れ出た。

すると分娩室に助産婦さんが登場。 佐藤さんだ!
郁美の出産の時にお世話になった助産婦さんと同じ方だったのよ!

「陣痛始まったの?」「ハイ…」短い会話を交わした後佐藤さんは内診を始め、「今から浣腸すると赤ちゃんも出てきちゃうかもしれないから、今回は浣腸しないよ」と言うではないか!

ホント、涙が出るぐらい感激した!
前回の出産では、陣痛中の浣腸が辛い時間だった・・・。
前回の出産で、何が一番辛かったかと言うと、陣痛の間に浣腸をした事。
陣痛と下痢の痛みが一緒に来るのはかなり辛い。
でもね、赤ちゃんを産む時にウンチも一緒に出てくると、それが赤ちゃんの口に入って赤ちゃんが病気になることもあるんだよね。これはこれで辛いんだけど…。

それから剃毛をして消毒。
これでいつ産まれてもOK。でもまだまだ陣痛は弱い。郁美の時ほどの激痛もない。
本当に赤ちゃんはもうすぐ産まれるのか?!

陣痛が始まって20分も過ぎた頃、段々と陣痛の痛みが増してきた。
その間私は分娩台の上であっち向いたりこっち向いたりしながら痛みを逃がしていた。
時々佐藤さんが様子を見に来て声を掛けてくれた。出産って助産婦さんの当たりはずれでその後の出産観って変わってくると思う。私はいい助産婦さんに当たったから「またここで子供産むぞ!」って気になったけど、友達はハズレの助産婦さんに当たっちゃってかなりイヤな雰囲気での出産だったらしい。「もう子供はいらない」なんて言ってたけど…。

まあ、そんなことはいいか。

途中で心拍を測定している線が外れてしまい、佐藤さんが飛んできたけど別に叱られることはなかった。痛いなら好きな格好をして痛みを逃がしなさい、って。
その言葉だけで気持ちが楽になるから言葉の力って不思議。

そして次の波は5時半過ぎにやってきた。
陣痛の痛みに変化はなかったのだが、佐藤さんが慌ててやってきて私の股を覗き、こう言った。
「頑張って!もうすぐ産まれるわよ!!」

子供を産む、という緊張感が全くないのに
突然「もうすぐ産まれる」と言われてもね…。
マジですか?って感じ。前回みたいに『吸ってー、吐いてー』なんて全然やってないのに。
「もうすぐ産まれるわよ!」って言われてもピンとこないなぁ…。

なんて考えていたら先生登場。どうやらウソではないみたい。

先生も慌しく手袋なんてはめちゃって。
看護婦サンもワタワタと忙しそうに…。
その中で一人ノホホンとしていた私。

「えっ、ホントに?ホントに?」って思っている間にも赤ちゃんは引田天功のようにスルスルと私の産道を下りて来た。その素早いこと。驚いちゃいました(笑)。

佐藤さんに「はい、いきんでー!!」って声をかけられ、言われた通りにいきんだら(と、いうよりも息を止めただけって感じ)、赤ちゃんはスポーンッと産まれて参りました。

それといった緊張感もなく、無事出産(笑)。
あれよ、あれよと言う間に無事に赤ちゃんを出産。元気な女の子。
心配していたウンチも少量で済みました。(これは不可抗力ですよ。いきむと自然にでちゃうんだもん。でも助産婦さんがきちんと処理してくれるので心配御無用。出産にはウンチは付き物でございます。ほほほっ。)

郁美よりもちょっと大きな赤ちゃん。体重2,880g、身長48.5cm。(因みに郁美は体重2,614g、身長47.0cmでした。今ではコデブちゃんですけどね)  

結局、今回は会陰切開はやらずに済みました。ちょっと裂けたみたいだけど。
でも縫合は前回ほど痛いものではなかったな。
出産が思ったよりもあっという間だったので、拍子抜けしてたセイもあるけど。「なんだー、もう終わったのかー・・・」みたいな(笑)。

ボーッとしていたら佐藤さんが「家に電話入れとくね」と言ってくれた。
多分あっちでも拍子抜けするだろうな。まさかこんなに早く出てくるとは思ってなかったし。
実際、そうだったみたい。
旦那も家に帰ってきたら私の母に「生まれたよー」と聞かされ、「えっ?もう?」と拍子抜け。

次の日病院に来たけど、やっぱりあんまり実感がなかったみたいね。 私も、あまりにもすんなり、何の抵抗もなく出てきたので、「本当に私が産んだのか?」と思ってしまうほど。
それぐらい軽い出産でした。

会陰切開をしなかったせいか、すぐに座れるようにもなったしトイレも行けるようになりましたね。やっぱり一度出産をすると柔らかくなるんだ、アソコが(笑)。

とりあえず、まだ三人目の予定はないけれど、三十歳になるまでにはもう一人欲しいかな。今は家計が苦しいのでダメですが。体力的にはできるだけ若いうちに産んだほうが私は楽なんだけどね。出産と育児って体力勝負みたいなところ、あるでしょ。

それよりも、郁美の時も奏美の時も出産時の出血が異様に少なかったみたい。
出産した産院と別の病院で母子手帳を見せたところ、先生が大変驚いていらっしゃいました。 その数値。郁美の時が50ml、奏美の時が100ml。これって少ないの?少量のところに○がついてたけど。
「私はこんだけ出血したわよ!」というタレコミがありましたら受け付けますので御連絡下さいまし(笑)。「出血ランキング」とかって作るかも。

それにしても、奏美は郁美と比べて病気が少ない子供だ。
風邪もあまりひかないし。っていうよりも、ひく原因は他の家族にうつされるのが原因なんだけど。心配なのは、予防接種がほとんど終わっていないこと。
郁美の時はあんなに気をつけて予防接種にせっせと通っていたのに…。
二人目って、ホントいい加減。こんな親は私だけ?

それでは。

いずれ三人目の出産秘話(?)を書くときが来るまで…更新はないでしょう(笑)。

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