八千代市保育園父母会
連絡会ニュースNo.87 |
2006年 6月13日(火)発行 八千代市保育園父母会連絡会広報部 [6月市民ビラ案内&5/28定期総会報告]号 |
「拙速な民営化とは考えない。廃園条例案を議会に上程する。」(豊田市長)
〜6/5(月)保護者代表12人との懇談会で言明。1週間で9千筆余集まった署名の重みは?〜
5月26日(金)佐々木子ども部部長との懇談会(会議メモリンク先参照)、5月28日(日)2006年度定期総会(概要後述)での協議を踏まえ、市議会開会前日6月5日(月)午後2時より豊田俊郎市長と予定時間を超える1時間15分の懇談の場を持ちました。(右写真参照)
該当3園(高津西・大和田西・村上南)保護者代表各3名と、連絡会代表として連絡会会長・事務局長を含む12名が参加しました。懇談会冒頭、9138筆の要望署名を渡しました。行動開始後たった1週間ながら、1万筆近く集まったわけです。尚、今後の回収署名は、第2次集約分として、追加で届けます。更なる協力をお願いします。
会長が、「ここがおかしい3園民営化」 (後述)と市議会議長宛に準備した「〜子どもの元気がみえる八千代市をめざして〜八千代市の保育施策の拡充を求める陳情書」(懇談会後議会事務局を通じて提出)という2つの文書を手渡し、私たちの見解と要望を主張しました。該当園代表者は、「子どもの環境が劇的に急変するデメリット」を含む直接的な不安や「公立を選択した保護者の期待を裏切る」との不満を横浜市や大東市の判決も引き合いに出しながら、訴えました。席上、高津西・村上南両園父母会会長より、「私たちの園の民間移管は止めてほしい。」との項目を含む市長宛の要望書が、手渡されました。
これに対して、市長は「安心して子どもが産める環境作りとして、病院がオープンし母子医療センターを充実させるので、子育て家庭が移ってくるだろう。公立保育園ばかりにお金をかけられない。公立園に入っているのは、市内の子どもの10%にも満たない運のいい子どもたちだけ。方針は撤回しない。議会上程する。この計画は拙速な民間移管とは考えない。」という、市の保育園が既に行っている地域子育て支援のことすら理解していないと言わざるを得ない、説得力のない答弁でした。
市長に対し、「今日の説明に、私たちは到底納得できない。『子どもの元気がみえるまち』という重点施策に合致する方針を切に要望します。」と強く訴え、懇談会を終えました。
懇談後、参加者は失望感と怒りでいっぱいになりましたが、すぐに気持ちを切り替え、翌日からの市議会対応をはじめとし、できることに力を尽くそうと確認しました。
「子育て応援の拠点としての公立保育園を維持、拡大する」ために
(これまでの主な活動と今後の予定 [注目すべき市議会本会議・委員会はぜひ傍聴しましょう。])
連日メールニュース配信中、受信希望者は、事務局までメールアドレスをお知らせください。
5/15[月]高津西保護者学習会 5/18[木]市長宛質問書提出 5/22[月]大和田西保護者学習会
5/23[火]村上南宛市長回答到着[5/12提出要望書] 5/26[金]子ども部部長懇談会 {5/18質問書への文書回答 会議録メモあり}
5/28[日] 定期総会(後述参照) 市民ビラ[3万部作成]配布開始
5/29[月]-6/2[金] 高津団地・村上団地中心に、保育園支部の先生方と共に、夕方ビラまき行動
6/ 3[土] 読売新聞取材 市長懇談参加予定者会合6/ 4[日] 勝田台駅前街頭宣伝 (村上南父母会主催、大和田西保護者や保育園支部の先生も協力、右写真)
6/ 5[月] 市長懇談(署名9138筆提出 保護者12名)
「〜子どもの元気がみえる八千代市をめざして〜八千代市の保育施策の拡充を求める陳情書」
(懇談会後議会事務局を通じて市議会議長宛提出)
地域新聞折込5115部申込(6/9金配布)
6/ 6[火] 6月市議会開会(傍聴者9人)
6/ 7[水] 朝日新聞記事「3園民営化案を提出」
6/ 9[金] 横山博美議員への答弁の形で計画案説明 (傍聴席満席、会長・高津西保護者や保育園OBも多数参加), 午後NHK記者取材対応
6/14[水] 松原信吉議員、7圏域の矛盾点・民営化メリットをただす一般質問、議案質疑
6/23[金] 本会議総括審議
「ここがおかしい3園民営化」(リンク先参照)市議との懇談,市民への訴えに活用できる文書〜いま八千代市で3園民営化しても、何も解決しません〜
「父母と共同して市民ビラ配布・署名集めに協力する。」と挨拶(保育園支部支部長)
〜2006年度定期総会報告〜
5月28日(日)、第8回を迎えた定期総会が福祉センター2階にて開催されました。2005年度会長は、「これまでのご協力に感謝します。新役員の皆さんの頑張りを期待しています。今後は市連協会長としてバックアップしていきたいと思います。」と挨拶。会長職の労に対し、会場からはあたたかい大きな拍手が贈られました。
来賓挨拶では千葉県保育問題協議会(県保問協)会長が「全国的に民営化が進んでいる。6月議会後、来年4月より実施となってしまった場合、民営化された園が連絡会に参加するかどうかが重要。参加できないと、他園との連携が取れなくなってしまう。習志野市で始まっている認定子ども園の基準設定の必要性、料金の設定が自由になってしまう懸念。6月3日に松戸市にて 『第34回ちば保育のつどい』 が開催予定。」とのお話をいただきました。
また、八千代市職員労働組合保育園支部支部長の先生は、「@父母の連絡会と職員のつながりについて:今日では完全給食となっているが、以前は “おかず” のみの支給で、毎朝主食を持参し、登園させていた時代もあった。連絡会と職員の運動により完全給食を実現させる事が出来た。看護士の配置も同様である。A浅井先生の学習会について:昨年全国で86園が民営化された。国は全ての保育園の民営化を考えている。保育だけの問題にとどまらず子供を大事に人間を大事にしていく事が大切であるという事を国に訴えていく必要がある。12月に行われる市長選、市議選を視野に入れ、保育園の本来の理念、目標などを訴えていく必要がある。B父母と共同して市民ビラ配布・署名集めに協力する。」と挨拶してくれました。
議事については1)2005年度活動報告、決算報告 2)2006年度活動方針案、予算案について。3)2006年度役員・業務分担案(前号参照、会計関連資料は当日配布文書参照)が、承認されました。4)市民ビラ配布については、参加保護者の賛同を得、経費は、会員1世帯あたり100円の拠出と連絡会予備費、カンパでまかなうことが了承されました。(会員からの徴収分は次回定例会で集金。徴収方法は各園父母会で徴収済みの父母会費からの拠出、もしくは別途徴収とする。各園父母会で決める。)『地域新聞』 への折込も検討する。要望署名の回収についても確認しました。5)「連絡会アンケート」は、市議会終了時、民間移管構想の扱いがはっきりしてから協議して進める。こととしました。
会合終了後、役員と有志が集まり、今後の運動について相談、民営化問題特別対策委員会として活動していくことにしました。
各担当よりの連絡として、「ちいさいなかま」代金、連絡会会費、及び市民ビラ代拠出金&カンパ金は6/25[日]福祉センター定例会で集金することを確認しました。