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美術館問題
検討委員会、建設「是」と答申
市当局、議会、これからも検討・議論
美術館検討委員会の最終報告が2月24日、市議会全員協議会で報告され、これを受けた議論が開始されました。これから市議会で議論が続きます。
検討委員会では、「従来型の美術館ではなく、新しい時代にふさわしい市民に開かれた施設で、ローコストなものを目指して建設することについては是とします。」と答申しました。その概要は次の通りです。
砂田市議の提案は次のページ
答申のあらまし
クロスランドおやべが運営主体
新しい施設はクロスランドおやべの敷地内に設置し、財団法人クロスランドおやべを施設の運営主体とします。
企画展や創作アトリエなどの企画運営する職員を最低1人配置し、既存のダビンチ・テクノ・ミュージアムの企画も兼務します。
市内作家が企画・運営に参画
アートディレクター方式を導入し、市内作家が企画・立案・運営に参画し、自主的で効率的な運営をめざします。
運営コスト1千万円以内
運営コストは年間1千万円以内(人件費一人分450万円、施設維持管理費150万円、企画運営費400万円)とします【 参考 庄川美術館1867万円、福光美術館5千万円、井波美術館250万円】。
利用人数4万人
利用人数の見込みを年間約4万人とします。クロスランドおやべには年間約40万人が訪れることから、そのうちの立ち寄り率5%とみて、美術品が展示された休憩スペース利用人数を約2万人、各種企画展、ギャラリーなどの利用人数を約2万人と見込んでいます【
参考 砺波市美術館8万7千人、井波美術館2万9千人、福光美術館1万5千人、庄川美術館8千人】。
建設費2・5億円以内
施設の建設費は寄付金1・5億円を前提として、2億円から2・5億円以内とします。
建物の延床面積は800uから900uで、展示室に約450u(市展などで作品200点程度の展示を想定)、アトリエ約100u、その他休憩施設、トイレなどで250uから350uと見込んでいます。
この報告をうけて、議会からいくつか質問が出されました
市教委
「議員の意見も含め、この内容を検証・建設の是非も検討」
N議員 市はこれを受けてどのような提案を議会にするつもりか。
教育次長 報告内容の検証、建設の是非も含めてこれから検討し、平成24年度中には報告したい。折に触れ、議員のみなさんの意見もその検討の中に含めたい。
S議員 収入面の説明がなかったが、どうなのか。
生涯学習文化課長 入場料収入しかないが、基本的には子どもたち、学生には無料で使って欲しいので、それほど多くは見込めない。一流のトップクラスの企画展にはある程度の入場料金設定は必要となるが、いくらという踏み込んだ議論はなかった。
市教委
「寄付を基金に積む議案を出したときが建設をするとき」
砂田市議 報告では「寄附金は寄附金申出者の意向に沿って、整備基金に積み立てし、建設財源として活用します」とあるが、これは2億円から2億5千万円のうちの1億5千万円を当てにしている訳だ。議会とのいろいろな議論もオープンにこれからやっていくと、寄付をしようと思っていた方が寄付を止めたという話にならないか。整備基金については、どういう時期に立ち上げるのか。
教育次長 整備基金を積むという議案を提出させていただく時が建設をするという時だ。
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