俳句句碑一覧表（３）

番号	場所	建立年月日　及　建立句	所属俳句結社　他	建立者住所	建立者名
９０	表庭	滝つつじ佛心にふれ光るなり	同	杉並区	中村　　舟路
９１	表庭	昼顔の瓦礫を抱いて咲きにけり	同	練馬区	山口　　雄峰
９２	表庭	かたらいついこいつあゆむはる日傘		多摩市	原　　　静寿
９３	表庭	すみながすこころみたねど時雨きく	境内筆塚の句	同	原　　　静寿
９４	掲板	母よりの茶と書いてある茶筒かな	徳岩寺住職(俳句寺　咲花弟）	名古屋市西春井郡	山田　　好文
９５	表庭	６月阻まれず己が稔りをほしいまま		相模湖町与瀬	佐藤　　市重
９６	裏庭	生涯を喪の色の蝶百合にくる	第４回正覚寺句碑祭受賞句碑	秦野市	原　　金鈴子
９７	表庭	昭和５８年４月思出の灯は遠くあり春の宵		調布市	石島　　銀一
９８	表庭	老梅は杖にすがりて三分咲き	石島銀一の妻	同	石島　　せい
９９	表庭	男坂登れば浄土蝉しぐれ		八王子市	谷合　　竹風
１００	表庭	暮れ六に捨て鐘一つ秋彼岸	白馬	杉並区	丸山　　天鼓
１０１	表庭	徂く春の刻のなき鐘誰がつく	第５回正覚寺句碑祭受賞句碑	相模湖町与瀬	天野　みゆき
１０２	階段	昭和５９年１月大枯木ひたすら夫のあとをゆく	帆船	松戸市	須賀　　余年
１０３	階段	雪原の真只中の自由席	同	中野区	田中志希乃
１０４	階段	冬りんどう回向の鐘に覚めてをり	同	同	大沢知々夫
１０５	階段	木鋏の音のつづきの枯れ山河	同	同	清水　　静峰
１０６	階段	葉桜や山の一樹にまぎれこむ	同	同	荒巻日出子
１０７	階段	朴の花鳥の心や蒼からむ	同　竹主宰	埼玉県比企郡	丸山　　南石
１０８	階段	蓑虫の覗けばゆれる寂光土	同	北区	安部　　朝子
１０９	階段	立秋の風がほゝ笑み廻り道	同	文京区	西原　　直江
１１０	階上	紅葉山心の通うまで登る	帆船主宰	中野区	小島　　花枝
１１１	階段	３月大いなるものへの祈り芽木の中	同	同	浦野　　千草
１１２	階段	水音のふるゝ明るさ黄水仙	同	同	加茂志津子
１１３	階段	山紅葉水の深さへ彩を溶く	同	同	黒木　　綾子
１１４	階段	芽吹山襞の深さに湖を抱く	同		柏木　　愛子
１１５	表庭	はからずも一会賜はる草の花	ＮＨＫ｢一っと６けん小さな旅」正覚寺紹介記念句碑	立川市	黒瀬　　貞子
１１６	表庭	４月若葉かげゆらぐ山路を登りゆく	白馬	足立区	島藤　　一光
１１７	鐘山	髪すけば何となく知る秋の風	（咲花妻の姉）	群馬県高崎市	五十嵐　ハナ
１１８	鐘山	大雪や立往生の百の句碑		俳諧浄土庫裏内	山田　　ヤス
１１９	駐場	万緑に撞木のゆれを残しけり	第６回正覚寺句碑祭受賞句碑	川崎市	鳥居　ゑいじ
１２０	表庭	１２月春の夜はみ仏も座をほぐしませ	旅と俳句	相模原市	田倉　　黄波
１２１	鐘山	冬ざれて万象己に眠りをり	(咲花三男)	俳諧浄土　現住職	山田　　法花
１２２	表庭	昭和６０年４月仏心に五色椿も染まる庭	白馬	藤沢市	畑中菫葩知
１２３	鐘山	５月一山の口火となれる櫨紅葉	帆船	千葉県館山市	安西　　　静
１２４	鐘山	眼つむりて梅の香りの中にをり	同	中野区	横溝　　明子
１２５	鐘山	豆売りの老婆うごかず冬の鳩	同	豊島区	高田　　えみ
１２６	鐘山	ひぐらしに流れをいそぐ峡の雲	同	中野区	土屋美香子
１２７	鐘山	上棟の幣しろじろと月に濡れ	同	同	吉村　　幸子
１２８	階上	晩学や桜紅葉の流れ出す	同	世田谷区	関井　　安代
１２９	階上	安らぎの掌に花びらをつつみをり	同	中野区	斉藤　　光子
１３０	階上	耳すますほどの訪れ木の芽風	同	同	中村　　葉子
１３１	階上	照り翳る十三佛の背に青葉	同	同	家田　　米子
１３２	裏庭	６月蔓ばらの誰も来ぬ日は匂ふかな		秦野市	山崎　　蓉子
１３３	駐場	夏わらび回向の鐘にほぐれけり	第７回正覚寺句碑祭受賞句碑	多摩市	北島　　梅花
１３４	表庭	蝉のこえつみて堂塔閑もれる	塔	富士吉田市	加々美鏡水

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90⇒104	105⇒119	120⇒134