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田中美佐子さんをこよなく愛して

ドラマ(1993〜2009)

1993年
■「天国に一番近いママ」
(1993年4/6、TBSドラマスペシャル)
浅野ゆう子さんの芸能生活20周年記念作品。美佐子さんは1分程度の友情出演でした。(出演:浅野ゆう子、鹿賀丈史、風間トオル、岩城滉一、布施博、室井滋、石田純一、山口智子)

■「日曜はダメよ」
(1993/4/17〜6/26、NTV連続)
短大で犯罪心理学を教える森田風吹(田中美佐子)は11歳の娘リナとの二人暮らし。やがて三人の男達(柳葉敏郎、唐沢寿明、中野英雄)が競い合うように彼女へ猛アタックする。全編がメルヘンタッチのラブコメディ。“今回は今までにないモテる役なのでやるやると言ってお受けしました。柳葉君にも「2度とないよ」と言われたので、気持ちよくモテたいと思います”←美佐子さん談です。(共演:益岡徹、伊武雅刀、大島智子、山本麻樹)

柳葉敏郎さんについての美佐子さんのコメント
「私って突っ込んだ芝居より受け芝居の方が合ってるってよく言われるけれど、数少ない私の芝居を受けてくれる人かな。相手によって芝居を変えられる人なんですよね。何度か共演していますが空気が合いますね」

唐沢寿明さんについての美佐子さんのコメント
「最初に会ったころ、年の割にしっかりしてるな〜って思ってた。すごく器用で何をやってもできる人だと思いますね。彼の中で目指すものが私たちとは違うと思えるぐらいだから。逆にどんな人か今も分からないなー」


■「十年愛スペシャル」
(1993/10/8、TBS人気ドラマスペシャル)
十年愛の全くの異色バージョン。本編は青空の創作小説だったとする展開に首をかしげた人も多かったのでは…。ここまで話が違うと本編のドラマは果たして何だったのでしょう。私はどうも脚本家の苦し紛れの手法だったように思えてなりません。従ってストーリーに関しては本編と混同するので触れません。でも美佐子さんの魅力はギッシリ満載でした。“スタッフが「青空ってキツイなぁ」とよく言っているんですが、私自身もしょっちゅう「キツイなぁ」って言われているんです(笑)”←美佐子さん談です。(共演:浜田雅功、大江千里、斉藤慶子、鈴木樹、白川由美、木村一八)


1994年
■「禁断の果実」
(1994/7/6〜9/28、NTV連続)
親に捨てられ、共に相手を慈しみながら生きてきた姉弟。常に二人の間には争いが耐えないが、それはお互いが相手を思うがためのこと。やがて姉が弟の子を身ごもるという禁断の世界へ…。美佐子さんは月子と陽子の二役を熱演しました。“以前、脚本の遊川さんに言ったことがあるんです。私って連ドラにすぐ飽きちゃうので芝居から離れられないような役をやってみたいって。そしたら今回は「えっ、こんなこと言わせるの」なんてセリフまであったんです”。また岡本さんとの格闘シーンでは“本気でやれば私の方が強いわよ”とも。←美佐子さん談です。(共演:岡本健一、市毛良枝、近藤正臣、神田正輝、松田圭司、大島智子、西尾まり、かとうれいこ、北村総一朗、森田洸輔)

岡本健一さんについての美佐子さんのコメント
「とにかく楽しかった。久しぶりに二人だけの世界に浸っちゃったわよ。本番以外でもあの空気にハマっていたいってね。やっぱりキレイな人は見てるだけでもいいもんね」

■「私は貝になりたい」
(1994/10/31、TBS放送センター完成記念特別企画、放送文化基金奨励賞受賞作品)
“赤紙って本当に赤いんだなぁ”。太平洋戦争末期、土佐の小さな漁師町で理髪店を営む豊松(所ジョージ)の元に赤紙が届く。しかし入隊後の彼には予期せぬ悲劇が待ちかまえていた。美佐子さんは豊松の妻・房江役。ひたすら夫の無実を信じ帰還を願う姿は、まるで聖母のごときなり。一口で言えば、ごく平凡な一般人の誰でもが戦争の犠牲となり得る暗くて悲しいお話でした。ちなみに私はフランキー堺さんが演じた前バージョンも見ています。それにしても美佐子さんのけなげさには思わずホロリ…。(共演:所ジョージ、渡瀬恒彦、津川雅彦、瀬戸朝香、柳葉敏郎、段田安則、矢崎滋、石倉三郎、杉本哲太、三木のり平)
※ビデオ発売されています。
1995年
■「ひとさらい」スーパーで子供が消えた魔の時刻!私の子供を返して!真犯人に迫る母に恐ろしい結末が!
(1995/1/30、TBS月曜ドラマスペシャル・冬の特選サスペンス)
保険会社の外交員・京子(田中美佐子)の娘が突然姿を消した。それはスーパーで買物中に上司の杉山と会話をしている数分間の出来事だった。彼女に好意を寄せる杉山は親身になって心配してくれるのだが…。地味な心理サスペンスでしたが、美佐子さんの演技力が一際光っていた作品だったと思います。なお美佐子さんは「放送文化基金賞」の個別分野賞・女優演技賞に輝きました。ゆうこさん、ありがとう。(共演:平田満、長塚京三、友里千賀子、原田大二郎、浜村純、坂本衣里、モト冬樹、白石加代子)

■「戦うハネムーン」夢ありて…カナダ乱れ髪、いっそ殴ってやりたい
(1995/4/13、テレビ朝日・田中美佐子VS中村玉緒嫁姑デスマッチスペシャル)
新婚旅行でカナダを訪れた美也子(田中美佐子)夫妻。そこへ忘れ物を届けに姑(中村玉緒)が出現。そんな折り夫は社命でメキシコに行ってしまう。やがて残された二人の珍道中が始まる…。“玉緒さんのボケに笑わせられてばかり。こんな姑さんがいたら楽しいでしょうね。←制作発表会に花嫁衣装で登場した時の美佐子さん談です。(共演:近藤敦、岩城滉一、高橋ひとみ)

■「セカンドチャンス」
(1995/4/14〜6/30、TBS連続)
藤井春子(田中美佐子)は夫と死別し3人の息子を女手一つで育てている。しかし家事は全て息子任せというノンビリ主婦。そんな彼女に一目惚れしたのが、ドジでお人好しの野田(赤井英和)だった。“微妙な芝居を要求されるコメディって一番難しいんです。ウケを狙ってあざとくやるならどこまででもできるけど、それは絶対にダメ。むしろこらえて演じるぐらいが丁度いい”“赤井さんはしっかりとした演技プランを持った人。剛クンは20歳下とは思えないほどオトナで器用、あいさつもしっかりしている。黒田クンはナーバスで放っておけないタイプ、でも芯は強い”←美佐子さん談です。(共演:赤井英和、堂本剛、黒田勇樹、宮城秋菜、塙翔平、松村雄基、石井苗子、金田明夫、梶原善、水谷あつし)

赤井英和さんについての美佐子さんのコメント
「いいことがあったら喜ぶ。眠たかったら寝る。相手役としては分かりやすくて居やすい人。それとセリフを忘れる量もナミじゃなくて(笑)、でもオイオイとはならないの。なんかコレがいいんだよナ〜」


1996年
■「素晴らしき家族旅行」三代に渡る嫁姑バトル・玉のこしを狙う小姑!遺産は欲しい!介護はいや!12歳年上の妻で何が悪い!長男の嫁の孤軍奮闘コメディ
(1996/1/3、フジ新春ドラマスペシャル)
幸子(田中美佐子)は12歳下の夫(稲垣吾郎)の祖母の看病を頼まれ、酒屋を営む彼の実家で暮らすことになった。しかしそこには気の強い姑や小姑が待ち構えていた。
“吾郎クンとなれなれしくしてはいけないと思いました。でも夫婦に見えなかったらという不安があったので、側にいて彼の若さを吸収しました(笑)”←美佐子さん談です。※このドラマが放送された前年の11月1日、美佐子さんご夫妻は二人だけで入籍を済まされました(会見は11月16日)。このことがドラマの内容と結びつき話題になりました。(共演:稲垣吾郎、倍賞美津子、蟹江敬三、松下由樹、三木のり平、中尾ミエ、南美江、益岡徹、清水ミチコ、田口浩正)

■「Age,35〜恋しくて」
(1996/4/18〜6/27、フジ連続)
食品会社課長・島田英志(中井貴一)は妻・朱美(田中美佐子)と双子の小学生と幸せな日々をおくっていた。だが彼は常務秘書のミサ(瀬戸朝香)と密会を繰り返していた。そんな折り、朱美は同級生の陶芸家・シン(椎名桔平)と偶然再会する。ドラマは綱渡りの日々→W不倫→破局→新生…とリアルに展開され、社会的な反響を呼びました。“少し前までは愛人の役をやっていたのに、主婦の役をやるようになって年をとったんだなぁと思います”“浮気される奥さんの役は初めてで楽しいです”“シンこそが自分の可能性を広げ、手助けをしてくれるパートナーと気づいた朱美が彼にひかれるのには共感できます。結婚相手以外の人を選ぶことを一概に責めることはできないと思いますね”←美佐子さん談です。(共演:中井貴一、椎名桔平、瀬戸朝香、香坂みゆき、水野美紀、生瀬勝久、小松政夫)
※ビデオ発売されています。

■「生きること」
(1996/11/25、TBSドラマ特別企画・文化庁芸術祭参加作品)
伸子(田中美佐子)は夫(片岡鶴太郎)の不倫が原因で夫婦仲が悪い。そんな折り小学生の娘が骨髄性の白血病に冒される。病と必死に闘う少女の姿を追いながら、バラバラの家族が強い絆で結ばれるまでを描く。
“私自身も、まだ幼かった姪を先天性の白血病で亡くしています。その時は骨髄バンクもなく、ただ死んでいくのを待つような状態でショックでした。ドラマを通してドナーが増えるといいですね。”←美佐子さん談です。(共演:片岡鶴太郎、蟹江敬三、清水宏次郎)

■「帰ってきたセカンドチャンス」今世紀最強のあの家族が帰ってきた・親父が不倫!?次男の初恋の相手が男?イジメに勝つ方法は?
(1996/12/20、TBS単発)
ご存じセカチャンの1年半後を描いた番外編。本編と混同するので内容は書きませんが「十年愛SP」とは大違い。こういう楽しいドラマこそどんどんSP版を放送してもらいたいものです。それにしても美佐子さんのハチマキ姿、可愛かったなぁ…。一家団欒ですき焼きを食べるシーンも笑えました。(共演:赤井英和、堂本剛、黒田勇樹、宮城秋菜、塙翔平、石井苗子、金田明夫、梶原善、三井ゆり、加藤晴彦、チャックウィルソン)
※ビデオ発売されています。


1997年
■「智子と知子」
(1997/7/3〜9/18、TBS連続)
通訳兼翻訳家の智子(田中美佐子)は実父が残してくれた高級マンションに住んでいる。そこへ死んだ父親の連れ子で売れない歌手の知子(飯島直子)が転がりこんできた。同じ名前でありながら、血の繋がらない正反対な性格の姉妹が繰り広げるライトコメディ。共に好感度女優、しかもユニチャームのCMにも出演していたことなどからお二人の競演は話題を呼びました。なお美佐子さんは1回目の収録で
“謝るぐらいならNGを出さないで!”と飯島さんに先制パンチを浴びせた模様(^.^)。このドラマは美佐子さんも多くのコメントを残していますが今回は省略することにして、共演者たちの美佐子さん評を幾つか紹介しておきます。
“竹を割ったような男っぽい性格”(←内藤剛志さん)、“いつもアッケラカンとしている。何でも物事を楽しく考えて、つまらないことは気持ちがいいほどハッキリと表現する。歯に衣着せないって感じ”(←柏原さんと浜崎さん)。そして飯島直子さんは“すごくサバサバしていて疑問に思ったことはビシバシ言う。初めて会った人は「うわ、キツイ」と思うかもしれないけれど、その言葉は的確で納得できてしまう。美佐子さんには一口で言い切れないぐらい、本当によくしてもらいました”(←飯島さんの著書・「ねえ、今日どこへ行くの?」より)。ちなみに美佐子さんと飯島さんは2年後の「OUT」でも共演、息の合ったところを見せてくれましたよネ。(共演:柏原崇、内藤剛志、浜崎貴司、北村総一朗、白川由美)
※ビデオ発売されています。

■「心はロンリー気持ちは「…」X 南の国から'97」
(1997/8/29、フジ金曜エンタテイメント)
同シリーズの10作目。過去に登場した俳優さんたちも多数ゲスト出演しました。美佐子さん(昭和59年第1話のゲスト)は「智子と知子」の撮影の合間をぬって駆けつけました。でも1分程度の出演…。(出演:明石家さんま、布施博、松下由樹、七瀬なつみ、大竹しのぶ、中村玉緒、小堺一機、香坂みゆき)


1998年
■「天城越え」トンネルの向こうに少年が見たものは…清張の名作を完全映像化
(1998/1/1、TBS元日特別企画)
“女優としてこれ以上ないほど役に没頭できました。私の代表作といえる初めての作品です”←(美佐子さん談です)。大正15年、天城の山中で起きた殺人事件。迷宮入りした真実は30年後に持ち越される。かつて大谷直子さん(NHK)と田中裕子さん(映画)も演じた松本清張原作のドラマ化。TBSは少年・多吉と娼婦・ハナが30年ぶりに再会するオリジナル部分を追加、そのキャッチフレーズを「心の衝撃に時効はない」としました。このドラマでの美佐子さんは数々の体当たり演技を披露、おそらく茶の間に大きな感動の嵐を呼んだことと思います。(絶叫したり、縛られたり、水たまりに顔をつけられたり、娼婦仲間と大乱闘シーンを演じたりetc…、美佐子さんが熱演するたびに私はオイオイと泣いてしまいました)。なおこの作品は後に第35回ギャラクシー賞・優秀賞に輝きました。(共演:二宮和也、長塚京三、蟹江敬三、六平直政、寺島しのぶ、室田日出男、風間杜夫、柳沢慎吾、余貴美子)
※ビデオ発売されています。

■「ランデヴー」
(1998/7/3〜9/11、TBS連続)
怪獣マニアの夫と離婚を決意した朝子(田中美佐子)は、ぶらっと乗ったタクシーで行き先き任せの家出を敢行。着いた場所は川のほとりの異国のような町だった。やがてその町のリバーサイドホテルに住むポルノ作家の真由美(桃井かおり)と意気投合し奇妙な連帯感が生まれていく。二人は自分の青春時代をもう一度謳歌するかのように、年下の二人の兄弟(毅と守)にそれぞれ恋をして胸をときめかせるのだった。
“私が短大生の頃、桃井さんの映画を見まくりました。それ以来ずっと怖い人だと思ってました。でも共演できて光栄です”←美佐子さん談です。“田中は私好みの女で、以前から気になっていたんです。私がこの役を受けたのも相手が田中だったからというのも大きい。男みたいな性格している田中とは気持ちよく仕事ができそう”←美佐子さんを何度も呼び捨てにする桃井かおりさん談でした(^.^)。ただ全く憎めないのは桃井さんの人間性かな。ちなみにお二人はテレビやTV誌などのインタビューでも和気藹々ぶりを発揮してくださいました。(共演:柏原崇、高橋克典、岸田今日子、田口浩正、菊池麻衣子、吹越満、河原さぶ、山口紗弥加)

■「直線の死角」保険金殺人か?現場に残された不審なタイヤ痕・不可解な交通事故死に隠された謎
(1998/12/21、TBS月曜ドラマスペシャル・横溝正史賞サスペンス)
弁護士の小早川(渡辺謙)は、交通事故で夫を亡くした妻から示談交渉の依頼を受けた。当初は単なる事故と思われたが、そこには意外なカラクリが隠されていた。美佐子さんは法律事務所に新規採用された事務員役。彼女の鋭い観察力が事件を解明していくのでした。このドラマはごく一般的なサスペンスではありましたが、渡辺謙さんと美佐子さんが醸し出す不思議な円熟味がドラマに深い味わいを添えていたと思います。このお二人は「風と共に去りぬ」の吹き替えも良かったですよね。(共演:渡辺謙、伊東四朗、中島朋子、不破万作、田口トモロウ)


1999年
■「ママチャリ刑事」
(1999年1/7〜3/18、TBS連続)
バツイチで子持ちの薫(浅野ゆう子)は強行犯係の現職刑事。一方、薫の同僚の昇(益岡徹)の妻・日向子(田中美佐子)は専業主婦でありながら事件の謎解きが大好き。薫や昇から「絶対に口を出すな」と何度注意されても、その都度事件に首を突っ込んでしまうのでした(^.^)。OUTやショカツやリミットもいいけれど、こういう家族団欒で楽しめるドラマが年々減っていくのは淋しい限りです。私は美佐子さんの個性がいかんなく発揮された、最も愛すべきホームドラマだと思っています。
“美佐子さんを怒らせるとすぐに蹴りが飛んでくる。私は毎日いじめられています”(←無二の親友の浅野ゆう子さん談)。すると美佐子さんは“二人とも髪が長いとキャラがだぶるので、ゆう子さんに切れって言われたんです。本当は私たち仲が悪いんです”などと返す楽しいやり取りもありました。ちなみに浅野ゆう子さんはいつも美佐子さんをフォローしてくださるので私も応援しています。(共演:浅野ゆう子、益岡徹、高橋克美、金田明夫、梶原善、村上信五、相島一之。その他毎回ユニークなゲストが多数出演)

■「古畑任三郎」
(1999/5/25、フジ連続・第34話「哀しき完全犯罪」にゲスト出演)
小田嶋さくら(田中美佐子)は、華やかにマスコミに登場することを好む女流棋士。彼女の夫は同じプロ棋士でありながら、性格はまるで正反対で厳格・頑固一徹。そんな夫に主婦としての仕事を押しつけられウンザリしていたさくらは、ある日夫を撲殺してしまう…。爽やかに、さりげなく、そして哀しく…、美佐子さんは洗練された演技で見事に殺人犯を演じてくださいました。さらに“だから殺したの…。後悔なんかしてないわ”と言い切った時の美佐子さんは実に小悪魔的でもありました。 (共演:田村正和、西村雅彦、石井正則、小日向文世)
※ビデオ発売されています。

■「OUT〜妻たちの犯罪」
(1999/10/12〜12/21、フジ連続)
直木賞作家・桐野夏生作品のドラマ化。弁当工場で夜勤をしている雅子(田中美佐子)は職場ではリーダー的存在。ある日パート仲間の弥生から夫を殺害してしまったとの電話が入る。そしてそれは先輩格のヨシエ(師匠=渡辺えり子)を巻き込んでの“死体解体処理”へと…。雅子と懇意の女刑事・則子(飯島直子)、そして不幸を背負った主婦たち、得体の知れない男・佐竹(柄本明)などが複雑に絡む心理サスペンスでした。ちなみに高田さんや段田さんが殺された時、私は本当にショックでした…。
“原作を読んだ時から雅子役をやりたいと思ってました。役が決まった時に、神戸の小学生殺人事件に関する本なども読みました。こういった犯罪は誰にでも有り得ることで、一線を越えるか越えないかのところでみんな生きているのだと思います。その越えた部分を芝居できるのなら、これは是非やってみたいと思いました”←美佐子さん談です。(共演:飯島直子、渡辺えり子、柄本明、段田安則、原沙知絵、哀川翔、伊藤英明、高田聖子、富士真奈美、平泉成、なすび、細川茂樹)
※ビデオ発売されています。

■「女探偵・朝岡彩子」依頼された張り込み中に殺人が!恐喝された銀行員夫婦…脅迫犯も拉致されて
(1999/11/13、テレビ朝日土曜ワイド劇場)
兄の遺志を継いで探偵になった採子(田中美佐子)は、小さな探偵事務所ながら二人の所員をかかえる所長。そんな彼女を亡兄の親友で弁護士の千原(西岡徳馬)が何かと面倒をみてくれている。ある日、女子高校生との援助交際で500万円揺すられているという相談者の仲裁を引受けたのだが、やがてそれが殺人事件へと発展してしまう。僅かな時間でしたが、美佐子さんのミニスカート姿が久しぶりに見れました(^.^)。ひょっとして舞台COLOR以来かな…。このサスペンス、土曜ワイドでシリーズ化してくれないものかしら。(共演:西岡徳馬、清水ミチコ、笹野高史、北原雅樹、
塩屋俊、阿知波悟美)


2000年
■「風と共に去りぬ」
(2000/1/3、テレビ東京開局35周年記念番組・20世紀名作シネマ特別企画)
ドラマではありませんが、美佐子さんにとってもファンにとっても記念すべき番組だったと思います。(ストーリーは有名なので省略)。ファンとして一番嬉しかったことは、美佐子さんが全く未経験の吹き替えに積極的にチャレンジしてくださったこと。もう私は大感激!しかも見事なまでの声の抑揚・使い分け!スカーレットオハラの吹き替えは、過去に栗原小巻さんと戸田恵子さんが演じていたと思います。でもこのお二人と比べても、スカーレットの少女時代のイキイキとした表現は断然美佐子さんに軍配が上がると思います。新聞の投稿欄などで賛否両論あったことは事実ですが、私は美佐子さんこそ最もスカーレットにふさわしい吹き替えだったと確信してい
ます。
※映画はビデオ発売されていますが、吹替版は出ていません。

■「ショカツ」
(2000/4/11〜6/27、フジ連続)
職場研修のため城南警察署に配属されたエリートキャリア・羽村斗馬(松岡昌宏)は、たたき上げの巡査部長・九条綾乃(田中美佐子)とコンビを組むことになる。事件のたびに身勝手な行動をとる九条に対して羽村は反発をおぼえるだが、やがて……。私は当初「ママチャリ刑事」と比較してしまい、どうしても気持ちが載りませんでした。でも回を追うごとにドラマの良さ・美佐子さんの魅力が伝わってきたのです。ひょっとして美佐子さんの全てのドラマの中で、最もリアリティのある作品と言えるかもしれません。(共演:松岡昌宏、村田雄浩、田山涼成、橋爪功、高樹沙耶、田邊年秋、野村宏伸、佐久間哲、杉本哲太、他毎回ゲスト)
※ビデオ発売されています。

■「リミット」もしも、わが子が…
(2000/7/3〜9/11、NTV連続)
元教師の澤松智永(田中美佐子)は、密輸ブローカーのグレイ(北村一輝)から臓器売買の話を持ちかけられる。やがて彼女は教え子らと共謀し幼児誘拐を企てる。そして息子を誘拐された主人公の女刑事・有働公子(安田成美)、娘を誘拐された商社マンの妻・香澄(山本未来)、事件を追う片野坂刑事(佐藤浩市)などが複雑に絡む痛快娯楽心理サスペンスでした。
“演じる上で思い切りが大切な役。メリハリをつけた芝居をしたいです。何年か前に原作を読んだ時に「一生に一度はこんな犯人役もいいかな」なんて思ったこともありましたが、実際にやるとなるとあまりにも怖い人。心が痛みますが、とことん思い切って悪は悪として演じるつもりです”さらに“見てくださる方がもっとやれとおっしゃるのなら、私はそれ以上にやります”←番組当初の美佐子さん談です。うーん、それにしても美佐子さんの女優魂は生半可ではありません。ものすごいチャレンジ精神!筋金入りのプロ魂!もうパチパチパチ!(共演:安田成美、佐藤浩市、山本未来、陣内孝則、北村一輝、今井雅之、新山千春、妻夫木聡、益岡徹、古尾谷雅人
※ビデオ発売されています。

■「危険な斜面」
(2000/9/24、TBS松本清張特別企画)
リストラ寸前の男・秋場(風間杜夫)は会社の創立パーティでかつての恋人・利江(田中美佐子)と再会する。その利江は秋場の務める大手電機グループの会長の愛人となっていた。秋場は彼女の尽力により華やかな出世コースを歩むのだが、やがて結婚を迫る彼女が疎ましくなり殺害を企てる。美佐子さんが演じた利枝は、ただ純粋に小さな幸せを追い求めただけ…。それなのに絞殺されてしまうなんて、クシュン…。
“この原作は私が生まれた年の作品ですが、深い愛を見つけようとする女性の気持ちは普遍的だと思います。一人好きな人がいたら、私はそれが純粋な愛情だと思う。そうでしょう?”←美佐子さん談です。(共演:風間杜夫、袴田吉彦、大滝秀治、伊藤貴明、粟田麗、斉藤洋介、松金よね子、不破万作)

■「義父のいる風景」
(2000/11/27、TBSドラマ特別企画・平成12年度文化庁芸術祭参加作品)
義父の介護に取り組んだ長男の妻の奮闘を通し、老いと死・父子の葛藤・家族愛を描く。元開業医の夏目(小林桂樹)は三年前に脳梗塞で倒れ車イスの生活。同居での介護に異を唱える兄弟たちを見て、長男・善人(松任谷正隆)の妻・信子(田中美佐子)が自ら世話をすると申し出る。
“私の子供の頃は、殆んどの家庭が祖父や祖母と同居していました。考えるとお母さんは大変だったんだな〜と思う。今回のドラマは脚本がしっかりしているので感情移入が楽です”←美佐子さん談です。なおこの作品は芸術祭・優秀賞に輝きました。(共演:小林桂樹、松任谷正隆、前田愛、佐藤慶、萩尾みどり、中原ひとみ、岩本多代、金田明夫、中川安奈、伊崎充則、浅田美代子、森尾由美)

■「殺意の涯て〜広域指定188号の女」…幼い娘の命を奪った犯人は許さない・復讐処刑は私の手で
(2000/12/23、テレビ朝日・土曜ワイド劇場特別企画)
未成年者の犯罪、被害者の苦しみ…、現代社会が抱える傷に鋭くメスを入れた星田良子監督の意欲作。ごく普通の主婦・原田圭子(田中美佐子)は八歳になる最愛の娘を15才の少年に惨殺された。娘を殺した犯人が少年法に守られ死刑にならないことを知った圭子は、杉岡刑事(渡瀬恒彦)の銃を奪い自らの手で少年とその母に裁きを下す。やがて青森県・大間崎まで逃走した圭子は、守(井ノ原快彦)とその母(渡辺えり子)と出逢い、つかの間の心の安らぎを得る。しかし非情な結末が…。
“とても難しい未知の役でした。復讐劇の裏にあたる部分がテーマになっているんですね。自分で見て感動してしまいました。一人の悲しい女の生きざまを見てほしい。”←美佐子さん談です。ちなみに2000年の美佐子さんは、「リミット」「危険な斜面」「殺意〜」で3回も殺されてしまいました。これは可愛い奥さん役をやっていた頃には決して見られなかった現象。う〜ん、ますます美佐子さんが演技派女優として大きく見えてきました!
(共演:渡辺えり子、渡瀬恒彦、井ノ原快彦、村田雄浩、大浦龍宇一、酒井美紀、平泉成、佐久間哲)


2001年
■「“おっはー”は世界を救う!」
(2001年1月8日、フジ単発・慎吾ママドラマスペシャル)
長島家の母親・小百合(田中美佐子)はお産を控えたうえに、高校生の長女や小学生の長男が全く口を利かないことに悩んでいた。そんな長島家にある日慎吾ママ(香取慎吾)がやって来た。小百合から悩みを打ち明けられた慎吾ママは、“おっはー”を合言葉に家族全員の笑顔を取り戻そうと奔走する。 ドタバタ調のナンセンスドラマかと思いきや、笑いあり涙ありの素晴らしいドラマでした。美佐子さんはかなり押さえ気味の演技だったと思いますが、その素朴な一挙手一投足が逆に光り輝いて見えました。あんな美佐子さんを見たのは久しぶり…。
(共演:香取慎吾、西村雅彦、鷲尾真知子、池脇千鶴、小橋賢児、星野真理、陣内孝則、いかりや長介、稲垣吾郎、松たか子、水野美紀、浅野ゆう子、爆笑問題他)

2002年
■「この冬の恋」
(2002/2/1、フジ金曜エンタテイメント・山田太一ドラマスペシャル)
小さなハウスクリーニング店を共同経営する圭子(田中美佐子)は、ホストの克(要潤)と金銭による愛人契約を結んでいた。ある日、克は別の女性と結婚するので契約を打ち切りたいと圭子に告げる…。
現実的?非現実的?メルヘンチックなラブストーリー?秀作?凡作?う〜ん、私には分かりません。ただ間違いなく言えることはとても心温まるドラマであったこと。
なお美佐子さんが山田太一さんの作品に出演したのは、デビュー作「想い出づくり」以来とのこと。余談ですが「ドラマ」(映人社発行)という演劇専門誌に山田さんのインタビューが掲載されています。この中で山田さんは「想い出づくり」の打ち上げの席で、“気に入らない芝居をした俳優さんがいる”という主旨の発言をしてしまったことがあるのだそうです。そして美佐子さんがその辛辣な発言を自分に対する指摘だと思い込んでいたことを知り、“それはあなたのことではない”とずっと言いたかったのだそうです。そして「この冬の恋」での美佐子さんの演技を称賛しつつお話を結んだのでした。
(共演:要潤、渡辺えり子、小林捻侍、大隈いちろう、平岩紙)


(育児に専念のため女優休業)

2005
■「ブラザー★ビート」 〜美佐子さんの復帰作
(2005/10/13〜12/22、TBS連続)
家事は苦手だが、明るくて好奇心旺盛な母・春恵(田中美佐子)。彼女には
死別した夫(赤井英和)との間に三人の息子がいる。長男・達也(玉山鉄二)は母親思いで責任感が強い、二男・陸(速水もこみち)は毎日のように合コンに明け暮れる、三男・純平(中尾明慶)は純情で誰からも愛される優しい性格。この一家四人が繰り広げる“ほのぼのコメディ”。
脚本=小松江里子、プロデューサー=伊藤一尋、主演=田中美佐子トリオによる“奔放ママシリーズ”第三弾。「セカンドチャンス」の進化型。美佐子さんの復帰作がこれで本当によかった!
(共演:玉山鉄二、速水もこみち、中尾明慶、国仲涼子、生瀬勝久、浅見れいな、金田明夫、竹内都子、岩佐真悠子、岡本綾、角野卓造、赤井英和)

2006
■「指先でつむぐ愛」
(2006/3/10、
フジ金曜エンタテイメント)
視覚と聴覚を失った全盲ろうの夫・福島智さん(中村梅雀)と、その彼を「指点字」という独特の通訳法で支え続ける妻・沢美さん(田中美佐子)の姿を描いた感動ドラマ。
「最初台本を読んだ時は、私に出来るのかなとすごく不安があり同時にとても怖かったですね。指点字はとにかく難しいです。台本に3本の指や黒い丸を描き、それを押しながら練習するのですが、お蔭で台本は真っ黒になりました。指点字を実際にやってみて感じたのは、人間って意外と言葉では伝えられないことが多いのではないか、ということでした。困難を乗り越え、消化してしまえば普通の夫婦の愛情物語であることには変わりありません。二人の夫婦愛をぜひ見てください」←美佐子さん談です。
(共演:中村梅雀、久保田磨希、佐野史郎、野際陽子)
<このドラマへの熱い思いを語った中村梅雀さん>

■「世にも奇妙な物語 '06秋の特別編」
(2006/10/2、フジ単発、美佐子さんは短編5本のうちの「家族会議」に出演)
ある日、大事故に巻き込まれて生死の境をさまようことになった家族三人。自分を救うためには家族の誰かを殺さなければならない…。そんな家族の葛藤をリアルに描く。
「私自身の環境が変わって、実際母親になったというところで、この台本は非常に面白く読めました。とはいえ芝居的には、子供を生む前も母親役はやってましたし、実際に母親になったからといって、母親の芝居がうまくなるか、というと、別にそういうことでもないので、何かが変わったわけではありませんが(笑)」 「“奇妙”な物語なりの、独特な芝居っていうのがあると思うんです。そういう部分で、いわゆる普通の物語を演じるときとは違って、演出家が望む芝居をやっていかないといけないところもありましたから、その結果、意外な芝居や、意表をついた芝居になったりしましたね。そういうところは、演じていてとても新鮮でした。例えば、普通の芝居だったら、ごく普通にしゃべるだろうな、っていうせりふを、突然、エキセントリックにしゃべってみたり…それはきっと、恐怖心とか、奇妙感を演出するためのもので、無理な芝居では全くないんです。面白いですね。演じていて新しい感じがしました」←美佐子さん談です。
(共演:渡辺いっけい、室田恵理)

「14才の母」〜愛するために生まれてきた
(2006/10/11〜12/20、NTV連続)
14歳で身ごもってしまった少女の姿を通して、愛や生命の尊さを追求した社会派ヒューマンドラマ。美佐子さんはヒロインの母親・一ノ瀬加奈子役を熱演。平均視聴率18.5%、主題歌 Mr.Childrenの「しるし」は売上70万枚を記録。「
「いつ何があるか分からないのが今の世の中。私にも娘がいるのでものすごい近い話だと思っています」←美佐子さん談です。
(共演:志田未来、三浦春馬、生瀬勝久、北村一輝、室井滋、山口紗弥加、河本準一、高畑淳子、脚本:井上由美子)


2007
■「ロミオとジュリエット〜すれちがい」
(2007/4/7、NTVドラマSP)
「ロミオとジュリエット」の現代アレンジ版。廃品回収業の青年・広道(滝沢秀明)と女子大生・樹里(長澤まさみ)の恋物語。美佐子さんは広道の母親・時枝
役。時枝と樹里の父・礼三(三浦友和=刑事)との遠い過去のロマンスが伏線として描かれ物語を味わい深いものにしてくれました。ちなみに広道の父で逃亡犯の山下真司さんは「おしん」以来、美佐子さんと二度目の夫婦役。
共演:滝沢秀明、長澤まさみ、三浦友和、山下真司、脚本:井上由美子)

■「マラソン」
(2007/9/20、TBS感動ドラマ特別企画)
“あの日まで、私の夢はこの子より一日だけ長生きすることでした“
彰太郎(二宮和也)は鉄道が大好きな自閉症の青年。母親の晴江(田中美佐子)は彼にマラソンの練習をさせていた。ある日、取材で彰太郎を知った雑誌記者のさなえ(桜井幸子)は彼のランナーとしての素質に注目し、元有名マラソンランナーの洋二(松岡昌宏)を紹介する。自閉症ゆえに練習中も様々な行動をとる彰太郎だが、やがて…。(原作は韓国で映画化されヒットした「走れ、ヒョウンジン!」)
“二宮くんが演じている彰太郎は本当に可愛くて、すべての愛情を注ぐ晴江の気持ちが分かります。彰太郎と晴江が二人で一つに見えてきますね。何かが欠けたらダメ、私がいないとダメ、と言う気がします。このドラマが自閉症という障害をもっと理解して頂ける手助けになればいいなと思っております”←美佐子さん談です。(共演:二宮和也、松岡昌宏、上森寛元、桜井幸子、金田明夫)

■スワンの馬鹿!〜こづかい3万円の恋」
(2007/10/16〜12/18、フジ連続)
課長代理の諏訪野大輔(上川隆也)は妻・真澄(田中美佐子)から月の小遣いを3万円に下げられる。職場では良き上司で人望もあるが、金の工面に明け暮れる姿は水面下で必死に足をバタつかせるスワンのよう。彼は似た境遇の二人の悲哀男(劇団ひとり、梶原善)と親交を深める一方、憧れのマドンナ(芦名星)の息吹に触れ心を癒すのだった
“真澄は本当に自由に生きている感じなんですよね。お芝居をしていると彼女の気持ちは行ったり来たり。一貫した流れはなくて、いつもその時思いついたところに行き着く感じなのでちょっと戸惑っています。落ち込んだかと思えば、急に明るくなったり、天真爛漫なんですね”←美佐子さん談です。
共演:上川隆也、成宮寛貴、劇団ひとり、芦名星、美山加恋、前田敦子、梶原善、森口瑤子)


2009年
■「天地人」
(2009/1/4〜、NHK大河ドラマ)
人を信じ人に尽くした“愛の武将”上杉家家臣・直江兼続。その苦闘と栄光の生涯を描いたドラマ。美佐子さんは兼続の母・お藤役。残念ながら第7話で他界…。与六(兼続の幼少時代)を送り出した言葉“越後の子となるのです”“もみじのような家臣になりなされ”は忘れられない名言。
“脚本を担当されている小松江里子さんの思いがすごく伝わってきました。同じ母親である私に「美佐子さん、(お藤の気持ち)分かるよね」っておっしゃっているような。私も自分自身と重ねる部分がありますし、自分の母を思い出したりもして…。妻夫木くんとは、彼がデビューしたてのころに一緒にお仕事をしたことがありました(←リミット)。何年かぶりにお会いして「うわぁ、大人じゃん!」と思いました。←美佐子さん談です。
(第7話までの主な出演者:妻夫木聡、加藤清史郎、高嶋政伸、小泉孝太郎、高島礼子、北村一輝、常盤貴子、長澤まさみ、玉山鉄二、阿部寛)

■「アイシテル〜海容」
(2009/4/15〜6/17、NTV連続)
少年が少年の命を奪ってしまうという事件を通し、被害者と加害者のそれぞれの家族の苦悩と再生を描いたヒューマンドラマ。美佐子さんは家庭裁判所調査官・富田葉子役。
“原作を読んでかなりショックを受けました。どこの家庭でも被害者・加害者家族に成り得る話。泣いてしまいました。←美佐子さん談です。
共演:稲森いずみ、板谷由夏、山本太郎、川島海荷、嘉数一星、佐藤詩音、田畑智子、ダンカン、大空眞弓、藤田弓子、佐野史郎)

■「椿山課長の七日間」
(2009/12/19、テレビ朝日ドラマスペシャル)
突然死した中年男性(椿山課長=船越英一郎)が若くて美しい女性(=石原さとみ)として現世に舞い戻りるという浅田次郎原作のハートウォーミングドラマ。美佐子さんは死んだ椿山の同期であり親友(実は生前椿山を慕っていた)。ゲスト出演程度。
(共演:船越英一郎、石原さとみ、北大路欣也、津川雅彦、戸田菜穂)

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