今度の訪韓はいつなのか 東京行きに乗り遅れの乗客、今回もいろんなことあり。 10月16日(日) 晴れ・暖かい
イビスアンバサダー++ソウル駅-(A’REX)-仁川空港 ^^(大韓航空)^^ 中部国際空港 -(名鉄ミュースカイ)- 金山 - 大曽根
 
空港鐡道(A’REX)初乗車、今回は地震は起きず

 朝5時半に起き血圧測定。H125,L80、正常。外を見ると道路は濡れているが雨はやんでいるようだ。荷物を確認し部屋を出、7時半ソウル駅発仁川(인청・インチョン)空港行の

REXに間に合うよう6時半に19階に上がってチェックアウト。追加料金ナシ。1階に下り、ホテル前より案内係にタクシーを手を挙げて拾って(日本と同じやり方だ)もらい、私は「서울역=ソウル駅」と運転手に告げ、案内係に「안녕히 계십시오.・アンニョンギゲシプショ」と言ってイビスアンバサダーとお別れ。ソウル駅までは左折(大回り)を2~3回。1回目の交差点では信号が青でも左折ができず停止線前で停止したまま。そして赤信号+左矢印になって走り出す。日本だったら右折(大回り)する場合、信号が青であれば停止線を越え直進する対向車が通過するのを待ち、それが途切れたことを確認して進むから交通規則が随分異なるようだ。韓国では運転する気はしない。右側通行だし左ハンドルだし。

 途中ソウル市廰前広場、德壽宮(덕수궁・トクスグン)前を経由しソウル駅へ行った。そして到着、料金は3,100ウォン(≒209円)、ヤッス。A’REXの料金13,300ウォンと併せれば16,400ウォンで、やはり高級リムジン14,000より高くなってしまうが一つの体験。韓国のタクシー扉は手動だ。外に出てトランクも自分で開け、中に入れたキャリーケースを自分で取り出し、閉め、運転手に「안녕히 가세요.・アンニョンギガセヨ」と言って扉を閉め、タクシーは走り去って行った。7時前、まだ暗い。エスカレーターで昇り、駅舎内に入る。

ホームドア越しに到着した列車が見える。A’REX車内。

 レストランは日曜早朝だというのに結構客が入っている。もちろん韓食はあるが、うどんだってある。空港の税関外にあるレストランで韓食を食べる予定にしていたしAREXの出発時間のことがあるのでそこに入るのはよした。地下のKORAIL・A’REX乗り場へとエスカレーターで下る。がらーんとしている。仁川空港までノンストップで行く直通列車(직통열차・チットンヨルチャ)改札口そばにも韓食と和食のレストランがあるがまだ営業していない。サンプルによれば和食レストランにはとんかつやうどんがある。7時を過ぎたのでカード式の乗車券を改札機センサーにタッチ、透明の扉が開き英語で「Thank you.」と自動アナウンスが流れる。エレベータに乗る。乗り場は地下7階のようだ。B7の釦に黄色いシールが張られている。このためその釦を押す。승차장(乘車場・スンチャジャン)或いは타는곳(タヌンゴッ)と書いてあったかは忘れた。ドアが閉まったのち下に動き出す。金浦(김포・キムポ)空港経由各駅停車の一般列車の改札がある所を過ぎると乗り場ホームが見えドアが開いた。ここもホームドアがある。15分頃列車が到着、そして乗車。4号車の右窓席(7A)。KTX一般車と同様にシートは回転できないようで、半分は後ろ向きだった。私の席は前向き、よかった。30分に定刻通り出発、さあノンストップで仁川空港へと向かうぞお。所要時間は43分。車内は空席だらけで、白人系の外国人が一人、ほかは東アジア人(韓国人だか日本人だか中国人かはわからない)のようだった。地下駅を通過する。やっとのことで地上に出る。晴れていた。予報(釜山等がある南部、ソウルなどがある中部、東海岸の東部をやる。”北部”はやらない。)では今日午前中まで中部は雨のようだがはずれたか?と思ったらまたトンネル。トンネルばっかしだ。が、中間くらいの所まで来たら再び地上に出た。そこからはずーっと地上だ。空港とソウル市内とを結ぶ高速道路が並行して走っている。目立つのは空港リムジン。何台もすれ違う。金浦空港は過ぎてしまったのか?高速道路は右側通行だが、こちらA’REXは他の国鉄線と同じで左側通行。車内アナウンス及び連結前扉上の電光掲示板は日本語もある。おととい乗車したKTXは満席だったが、空席が多いのは早朝のためだろうか。しかし昼ごろになれば、また日曜なのでもっと多くの客が乗車していることだろう。そう考えながら座り続けていると、再びトンネルに入る。8時を過ぎているので最終のトンネルだろう。「まもなく仁川國際空港に到着します」のアナウンス。そして到着。駅は地下であるが明かり取りがあるため明るい。エスカレータを登り改札機へ。券は回収される。

空港税関外レストラン・秘苑のレシート、赤文字は辞書での調査による。

 坂になっている動く歩道に乗る。今度は平らな動く歩道、ほとんどの人がその上を歩いている。急いでいるということだ。今度はエスカレーターに乗り3階の搭乗手続きフロアーに行く。大韓航空はBのカウンター。搭乗券は自動発給機で手にはいる。ところが途中まではできたが、番号を入力する画面が出るとどの番号を入力するのかわからず手こずる。改善をしてほしいと思う。このためそばにいた係員にやってもらい、窓席を取ることができた。だが、すでに搭乗手続きを済ませてしまった客が多いのか、団体客にとられてしまったのか、淸凉(청량리・チョンニャンニ)や”北”が見える左側A席ではなく右側のH席だった。まいいか。日本の山陰の陸地が見えるから。半分ラッキーだ。キャリーケースをカウンターに預け、これから荷物検査があるというので5分ほど近くのベンチで待機。5分経過しても呼ばれなかったので、そこを去り、ダンキンドーナッツでアイスコーヒーを3,500ウォン(236円)で買い、別のベンチに座って飲みながら記録を書く。時刻は8時40分頃。出発の12時35分まで充分時間がある。一応記録を書き終え、土産物屋の新世界百貨店(신세계백화점・シンセーゲーベックァジョム)やAKプラザを見て回る。大長今(대장금・テジャングム=チャングムの誓い)のチャングムの顔写真が箱に印刷されているクッキーを購入。再び掲示板に搭乗予定のKE757便・名古屋行きが表示されるまでベンチで待つ。が、遅れている便があるよう。もしそれが出発すれば、KE757が現れるだろうというのに。しかし10分ぐらい過ぎてもまだ出発しないよう。諦めて10時0分頃出国口に入る。結構人が並んでいる。荷物検査は無事に終了し、税関へ向かう。こちらも無事パス。さあ朝食だ。前から寄りたかった秘苑(비원・ピウォン)へは左へ行き、12~24番ゲートへ行く通路に曲がったばかりの所にある。ここでも昨年行った税関の内側にある하늘(ハヌル=空)と同様に갈비탕(カルビタン)を注文。薄味で丁度良い。ところがサンプルケースの表示は14,000ウォンとあるが勘定となると付加税(+1400ウォン)が加算され、支払い金額は15,400ウォン。하늘(ハヌル)の同じカルビタン本体13,000ウォンより高い(仁川空港ホームページによれば13,500に値上がっている)。税込だと14,300ウォン。そこのサンプルの表示は本体か税込かは忘れた。韓国は内税統一だというのに本体価格のみの表示は違反じゃないのか?しかしここは税関外。まあいっか。それにしても空港レストランはホテルと同じように高い。もっと高いレストラン「自然(자연・チャヨン)」があるそうで、そこは絶対に避けたい。次は、ロッテ免税店でタバコ「아리랑(アリラン)」1カートン(ひとにあげるもの)と先日KBSテレビを見て買う気になったマッコルリを購入。そのあとで搭乗口の6番ゲートへ行く。税関を出て右へ行き、最も端の所だ。時刻は11時頃、出発前1時間半程。充分余裕がある。前回は同じ便でも韓食・秘苑前の通路を通って行き突き当りの22番だったが変わるものだ。6番の隣のゲート・7番ゲート東京(成田)行11時10分の出発まであとわずか。しかしまだ来ない客がいるようだ。すでに搭乗した乗客や乗務員は待っている。二人走ってやってきた。若い女性だ。間に合った。出発3分位前だ。だがまだ一人いるようだ。「北○○○さーん。」日本人女性だ。どうしちゃっているのだろう。土産物買いや誰かと話に夢中になってしまっているのか?他の客に迷惑が掛かってしまう。乗務員だって心配する。出発時間はもう10分は過ぎているだろう。すると走って来る足音。動く歩道を通ってやってきた。胸をなでおろした。ゲートを通り過ぎ、しばらくして飛行機が動き出した。空港へは余裕で来て、搭乗手続き、出国手続き、搭乗口へも余裕で来なければ……。次第に名古屋へ行く客が増えてきた。12時35分発のKE757便・エアバス社A330-300の搭乗開始。「안녕하세요・アンニョンハセヨ」。29Hの席に着く。この便は東京行のように乗り遅れる人はなく、定刻通りに出発、離陸、名古屋へと向かう。仁川空港は晴れの良い天気だったのだが、ソウル上空に差し掛かると再び雲の量が多くなってきた。江南(강남・カンナム)の街が雲の合間から見えるのみ。これでは左側窓席からも北や淸凉里は見えないだろう。ソウルの天気予報はあたりだ。このさきも雲だらけ。
 언제    있을지 모르겠습니다만 만납시다안녕히 계십시오.(オンジェットオルス イッスルジ モルゲッスムニダマン、ットマンナプシダ=いつまた来れるかわかりませんが、また
お逢いしましょう。アンニョンギゲシプショ。)

セントレア到着直後の大韓航空

 機内食は揚げと小エビ入りチラシ寿司だった。あとパイナップル。海が見えてきた。日本海、いや韓国では東海(동해・トンヘ)という。そして隠岐の島上空。もう日本だ。だがまっすぐ山陰上空にさしかかるのではなく、東に向きを変える。山陰の海岸線を見ながらの飛行となる。3月の時のように空気は澄んでおらず霞んでいる。大山も雲がかかってしまっている。確認できたのは、鳥取西の湖山池(こやまいけ)、兵庫県北部の円山川(まるやまがわ)、丹後半島、若狭湾の小島と大島(冠島)、大島半島と内外海(うちとみ)半島、それらの間の向こうは見えなかったが小浜だ。敦賀あたりから向きを変え本土上空に入る。琵琶湖もかすんで見える。その北の余呉湖(よごこ)、その近くは豊臣秀吉が柴田勝家を破った賤ヶ岳(しずがたけ)古戦場。大河ドラマ・江の舞台の一つだ。そして南へ進み長浜市街、養老山地と鈴鹿山脈。三重県の上空、四日市のあたりから伊勢湾に出る。あの川は鈴鹿川、津市方面、東名阪自動車道。このままセントレアに行くのかな?と思ったが南へ南へと行き続ける。ついに知多半島の先端部近くに来てしまった。そしてやっとUターン。別の飛行機を先に着陸させるため、遠回りをしたんだろう。セントレアの島が見えて来て一安心。着陸、到着。カチカチというシートベルトを外す音。一斉に立ち上がり。タナの荷物取出し。到着は2時半ごろ。10分ほど遅れだ。出口へ進む。あとは入国、荷物受取。今回はキャリーケースの中身の検査をされることなく、外に出て、3時7分発のミュースカイで帰途についた。

 今回もいろんな出来事があった。釜山でチャガルチ祭{자갈치축제(祝祭)・チャガルチチュッチェ}、ソウルで99%が貧困層であることを訴えるデモ、近々行われるソウル市長選挙、李明博大統領のFTAが主な目的の訪米、タイでの洪水。今週はドジョウの訪韓が予定されている。帰国後日本人旅行者の韓国での拉致と思われる事件。今年3月、釜山に行ったときは例の津波を伴う東日本大震災が起きたが今回はなかった。ところがその年の末、北の金正日(김정일・キムジョンイル)総書記が急死。韓国は砲撃を受ける等、厳戒態勢が敷かれることが懸念されるところだが、その時に行かないでよかった。

 
TOP 下準備 10月13日 10月14日 10月15日