仮想化のタイプ
1.ゲストOSの修正要否による分類~完全仮想化と準仮想化
仮想化ソフトは、ゲストOSに修正を加えるかにより完全仮想化と準仮想化に分類される。
完全仮想化
- ゲストOSに修正を加えない。
- ゲストOSは仮想化ソフトが完全にエミュレートしている仮想ハードウェアで動作する。
準仮想化
- ゲストOSに修正を加える。
2.ハイパーバイザと物理的なハードウェアとの関わり方による分類
- ハイパーバイザは物理的なハードウェアとゲストOSの間に入るソフトウェアである。
- 通常のOSをスーパーバイザ、それを管理するソフトの意味でハイパーバイザと呼ばれる。
- OSが行う処理を一部実行する。
- ハードウェアとの関係から、Type1、Type2に分類される。
Type1
- 仮想化ソフトウェア=ハイパーバイザが直接物理的なハードウェアを制御する。
- ハイパーバイザはハードウェア制御のOS機能を担う。さらにユーザーインターフェースも含めたOSも含む製品も存在する。
- ハイパーバイザを別の物理的なマシンから設定するものもある。
Type2
- 一般のOSに仮想化ソフトウェアをインストールする形態をとる。
- このタイプでは、仮想化ソフトウェアはゲストOS上のアプリケーションの1つとなる。