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グラフでみるNew York


しずかちゃんの入浴遍歴をグラフにしてみました。「ド・ラ・カルト」では「てんとう虫コミック」各巻ごとのコマ数をグラフ化(いくつか漏れもある)していたので、ここでは違った切り口から集計してみます。

アニメ・年度別放映数

解説:
82年〜86年は、演出の原恵一氏を筆頭として、アニメ・ドラえもんがノリにのっていた時期ですが、予想どおりこの時期の作品数が最も多いようです。 この時期の作品は数だけでなく質も上等で、ただのお約束としてお風呂シーンを出すのではなく、アングルや演出に凝ってそのシーンを盛り上げようという、スタッフの心意気を感じることが出来ます。 また、「入れかえロープ」「テレテレホン」「かげながら」など、原作にはないお風呂シーンを追加する例すら挙げることができます。 まさに黄金期といっていいでしょう。このころは作品を作る上で結構好き勝手も出来たのではないでしょうか。 ピークを超えると、あとは年に一回程度というところまで落ち込んでしまいますが、意外にも90年代に入っても、ぽつぽつながらお風呂シーンは作られています。 けっして禁止されているわけではない、ということに一抹の希望を見ました。 まあ、劇場じゃあ毎年のように脱いでるわけだしね。

お風呂シーンは減りましたが、近年作品はそれに変わる楽しみを提供してくれます。 しずかちゃんが例のピンクの服の着たきりスズメでなくなり、様々な衣装を我々に披露してくれるようになったのです。 タンクトップのしずかちゃん(「つきぬけザブトン」)を初めて見たときには、本当にドキドキしてしまいました。 これから、どんなおしゃれをしてくれるか、興味は尽きません。


年度別 原作初出 入浴話数

解説:
1982年をピークに、ほぼ山なりを描いていますが、なぜか前年と比して1982年は飛躍的な増加を見せています。 この年に何があったのでしょうか? ここで、1981年の内分けを見てビックリ。なんとこの内2本が、「腹話ロボット」「なぜか劇がメチャクチャに」という、 「ドラえもん」のなかでも間違いなく1、2を争うえっちな話だったではありませんか! つまり、1981年にこの2本を書き、開き直った藤子・F・不二雄先生は、翌年一気にブレイクして その手の話を連発する、という非常にわかりやすい図式が、グラフにすることで明らかになったのです!


学年別 入浴話数

解説:
単純に学年が上に行くにしたがって増加すると予想していたのですが、意外にも小学四年生が、 他に倍近くの差をつけて圧倒的に多いという結果が明らかになりました。 つまり藤子・F・不二雄先生のストライクゾーンは10歳前後ということなのでしょうか(不謹慎!)。 冗談はともかく、当時のアニメ・ドラえもんの公式設定では、のび太たちは小学四年生となっていたハズで(現在は五年生)、 先生もそれを意識して、小学四年生にことのほか愛情を注ぎ、ご自分の趣味をさらけだしたのではないでしょうか。 って、ぜんぜんフォローになってないゾ。

一方、収録作品には全くお風呂シーンが見つからなかったのが、小学一年生。 小学一年生作品は未収録作品のほうが多いので、見逃している可能性も大きいのですが、 @小学一年生でひんぱんにお風呂というのはリアリティがない、 Aカラーなので刺激が強すぎる Bページ数が少ないので、無駄なコマを入れられない、 などの理由から、数はそれほど多くないものと予想出来ます。中には、「カサイラズ」「テレテレホン」(これは小学二年生)のように、 原作にはなかったお風呂シーンがアニメ化に際して尺合わせに追加された、という例もありますが。

しかし予想を覆し、1999/7/17に発売されたカラー作品集@にて、小学一年生掲載の 「糸なし糸でんわ」におふろシーンがあることを確認しました。カラーは目の毒。 しかし、留守番中に小学一年生が一人でおふろを沸かすってのは危険じゃないのか?


月別 入浴話数


解説:
さて、そろそろネタがなくなってきましたが、月別の入浴話数のグラフです。 上が原作、下がアニメ版です。これまでのグラフのように顕著な特徴はありませんが、 どちらも8月が最少値を記録しているところが共通しています(原作の9月号は、8月に発売されるため、一つずれてる)。 最も汗をかくはずのの季節に、これはいかがしたことか? しかし、ちょっと考えればこれは簡単。入浴がないかわりに、水着を着ることが多いんですね、この月は。 F先生、アニメスタッフ共に、しずかちゃんファンを一年を通して楽しませようとする意図が見えるようではありませんか! その他、なんとなくグラフの傾向が似通っている点が興味ぶかいですね。

さて、集計中に気になったのですが、なんで野外露出系3本のうち、2本が2月号に掲載されてるんでしょ?(「雨男はつらいよ」「エネルギー節約熱気球」) 冬真っ盛りの季節を選んで野外でハダカにさせるとは、F先生も罪なお人ですなあ。 ちなみに、「腹話ロボット」は10月号でした。


めぐりあい・入浴話数

解説:
「ドキドキ、ワクワク、シズちゃんのおふろシーン。六年間で、6回でした! おふろシーンがでてくるのは「小学四年生」から・・・。その前に出してもドキドキしないんじゃないか・・・。 って藤子先生も考えてるね。」

上記文章は小学六年生1983年3月号で特集された、 「ドラえもんさようなら大特集 涙と笑いの六年間」という企画中のコラムです。これに触発され、 同様にすべての年度においては、何回おふろシーンにめぐり合うかをカウントしてみました。 1〜3月が別計算になるので、大変めんどかったです。横軸が小学校入学年度となります。

該コラムに相当するのは1977年度入学で、タイトルは「温泉ロープ」「むすびの糸」 「ユメはしご」「地平線テープ」「ユーレイぐらしはやめられない」、となります。 当HPのデータだと一つ足りないんですよね。 この時期、私がチェックしていないのは、「災難予報機」(FF26)ぐらいしか思い付かないんですが、 どなたか調べてはいただけないでしょうか?


To Be Continue・・・・


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