Georgie Porgie
Georgie Porgie, pudding and pie,
Kissed the girls and made them cry;
When the boys came out to play,
Georgie Porgie ran away.
ジョージ・ポージ プリンにパイ
女の子にキスしては 泣かせてた
男の子があそびにでてきたら
ジョージ・ポージ 逃げてった。
【語句】
Georgie Porgie 「ジョージ・ポージ」の替わりに、Rowley Powley や Charley Barleyとなっている版もある。
【解説】
弱い女の子をいじめているのに、強い男の子が出てきたら、とたんに逃げ出してしまう意気地なしの男の子をからかう唄である。
Georgie Porgieについては、英語が全くしゃべれず常に閣議を欠席したイギリス国王ジョージ一世、または、バッキンガム公ジョージ・ヴィリヤーズのことを指しているという説もある。
イギリスの劇作家ジョージ・バーナード・ショウも、幼いころこの唄を使って相当からかわれたと述べている。そのせいであろうか、のちにジョージを省略してバーナード・ショウと名乗っている。
Good night, sleep tight
Good night, sleep tight
Don't let the bedbugs bite.
おやすみなさい ぐっすりと
虫なんかに刺されないように
【語句】 bedbug 「トコジラミ、ナンキン虫」。
【解説】 おやすみのあいさつ。1行目だけのことも多い。『スチュアート・リトル』にも出てきていた。
このマザーグースは、ビートルズの歌でも、引用されています。
Goosey, goosey gander
Goosey, goosey gander,
Whither shall I wander?
Upstairs and downstairs
And in my lady's chamber.
There I met an old man
Who would not say his prayer.
I took him by the left leg
And threw him down the stairs.
ガアガア ガチョウさん
どこへ行きましょうか?
階段を上がったり降りたり
奥さまのお部屋へも
そこでわたしが出会ったおじいさんは
お祈りをしようとしませんでした
だからわたしは左足をつかんで
階段の下へほうりなげてやりました
【語句】
Goosey, goosey ガチョウに対する呼びかけ。
gander「雄ガチョウ」。ちなみに、ガチョウの雌はgoose、ガチョウの子はgosling、鳴き声はgabble。
Whither「どこへ」。詩や新聞などで使われる語。日常文ではwhere。
【解説】
ガチョウがおじいさんの足をつかんで放り投げるとは、不可解な話だ。実はこの唄の後半の「放り投げる」という部分は、元々はガガンボ(daddy-longlegs)の足を子供がもぎとって放すときの唄なのである。