郵便最新情報(2001年〜)

2000年機械印小型印情報は、移管しました

平成12年年賀印情報を新設しました

2000年以前のものを別のページに移動しました(2001.3.14)


郵便局内設置の「ポスタルローソン」内に簡易郵便局設置
                                                       (2003.8.28)
 平成15年8月5日に第一号店が東京・代々木局(渋谷区)内に開設されたコンビニエンスストア・ローソンの郵便局内設置店舗「ポスタルローソン」。
 第二号店となった神奈川・青葉台局(横浜市青葉区)店開設に合わせ、簡易郵便局が設置されました。

 平成15年8月26日設置
 ポスタルローソン青葉台局店簡易郵便局
 〒227−0062 神奈川県横浜市青葉区青葉台1丁目13−1

  
 委託業務は郵便のうち、小包の引受け、不在留置小包の交付及び切手類・印紙の販売に限られています。
 第一号店の代々木局と違い、青葉台局は無集配特定局のため、事実上不在留置小包の交付事務
だけのために簡易郵便局が開設されたことになります(他2業務は切手類売り捌き所で受託可能)。

 ポスタルローソンについてはしばらく様子を見た上で増設されていく見込みで、今後こういった事例が増える
可能性があります。

 なお、記念押印については当日午後から監督局の指導で不可になっている模様です。

 郵便局内郵便局は全国で3例目(東京・江東新砂局が新東京局内、大阪安治川口駅前局が新大阪局内)
となります。


幕張メッセ「東京キャラクターショー」にて独自図案「写真付き切手」発売
                                                    (2003.8.11)
 既に会期が終わっていますので記録にしかならないのですが・・・
 去る平成15年7月20日から22日まで、千葉・幕張メッセで行われた「東京キャラクター
ショー2003」会場の角川書店ブースで、会場独自図案の「写真付き切手」が発売されていた
ことが判明しました。
 
 図案は複数種類あるとのことですが、詳細は確認中です。
 ちなみに以下はWEB上の発表資料。さすがに収集家は見ていないよなぁ・・・

 非公式情報ですが、お客さん、1桁台だったそうで、現存シート数も、きわめて稀少とのこと。


【参考資料】東京キャラクターショーonWEB
http://www.chara-ani.com/vtcs2003/info.html


無集配普通局、相次いで廃止
                                                    (2003.8.11)
 大阪・東京で無集配普通局が各1局、廃止となります。
 一足早く廃止になったのは大阪・大阪小包郵便局。平成6年8月1日付で、大阪小包集中局
の業務を引き継ぐ形で設置された小包専門局ですが、平成15年7月15日付(最終営業日
7月14日)にて廃止となりました。

 東京では、東京簡易保険事務センターに併設されている三田台郵便局が、平成15年8月
31日付(最終営業日8月29日)で廃止となります。

 位置付けが元々あいまいな無集配普通局ですが、今後の整理統合を窺わせる話ではあります。

 大阪小包局の廃止日が中途半端なのは、同日付で近畿支社の課長級人事異動が発令された
ためで、新大阪局長が公社本社へ転出、大阪小包局長が新大阪局長に横滑り、結果的に局長
ポスト1減ということになっています。

【参考資料】日本郵政公社近畿支社人事(近畿支社報道発表)
http://www.kinki.japanpost.jp/news/pr150708_1.htm


写真付き切手・デモンストレーション販売情報
                                                      
  (2003.4.20)
 平成15年4月25日(金)より開始になる「写真付き切手」のデモンストレーション販売の概要が明らかになりました。
 販売期間は、平成16年3月24日まで(予定)とのことです。

販売箇所 販売時間 販売休止日 備考
品川プリンスホテル 13:00〜19:00 月曜日(※) 7月24日(予定)で販売終了
椿山荘 10:00〜16:00 月曜日(※)  
ワンザ有明ベイモール 13:00〜19:00 月曜日(※)  
ミニストップ ワンザ有明店 13:00〜19:00 月曜日(※)  
サンリオピューロランド 平日   10:00〜17:00
土日祝 13:00〜20:00
休園日 入館料要(3,000円)
東京中央郵便局 平日土曜 10:00〜16:00
日祝    10:00〜15:00
月曜日(※)  
新宿郵便局 10:00〜16:00 月曜日(※) 1Fロビー(ATM前)
逓信総合博物館(ていぱーく) 10:00〜16:00 月曜日(※) 入館料要(110円)

 休館日に(※)とある場合は、「月曜日祝日の場合は、火曜日」になります。また、年末年始(12月29日〜1月3日)
はサンリオピューロランド以外は発売しないとのことです。

 切手シートですが、パンフレットそのままを記載しますと、
・3種類のスタンダードデザインに加え、それぞれの会場オリジナルデザイン1種類を入れた合計4種類から
 お選びいただけます。
・スタンダードデザインも、それぞれの会場ごとに違います
 となっています。

 4月19日から開始のていぱーくでの販売を体験してきましたが、気になったのは以下の点です。

・撮り直しは1回まで。撮り直した場合は、後の画像だけが残ります。
・切手の地(写真の部分)は灰色なので、明るめの服装が吉。
・最初に代金を投入しますが、まずは1シート以上分(500円か1000円札)を入れて撮影→画像確定
 →枚数選択後、追加投入指示 がされます。つまり、6シートの場合も最初に3,000円入れるわけではあり
 ません。
・たまたま紙切れになり(都合のよいこと^^)中を見ることが出来ましたが、入っているのはただのプリンタです。
 (笑)切手・銘版・注意事項だけが印刷されている紙を手差し印刷しているわけです。
 つまり、左側画像・撮影日付・撮影場所・顔写真がすべて加刷ということです。
 これにより、場所別のデザインも容易に出来るというわけです。
 (確認したわけではないのですが、多分データをインストールするのでしょう。)
・官封は50枚です。普通と同じですね。(デモ販売・通信販売用)と書かれていました。
・領収書も出ます。機械Noも入っています。今回のていぱーくでは、3Fと2Fで行われましたが、機械番号の
 14番・16番は少なくとも3Fでした。3Fは5台でしたので、2Fもおそらく5台、残り10台は東京中央局あたりに
 配備されて通信販売用でしょう。
←右下に機器Noが入る。
 領収書を見ていただくとわかりますが、「柄4」とあります(ちなみに「柄4」はていぱーく専用柄のポスト柄です)。
絵柄を用紙側でなくPC(プリンタ)側で制御している証明になります。
 用紙はどの図柄についても共通ですので(トレイが1つしかない以上、どの柄を選ぶかわからないのであれば、
用紙は共通にならざるを得ません。そうしないとプリンタに紙を毎度入れ替えることになります)、PC側でどの図案を
選択されたか判断し、プリントしているということになります。
 逆に言えば、図柄別の枚数がおそらく日計出力機能で出力できるのでしょう(街頭設置も考慮されている点から
すれば、オンラインで管轄局と結ばれ、吸い上げる機能はあるでしょう)。その機能を使用すれば、図柄別の人気が
たちどころに分かり、図柄の入れ替えも有効に行えるということでしょう。

 ちなみに機械の写真はこちら

 なお、品川プリンスホテルだけ何故か、3か月間・7月24日(予定)にて販売中止となります。
 独自柄としては、最も短い発売期間ということになります。


さいたま市政令指定都市移行・郵便番号変更に伴い欧文印大量変更
                                                              (2003.3.25)

 平成15年4月1日に13番目の政令指定都市となる埼玉県さいたま市では、9年前の千葉市と同様、行政区にあわせた郵便番号変更が実施されます。

 これに伴い、郵便区番号変更により欧文印・欧文ローラー印の変更が行われる見込みです。
 一覧表にまとめました。

 市内90局のうち欧文印・欧文ローラー印の配備のない大宮卸町簡易局を除いた、89局のうち、44局が変更される予定です。(4月1日から6日までは移行期間となり、欧文印・欧文ローラー印の変更は4月7日から実施されました。)


写真入り切手、試行販売開始
                                                              (2003.3.19)

 3月19日付報道発表にて、「写真付き切手」試行販売が正式に発表されました。
 注目の販売開始日は4月19日(土)、「全日本切手展2003」会場(ていぱーく:逓信総合博物館)となります。

 郵政事業庁報道資料 (2003年3月19日付)

 郵政事業庁・写真付き切手作成サービスのご案内  切手図案が掲載されています。
                             2003年2月10日発売のグリーティング切手が使用される模様です。

 郵政事業庁・写真付き切手作成サービス 利用規約 2003年4月19日から適用
  公序良俗等に反した内容の写真付き切手を貼り付けた郵便物を、「取り扱わない」と明示しています。

 郵政事業庁・写真付き切手作成サービス デモンストレーション販売 実施概要
  4月19日から先行開始されるていぱーくでの販売要綱をまとめています。
  ここに、「4種類のシートデザインからお選びいただけます」と明記があります。

 以上の発表されている各資料から要約すると、以下の通りとなります。

形式 販売日 販売箇所(いずれも東京都) 販売方法
売価500円
(80円4枚)

シートデザイン:4種類   
2003年4月19日(土)〜24日(木)
※4月21日(月)は休館日
・ていぱーく(千代田区大手町) ・抽選
 往復はがき又は
 インターネットで
 1日1回限り申込み可
(1日2時間ごとの時間帯
希望枠を指定して申し込む。当選後の事後時間帯・日付変更不可))
 2003年3月28日(金)締切
2003年4月25日(金)以降、準備出来次第

上記に追加情報掲載
・ていぱーく(千代田区大手町)
・東京中央郵便局(千代田区丸ノ内)
・新宿郵便局(新宿区西新宿)
・椿山荘(文京区)
・品川プリンスホテル(港区)
・ワンザ有明ベイモール(江東区)
・ミニストップワンザ有明店(江東区)
・サンリオピューロランド(多摩市)
  
売価1000円
(80円10枚)

シートデザイン:1種類

法人申込みはロゴマーク表示
2003年6月2日(月)予定   ・通信販売のみ 

 ていぱーくで4月19日から発売分は、販売が抽選となるため、高抽選率となるでしょう。
 1枚の当選で1種類の写真(6枚まで)、その中に3人まで一緒に写れるとあります。
 (そもそもこの件が、抽選終了の3月28日まで、「郵趣ウィークリー」誌に掲載されませんでしたので、申込み数はかなり限定されるでしょう。)応募3,000通について、当選2,000通だそうです。(概数)

 注目は法人のロゴマーク付切手で、一種の「広告付き切手」の意味合いを持つことになりますので、本販売(平成16年度以降に予定されています)に向けて、大変興味深い試みといえそうです。


インキ浸透式和文印、今年度も配備

                                                              (2003.3.11)

 本配備となってずいぶん経ちますが、インキ浸透式和文印の配備が今年度も行われます。
 納入は3月7日までと指示されており、普段より早めの配備となっています。
 局数は以下の表の通りで、5,405局、5,710本の配備です。また、配備局数の純増は4,892局となり、
今年度の配備だけで実に郵便局の1/4に配備されることになります。
 また、本配備開始以降昨年度まで配備のなかった九州郵政局管内にも初めて配備されます。

 以下の表で「エラー」と記されているのは、
1)調達時から時が経って局名改称したが、旧名称で調達した
2)資料そのものが間違って、違った局名で調達した
 の2つのパターンが該当し、いずれも「そのままでは使えない」局のため、算出から除外しています。

 なお、今年度配備のうち、山口県・宇部寺ノ前局(755-0072)は3/17に局名改称し宇部中村局となります。
 このため、使用はわずか1週間の超短命印となります。

 局名表については、別ページに掲載しました。。

●郵政局別配備局数

郵政局 種別 集普 集中 無普 集特 無特 総計  
北海道   38     188 199 425  
東北   90   2 206 194 492  
関東   216 1 4 101 453 775  
東京   88   1   387 476  
信越         97 157 254  
北陸   30     33 95 158  
東海           392 392   
近畿           1,161 1,161  
中国         112 205 317  
四国         121 86 207  
九州   156     577 10 743  
沖縄   1     4   5  
総計   619 1 7 1,439 3,339 5,405  
関東 エラー         3 3 横浜貯金事務センター内・青葉台・寒川岡田
 →3局とも正常局名表示で配備
九州 エラー       1   1 春富(熊本)
 →誤表示(旧局名)で一旦配備されたが
 使用せず回収、現在再作成中
中国 エラー         1 1 大高(岡山)
東北 エラー         1 1 米沢大門
 →配備予定、現在作成中
北陸 エラー       1   1 粟津(福井)[春江局分]
 →正常局名表示で配備
北海道 エラー         1 1 大谷地サティ内
 →正常局名表示で配備
エラー計   - - - 2 6 8

●郵政局別配備本数別配備局数(2本以上配備)  ※上記表の「エラー」を除く

*1局に2本以上配備される場合の追加本数です。

郵政局 局当本数 局数 追加本数 追加局名
集普 集中 無普 集特 無特 総計
東北 4 19       1 60 仙台中央、仙台北、仙台南(無)、若林
仙台東、福島中央、いわき、会津若松
郡山、盛岡中央、一関、青森中央
弘前、八戸、山形中央、米沢、鶴岡
酒田、山形南、秋田中央
東京 2 82   1     83 田園調布、狛江、羽村、鶴川、瑞穂
あきる野を除く配備対象の普通局
北陸 2 2         2 富山南、福井南局
北陸 5 1         4 新金沢局
九州 2 156         156 集配普通局今年度配備全局
総計  301 - 1 - 3 305  
総配備本数  920 1 8   3,342 5,710  

●前年度迄配備状況別局数    ※上記表の「エラー」を除く

郵政局 未配備 配備済(*1) 配備済 配備済(*2) 総計
北海道 387   37 1 425
東北 401 14 77   492
関東 557   189 29 775
東京 387   82 7 476
信越 254       254
北陸 97 3 56 2 158
東海 392       392
近畿 1,161       1,161
中国 317       317
四国 207       207
九州 727 16     743
沖縄 5       5
総計 4,892 33 441 39 5,405
配備済(*1):試行のみ配備あり(通常期は初配備)
配備済(*2):通常・試行共に配備あり



郵政公社化に伴い、関係郵便局改称へ
                                                               (2003.3.1)

 今年4月の日本郵政公社発足に伴い、郵政事業庁・郵政局に設置されている郵便局の名称が、4月1日から変更になることになりました。
 一部未確定ですが、今回は郵政事業庁主導で改称が予定されているそうで、一斉の切替となります。

郵政局名 現名称 改正名称 備考
郵政事業庁 郵政事業庁内 日本郵政公社内 風景印、インキ和文使用局
北海道 北海道郵政局内 北海道庁赤レンガ前 風景印、インキ和文使用局
信越 長野中央/郵政局内 長野中央/栗田 分室
北陸 北陸郵政局内 金沢近江町 風景印使用局
東海 東海郵政局内 名古屋丸の内三 風景印、インキ和文、インキ為替使用局
近畿 大阪中央/郵政局内 大阪中央/北浜東 分室 風景印使用局
中国 広島中央/郵政局内 広島中央/東白島 分室

 なお、上記局を含めた告示前改称・設置情報を別ページに掲載しましたので、ご参考まで。


東京中央局日比谷パークビル内分室、ビル建替えのため廃止
                                                               (2003.3.1)

 東京都千代田区の東京中央局日比谷パークビル内分室が、高層ホテル化に伴うビル建替えのため、3月28日(金)の営業を最後に廃止されることになりました。(※告示上は、一時閉鎖となる可能性もありますが、名称としては消滅します。)
 東京中央局の分室では、(国際)観光ビル内分室が一時閉鎖(平成14年4月27日付)されたのに続くもので、同局分室は、財務省内分室を残すのみとなります。


財務省銘版・納入枚数一覧更新
                                                               (2003.1.29)

 一時の嵐は過ぎ去った感はありますが、平成14年12月までの財務省銘版・納入枚数が財務省印刷局から情報開示されましたので、内容を整理した一覧ページを作成しました。

 平成13年9月末限りで販売中止になった額面を除くと、110円切手と弔事80円切手の少なさが目立ちます。

 また、現行額面で出現が確認されていない70円・130円・420円はいずれも、平成14年12月末までに、財務省印刷局からの納品だけでなく、郵政事業庁からの発注もされていないことが判明しました。

 あと3か月、需要が一気に増えるとは考えにくいため、上記3券種の財務省銘版は、出現の可能性はかなり低いと言えそうです。


写真付き切手、春登場がほぼ確定
                                                               (2003.1.26)
 既に各新聞誌上で報道されていますが、「写真付き切手」が今年春からお目見えします。

 郵政公社の中期経営計画にも既に盛り込まれていますが、1月15日付で、「写真付き切手作成用システム用トナーほか6点」の入札公告が出ました。
 納入期限は3月24日となっていますので、実験も含めて4月頃から運用と見られます。

 なお、今回調達の品目は以下の通りで、予備を考えると元々のプリンタは50台前後の配備ではと想定されます。
  ・写真付き切手作成システム用トナー(ブラック) 216個 富士ゼロックス CT200128
  ・写真付き切手作成システム用トナー(シアン)  302個 富士ゼロックス CT200129
  ・写真付き切手作成システム用トナー(マゼンダ) 302個 富士ゼロックス CT200130
  ・写真付き切手作成システム用トナー(イエロー) 302個 富士ゼロックス CT200131
  ・写真付き切手作成システム用ドラムカートリッジ  68個 富士ゼロックス CT350084
  ・写真付き切手作成システム用転写ロールカートリッジ 78個 富士ゼロックス CWAA0416
  ・写真付き切手作成システム用領収書用ロール用紙 177個 シチズンCBM RP5850

 上記に品目を示していますが、実際には「又はこれと同等のもの」と書かれています。が、政府調達の慣例から見て、ほぼメーカーはプリンタも含めて富士ゼロックスと見て問題ないでしょう。

 同社のカラーレーザープリンターのラインナップを確認すると、
  Docuprint C1616(本体価格298,000-) 機種カタログ
 のようです。A4カラーで、1分に16枚印刷可能な機種です。(他のプリンタは消耗品品番がまったく違うため。)

 報道によると、配備箇所は20箇所前後とのことで、1局1台のPCにケーブル接続で2〜3台のプリンタといった構成になると見られます。

(上記記事は一部推定が含まれていますので、確定情報が判明次第修正しますので、ご了承ください。)


郵便約款答申/新超特急郵便廃止・ふみカード販売中止
                                                                (2003.1.23)
 今年4月の郵政公社化に伴い、現行の郵便規則等を引き継ぐ形で規定される、郵便約款が1月17日、総務省から郵政審議会から諮問され、諮問のとおり答申されました。
 全文は日本郵政公社WEBに掲載されています。

■郵便約款の種類
 1.内国郵便約款:内国郵便(電子郵便を除く。)の役務に関する提供条件を規定
 2.電子郵便約款:電子郵便の役務に関する提供条件を規定
 3.国際郵便約款:国際郵便の役務に関する提供条件を規定

 以上3通りにて規定されることとなりました。

■公社化によって変更されるサービス
 1.損害賠償限度額の引き上げ
  小包郵便物・簡易書留郵便物の損害賠償額が5万円に引き上げられます。
  (現行は、小包が6000円、簡易書留が8000円)
  ※簡易書留郵便物は公社化時に存廃が取りざたされていましたが、正式に存続となった模様です。

 2.小包葉書の販売中止
  販売は中止しますが、取扱は公社化後も当分の間継続されます。(内国郵便約款 附則第四条)
  平成15年4月1日〜6月末まで、無手数料にて切手類との交換を実施します。

 3.ふみカードの販売中止
  販売は中止しますが、取扱は公社化後も当分の間継続されます。
  ※ただし、減算機の耐用年数の関係で、取扱局数は順次減少する予定になっています。

 4.国際電子郵便を廃止

 5.新超特急郵便、新特急郵便(地域相互間)の廃止
  新超特急郵便(東京都区内・名古屋・大阪・札幌・福岡)は全面廃止となります。
   新特急郵便は地域相互間は廃止、同一地域内のみ継続取扱となります。
   廃止:東京←→福岡・札幌・名古屋・大阪
   廃止:大阪←→名古屋
   存続:東京都区内相互間・名古屋市内相互間・大阪市内相互間
  ※これにより、全局(銀座局・名古屋中央局・大阪中央局・札幌中央局・福岡中央局の新超特急郵便
   センターで使用している「新超特急・
特急」印は、3月末限りで廃止されました
    (従来から、都市間新特急郵便は、超特急郵便センターではなく、郵便課所管だったため、今回の措置
    に伴い、超特急郵便センターが廃止されています。)

関係報道発表資料(郵政事業庁)


大阪小包局に欧文印・欧文ローラー印配備
                                      (2003.1.4)

 大阪の小包拠点局、大阪小包局に欧文印・欧文ローラー印が配備されました。
 同局の取扱範囲は国内小包のみのはずですが、なぜ配備されたのかといえば、
『集荷時に国際小包があって、断れなかったので配備を申請した』(同局局員談)
 とのことです。
 


和欧文機械印移動・新規配備
                                      (2003.1.4)

 07地域の地域区分業務移管に伴い、郵便物自動取り揃え押印機(和欧文機械印を消印する機械)が旭川中央局から旭川東局に移管されました。
 
 旭川中央局の最終:2002.7.27 0-8
 旭川東局の初時間:2002.7.29 8-12

 なお、川崎地域の業務移管に伴い、中原局の選別台付自動取り揃え押印機(同じく和欧文機械印を消印する機械)が平成14年9月頃撤去され、平成14年10月7日設置の都筑局に移管されています。
(差立て業務を川崎港局で集中処理するため。このため、中原局のゆうゆう窓口24時間営業は、時をほぼ同じくして取扱時間を短縮しています。)

 また、新規設置となった新金沢局、新仙台局にも選別台付自動取り揃え押印機が設置されて稼動しています。(平成14年10月7日より)


シティポスト、相次ぐ廃止
                                      (2003.1.4)

 平成14年中に大都市型簡易郵便局(シティポスト)の廃止は3局に上りました。

 14.3.29限り廃止 名古屋ひまわり簡易郵便局(名古屋市中区)
 14.4.12限り廃止 そごう横浜店内簡易郵便局(横浜市西区)
 14.12.27限り廃止 御堂筋ひまわり簡易郵便局(大阪市中央区)

 「ひまわり」の2局はいずれも近畿日本ツーリストの受託で、同社の受託簡易局がなくなったことにより、旅行代理店の受託は名鉄観光(日本橋、大阪本町、柳橋)を残すのみとなりました。


平成15年年賀印ご報告
                                      (2003.1.4)


 旧印の割合がどんどん減少しており、全滅も間近といったところでしょうか。
 
櫛 型 印:2局(北海道・厚沢部、同・黒岩)
丸二型 印:3局(沖縄黒島、熊本・一勝地、北海道・恩根内)
丸二上櫛印:1局(北海道・黄金)
下 櫛 印:1局(高知・三崎)
丸二下櫛印:1局(高知・三崎)
旧型機械印:1局(北海道・広尾)
トビ色 印:2局(秋田・雄物川、長崎・有川)

 なお、平成14年10月1日に組織改編で設置された新東京郵便局羽田分室ですが、予想通り年賀印を使用しました。棒型・インキ浸透式印が存在します。


都道府県名なし和文印2例
                                      (2003.1.4)

 昨年2件発生していますので記録しておきます。
 11月25日改称:新潟・山二ツ局 和文インキ浸透式印
 5月1日改称:東京・御殿山ヒルズ局 和文印

 特に前者は日付印だけ見ても、どこなのかさっぱりわかりません・・・


北九州市八幡西区、郵便区異動
(2002.11.9)

 北九州市八幡西区管内の集配業務に一部変動が実施されます。

〜平成14年11月4日 平成14年11月5日〜平成15年3月23日 平成15年3月24日〜
折尾郵便局(集普) 八幡南郵便局(設置)
福岡県北九州市八幡西区八枝4丁目3番
敷地:約6,000m2、建物約9,800m2
構造:鉄骨造、地上3階建て
※折尾局から郵便区を引き継ぎ
香月・木屋瀬局から業務引継ぎ
八幡西郵便局から一部郵便区変更にて引継ぎ
(注)
折尾丸尾町郵便局(移転改称、集配廃止)
※旧折尾局局舎を使用 
香月郵便局(集特) 香月郵便局(無特、集配廃止)
木屋瀬郵便局(集特) 木屋瀬郵便局(無特、集配廃止)
※和文機械印使用あり


(注)八幡西局から八幡南局へ郵便区が移管されるのは、郵便番号806−0071〜78、81〜85の地域で、いずれも807−****(下4桁変更なし)となります。
管内には
・八幡大原郵便局(806−0074→807−0074:欧文ローラー、欧文あり)
・八幡沖田郵便局(806−0075→807−0075:欧文あり)
・塔野簡易郵便局(806−0085→807−0085)
の3局があります。

設置関係報道資料  集配業務引継ぎ関係報道資料


新東京郵便局関係・東京小包局廃止、羽田局分室移行
(2002.11.4)

 平成2年8月6日に東京都の郵便網改編に伴い設置された新東京・東京小包(いずれも東京都江東区)、羽田(東京都大田区)の3局が、2002年(平成14年)10月1日から再度再編され、新たなスタートを切りました。

〜平成14年9月 平成14年10月〜
新東京郵便局 従来通り 新東京郵便局
東京小包郵便局 廃止
羽田郵便局 廃止 新東京郵便局羽田分室


(印影)左から、最終日印。東京小包局の和文/和文インキ浸透式と、羽田局の和文インキ浸透式。
    新東京郵便局羽田分室は、和文/和文インキ浸透式/欧文/和文ローラーの配備。
    和文インキ浸透式は普通局タイプの配備のため「0−8」が存在するが、和文は発着便がないという理由により
    「0−8」が存在せず、「8−12」が初日印となる。


 なお、新東京局羽田分室は、東京輸送局空港センター→羽田局と引き継がれた業務を基本的に引き継いでいます(一部業務は平成14年7月から新東京局に業務移管済)ので、局前ポストの取集業務も残っています。
 このため、今年年末には年賀印(和文/和文インキ浸透式)が使用される可能性は高いと見られます。

 新東京局羽田分室については、平成14年11月4日現在、未告示です。


石川県新地域区分局・新金沢郵便局開局
(2002.11.4)
 石川県(92地域)の新地域区分局として、2002年(平成14年)10月7日に新金沢郵便局(集配普通局)が開局しました。(北陸郵政局報道資料
 
 所在地:金沢市新保本4丁目65−2
 敷地面積:30,000平方メートル
 建物規模:鉄骨造、一部3階、延べ床面積26,368平方メートル
 営業時間:郵便24時間(ゆうゆう窓口対応時間あり)
        貯金(ATMのみ) 平日9〜18時、土曜9〜17時 金沢南郵便局の出張所扱い
 移管業務:石川県内(郵便番号92地域)の地域区分局業務(金沢南局より移管)
        既存郵便区の集配業務(金石局の全区域、および金沢南局の一部区域)
        ※これに伴い、金石局は無集配特定局に降格
 
 当初、金沢南郵便局新保本庁舎として建設されてきた局舎ですが、最終的に新局としての開局となりました。


インド洋派遣部隊・次々入れ替わり
(2002.11.4)

 昨年11月から始まったインド洋派遣艦隊内の郵便局設置が相次いでいます。
 部隊が交替するとともに、局の廃止と設置が繰り返されるため、動向が把握しにくくなっています。
 第3次部隊あたりまではマスコミの報道もそれなりに行なわれてきましたが、最近ともなると出港の知らせよりも郵政事業庁告示の方が先に出る有りさまです。
 わからなくならないうちに、資料をまとめました。「インド洋派遣艦隊 派遣艦船・設置郵便局一覧」をご参照ください。

 今回のインド洋派遣艦隊では、唯一「ときわ船内郵便局」のみ、(私は)郵頼に成功しました。(よく見てみると、この印は同局の廃止日、つまり最終印です)




普通切手大量整理 
                                                                   (2002.8.4)
郵政事業庁8月2日付報道発表によりますと、普通切手の大量整理が以下の通り行われます。
現行発売中の57券種(料額印字切手を除く)のうち、30種を今年10月1日から販売中止とする内容で、最終的に27種類が窓口販売普通切手となります。

このうち注目されるのは、緑色で色分けした8券種で、これらは財務省銘わずか2年弱で販売中止ということになるため、僅少といえるでしょう(特に4・9円は恐らく一度限りの印刷なので、なおさら少ない)。大蔵省銘の700円も、印刷は発行時の一回のはずで、こちらも少ないでしょう。

色分けのもう一つは水色2券種ですが、こちらは継続販売ですが、いまだに財務省銘が出ていないもので、現時点で出現していない以上、もし出現すると一回限り印刷に限りなく近い僅少品となります。

何はともあれ、郵政公社化に向けた業務整理の一環といったところでしょうか。

普通切手一覧表  
 発売 ○:2002年10月1日以降も販売 ×:2002年9月30日限り販売中止
 大蔵省 ○:銘版あり ×:銘版なし
 財務省 ○:銘版あり ×:銘版なし

券種名 意匠 発売 大蔵省 財務省 券種名 意匠 発売 大蔵省 財務省
1円 前島密像 260円 一字金輪像 × ×
2円 秋田犬 × 270円 カワラナデシコ
3円 ほととぎす 300円 金剛峯寺恵喜童子像 ×
4円 ベニオキナエビス × 310円 東大寺戒壇院広目天像 × ×
5円 こぶはくちよう 350円 カタクリ
9円 シオカラトンボ × 360円 薬師寺観音菩薩立像 × ×
10円 コアオハナムグリ    390円 ツユクサ ×
15円 ミカドアゲハ × 400円 天灯鬼 ×
18円 テントウムシ × × 410円 色絵藤花文茶壺 × ×
20円 ニホンミツバチ 420円 ノハナショウブ ×
30円 ベニシジミ 430円 タチツボスミレ ×
40円 菜の花ともんしろちょう × × 500円 伐折羅大将
40円 バイ × × 600円 広隆寺弥勒菩薩半跏像 × ×
50円 メジロ 700円 四季花鳥図 × ×
60円 平等院梵鐘 × × 1000円 松鷹図
60円 リンボウガイ × × 1000円 吉祥天立像 × ×
70円 シジュウカラ × 慶事用50円切手 ハート
80円 ヤマセミ 慶事用50円切手 折鶴 × ×
90円 カルガモ 慶事用50円切手 宝雲に霞模様 × ×
100円 銀鶴 慶事用80円切手 寿
110円 コチドリ 慶事用80円切手 折鶴 × ×
120円 モズ 慶事用80円切手 瑞雲に霞模様と松皮菱 × ×
130円 ウソ × 慶事用90円切手 松竹梅 × ×
140円 イカル 慶事用90円切手 ユズリハに霞模様と松皮菱 × ×
160円 カケス 慶事用90円切手 鶴にオモダカ文様    
190円 サギソウ × × 弔事用50円切手 葦に流水模様
200円 埴輪 弔事用50円切手 花輪 × ×
210円 埴輪 × × 弔事用80円切手 コウホネ
250円 古瀬戸黄釉狛犬 × ×

※350円切手は2002年7月に財務省銘版にて初めて製造され、9月から一部郵便局に出現しています。(2002.11.4追記)


宮城県新地域区分局・新仙台郵便局設置

                                                                  (2002.7.2)
 今年(2002年)10月7日に、宮城県の新地域区分局となる、新仙台郵便局が開局することが発表されました。
東北郵政局報道発表

 所在地:仙台市太白区鈎取字谷地田80番
 面積:土地面積 29,637u 、建物面積 34,235u
 構造 鉄骨造(CFT工法) 地上2階建
 取扱事務
  ・宮城県内(98地域)の地域区分業務(仙台中央郵便局から移管)
  ・仙台市太白区全域及び青葉区の一部の集配業務
   (仙台南、仙台中田、仙台生出郵便局から移管。3局は無集配特定局へ局種改定)
  ・郵便業務のみ取扱(郵便窓口24時間営業)
  ・貯金、簡易保険は取り扱わない。ただし、ATMは設置。

 ・・・ということは、ATMは当然自局の番号ということになるのでしょうから、いわゆる大阪国際パターンですね。
→【結論追加】ATMは、仙台南郵便局の番号となりました。(2002/11/4追記)


 和欧文機械印が開局日から使用されています。また、和文印については、インキ浸透式日付印も併用されています。(上記画像参照)。


ふるさと切手「沖縄の花」発行延期に

                                                                  (2002.7.2)
 当初予定: 8月 1日(木)
 変更後  : 8月23日(金)

 に変更となります。郵政事業庁・郵便ホームページより。

 最近延期が多いですね。スケジュール管理の甘さを感じずにいられません。いくら「予定」といえど、年1回ぐらいならわかりますが・・・。


「Pスタンプ」、今年7月から本格発売へ(?)

 2002年3月28日日本経済新聞(夕刊)が報じたところによりますと、

 昨年8月に「日本国際切手展2001」で試行発売された「写真付き切手」が、今年7月から発売されるとのことです。
 発売局は「全国の大都市圏の中央郵便局」で、設置台数は「30台」。
 発売金額は「1100円(80円×5枚+50円×5枚)」。
 申込者が機械に代金を入れた後、写り具合を確認してボタンを押すとのことで、つまりプリクラと同じ、セルフ方式と
なるとのことです。

 将来的には、写真を郵送してもらい(写真は申込者本人のものに限るとのこと)、作成するサービスも検討する、
と触れられています。

 が、この報道、郵便局内部では「『正式決定しておらず、まだ未定』との返事をするように」との通達が出ている模様で、
もしかすると、日経の先走りということでしょうか・・・・。

関連リンク
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20020329CPPI035329.html
(NIKKEI NET)

(2002.3.31)


東京郵政局管内で、営業時間延長局追加

 (2002年)4月1日から、中央区内銀座・銀座西に所在する無集配特定局で、郵便窓口の営業時間が延長されます。

従来   9:00〜17:00
→変更 9:00〜18:00

変更局 銀座一、銀座通、銀座並木通、銀座三、銀座四、朝日ビル内、銀座六、銀座七、銀座西(合計9局)

貯金・保険の営業時間は現行通りです。

情報によりますと、以下の各局も同様に延長とのことです。

台東区:上野黒門、上野三、仲御徒町、下谷神社前、台東一、台東三(6局)
港  区:新橋四、日比谷セントラルビル内、西新橋一、虎ノ門(4局)

(2002.4.1)


インキ浸透式和文印、今年も増備決定

 春の風物詩となりつつある、インキ浸透式和文印の配備が今年も行われます。
 配備は3月15日を使用開始目標として行われています。(沖縄は、初日3/15が確定とのことです。)

 配備局数は、現時点で以下の通りです。
 九州は本配備になって以降、一度も配備されないままです。

郵政局 局種別合計 総計 属性別内訳 注記
集普 無普 集特 無特 初配備 試行局に初本配備 本配備済局に増備 試行・本配備局に増備
北海道 47 1 177 100 325 296 4 23 2
東北 9   284 185 478 477   1  
関東 132 2 144 373 651 523 17 111   (注3)
東京 82 6 2 351 441 353 7 75 6
信越     75 65 140 139   1  
東海 24   114 221 359 335   24  
北陸 22   43 61 126 104 5 17   (注2)
近畿 91 2 287 581 961 868   93   (注1)
中国     149 144 293 293      
四国 57 1 41 75 174 166 8    
沖縄 6 1 7 9 23 23      
総計 470 13 1,323 2,165 3,726 3,577 41 345 8

九州郵政局は、配備なし

 今回の配備のうち、興味深いものを挙げてみます。

(1)上記局種は、使用局の局種のタイプを示すもので、印のタイプと異なる局がある
   A.無集配普通局だが集配普通局タイプが配備された局
    東京・東京国際、千葉・新東京国際空港、大阪・新大阪、同・大阪小包
   B.無集配特定局だが集配特定局タイプが配備された局
    石川・金沢駅内
  なお、上記の表は、配備局の局種を基準に計算しています。が、Aのケースでは、集配普通局タイプの日付印を、
 無集配普通局に配備しています。局種はともかく、大規模局のため、集配普通局と同扱いされています。
  恐らく、「年賀」「選挙」「0−8」「★★★」まで含んだものが配備されているとみられます。

  金沢駅内局は、19時まで営業のため、「18-24」が配備されているためで、タイプとしては『集配特定局タイプ』となり
 ます。

(2)一旦配備されて、廃止されたものの今回復活する局
 局名改称などで使用が中止され、今回配備が復活するケースがあります。
  大阪・和泉局(平成13年2月13日、和泉南局から改称時に、廃止)
  茨城・藤代局(平成13年8月1日、集配特定→集配普通 昇格時に、廃止)

 なお、今回の配備局中、那珂湊(茨城)は集配普通局として記述されていますが、実際には3月25日付で無集配特定局となり、活字も「茨城・那珂湊」として配備されました。

平成13年度 インキ浸透式和文印配備局一覧表 に掲載しました。(2002.3.31最終更新)

(2002.3.31)


インキ浸透式日付印、試行局に追配備

 平成12年度から本配備に移行したインキ浸透式和文印の、試行型を配備していた関東管内の35局へ、本配備型が配備されることになりました。
 
 これは、関東郵政局での平成13年度物品定期更改の一環で、平成7年度配備局(つまり試行型配備局)へは軸丸ごと配備され、その他の配備局へは、年活字「14」が配給されます。(インキ浸透式欧文印については、昨年度配備時に「02」まで配給済のため、今回の配給はありません。)

 試行配備局のうち集配特定局へは「0−8」「18−24」「★★★」「年賀」「選挙」を含む全活字が配給、無集配特定局へは前記活字を除いたものが配給されます。

 対象となる35局は試行配備時と全く同じですが、局名改称等により途中で使用が中断された局も、今回使用再開ということになります。
 具体的には、尾瀬花の谷(群馬)、川越今泉(埼玉)が該当します。
恐らく、年始め(平成14年1月4日)が配備初日となります。

 なお、今回同時に年賀電子郵便用のゴム印が、今年度局名改称・設置となった局(特定局のみならず、簡易局についても)配備されています。これからしますと、関東は全局配備を忠実に継続しているようです。
配備局は以下の通りです。

<神奈川>下曽我、横浜鳥山、オルトヨコハマ内、相模原松が枝、そごう横浜店内(簡易)
<埼 玉>南栗橋、大宮総合行政センター内
<群 馬>尾瀬花の谷
<千 葉>柏東台、佐倉染井野、習志野大久保東、銚子小浜(簡易)
<茨 城>上大島、龍ケ崎米町、龍ケ崎藤ケ丘、龍ケ崎下町、龍ケ先長山
<山 梨>春日居、甲府愛宕町、甲府大国      以上20局

海上自衛隊派遣艦艇に郵便局設置

 テロ特措法による自衛隊派遣に先立ち、「調査」名目に先行派遣された海上自衛隊の艦艇に、船内郵便局が設置されています。

 設置は、佐世保出航日である11月9日(金)。

 くらま船内郵便局 海上自衛隊護衛艦「くらま」内 排水量5200t ヘリコプター3機搭載
 はまな船内郵便局 海上自衛隊補給艦「はまな」内 排水量8150t

 引継局は、それぞれの母港を受け持つ佐世保局となっています。(前回のカンボジアPKOで設置された「とわだ船内」局とペルシャ湾掃海で設置された「ときわ船内」局はいずれも東京中央局が引継ぎ局であり、いずれも補給艦への設置でした。護衛艦への設置は戦後初めてです。)

 取扱範囲は、
・本邦あて航空通常郵便物のうち書状、通常はがき、航空書簡の引受
 (ただし、特殊取扱は行わない。)及び郵便切手類の販売
 とされており、取扱時間は当該郵便局長が定めるとされています。(11月19日郵政事業庁告示第422号)

 艦隊は11月15日にシンガポールのチャンギ港に入港したことまでは判明していますが、その後の報道は未見です。次の目的地は米軍の南アジア地域の軍事拠点・ディエゴガルシア島(英領)と、援助物資の着岸先であるカラチ(パキスタン)のいずれかとされています。

 上記と別に、第2陣が11月25日に出航しました。
 ・米軍支援を担当:補給艦「とわだ」(広島・呉基地)←前回と同じです
 ・難民への救援物資をパキスタンのカラチ港に輸送する掃海母艦「うらが」(神奈川・横須賀基地)
 ・警戒に当たる護衛艦「さわぎり」(長崎・佐世保基地)

 これに併せ、補給艦「とわだ」内に「とわだ船内郵便局」が設置されました。(12月5日郵政事業庁告示第440号)

 今回の派遣は戦時下初めての派遣ということもあり、高度の報道管制が敷かれています。
 郵趣からの観点では、かなり大変なことになりそうです。

 活動期間は、アフガニスタンの情勢が急速に変化している現状から、閣議決定された「平成13年3月末まで」とは裏腹に、短期ということも考えられそうです。

<関連資料>
 11月9日出航時 防衛庁長官記者会見資料 ルートと期間に言及
 11月20日 防衛庁長官記者会見資料 「実施要項」決定時
 テロ対策措置法 首相官邸
 テロ対策特措法に基づく対応措置の実施及び対応措置に関する基本計画について 首相官邸



特殊切手「世界遺産シリーズ第5集」発売延期

 11月22日(木)に発売が予定されていた「世界遺産シリーズ 第5集」が、図案裏焼きのため発行延期になることになりました。(11月20日郵政事業庁報道発表

 切手の画像 本来の画像

 発売日前ですので当然売られていないはず・・・だったのですが、栃木局で8シート販売されていたことが確認されています。チェック体制が上も下もなっていない、ということなのでしょうか・・・。


普通切手の包装方法変更

 普通切手の包装の方法が、今年7月から変更になっています。従来の紙包装から、ビニール包装に変更となりました。(平成13年7月13日付、郵営第3177号)

普通切手 包装
50・80円 包装方法 紙包装 ビニール包装
包装数量 20,000枚 10,000枚
その他(700・1000円を除く) 包装方法 紙包装 ビニール包装
包装数量 10,000枚

 で、50・80円の官封の単位が変更になっただけかと思いきや、実は切手上に変化が現れている模様です。つまり、ビニール包装は紙包装と、表面的に区別がつく・・・らしいです。

※既に「郵趣ウィークリー」誌上等でも解説しておりますが、ビニール包装に変わって以後は、カラーマーク部分(4番切手)にあった綴じ穴がなくなっています。このため、2002年9月限りで販売中止になった4円切手の穴なしというのが、稀少と言われるのがおわかりいただけると思います。(2002.11.4追記)


マイカル破綻、郵便局への影響は?

 かなり前から経営難が囁かれていたマイカル(本社・大阪市)が、9月14日、民事再生法を申請し、事実上倒産しました。同時に、マイカル九州などグループ6社も民事再生法の申請を行いました。

 で、これに伴う、マイカルグループの建物に入っている郵便局が気になるところですが、以下の4局です。

郵便番号 郵便局名 所在自治体 施設経営母体 企業の状況
004-0041 大谷地サティ内 札幌市厚別区 (株)マイカル北海道 2001年8月に、(株)マイカルからの出資比率を引き下げ、商法上の親子関係を解消。来年2月に社名変更を行う(新名称を公募)。「サティ」の名称は残す予定。

サティ大谷地店は2002年10月に閉店
大谷地サティ内郵便局→大谷地東郵便局に移転改称(2002年10月8日付)
047-0008 マイカル小樽内 小樽市 (株)小樽ベイシティ開発 2001年9月27日、東京地裁に再生手続開始の申立て。負債総額492億円。
215-0021 新百合ケ丘ビブレ内 川崎市麻生区 (株)ビブレ 2001年9月17日、東京地裁に再生手続開始の申立て。負債総額17億円。
231-0821 マイカル本牧 横浜市中区 (株)マイカル 2001年9月14日、東京地裁に再生手続開始の申立て。負債総額1兆6000億円。

 ATM・CDは合計87の店舗、ミスド(笑)は38店舗に入っています。(但し、少し前の資料のため、店舗閉鎖の状況がはっきりしていないので、実数はこれより少ないと思われます。)

 原則として15日以降も営業を継続していますが、スポンサーが見つかるにせよいずれにせよ、店舗閉鎖の影響を受けざるを得ないでしょう。(そごうの例もありますし・・・)



図案改正と見るべきか、の風景印。

左:昭和53年12月1日使用開始
右:平成9年2月3日図案改正(現在使用中の図案)


 9月のガレージセールで久野氏から見せていただいた風景印。
 新潟県国上郵便局(西蒲原郡分水町、〒959-0133、無集配特定局)のものなのですが、こ、これを図案改正と呼ぶかどうかは、ちょっと困ってしまうところ。
 多分、描いている物は同じなのでしょうが、局名表示の場所は違う、建物の方向は違う、日付は著しく中に寄っている(まぁこれは最近の信越の傾向ですが)などなど、やっぱりこれは物理的な印の違いだけでなくて、別印として扱うべきものでしょう。

 上記使用開始日は、現局の回答によるものです。

(情報協力:久野 徹氏)



西淀川局で旧風景印を使用


 話を聞いて半信半疑だったのですが、普通に使っています。
 西淀川局(大阪市西淀川区、〒555-8799、集配普通)の風景印は、本来であれば平成2年3月30日使用開始の変形印(枠:マリーゴールド)のはずなのですが、現在、窓口で使っているのは、丸型の、昭和57年4月9日〜平成2年3月29日までの印なのです。

 恐らく、郵政が作り直しの時に原図を間違えた、いわゆる「三国」パターンではと思うのですが、調査中です。


ふるさと切手増刷、銘版は何と「大蔵省印刷局製造」

 今年1月の財務省移行に伴い、注目されていた「ふるさと切手増刷」分の銘版。
 つまり、以前は「大蔵省印刷局」で作成されたものの、今後は「財務省印刷局」になり、銘版として区別がつくのではないか・・・。という推察でした。

 今回、財務省になって初めての増刷が実施されたのですが、「霧降の滝」(栃木版)が今年4月に印刷されました。

 ところが、封皮・帯は「財務省」なのですが、切手自体の銘版は「大蔵省」なのです。

 つまるところ、記念・ふるさと切手については、「一度限りの印刷」が原則のために、版の作り直しをしないということのようです。
(情報提供thanks:山口真一氏)


東京中央局、記念切手・ふるさと切手販売コーナーを新設

 少し前の話ですが、6月27日から、東京中央局のB1F(旧私書箱コーナーの一角です)に、「切手掘り出しコーナー」が設置されています。

 同局の場合、もともと郵趣窓口が1Fにあり、大体50種類ぐらいの切手が常時販売されていましたが、今回は約500種類が追加されることになります。

 申し込みはマークシートで行い、在庫管理を行っているパソコンから自動で在庫の引き落としをするといった、今までにない(他業種では当たり前ですが)方式を採っています。

 なお、営業時間は10時〜16時(平日のみ、祝祭日休み)となります。



インキ浸透式和文印、色々と使用中止


 昨年度から本配備が開始された「インキ浸透式和文印」ですが、ここまで使用局が多くなってくると、局名改称ごとに配備されているか否かのチェックが必要になってきます。

 ・・・といいますか、チェックが漏れて2印、収印できませんでした・・・。

7月1日(日)局種改定  島根・西郷局(集配普通→集配特定)
7月2日(月)局名改称  東京・京橋千代田ビル内局→京橋二局

 いずれも今年配備での廃止ですので、わずか3か月程度の使用期間となり、収集家で押印している人もかなり少ないでしょう。

※局種改定後、局名改称後の使用状況については調査しましたが、いずれも継続使用中です。

だんだん混乱してきそうなので、一覧表を作成しました。
(※チェックしたところ、更に存在しました。調査状況を含め更新しました 01.7.21追記)


福山そごう内局、福山駅内に移転して業務再開

 そごうグループの経営破綻による福山そごう(広島県福山市)の閉店に伴い、2000年12月26日から一時閉鎖となっていた福山そごう内局が、福山駅ビル内に移転し、福山駅ローズ局として再開することになりました。

 再開日:2001年6月27日(水)
 新所在地:〒720−0066 広島県福山市三之丸町30−1 福山サントーク1階
 営業時間:(郵便)平日・土休日ともに 10〜18時
        (貯金)平日 10〜16時
         (時間スライドではないそうです。つまり珍しい「時間短縮局」となります)

        (ATM)平日・土休日ともに 9〜19時
 営業休止日:12月31日〜1月3日および福山サントーク定休日

(参考)中国郵政局報道発表資料


東海郵政局企画・かもめーる風景印押しプロジェクト 今年も実施

 毎年の恒例となった感のある東海郵政局のかもめーる販促企画、「夏便り」が今回も実施されます。
昨年は灯台関連4局を加えての実施でしたが、今年は七夕1局が入っています。

◎かもめーる DM差し出し実施局(平成13年度)

(参考)局開設期間 申し込み方法
開設期間 営業時間 受付期間 申込み方法 押印実施局 昨年度実績
富士山頂郵便局 7/10〜8/20(注) 6〜14時 6/11〜7/27 東海郵政局管内郵便局に備え付けの申込書にかもめーる(50通前後以上)を添えて申し込む。 富士宮局 12.2万通
乗鞍山頂簡易郵便局 6/11〜10/10 8〜16時 旗鉾局 2.5万通
一宮七夕郵便局 - - 6/18〜7/2 一宮七夕局

(注)富士山頂郵便局は、「気象条件により富士山頂への登山が禁止されている場合には、富士山頂においては事務を当該期間中取り扱わないこととし、富士宮郵便局に同期間(7.10〜8.20)に開設する臨時出張所において事務を取り扱います。」なのだそうです。

・・・知らなかった。

 ちなみにいつものことですが、富士山頂局、乗鞍山頂簡易局については、機械風景印が使用されます。ただ上記条件にあてはまらなくとも、押印実施局あて(富士宮局or旗鉾局)に郵送すれば、押印してもらえます。

富士宮局  〒418-8799 静岡県富士宮市
旗鉾局   〒506-2299 大野郡丹生川村

※一宮七夕局は手押し印だそうです。局で使用している風景印を名古屋中央局に持ち込み、実押印自体は名古屋中央局で行うとのことです。


「北九州博覧祭2001」にも郵政ブース設置

 今年開かれる博覧会の中では今ひとつ地味な、通称「スペースワールド博」(正式名称:「北九州博覧祭2001」)でも臨時郵便局が開設されます。

設置期間:2001年7月4日(水)〜11月4日(日)
開設時間:10:00〜19:00(時期によって取扱終了時刻が前後するとのこと。)

開設場所: 「郵政パビリオン内」に開設。
 その他、「2001アジアドリームゾーン内」に郵便小包取扱所を開設。
取扱業務:  
  ・通常郵便物(手紙・葉書)、ゆうパック等の引受け
  ・ふるさと切手、絵入り官製葉書、ふみカード等を販売します。
 ・記念押印

 なお、併せてATMも設置されます。(会期は7月4日からですが、ATMは2日前の7月2日から稼動です)
設置期間:2001年7月2日(月)〜11月4日(日)
設置場所:中央広場設置の案内所横
取扱時間:平 日 9:00〜18:00、土日祝 9:00〜17:00
局所番号:八幡局(本局と同じ)

記念貯金証書(珍しい!)、記念保険証書もでます。詳細は貯金のページへ。


「うつくしま未来博」に郵政ブース設置

 ようやくCMも流れ始めましたが、福島県須賀川市で開催される「うつくしま未来博」でも、郵政ブースが設置されます。

設置期間:平成13年7月1日〜9月30日 終日9:30〜18:00(土日祝日を含む)
   うつくしま未来博会場内メインステージ付近
取扱事務
(郵便関係)
 郵便切手類の販売、郵便物の引受(特殊取扱いは速達のみ)、記念押印、ゆうパックの引受
(貯金関係)
 ATMの取扱い

  ATMが設置されますが、監督局の須賀川局の番号となるとのことです。

 なお、記念保険証書も出るそうです。


分室初のインキ浸透式印、使用開始

 平成12年度配備のインキ浸透式和文印のうち、配備局に1局だけ分室が含まれています。

 ▲の名古屋中央局名古屋駅前分室がそれで、上記の5/11(金)8−12が初日印となります。
 同分室は名古屋中央局の西区天神山町への移転を機に跡地に設置された分室で、分室としては日本最大の100人を超す定員を持つため、業務上も必要ということで配備されたようです。

 なお、同分室は旧名古屋中央局の局舎をそのまま(1Fだけ)使っていますが、これは東海郵政局庁舎が新築するための仮局舎としてもともと使うことになっていた旧名古屋中央局局舎を、1Fだけ分室用に使用しているのが実態で、平成16年(2004年)7月の東海郵政局新庁舎落成後は、局舎の跡地利用も含めて別途検討されるようです。

 というか、それを見越して、当初うわさがあった「無集配普通局」ではなく、「分室」での設置となったそうですから。


「財務省印刷局」銘版、続々登場

 他サイトでも話題になっていますが、今年1月の省庁再編により誕生した「財務省印刷局製造」の銘の入った普通切手の出現が始まっています。

 たまたま財務省の官封に当たるか、大蔵省の官封に当たるかという問題らしく、「運」にもかなり左右されます。左の窓口は財務省、右の窓口は大蔵省といったケースも当然ありますし、同一窓口でも仮出しのタイミングで両方が存在することがあります。

 確認されるときには、その点を気にしていただければ入手できる確率もでてくるのではと思われます。今までの状況を見る限り、現時点では東京だけの出現のようです。

 初報道は2/19発行のYW誌でしたが、その後も相次いで情報が入っています。
←出現が話題に上りながら、実体が確認されていなかった50円切手。新宿3/8が初期印。

◎「財務省印刷局」銘版登場記録

額面 確認日 確認局名
10円 13.2.20 東京中央、新橋
50円 13.3.8 新宿、新橋
80円 13.2.20 東京中央、高田馬場、新橋
100円 13.2.17 豊島、渋谷
120円 13.3.6 東京中央、新橋

 その他の額面でも続々登場が確認されていますが、余りのペースに追いつけていません。

 ただ、その中で一番びっくりしたのが、整理券種である9円の財務省。何でこんなものがあるのでしょうね。
昨年度の切手発注量(券種別)は、郵政事業庁より、情報公開開示決定書が来ており、実際に開示されましたのでまとめておきます。なんと、4円も既に出ているそうです。

平成12年度発注分・普通切手調達数一覧(情報公開の成果ページへ)


国際返信切手券からの特殊切手・ふるさと切手の引換可能に

 あまり知られていない話なのですが(正確には、私自身もついさっき知りました)、「国際返信切手券」から郵便切手への交換は、普通切手に限られていました。

 この取扱いが3月から改定され、特殊切手・ふるさと切手についても引換対象とできることとなったことが、本日開示となった行政文書によって判明しました(九州郵政局通達:平成13年3月22日付)。

 ただし、特殊切手・ふるさと切手中、寄附金付きの切手には引換えできません。寄附金部分だけでなく、寄附金付き切手そのものに交換できません。

 今回の改定は、もともと特殊切手を販売用に行き渡らせるために除外していたものを、「お客さまニーズへの対応及び海外における日本の特殊切手等の紹介という観点から見直し」(原文のママ)を行ったものです。

 実施は通達次第となっていますので、3月22日以降「直ちに」実施されています。


「山口きらら博」に郵政ブース設置

 博覧会のスタートに先がけ(最近このパターン多いですね)、切手も発行されている「21世紀未来博覧会」(愛称:山口きらら博、会場:山口県吉敷郡阿知須町きらら浜)に、郵政のブースが設置されることが決まりました。

「21世紀未来博覧会」ブース(きららの森の郵便局)概要
設置期間:平成13年7月14日〜9月30日
臨時出張所の業務内容
(1)記念切手、記念ふみカード、はがきの販売
(2)郵便物の引受け
(3)記念スタンプの押印  など

ATMが設置されるかは不明ですが、もしそうなれば独自番号かどうかも注目ですね。

なお、この会場では「ポストカプセル郵便」も取り扱われます。つくば以外(※)のポストカプセル郵便の扱いで、いつも不思議なのですが、「郵便物は遅滞なく届ける」が郵便法の本旨なはず。差出人も承知しているとはいえ、10年も先に配達することを、郵政がやっていいものなのか、私はわからないのですが・・・。

※:つくばの場合は、特例法があったため気にしていないのですが。


地方版ゆうパック包装物品発売

 今までもたまに話に出ていたことがありますが、ゆうパック箱・袋の地方版というものが存在します。今回、東海版として箱型、袋型各5種類が発売されます(2001/4/12〜)。発売は普通郵便局のみとなります。

◇箱型・・・愛称「ふるさとお箱自慢」
 方言と代表的風物・建物を描く(各5,000個、200円)サイズは「国内用・中」と同じ
 愛知県版、静岡県版、三重県版、岐阜県版、名古屋市版

◇袋型・・・愛称「お袋さん」(各13,000袋、140円)
 花を描く
 愛知県版、静岡県版、三重県版、岐阜県版、名古屋市版

 愛知県版は、名古屋市が発売地域に含まれません。名古屋市版は、名古屋市のみです。


ハイブリットメールの実績判明

 東海郵政局のHPに、「ハイブリットメール」の開始1年間の実績が出ていました。興味深かったので、↓に載せてみました。
 予想より多い感じもしますが、1日に直すと約641通ということでは、ちょっと少ないですね。


全国 東海
登録者数 申込件数 通数 申込通数(再掲) 受信通数(再掲)
白黒 カラー 混在 白黒 カラー
16592人 31902件 234175通 169805通 58097通 6273通 45197通 40985通 4212通

「切手・はがきオーダーサービス」HP終了に

 (財)郵便文化振興協会が運営していた「切手・はがきオーダーサービス」が、今年5月31日(木)17:00をもって中止されることになりました。

 本格稼動からはわずか2年の短命ですが、事実上経費がかかりすぎるための撤退と思われます。

 同システムは日本ユニシス(東京)が、たった3か月で本稼動に載せたということで、実稼動当時、システム業界で話題にもなったのですが(要するに「立ち上げが早い」)、手数料が高かったのが大きかったのでは・・・・。


電子内容証明サービス初日にミスが発生

 今更の内容の気もしますが、まとめてみました。

『電子内容証明郵便』スタートのお粗末


インキ浸透式欧文印、2001年4月から試行配備へ

 インキ浸透式日付印が、現在配備中の和文印・試行中の為替印に続き、欧文印についても試行されることになりました。

 これは去る9月12日から10月3日まで、インキ浸透式の外国用日付印の意見招請が行われたことによるもの。通常、意見招請は入札公示につながるケースが多く、12月12日付で入札公示が行われました。

 概要は以下の通りです。

品名

棒型欧文日付印軸(浸透式)

スケジュール

平成12年9月12日〜10月3日意見招請、12月12日入札公示、平成13年1月9日入札・開札、3月9日納入期限、4月2日から試用予定

配備局数・配備局名

合計254局

・東京郵政局管内集配普通局全局(89局) ※小笠原局を除く
・関東郵政局管内神奈川県集配普通局全局(56局)
・  同       埼玉県集配普通局全局(55局)
・  同       千葉県集配普通局全局(47局)
・国際郵便通関局全局(上記以外では東京国際、新東京国際空港、名古屋中央、大阪国際、神戸中央、博多、那覇中央局の7局)

配備個数

262個(年活字は「01」「02」で、524個。ハト印活字も同時に配備される。時間活字は全時間帯あり)※1局1個。ただし通関局は1局2個

 毎度のことですが、フライングの使用開始が出ています。朝霞局(埼玉)ですが、3月8日(木)の午後に印軸が到着し、確認後、3月8日の18-24から使用しています(今回送付された時の文書に、「いつから使用する」といった文言がなかったからだそうです。12月頃に出た文書には書いてあるようですが・・・)。その他、新東京国際空港局(千葉)でも使用しているとのことです。
←初期印。現行のものと活字が明らかに異なり、判別が可能。
 △上の日付印をよく見ていただければわかるのですが、県名が入っていないのです(笑)。決して同局が通関局に昇格したわけではありません(^^;)。
 印としては当然国際郵便取扱手続他の規定に違反していますので、作り直しの可能性もあると思われます。また、使用開始の記述がなかったことが事実とすれば、他局でも既に使用開始されている可能性もあります。(その後、「4月2日から使用すること」という通達が来たため、使用停止になったそうです。上記理由ゆえに、作り直すとのことです。)
 なお、インキ浸透式印は、和文の場合は持ち手が白、印部が緑ですが、欧文の場合は持ち手は白ですが、印部は赤です。


和文逆彫ローラー、再び

 印影の入手ができなかったのですが、局名部を逆に彫ることで局名より年・日付が上に来てしまう「和文逆彫ローラー印」がまたもや登場しました。
 出現したのは浜松佐藤局(静岡県浜松市)で、今年1月22日に局名改称した時、配備された印軸が逆彫だったとのことです。最終確認は2/1とのことで、2/5には正常印に戻ったそうです。


日付間違い1例。

 長野中央郵便局が日付印の更植ミスを起こし、1万7千通に1年後の消印を押したとのこと。

(正)01.3.1
(誤)2.3.1

 この表示からして和欧文機械印なのでしょうが、新聞に「1年後の消印を押した」とありましたが、それだけではなく、本来有り得ない日付印ですね。何せ「日活字を年の部分にはめ込んだ」わけですから・・・。

 実際押されていたのは今年3月2日朝〜午後6時頃までとのことで、ほぼ半日。こういう話を聞いていつも思うのですが、最初の更植時はともかく、なぜ12-18に変える時に気づかないんだか。


和文インキ浸透式印、本年度分公示実施

 昨年度から本配備が開始された和文インキ浸透式日付印の、平成12年度分の入札公示が出ました(12月14日付「郵便用棒型日付印軸(浸透式)」)。

 本年度は、納入期限が3月16日とされており、おそらくまた4月からの使用になると思われます。(各郵政局とも配備局に到着次第の使用となっており、3月中に使用が開始されている模様です)

 軸が2,105本となっており、初日ハト活990個・★/年賀/選挙/0-8活字/18-24活字1,233個、8-12活字/12-18活字/年活字/月活字2,210個となっています。推定すると、集配普通990局、集配特定243局、無特977局と想定されます。

 結果的に配備されることになったのは、以下の通り 1,974局です。
 配備局名リストは、以下のページを参照ください。

集普 無普 集中 集特 無特 分室 総計
北海道 52 16 31 99
東北 67 2 86 155
関東 118 2 1 40 110 271
東京 43 55 98
信越 61 40 22 123
東海 145 1 198 1 345
北陸 31 88 119
近畿 195 8 256 460
中国 86 2 84 119 291
四国 本年度配備なし
九州 本年度配備なし
沖縄 6 7 13
合計 804 14 2 559 593 1 1974

2001年年賀「インキ浸透式年賀印」配給して使用

 関東・東京両郵政局で試用されているインキ浸透式和文印には、配備時期によって何タイプか存在しますが、「年賀」活字は最新(平成12年度配備)にしかありません。
 
 昨年12月15日〜28日の年賀特別郵便取扱期間内にはインキ浸透式印に「年賀」活字を組み込んだものが関東・東京管内の普通局で使用されました(実際には「郵頼に対して断らなかった」ということなのですが)。

 で、本来対象になるのは平成12年度配備の局だけなのですが、浦和中央局(埼玉)では平成11年度配備だったのにもかかわらず、郵頼が多数来たため、活字を郵政局に配備依頼し、↓のように使用したそうです。・・・かなり弾力的な措置と言えるでしょう。

▲これだけ見ると珍品に見えないけれども、実は大珍品。郵趣家が郵便局を動かしたパターン。


2001年年賀印、郵政からの指示で郵頼拒否続発

 12月15日〜20日の期間内に実施された「21世紀年賀(2001年年賀)」印で、郵趣家関係では、郵頼拒否・押印拒否が続発しています。

 この中には、「そんなことまでこだわる必要がどこにあるんだろう?」と疑問にしか思えないような内容もあります。現時点で判明している内容をまとめました。

・シャチハタ式21世紀年賀印を特定しての押印には応じない。(押印漏れ郵便物の消印のみに使用する)
 ・・・本省から各郵政局へ、15日頃に「記念押印停止」の通達が行われ、その上で18日頃「シャチハタは押印不可」との通達が出た模様。押印漏れ郵便物など滅多に発生しないため、シャチハタ印はほとんどの局が金庫の中に保管されている状態。局によっては5本も作った、しかも特注品のシャチハタXスタンパなのに・・・。

・21世紀年賀印の記念押印には応じない。
 ・・・引受消印のみ応じる(これは当初から発表済み)。

・91円以上の切手が貼付された郵便物には、いっさい押印せず、通信事務で返送する。(信越郵政局)
 ・・・年賀郵便物は最高額が90円だからだそうです。過納承諾でも不可とのこと。

※規定上は、料金相当額以上の切手が余分に貼られていた場合は、定形外郵便物扱いになります。たとえば定形サイズ50gまで(90円)の郵便物に、100円切手1枚が貼ってある分には「過納承諾」でよいのですが、90円1枚、10円1枚と貼ってあると10円1枚の貼付自体が不要ですので、このケースでは「余分に貼られている」と判断され、120円必要になります。ですのでまったく根拠がない話でもないのです。

・シャチハタ式21世紀年賀印は、50円以下の切手には押印不可。91円以上の切手にも押印不可。(北陸郵政局)
 ・・・ほとんど上記と同じ。

・シャチハタ式21世紀年賀印の、満月印押印は不可。切手の上部から1cm以上下に押す。(関東郵政局)
 ・・・またわけのわからんことを・・・・。

 なんか、年末多忙の中、こういう話をされると、だんだんアホらしくなってきます。いかにして郵趣家の依頼をやらないようにするかについて、理屈をこねくり回して無理やりやっているように思えてなりません。そんな労力、かけるだけ無駄だと思うのですが・・・。



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