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6月議会 砂田市議の一般質問その3
介護職場の改善で、
地域経済の活性化に
砂田市議 小矢部市内の介護施設は利用者定員が1100人余で、そこで働いている介護職員は835人余だ(表参照)。この労働条件が非常に悪く離職率も高いが、これを改善するならば、市の経済を地域循環型として活性化できる。
市内介護職場の状況
2015年3月現在
介護職員処遇改善に、
国は財政的にも責任を
そのためには介護職員の処遇改善で働きがいのある職場にしなければならない。これには国が財政的にも責任を果たすことだ。これを前提に、事業者や自治体のさらなる努力が求められる。
民生文教常任委員会はことし、東京都渋谷区の特別養護老人ホーム杜の風・上原で自立支援ケアを視察した。水分と食事と運動と排せつを基本として、専門スタッフが一貫したケアをして、寝たきりの100歳の人が階段を歩いて下りられる状態にまで改善し、家庭に戻していた(『週刊明るい小矢部』5月24日付参照)。
市内の施設も視察したが、そこでもやっぱり元気になって家庭に戻れるようにしている。ケアマネージャーなど専門スタッフが自宅で生活できるように家庭環境についても調べて、援助している。
要介護度改善報奨金制度
を取り入れては
これを促進するために、東京都品川区のような、要介護度改善報奨金制度(介護度1改善する毎に月2万円の報酬金を12ヶ月間事業所に支給、財源は区の負担)を取り入れたらどうか。
民生部長 介護サービスの向上、要介護度改善のインセンティブを高めるためには、どのような仕組みが効果的であるか、メリット、デメリットを整理して、砺波地方介護保険組合と連携していきたい。
離職率についても、砺波地方介護保険組合では平成23年に実態把握をしたが、その後の把握についても努めていきたい。
介護サービス改善へ
利用者アンケートや
事業者のセルフチェックを
砂田市議 品川区では介護サービス向上委員会をつくり、一つは、区が利用者の意見を聞くアンケートをしていた。もう一つは、事業所自身が従業員の提案、職員の気づきに基づいてサービスの改善をするセルフチェックをやるようにしていた。これを参考に、介護職場の改善、利用サービスの向上に努力してほしい。
民生部長 今指摘された品川区の施設サービス向上研究委員会は非常にいい組織だと思う。参考にさせていただきたい。
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