ワイナリー訪問をする時に、あらかじめぜひ手におきたい資料が、どこにどういうシャトー/ドメーヌがあるかという資料だ。詳細な所在地までは記載されていなくても、広いラングドック地方のだいたいどこらへんの地域にどういうものがあるのかという資料がいくつかある。これらは、「ワイナリーの情報」にリストアップした情報センターや村々のツーリストインフォで簡単に手にはいる。実際の場所はシャトー/ドメーヌその地域・村までいけば小さな標識や地図が必ずあるのでそれを見れば何とかたどりつけるものだ。(資料の多くは仏語だが、要するに住所とか電話番号とかの羅列なので仏語がわからなくでもだいたいは見当がつく)
また、もうひとつ入手しておきたいのが、ワインのガイドブック。どこの生産者の何年のものの味や香り、価格、評価等々がのっているもの。名の売れた試飲家が書いているものもあるし、複数の試飲専門家が各醸造元をまわってまとめているものもある。これも、参考までにぜひ1種類は購入しておきたい。
ワイナリー所在地に関する資料
Les Meilleurs Vignerons du Languedoc et du Roussillon
- 入手先 Musé de la vigne et du vin
- 有料20F (97/10 時点)
- 仏語
- 地図タイプ
- ラングドック・ルシロン地方の主立った生産地域と、約150強の醸造家が県ごとに紹介されている。醸造家の紹介は、名前、電話訪問受け付け時間、だいたいの場所 がのっているので結構役に立つ。
Découvrez les grands vins du Languedoc Roussillon
- 入手先 Musé de la vigne et du vin(だったと思う)
- 無料
- 仏語
- 地図タイプ
- ラングドック・ルシロン地方の主立った生産地域と、約200強の醸造家が県ごとに紹介されている。醸造家の紹介は、名前、電話訪問受け付け時間。場所は地域までしかのっていないので、その点前述のLes Meilleurs Vignerons du Languedoc et du Roussillonよりは実践では使いにくい。
Discovering the Corbières
- 入手先 Musé de la vigne et du vin、ツーリストインフォ
- 無料
- 仏語、英語 その他の欧州言語あり
- 地図タイプ
- ラングドック地方の中のコルビエール地域についての紹介。コルビエールの中を11地区にわけて各地区の特徴とそこのワインの特徴を簡単に説明してある。概要を知るには便利。
Les Routes des Corbières
- 入手先 Musé de la vigne et du vin 他
- 無料
- 仏語
- 小冊子
- ラングドック地方の中のコルビエール地域についての紹介。4つのお勧めルートが紹介されている。各ルート別に、ドメーヌ/シャトーの紹介に加え、ワイン関係のミュージアムやCave Cooperativeも紹介されている。行き方や地図が比較的詳しくのっているので、コルビエール地域を重点的に見たい場合は便利。添付の地図には、景勝地や教会の場所まで記載されている。(ここをクリックすると地図が見れます。220k)
Grand guide des Corbières
- 入手先 ツーリストインフォ
- 無料
- 仏語
- 小冊子
- コルビエール地域の醸造家のリスト。約80強が紹介され、1つにつき見開き2ページを使って、栽培面積、栽培品種、生産量、醸造のポイント、商品の紹介(ラベルの写真入り)を行っている。
Route des vins de la Clape
- 入手先 ツーリストインフォ
- 無料
- 仏語
- 地図タイプ
- ナルボンヌの南東 クラープ地区(A.O.C. Coteaux du Languedoc)の醸造家リスト。醸造家の電話、訪問受け付け時間と場所(地図上にラフに表示)が掲載されている。
ワインのガイドブック
Le Guide Hachette des Vins
- 入手先 パリでもどこでも本屋さんで売っている。
(パリの場合は、Primtempsの地下の本屋さんにある)
- 有料 1650F (97/10 時点)
- 仏語
- 本
- 800人の試飲の専門家(醸造学者、ソムリエ等)が140のグループにわかれてフランスの各地をまわって評価。毎年1回発行。CD-ROMもあり。
その他にもこの種のガイドブックはいろいろでているが、最も掲載種類が多く使い勝手がよいのがこれ。