変だぞ! 県の想定氾濫区域図


 辰巳ダムに関する第4回意見交換会(99/6/19)では、以下の図・文と同じOHPをつかって、県の想定がまったく現実とかけはなれたものであることを追求しました。
 とくに重大な問題は、@左岸では5メートルほどもある崖の上まで浸水するのに、右岸では犀川大橋より低い片町方面に水が流れない想定になっていること〔(1)〜(4)〕、A水が高さ3メートル以上もある土手を乗り越え、川を跳び越える想定になっていること〔(9)(10)〕です。

 現場の写真をしめしての追求に、県側はまったく反論不能になってしまいました。(当たり前ですが…。)
 県の想定している氾濫区域はまったくデタラメなもので、したがってその氾濫区域を前提として算出されている「辰巳ダムの治水効果=3千億円」「費用対効果=21倍」には何の根拠もないことが明らかになりました。

(1)左岸では崖の上が浸水、右岸では低いところが浸水しない?
(2)この崖の上が浸水?
(3)水は低い方に流れない?
(4)映画「十戒」のように水が切り立つ?
(5)高さ4メートルの「堤防」も無視
(6)下流側から見たJRの「堤防」
(7)平らな場所に氾濫区域の境界線
(8)田んぼのなかにも境界線
(9)高さ3メートルの堤防を水が跳び越える?
(10)洪水が川を横断する?
(11)排水ポンプが被害を拡大


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