地球温暖化対策と洞爺湖サミット
地球温暖化対策で、クールビズや、こまめに電灯を消そうと、国民一人ひとりが省エネに心がけることを、政府もマスコミも呼びかけている。これでどれほどの効果があるのか、さっぱり見えてこない。日本では京都議定書にもとづく削減目標1990年比でマイナス6%がどうなったのか。反対に6%増えている
石井知事が「脱レジ袋」で、製造とごみ処理で排出される二酸化炭素の量1万8千トンの削減につながると打ちだした。県民1人、年間で300枚のレジ袋を使っているとしてだ。眉につばを付けたくなる話ではある
一方、小矢部市では風力発電と太陽光発電・エコキュートへの補助制度で 年間668トンの削減を実現した。小矢部市だけでこれだけだから、全県で同じ取り組みをすれば、2万2千トンを超える削減だ
しかし、風力発電や太陽光発電がなかなか普及しない。太陽光発電の設備には200万円を超えるし、北陸電力が風力発電の電力を購入したがらないそうだ。
洞爺湖サミットを検証するテレビ番組でドイツの取り組みを紹介していた。自然エネルギーによる電力を通常の3倍の値段で購入することを、法律で電力会社に義務づけてから、急速に太陽光発電が普及した、と
日本の二酸化炭素排出量は12億8400万トン。この5割を大企業の181事業所から排出している。全家庭からの総排出量は2割でしかない。温暖化対策のカギはどこか、見えて来るではないか。
しかし、洞爺湖サミットでは、中期の数値目標が示せなかったことに、ガッカリ感。2050年の長期目標では全く切迫感がない。地球が壊れてからでは遅い。中期目標に消極的ないしは反対するオジサンたちは、2050年にはもういない。
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