八千代市保育園父母会
連絡会ニュースNo.71 |
2004年12月14日(火)発行 八千代市保育園父母会連絡会広報部 [11/28定例会合&12/3&4「市民と語る会」報告]号 |
〜12月15日(水)まで児童支援課へ葉書、封書、Eメールで〜
次世代育成支援行動計画を積極的に作っているさなか、単年度で45億円も削減しなくてはいけなくなったという財政状況で、保育園のサービス内容は低下してしまうのではとの不安な声が広がっています。詳細は後述しますが、「八千代市次世代育成支援行動計画」素案P.32にも出ている「信頼される保育園づくり」をよりよく推進し、安心して八千代で子育てと仕事を両立させていくため、以下のパブリックコメント募集制度も活用しぜひ私たちの意見・疑問を積極的に発信していきましょう。(以下八千代市公式HPより引用)
「次世代育成支援行動計画」は、子どもと子育て家庭を支援するための計画です。平成15年7月に次世代育成支援対策推進法が制定され、全国の自治体で17年から5年間、保健・福祉・労働・教育・生活環境などの多岐にわたってこの計画に即して実行します。
八千代市では、市民の皆さん(子ども・大人)の声を反映した計画にするために、アンケート調査やヒヤリング調査を実施し、その集計結果を基に、17年度の実施に向けて、公募市民委員を含む策定委員会と作業部会(子育て支援部会・子ども部会・子ども環境部会)、とで自由な意見交換を行い、計画づくりを進めています。
今回、計画の素案がまとまりましたので、公表し、皆さんのご意見を募集します。
また、この素案は市役所2階・児童支援課、同1階・情報公開コーナー、市立保育園(11園)でも閲覧できます。「八千代市次世代育成支援行動計画」素案[PDF版]http://www.city.yachiyo.chiba.jp/osirase/zidou_sien.pdfにアクセスしてください。
●意見の応募方法
はがき、封書、Eメールで12月15日(水)までに、下記の宛て先にお送りください。(当日消印有効)
〒276-8501 八千代市大和田新田312-5 八千代市役所児童支援課
jidousien2@city.yachiyo.chiba.jpがEメールアドレスです。次世代行動計画を積極的に作りながら、保育園のサービス内容は低下?!
〜「市民と語る会」12/3[金],12/4[土]開催。「市長への手紙」を出そう。〜
1日目の12/3[金]、事務局長が次世代育成支援計画策定委員会主催「市民と語る会」が始まる前に宇井児童支援課長と雑談しました。「今のところ、課レベルで何か話ができる段階ではない。年明けの1/14(金)の連絡会との懇談会ではある程度固まった話ができるだろう。現在出されている数億円の削減案通りになったら、市内保育園から看護師・栄養士はいなくなる。保育士の配置基準も国の最低基準。民間園はつぶれてしまう。八千代から子育て世帯はどんどん出て行くだろう。学童保育は現在の社会福祉協議会委託はなくなり、現在の指導員はすべて解雇、臨時パートにせざるを得ない。」と言いつつ、「譲歩できる現実案は、見えない部分での削減。例えば、給食の食材をより安いものにするなどでとどめたい。」とのことでした。大変な事態です。すべてが決定してしまう前に、「子育てに優しい八千代市」を財政の中心に持っていかせる行動をしていきましょう。2日目12/4[土]、会長の質問に答え、委員長の森田氏は「素案で『検討』とある箇所は、今後5年間のうちに検討するということであり、必ずしも実行される前提ではない」と明言しました。
「子育て関係予算はどうなるのか?」「看護師・栄養士がいなくなってしまうのか?」「なぜ今になって単年度で45億円も削減しなくてはいけなくなったのか?」「次世代行動計画を積極的に作りながら、保育園のサービス内容を低下させるということは矛盾していないのか?」不安が広がります。ぜひ市長に意見を聞いていきましょう。八千代市には「市長への手紙」(愛称"ふれあいメール")制度があります。記録にも残ります。ぜひ活用しましょう。以下は、2日目12/4[土]参加保護者からの報告です。
最初に、児童福祉部長はるやま氏より挨拶がありました。その後、座長の森田氏が司会進行を兼ね、市民を語る会が開かれるに至る簡単なこの計画の経緯が説明されました。私が、高津地区に住む市民として行った質問は、この計画にどう市長が関わっているのか。子育て世代を支える計画となっているかという確認にポイントを持ってきました。
@この計画がめざす将来像「子どもの元気がみえるまち」について「アンケート調査をどう読み取り、理念を検討したのか」
委員「子どもの放課後、外で遊んでいる姿が見えない。」「自然があるのに、遊べていない。」「中学生にもアンケートに答えてもらっているが、やりたいのに力が出せず、むずむずしている状態。」
A○「(仮称)八千代市次世代育成支援行動計画推進会議」に子どもを参画させてほしい。
昨年12月からアンケート調査をして、動き始めたということだが、まだまだ、議論の必要があると思う。議論の中に、子どもが加わっていくことを望む。
○策定委員会主催であるということだが、「市民と語る会」ということなので、 市長がこの場にいないのが残念。市長がこの計画に対して、財政措置も含め、どういう姿勢があるのか見えない。市長懇談会が10月28日と遅い時期にあるが、そこでどんな話合いが行われたのか。
座長「最終案としてまとまった形で市長に示そうとしたので時期的にはこの時期になった。市長も、この計画を推進していくということは確かめた。」
木村議員「自分の子どもは障害を持っているが、子育てをする中で、地域の方たちに大変お世話になった。子どもを育てる親、そして地域の力は大切。議会の中で、次世代育成支援行動計画をどうとりあげていくかは難しいが、努力をする。」
B「教育分野の子どもの育ち、子育て支援策が弱い。この計画は、子どもと子育てを行っている親の育ちを支えていくという意味で、教育分野に期待することが大きい。こどもと接する時間が長い教育関係者がいないのが残念。」
座長「教育関係についても、当初から、作業部会の中に積極的に加わってほしいことを座長としても再三言ってきたが、なかなか難しかった。あと、2回だが、その中でも努力する。」
C地域の力をというところでは、社会福祉協議会についてどう議論されたのか。八千代市の学童保育については、市連協の櫛田委員が答えたので、
斉藤委員(社会福祉協議会)としては「社協は、学童保育事業を受託して行う他に、地域の活動として支会活動がある。高齢者を対象としてきたが、少子高齢化社会を考えると今後の活動を検討していきたい。現在、支会として敬老活動を行っているがそこに子どもたちが関わってくれているという例がある。」全体のやりとりの中で、今回の計画の柱のようなものとして、「安全」「安心」は、 人とのつながりの中で解決したいという発言が数回あった。行政の案が今回示され、市民活動の内容は次回整理され文章になるとのことだった。また、この計画の素案として示された資料の中の表の読み方だが、「取り組み方向」の「継続」は現在行っているもの、「検討」は、17年度より5年間の間で事業として検討するものとのこと。新規は新規事業をおこすという意味。「実施予定」は、実施年度については決まっていないが予定されている新規事業とのこと。
感想
今回は、「子育て世代(親)を支える子育て支援としての次世代育成行動計画」であることの確認を質問として出しました。予算がないのは、わかっていること。ちらちらっと、予算がないという繰り返した座長の方からありましたが、市長としてこの計画も見ているし、推進の立場であることを確認しました。
また、他の方の質問の中での応答の中で、この計画の将来像としてあげている「こどもの元気がみえるまち」というフレーズは、検討する必要があるのではないかという座長の感想もこの会の中でいただきました。
「元気のない子どももいる、また、元気があっても見えてない子どももいる、そのこどもたちを元気にする計画」であることをわかりやすく表現してほしいということだと思います。そのためには、もう少し、「子育て」、「親育ち」、地域は「子どもから元気をもらえる」という視点や子どもが地域で主役となって大切にされることは、地域社会の願いでありそこに力を市として、市民として共同で知恵を絞り税金も使うのであるということを確かめようと粘りました。予算がないでは、片付けてほしくないのという市民の姿勢を示したつもりです。 「一部の」保育園「利用者」のための「保育園」ではなく、次世代を担うこどもを育てている親の支援としての「保育園」の八千代市としての形を市民合意で望んでいることを、その上で示したいと思います。
保育園父母会連絡会としての立場や、保育園利用者としての質問は、会長がしてくださり、学童保育関係はゆりのき台保育園の保護者が保育時間延長のお願いをしました。個々の問題については、パブリックコメントを集める中で意見をあげていきたいと思います。
質問や発言の中で「市長」を何度か繰り返したので、座長からは、今回傍聴という形で「児童支援課」の宇井課長も来ているから、そこから市長にもこの計画の実行についてあげてくれるでしょうという発言もありました。
質問が多くならないように、他の方とのバランスをとりながら欲しい答えをもらうというのは、本当に大変ですね! 前の席にいたのでよくわかりませんでしたが、保育園関係者が前列を占めていました。
父母会企画、「あそぼうよ みんなよっといで。(2/5)」で再演を!
〜クリスマス&お楽しみ会で父母も多くが参加予定 11/28各園近況報告から〜
ゆりのき台…11月移動動物園、園に絵本をクリスマスプレゼント、昨年の卒園アルバム業者作成は12.000円(前回ニュースの金額は間違い)
茶々おおわだみなみ…12/4ふれあいプラザにて茶々フェスティバル、11/29プレハブに引越し
大和田西…12/15お楽しみ会
八千代台…12/8お楽しみ会、アルバム予算は親の手作りで5000円(今まで業者製作で1万円)
八千代台南…12/8お楽しみ会&父母親睦会、1月に移動動物園
八千代台西…11/17移動動物園、12月クリスマス会、卒園アルバムは父母手作りで。今回参加して「今こんなことが起こっているんだ」と実感。
村上北…12/2発表会父母のマジックショーも予定、12/17クリスマス会では父母会プレゼント準備。
村上南…12/18クリスマスお楽しみ会、父母会プレゼント準備。
米本南…11/8移動動物園、12月クリスマス会
高津南…12/6お楽しみ会
高津西…11/2移動動物園 12/8お楽しみ会
睦北…12月保育参観&クリスマス会
予算大幅削減!?職員配置基準の維持は? 次世代育成支援行動計画は?
「三位一体改革」「一般財源化」「地方交付税」ニュースでよく耳にしている言葉、前述しているように、八千代市の保育園状況にも暗い影が見えてきました。
11/28(日)定例運営委員会にて、保育園支部書記長の先生から情勢を報告してもらいました。11月中旬より検討されている来年度予算案では、保育園関連予算も大幅削減され、公立・民間問わず職員配置基準の改悪や保育費の大幅値上げが現実化する恐れが出ています。
去る10/8(金)の児童支援課との懇談会では、今年度要望書に対して「(一般財源化.補助金廃止等あるが)保育・子育て支援は今まで通り変わらない」との回答でしたが、「今までの保育の質」が守られるかどうか、さらには新規事業とも言える「時間外保育時間の延長などを含む次世代育成支援行動計画」が財政的裏づけを含め現実化するのかどうか、非常に心配な情勢になっています。12/13(月)市長ヒアリング(部長・次長クラスのみの出席)以降の概要は、会長が12/22以降、課長に電話で問い合わせることになっています。
正確な情報を得、今後必要に応じた運動を展開するため、1月14日(金)児童支援課に緊急の懇談会を申し入れました。各園1名以上の参加をご予定下さい。3月議会に向けての運動方針など、次回定例運営委員会12/26[日]福祉センターにて協議していく予定です。全国保育署名回収中です。集まった分をお持ち下さい。11/28回収の少人数学級署名は2種とも扱い団体に届けました。又保育センター財政確立カンパの協力ありがとうございました。県保問協に届けました。以下、先生からの情勢報告抜粋です。
20年かけて築きあげている県内トップレベルの保育園状況
〜保育士の配置などについて、今後も維持さらに改善目指そう。〜
先生からの情勢分析の中で、八千代市が20年かけて作ってきた保育士の配置基準など資料提供を交えて話されました。
30年以上も前に設定された「国の最低基準」(例えば3歳児の保育士配置は子ども20人に対し1人、看護師・栄養士・用務員の配置基準無し)に対し、八千代市独自基準(近年徐々に改悪されてしまってはいるが、3歳児の保育士配置は子ども15人に対し1人、看護師・栄養士・用務員は若葉高津とマリア以外公民問わず全園配置)は、千葉県内ではトップレベルです。又、市内公立園でも1年雇用職員が20%いるが、佐倉市46%・浦安市26%など公設公営でも正規職員比率がどんどん減らされ身分が不安定な人が増え、職員からの要望が出しづらい状況になってきています。
保育料についても、県内他市町と比べると、階層区分の設定と保育料設定方法が良心的です。障害児保育についても、希望園に入園し、安心できる保育士体制がとられています。
これに対し、保育運営費が一般財源化され国の補助金制度がなくなったことで、懸念されることは、例えば、保育水準の切り下げや保育料の値上げです。或いは、企業参入や指定管理者制度(管理者と利用者で契約, 議会を通らず話が進む)の活用です。
今の保育の質を守り、更なる充実を図るためには、八千代市が何を考えているか?担当課の見通しがどうなっているのかはもちろん、市長が姿勢をどんな方向で考えているか問いただしていくことが重要です。福祉・子どもの教育について第一に考えてもらえるよう
昨夏に続き市長懇談の場を追求し働きかけていきましょう。軽い・高品質!市価55,000円→26,000円販売ルートの簡略化で実現したこの値段!
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【取り扱い団体】千葉県保育問題協議会 〒273-0005船橋市本町3-4-3 424-8102 Fax424-8108
「第11回保育センターチャリティコンサート」2005年2月26日(土)船橋勤労市民会館[案内配布中]