八千代市保育園父母会

連絡会ニュースNo.69

2004年10月12日(火)発行

八千代市保育園父母会連絡会広報部

[9/26保育士さんと懇談会10/8要望書回答報告]

(一般財源化.補助金廃止等あるが)保育・子育て支援は今まで通り変わらない」(課長)

〜10月8日[金]夜2時間を越える児童支援課との懇談会に父母20名が参加しました。〜

10月は運動会の季節ですね。

 2004年度連絡会要望書に対する市長回答を含む担当課(宇井課長・浅野主査・千田高津南園長の3名が市側代表として出席し個別の質問に対応)との懇談会が、10月8日金曜日夜市役所2階第2会議室にて行われました。保育園支部の保育支援のおかげで20名もの父母が参加することができ、「とても有意義な時間を過ごせたと思います。内容のこい話だったと思います。」「勉強になりました。明るい話も聞けてよかったです。」(参加者感想)にあるよう、本当に有意義な意見交換の場となりました。

 連絡会会長の進行により代表挨拶・参加者自己紹介、参加者に回答文書を配布した上で浅野主査が補足しながら読み上げ、その後質疑応答するという方法で進みました。

 夜7時以降の延長保育要望に関し、ゆりのき台保育園父母会から綿密な数値分析を交えた「延長保育に関するアンケート調査の結果報告」が14ページに渡る資料として提示され、「8時までの延長保育実施の一つをゆりのき台保育園とし、来年度から前倒ししてモニター的に15分延長を実施してほしい。」と提案しました。これに対して、宇井課長は、「職員の勤務体制変更に関わることもありそれは出来ない。現在も実態に応じて対応しているので理解してほしい。」と答えました。

 又、国からの補助金廃止に伴う影響について質問しました。課長は、「そのことによって、(子育て支援事業を縮小するような)方針変更は無い。今その心配は無い。今まで通りやっていきたい。」と明言しました。以下回答の要点を報告します。

文書回答「正規職員の採用につきましては、17年度において一般事務として保育士の資格者の採用を要望しています。16年度については、1名を採用しています。」

口頭補足「(ぜひ男性保育士の採用を)については男女を区別しない、応募があり試験に合格すればよいと思っている。」

文書回答「看護師・栄養士につきましては、現在全園に配置しているところです。今後とも、今の水準を維持していきたい。民間園の徹底配置とのことですが、必置義務はありませんが、補助申請があれば、いつでも補助できる体制になっております。」

口頭補足「若葉高津・マリヤは園の方針で看護師・栄養士を配置しないと聞いている。国の基準さえ守られていれば認可園になる。」

文書回答「各園において対応マニュアルは、用意しておりますので、周知徹底を図りたい。園長会議におきまして、事務所に誰もいないときがないよう出来るかぎり努力するよう周知致しました。また、危険回避等に関する情報は、今までどおり迅速に行います。」

口頭補足「昨年度の要望に対応し全園で文書作成し、年度始めに家庭配布している。地域解放等で出入りが多く完全に施錠してしまうことは困難なので、不審者撃退の職員研修等始めたいと思っている」

文書回答「現在ゆりのき台保育園父母会において園前の道路については、自主的に魚次方向への一方通行にて対応し、近隣への迷惑にならないように努めております。八千代市の厳しい財政状況を考慮すると市の負担での駐車スペース確保は困難と思われます。(茶々の警備員配置の工夫について)確認したところ、パート職員で対応している。」

口頭補足「勝田保育園と同様の父母会の自主運営ならば、市は公団との仲介の労をとる。」

文書回答「時間外保育時間の延長につきましては、次世代育成支援行動計画におきまして厚生労働省に対して、8月末に県に別紙のとおり(連絡会ニュースNo.67次世代育成支援行動計画策定委員会・中間報告参照)報告しております。なお、拠点におきまして2か所で8時まで実施したい(東葉高速・京成沿線)。」

口頭補足「7時以降分のみファミリーサポート料金等を参考にしながら、有料で実施するつもり。ニーズ調査に基づき2か所とした。」

お芋掘り、もう終わった?

文書回答「開園日 平成17年4月1日(中略) 16年9月17日に入札 落札業者 周郷建設梶@(後略)」

口頭補足「既に着工し、3月初め竣工予定。一時保育・障害児保育・産休明け保育等特別保育実施する。駐車スペースは30台分用意。職員募集も始まっている。茶々おおわだみなみの新装は来年8月、これも周郷建設鰍ェ落札した。」

    文書回答「厳しい財政状況のなかで、要望を実現出来るよう努力して参ります。」

第6回「あそぼうよ みんなよっといで。」(2月5日土曜日ふれあいプラザ)

2月5日[土]実施の方向でふれあいプラザの大広間3部屋・体育館を仮押えしました。昨年同様、市の後援をもらうべく、10月8日懇談会の折、児童支援課を通じ山岸会長名で市長宛後援依頼を提出しました。今後、随時決定事項をお知らせしていきます。企画案及び実行委員を募集中です。

「父母と手をつないだ運動が、八千代の公立保育園の水準を上げて今があると思います。」

9/26懇談会にて、八千代市職労保育園支部書記長先生が基調報告をしてくれました。〜

 9月26日(日)、2004年度第5回定例運営委員会を兼ねて「第4回保育士さんとの懇談会」を福祉センターにて開催しました。懇談会には保育士さん7名と父母30名ほどが参加し、日常の保育や子育てについて意見交換をしました。

 会長があいさつを兼ねて、9/12[日]「県内の公立保育所民間委託 状況と活動の交流集会」(船橋市・県保問協主催)参加の報告、又「西八千代北部特定土地区画整理事業 事業概要」の資料にある保育所用地情報・来年度フレッシュタウンにできる保育園が「みつわなかよし保育園(仮称)」として市の便利帳に掲載されていることを紹介しました。

 グループ別の懇談会に先立ち、保育園支部を代表し、八千代市職労保育園支部書記長の先生が自身の20年にわたる保育士経験を振り返りながら、保育園状況の変化や父母会と保育園職員との共同の運動の成果などをまとめて基調報告(以下参照)をしてくれました。

こどもの成長を保障し生活環境を改善したい思いを要求の声に!

 かつて20年前の保育の環境は、0歳児の定数定員 6:1国の最低基準の中で保育が行なわれていました。その中で、保育士として共働きしながら子育てをしている者としていろいろな要求を権利として、当時の父母会と職員組合が運動し完全給食の実施・クーラーの設置・をともに勝ち獲ってきた過程があります。

 また6年前にでた民間委託の問題に対しても、率直に保育園利用者である父母の皆さんに現状を訴えこどもたちの生活をこわすコスト削減の民間委託反対の運動を展開しました。

 父母と保育士が子ども達の代弁者として、ともに手をつなぎ運動したことで、従来どおりの看護師・栄養士の配置を守り、八千代の保育水準を明文化し、移管後のモデル園での自由な父母会活動の保障など条件を作ることが出来ました。そのことで、八千代市は全国に無いまれな民間移管ケースになりました。

 また、当時保育園にいた父母・子どもたちと運動をともにする中で作られた子どもを真中に保育士と父母が協力しあう体制は、父母会での保育支援を保育士が支え、つらい時は力を合わせて遊ぼう!という声で生まれた「遊ぼうよみんなよっといで」会など全国でも珍しい展開を遂げました。こうした運動があって現在の保育園の条件が、作られていることも忘れないで欲しいと思います。今のところモデル園は、1園で止まっています。しかし、民間委託の計画は眠っている状況です。そして、ますます公立保育園をめぐる状況は,厳しいものとなっています。

保育措置…国・県・市町村の義務を放棄しようとしている動きが出ています。

保育補助金の一般財源化…今までだって苦しかった保育現場の財政状況、それに拍車をかける。(今年は補正予算で埋めているが、今後削減)

規制緩和・公立保育園の民間委託化(独立行政法人法・指定管理者制度)…

船橋・松戸・市川等計画が打ち出されています。

企業の参入…保育の市場化・保育の切り売り(オプション保育) 

使い捨てにされる保育士 子どもの発育の変化に対応していない

昭和30年代に作られた児童福祉施設最低基準 (保育所)を基本的には変えずに規制緩和による定員125%増までの詰め込みが進められています。また市町村合併の行なわれている地域では保育基準の低い方へあわすことなど保育水準の低下も避けられない状況になってきています。

保育士と父母の皆さんで子ども達の生活を守る為に子どもの代弁者としてこれからも一緒に運動に取り組んでいきたいと思います

保育士と父母の皆さんで子ども達の生活を守る為に子どもの代弁者としてこれからも一緒に運動に取り組んでいきたいと思います

 私達保育士は、丁寧に人が人を育てる環境を!今目の前にいるこどもに向かい合って安心してすごせる心地よい関係つくりを課題にしていきたいと思います。

 こども…心地よく楽しく発育を保障させる場

 親…子どもの成長を実感できる・子育て共育ての場

 保育士…専門性を生かし人と向かい合って育ちを支援する場として、生活の共有の場になっていける保育園を目指していきたいと思っています。

 また、保育の上で私達の伝えたい気持ちを保護者の皆さんに伝わるように保護者の皆さんの率直なご意見を丁寧に取り込んでいきたいと思います。

「連絡帳に遊んだ様子を詳しく(良いことも悪いことも)書いてくれている。」

〜9/26[日]保育士さんたちと懇談会、4グループに分かれ、ざっくばらんに話し合いました。〜

 父母及び保育士合わせて40名ほどの参加者は、4グループ(内1グループは、10/8懇談会準備のための役員会)に分かれて懇談の場を持ちました。それぞれのグループに保育士さんが2名入り話し合いました。以下、グループごとのメモを抜粋して主な話題を紹介します。

そろそろハローウィンですね。

「ファミリーサポート制度も年齢が離れているとなかなかお願いしづらい。それなら時間外で延長保育ができればいい。」

「家に帰ってからの時間が制約される。」

「ファミリーサポート制度が4年生までというのは考えてほしい。お迎えのみは産休の間だけOKだが、それ以外の時期もお迎えしてほしい。制度内容を改善してほしい。」

「仕事だけになって、子どもと接する時間が少なくなってしまうのはどうかなという気持ちもある。」

「連絡帳に詳しく遊んだ様子を(良いことも悪いことも)書いてくれている。」

「お母さん同士の関係をうまくいくように先生が伝えてくれる。」

保育士「いろいろ言ってもらってかまわない。お互い話し合って一致点を見つけられればいいのだから。」

保育士「公立の保育園は担当制を行なっている所が殆ど。(担当制の説明をし)担当以外の大人も関わるようにし、担任同士連携を取っているので1人の担任とそりが合わなくても、違う大人がフォローしているので子どもが全く楽しめないという状況では無いと思う。」

 

保育・教育予算増額で、子育て環境の整備を!

30人学級実現署名(国あて及び県あて2種配布済み)等

 過去5年間と同様に、今年度も、保育・教育関連の署名に取り組むことになりました。仕事をしながらの署名集めはとても大変ですが、職場によっては、同僚の方の協力を訴えやすいところもあると思います。わが子を取り巻く現在及び未来の環境をよりよくする為の署名です。地域の友人や知人にも積極的に訴えていきましょう。園毎に、独自のポスターや工夫を凝らした回収箱をつくるなどして、1筆でも多く集めていきましょう。

今年度取り組みの署名一覧とその扱い等について紹介議員欄記入不要[提出時の代表が全議員に依頼し、承諾議員名を記入]
@すべての子どもにゆきとどいた教育をすすめるための請願書(全国三千万人署名)
(ゆきとどいた教育をすすめる千葉県民の会)
・県宛て(県議会議長)と国宛て(衆・参議長)の各々に署名
・一一月度連絡会定例会までに要集約
A三〇人学級実現を求める請願署名(2004年度版)
千葉県高等学校教職員組合
・県宛て(県議会議長)に署名
・一一月度連絡会定例会までに要集約     
B保育・学童保育予算の大幅増額を求める請願書(近日配布予定)
全国保育団体連絡会
・国宛て(衆・参議長)に署名
・一月度連絡会定例会までに要集約


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