まどろみの中で見る夢は 切なく 哀しく どこかが小さく痛む
柔らかな風に観る夢は 温かく 愛しく どこかが小さく痛む
どうか どうか 幸せであるように あの風が あの人にも 優しく撫でるかのように そっと そっと 吹くように
……近づいてくる、足音が聞こえた。
2 -雨だれに歌えば-
……ずっとずっと好きだった歌。ずっとずっと好きだった、ひと。
3 -言えなかった言葉-
……まどろみの中で通り抜けた言葉のかげ。
4 -風に乗せた願い-
……どうか、彼らに届けてください。他には何も望みません。
5 -風の道筋-
……そしてこの街であなたたちの風を待つ。