八千代市保育園父母会

連絡会ニュースNo.95

2007年 2月13日(火)発行

八千代市保育園父母会連絡会広報部

[1月定例会報告&「支援する会」訴え]号

高津西にて合同保育が始まっています。

1/11受諾法人選考委視察、未満児の給食風景に満足の様子。〜

1月28日(日)福祉センターにて、第9回定例運営委員会を開きました。副会長が、所要で欠席の会長に代わり、代表あいさつをしました。主に、民営化関連進捗状況を協議しました。

(ア)      裁判について

村上南保育園0201回答その1「八千代市みんなの保育園(裁判)を支援する会」(2/12[月]報告会開催)代表が、準備したビラ(次頁参照)を資料にしながら、次の3点を話しました。「@意義を理解し、主体者意識をもってほしい。Aカンパ・裁判傍聴のお願い。B「支援する会」訴えを広めてほしい。」また、原告の一人の保護者が、5/26市との初めての話し合い以降、殆ど全ての説明会・懇談会に出席している。数値絡みにはあっさり返答するが、それ以外は、曖昧にはぐらかしてばかり。12/26急遽の3者説明会にも不満。1/17弁護士との打ち合わせで、市の姿勢が『本当にひどい』と確認できた。」と提訴に至る心情を語りました。

(イ)      高津西保育園の状況

12/26説明会:急な日程で出られない人も。資料配布なくいつもと同じ平行線に。

1/9合同保育開始、送迎時刻が合わず父母は直接見る機会少ない。子どもたちは、実習生を迎える感覚に慣れているので歓迎ムード。大半の父母は、諦めムード。先生方は腫れ物に触るよう?!「引継ぎだより」が発行されているが、年長クラスには配布無し。村上南保育園0201回答その2

1/11受諾法人選考委員が合同保育を視察:給食の様子を短時間見学(35歳児不在時)し安心!?

1/11受諾法人選考委員会議題に「大和田西保育園」の件、不記載→何も言ってこないからOK?!

1/10「意見書」提出,1/29「要望書」&2/9「要望書」提出。

(ウ)      大和田西保育園の状況 

説明会を聞くことで精一杯、「要望書」作成等には手が回らない。説明会を開けば開くほど、市側には誤解されそうなくらい、明確な反応を出せない。気力を吸い取られている。父母の本音を聞き取って、実態に合わせる工夫が必要と思っている。ゆりのき台保育園への転園は無理そうと言われている。

(エ)     村上南保育園の状況

12/12及び1/9に「要望書」を提出、平成19年に法人募集開始案を要望→あっさり「平成20年に決定」と回答。1/30「要望書」提出(2/2に「回答書」[右参照]届く)。




「父母会費の滞納分・未納分、回収にどんな工夫?」

この時期は多くの園で「人形劇」上演、各園近況報告と情報交換〜


ゆりのき台:1月最初の週にお散歩を兼ねて初詣。卒園に向けて写真準備中。

茶々おおわだみなみ:欠席

大和田西:1/30父母会主催人形劇予定。次期役員決め。卒園・進級祝い準備中。

八千代台:欠席

八千代台南:3歳以上児クラス「鏡開き」実施(02歳児は見学)。1/26父母会主催人形劇。節分に向け、お面準備中。

八千代台西: 2/20父母会主催人形劇予定。次期役員決め。卒園・進級祝い準備中。

村上北: 1/29父母会役員会。節分に向け、お面(非常に丁寧なつくりのもの)準備中。

村上南:1/28午後、役員会。2/21「オカリナ・コカリナ音楽会」。八千代交響楽団出張公演、来年度もOK。問い合わせは島村さんまで。

米本南:来月父母会主催人形劇予定。進級祝いプレゼント準備中。

高津南:1/24「まこと座」による人形劇実施。卒園アルバム作成準備中。

高津西:移動動物園が当初予算より5万円安く実施できたので、残金の有効利用を園と相談中。来年度役員は、民間移管担当係が必要との判断で、各クラスからの人数割りを増員することにした。。

睦北: 1月消防署見学。睦小1・2年生と交流会(年長クラスで毎年実施している)。

以下、質疑応答

@「8時までの延長保育」について、保護者への説明はどうなっている?転園にも大きく影響するはずのことだが。

該当しない園はもちろん、ゆりのき台や八千代台南にも、「お知らせ」等全く無し。

A各園父母会費、全員分すぐに集めることが出来ているか?未納・滞納父母への対応法は?

集まりにくい現状がある。未払いの人には「督促状」を入れ、役員が直接電話を入れたりすることもある。

「父母会だより」等で、父母会費の用途を伝え、理解・協力を得る工夫をしている。

途中入園・途中退園者にも丁寧に対応している。特別な事情があれば減額措置がある(父母会規約にも明記)。

現段階(1/28)でも未納者がいる。該当者の子どもにももちろん(父母会費による)クリスマスプレゼント等あげている。担任にも協力してもらい、督促している。


「やちよ子育て応援フェスタ」を開催(「すてっぷ21勝田台」より情報提供)

今年は市内4地区で行います。子育てに関する情報や様々な交流、親子で楽しむ企画などいっぱい。“地域みんなで子育て”どなたでも参加できます。問い合わせはそれぞれの会場へお願いいたします。
@すてっぷ21大和田 TEL 486-7455 (2/11[日]10時〜14時)
A米本南保育園TEL 488-1627 (2/24[土]10時〜14時)
B八千代台南保育園482-0922 (2/25[日]13時〜15時30分)
Cすてっぷ21勝田台487-4820 (3/4[日]10時〜15時30分)


 知ってください。今、保育園におきていること。裁判をする理由を。

「八千代市みんなの保育園(裁判)を支援する会」訴えビラより〜

八千代市は、昨年の6月、各園の父母に説明をすることなく、保育園の民営化を議会にて発表しました。

5月に、横浜市の保育園民営化に関する違法判決が地裁で出たばかりでした。 

他の市町村は、計画していた保育園民営化をストップするところも多く、慎重に進めています。

どうして、八千代市は、平成10年(1998年)に民営化を打ち出したときのように、保護者を参画させ、丁寧な民営化を行わないのでしょう。

私達は、八千代市で子育てを一緒にしてくれるパートナーとしての保育園を大切に思っています。

子どもの命を大切にし、安心して預けることのできる、親も子も支えてくれる保育園に感謝しています。

公立園、私立園の格差をなくすための補助金を私立に出している八千代市の保育園は市民の宝物です。

どうか、働く親、体調の悪い親、子育てに自信のない親、それを支えてくれた保育園を、簡単に「民営化」という名前で、廃園にして、そこで築いた人と人のつながりを切らないで下さい。

子どもの人権侵害です。こどもたちが、第2のお家として安心して通うには、時間がかかります。

保育士に慣れること、園舎になれること、一日の流れに慣れること。

「民営化」は、全て、最初からやり直すことになるのです。

 6月議会にて、拙速な民営化はやめて欲しいという陳情は、採択されました。

しかし、廃園条例も採択され、民営化は進みます。十分な説明を行うと約束しましたが、いまだ、不十分です。

 民営化の手続きを簡単に急いでしまうこと、それをやめて欲しい、せめて一年延ばしてくださいと19年度に移管される園は9月議会にて陳情も出しました。

また、この民営化が決定した経過も問題があります。19年度1園を民営化すると言っていたのに、急に3園となったことです。一園の民営化の条件づくりの話し合いに保育園連絡会も参加していたのにです。

当事者である市民には情報をきちんと知らせず、大事なことは行政が決める・・・こういうやり方にも、異議を唱えています。

4月移管を取りやめ、十分な話し合いをして、今回の民営化の目的とされている在宅支援についてももう一度、公立保育園三園民営化を中止して白紙に戻して,検討をし直してください。

どうか、民営化のことに感心を持っていただき、裁判の支援もお願いできますと幸いです。

八千代市みんなの保育園(裁判)を支援する会

ママが裁判に挑んだ理由 千葉県八千代市の保育園民営化の提訴に関するブログです。ご一緒に、この民営化を考えていけたらと思います。カンパは、「八千代市みんなの保育園(裁判)を支援する会」 郵便口座 記号10500 番号22223781まで、お願いできますと嬉しいです。○この会は、現在、計画されている八千代市の公立保育園、高津西保育園、大和田西保育園、村上南保育園の三園を民営化を中止するために、この民営化の違法性を明らかにする裁判を支援します。

○裁判を支援するための活動を行います。

○裁判に賛同する団体、個人が入会できます。

○賛同金は、一口100円からです。

○裁判をするにあたってのカンパ活動を行い、裁判に関わる資金を集めます。

賛同金は以下の口座で受付け中。

【郵便局口座】

「八千代市みんなの保育園(裁判)を支援する会」

記号10500 番号22223781です。

連絡先п@08068051727

「ママが裁判に挑んだ理由」(ブログ)裁判に関する情報交換などを行っています。


(父母会と法人)一緒に行政に訴えましょう。」(岸根保移管法人)

〜「子どものために何をしてあげられるか?2者協議を積み上げました。」(横浜原告)〜

2月12日(月・祝)福祉センターにて、「八千代市みんなの保育園(裁判)を支援する会」報告会が開かれ、保育園保護者だけでなく、八千代市政に深い関心を持つ様々な立場の市民が集まりました。10時〜正午までの2時間、「会」の代表及び事務局報告、原告代表あいさつに続いて、横浜保育所民営化裁判原告代表の佐藤氏が、「横浜市での公立保育所の廃止・民営化に対する取り組み」を話しました。

「会」としては、次のいずれかの項目に共感できる人は、子育て・保育園行政という視点にこだわらず、広い視野で、ぜひこの裁判を支援してほしい。とのことです。

¨         市民に秘密で事を進める行政の姿勢。(「2/14作業部会と選考委」の件や「民営化該当園」への対応)

¨         市議会可決をよりどころに、直接利害を受ける市民への説明責任を果たさない行政の姿勢。

¨         公立保育園がなくなること。                         以上の事柄を許せない人。

原告の心情に共感できる人。可能なら、一緒に原告団に加わりたかった人。は、「八千代市みんなの保育園(裁判)を支援する会」にご参加下さい。以下、佐藤氏の話を中心に報告します。


「どんな環境を子どもたちに与えるのか」の視点を大切にして

参考資料として配布された文書(「ちいさいなかま」2006年11月号掲載原稿)の上記小見出しに続く文章には、「『官がいいのか、民がいいのか』という議論がよくされています。この議論は間違っていると思います。安定した保育環境のなかで子どもたちがすくすく育つように。官か民かではなく、どんな環境をこどもたちに与えるのかという視点が大切です。」(以下略)とありました。

「事前の(父母と法人との)2者協議ぜひ実現させるべき」

移管までの非常に短い期間のなかで、信頼関係を築かなくてはならなかった。子どものために何をしてあげられるか。が最重要課題だった。行政側は、3者協議しか認められない。と言っていたが、それぞれの民営化予定園で父母会と法人との2者協議に入った。(高津西も2者協議はダメと市から言われている。)
 ほうんネットでは、会員を募集しています!保育園の父母会や父母連・個人の会員お申し込みをお待ちしております。詳しくはこちら。http://members3.jcom.home.ne.jp/houn-net/memb.html岸根保育園では、移管法人側からも「公立保育園と同レベルの保育を引き継ぐには倍額の予算が必要。今のままでは無理。(父母と)一緒に行政に訴えましょう。」ということになった。父母側から言いたいことを言い、法人側のポリシーを傷つけることもあり、対立も沢山あったが、法人も頑張った。父母からの「『横浜市立岸根保育園』の園名は変えてもらいたくない。」と言う要望に対し、企業ブランドを否定された形の法人理事長は、「1年間は看板をそのまま変えずに使います。」と応えてくれた。保育士の年齢構成と職員配置数の問題以外は、私たちの要望のほとんどが、取り入れられた。

「『裁判』と『条件闘争』は、別です。」

「裁判」は、社会的使命感からです。行政側は、裁判闘争専門のチームを作って対決してくるが、父母側は実質数名で実務をこなさざるを得なく、生活を犠牲にする部分もある。以下の社会的問題を解決しなくてはならない。

          行政の姿勢(思いつきの立案,ないに等しい計画,むちゃくちゃな実行,やる気のない検証)に疑問を投げかけること。

          福祉行政これでいいのか。=児童福祉法24条,保育所選択権をどう考えるのか?

「八千代市は説明責任を果たしていない。」

説明責任とは、「利用者に充分な説明をすること」=「利用者の納得を得ること。行政側と父母側の合意点を見つけること。」と、横浜裁判でも確認している。その点で、「八千代市は説明責任を果たしていない。」と言える。

「八千代市の裁判の行方は、注目されている。」

2001年の先進的民営化時と同様、八千代市のケースは全国的な注目の的だ。但し、今回は民営化に慎重になっている自治体が相次いでいる中、強行に進める例として。

「ほうんネット」 で全国の様子を伝え合っている。


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