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田中美佐子さんをこよなく愛して

ドラマ(1986〜1988)

1986年
■「お坊っチャマにはわかるまい」
(1986年4/15〜7/22、TBS連続)
お坊っちゃま軍団を向こうに回し高卒コンビが大奮闘。とんねるずが本格的ドラマに初挑戦。美佐子さんは石橋と同棲している美樹という役。(共演:とんねるず、麻生裕未、イッセー尾形、あめくみちこ、浅田美代子)

■「妻にすりかわった女」テレビの人探しコーナーが死を招く
(1986年5/10、テレビ朝日土曜ワイド劇場)
お人好しでウダツの上がらぬサラリーマン(小野寺昭)は、テレビの人探しコーナーで全く面識もない女性(松尾嘉代)の夫にされてしまう羽目に…。美佐子さんは主人公を助ける可愛い女子大生役で登場するのですが、その実像は怖〜い小悪魔でもありました。前半は丸〜いメガネをかけていた美佐子さんでしたが、後半はカッコウイイ女子大生に変身しました。あんな可愛い女子大生なら日本中の男はみんなイチコロになってしまうのでは…。(共演:松尾嘉代、小野寺昭、大出俊、宮下順子)
※ビデオ発売されているものと思われます。

■「結婚幻想」
(1986年7/3日、NTVゴールデンドラマ)
生命保険会社に勤務する久美(田中美佐子)はエリート上司と週末の情事を繰り返す。しかし恋愛とは別に結婚願望もある。“久美みたいに結婚と恋愛を別のものに考えていく人は今後増えるんじゃないかしら”←美佐子さん談です。(共演:岡田真澄、藤岡琢也、水野久美、小倉一郎、中村晃子)

■「愛の嵐」
(1986年6/30日〜10/3、全69話からなる東海テレビ制作昼メロ)
昭和前期の旧家を舞台とした純愛物語。原作はE・ブロンテの嵐が丘。美佐子さんが演じたのは山梨県の大地主の娘“ひかるお嬢様”。時代の波に翻弄されながらも、清く逞しく生き続けた姿に胸打たれた人も多いのではないでしょうか。ちなみにTVガイドが実施した「東海テレビ40周年・読者が選んだ心に残る昼ドラ」では全83本中の第3位、aiooiaさんが実施した「好きな連続ドラマアンケート」(美佐子さんのドラマに限定)でも3位にランクされました。(共演:渡辺裕之、長塚京三、江波杏子、中尾彬、千野弘美、芦川よしみ、佐藤仁哉)
※ビデオ発売されています。

■「マイ・フェア・レディーズ」
(1986年12/30、フジ年忘れドラマスペシャル)
貴婦人のような娼婦を作れ!柴田恭兵のピカレスク・ロマン。横浜を舞台に時価4億円の宝石をだましとろうとする男と女たちの欲望を描いたドラマ。美佐子さんは大金持ちの令嬢兼娼婦という役柄でした。ちなみに柴田さんは美佐子さんのデビュー作「想い出づくり」をはじめ数本のドラマで共演しています。特に映画「べっぴんの町」では相手役に美佐子さんをご指名してくれたそうですので、ファンとしても感謝せねば。(共演:柴田恭兵、沖直美、寺田農)


1987年
■「夫が遺したもの」
(1987年1/29、NTV木曜ゴールデンドラマ)
姑と前妻の子、そして新しい生命を残したまま夫が突然死んだ。その時、残された新妻(田中美佐子)は…。ちなみにNGなしでスナックのママ役を演じた淡谷のり子さんに対して
“すご〜い”と美佐子さんは賛美の言葉を贈った模様。(共演:平田満、丹阿弥谷津子、夏木マリ、田中隆三、文野朋子、桜むつ子、淡谷のり子)

■「僕の先生モヒカン刈り」
(1987年3月21日、NTV・フレッシュドラマシリーズ)
校内暴力で全国に名の知れ渡った某中学校。対応に迫られた学校側は“鉄の校則”で生徒を押え込む。やがて秩序が回復され世間も注目するほどの優良校となるのだが、その裏では…。学校の姿勢に異を唱える一人の教師(羽場裕一)が、自らをモヒカン刈りにして抗議行動に出る。美佐子さんは厳格な数学教師役。シナリオを読みましたが、ややコメディタッチ風。(共演:羽場裕一、阿藤海、岡本麗、下川辰平、堀江しのぶ、柳生博)

■「迷探偵記者羽鳥雄太郎と駆け出し女刑事3」別府温泉の湯けむりに女の死体を見た!
(1987年4/4、テレビ朝日土曜ワイド劇場)
別府を舞台に起こる連続殺人事件に探偵記者と女刑事が挑む。美佐子さんは由希江という涙を誘う犯人役でした。このドラマで共演している布施博さんと美佐子さんは、後にザテレビジョン「少しだけ I LOVE ME」というコーナーで半年間ペアを組みました。どうやらお互いに尊敬し合っているようです。なお美佐子さんは年上の布施さんを“布施クン”と呼んでいたらしい(^.^)。(共演:田中邦衛、中原理恵、布施博、松橋登、平幹二朗)

■「砂に消えた女」グルメ刑事とぷっつんOLの日本海殺人追跡ツアー
(1987年4/17、フジ金曜女のドラマスペシャル)
人情家で万年ヒラの中年刑事が料理上手のとりえを生かして殺人事件の謎を解く。美佐子さんは事件に巻き込まれるファッションデザイナーの助手。(共演:愛川欽也、鳥居かおり、松尾嘉代、川辺久造)
※著書などに書かれている「湯煙り殺人事件」はこのドラマのこと。放送直前にタイトルが変更になったようです。

■「死ぬよりつらい」
(1987年5/18、フジ夏樹静子サスペンス)
康子(田中美佐子)は、子煩悩な夫と幼い娘の三人暮らし。ある日自分の不注意から娘を死なせてしまう。“原作を読んで面白いなと思ったけど、やってみると暗い話で暗い役。でも我慢して見てもらうと、最後にサスペンスとしての面白さが出てくると思います。なお私の夢はアクションをやることです。”←当時27歳の美佐子さん談です。(共演:並木史朗、阿木耀子)

■「哀しみの女」
(1987年5/20、TBS水曜ドラマスペシャル)
愛した男に裏切られる薄幸の女の生きさまをつづる。こういうのを大人のドラマと言うんでしょうか。美佐子さんはいしだあゆみさんから佐藤浩市さんを奪ってしまうのですが、決してこれを責めることはできません。悪人が一人も登場しない珍しいドラマ…。(共演:いしだあゆみ、佐藤浩市、地井武男、森本レオ)

■「天下の御意見番罷り通る!彦左衛門外記」
(1987年9/10、テレビ朝日傑作時代劇)
美人の押しかけ奉公人ちづる(田中美佐子)の出現で、もうろくしかけていた大久保彦左衛門がよみがえる。美佐子さんは“世界の三船”と堂々と渡り合いました。(原作:山本周五郎、共演:三船敏郎、田村亮、藤村俊二、田中隆三、堤大二郎)

■「オヨビでない奴!
(1987/10/21〜1988/3/23、TBS連続)
超ネアカな中学生(高橋良明)が巻き起こす痛快無責任な学園コメディ。美佐子さんはものわかりのいい中学校教師役。ちなみに実の妹が同じ学校の生徒という設定でした。(共演:高橋良明、植木等、所ジョージ、小松政夫、磯崎亜紀子、石堂穣、久米明)
※ビデオ発売されています。

■「石楠花の咲く寺」
(1987年11/30、フジ京都サスペンス)
礼子(田中美佐子)は離婚して兄の寺に身を置いていた。ある夜、近くに住む資産家が殺された。“このごろバラエティっぽいものが多くて、ひさしぶりの本格ドラマです。東京から離れての撮影で緊張しましたね。京都を訪れたのはこれで5回目、静かで本を読むのに最適。たまには雑踏を離れるのもいいですね”←美佐子さん談です。(原作:山村美紗、共演:松方弘樹、伊崎充則、神取容子、荒木茂)



1988年
■「27才・LOVE気分」
(1988年1/6〜3/23、NTV連続)
27才の女性6人がそれぞれの幸福を求め泣き笑いを演じる。美佐子さんはその中の一人で売れない新劇女優役。“男好きの役なんです。実際は歳よりも子供っぽく見られちゃうんです。過ぎ去った27才はオバサンになる一歩手前、でも一番輝く年齢かも”←美佐子さん談です。(共演:岸本加世子、斉藤慶子、片平なぎさ、熊谷真美、蜷川有紀、三浦洋一、清水宏次朗)

■「友よ、松江で」悲しみ色の特急出雲4号
(1988年4/18、フジ乱歩賞作家サスペンス)
警察官・涼子(田中美佐子)の昔の恋人が殺人罪で捕まった。無実を信じる涼子は直接彼を取り調べるのだが…。(原作:西村京太郎、共演:羽賀研二、森本レオ、平泉征、藤木孝)

■「墓場から生きかえった男」二人妻・父親殺しの疑惑の果てに
(1988年6/25、テレビ朝日土曜ワイド劇場)
父親殺しの汚名を着せられたまま死亡した男(三浦友和)が、墓の中で息を吹き返し犯人探しに乗り出す。美佐子さんは主人公を助ける陶芸家の役。(共演:三浦友和、白都真理、角野卓造、石橋蓮司)

■「引き裂かれた夜」別れた妻と子供はなぜ殺されたのか、祭りの夜、獣たちの狂気が走る!
(1988年7/5、NTV火曜サスペンス劇場)
村井(古谷一行)の離婚した妻と息子が惨殺された。それは新聞の身の上相談が発端。村井は復讐に燃えて犯人を追う…。美佐子さんの役は失踪した姉を捜しているうちに主人公に協力し好意を寄せるホテルウーマン。このサスペンスはかなりの秀作でした。(共演:岡本麗、辰巳琢郎、朝加真由美、有川博、五代高之、草薙幸二郎)

■「朱いドレス」
(1988年8/8、フジ現代恐怖サスペンス)
真っ赤なドレスを買ったことから起きる恐怖劇。なぜか美佐子さんの役名が“美
子”でした。この時の美佐子さんは「ハートに火をつけて!」の悦っちゃんに似た主人公を演じました。美佐子さんと高樹沙耶さんは舞台「花恋」や「東京フレンドパーク」でも一緒ですので、かなり仲が良さそう。ちなみに私は沙耶さんもやや好きだったりして(^.^)。(共演:高樹沙耶、大和田獏、岡本麗)

■「殺人環状線」結婚前夜の花嫁の奇妙な行動
(1988年9/3、TBS夏の特選サスペンス)
父親を自殺に追いやり、その娘(田中美佐子)に乱暴までした悪徳地上げ屋。しかも過去をバラすと婚約者に脅迫してきた。娘は復讐のために殺人を…。(原作:森村誠一、共演:石立鉄男、辰巳琢郎、藤木孝、藤堂新二)

■「地下鉄最終電車殺人事件」ホームから消えた女
(1988年9/9、フジ男と女のミステリー)
深夜の地下鉄で起きた医師殺人事件と病院で発生した患者誘拐事件。複雑にもつれる2つの事件を追う本庁刑事(小野寺昭)とたたき上げ刑事(川谷拓三)の活躍。看護婦役の美佐子さんは涙を誘う犯人でした。白いスーツに白いハイヒール、手錠をはずされ墓参りする時の美佐子さんの清楚さといったら…。私はこのドラマのバックに流れた「別離」という曲を探し求めてレコード屋さんを歩き回ったのでした。(共演:小野寺昭、川谷拓三、大塚真美、岡本富士太、田島真吾)

■京都の祭に人が死ぬ「鞍馬の火祭」
(1988年10/10、フジ京都サスペンス秋のスペシャル)
火祭でにぎわう鞍馬で焼死体が発見された。狩谷刑事(松方弘樹)は擬装殺人ではないかと疑う…。美佐子さんは小林捻侍さん(犯人)の妻で、夫を信じる姿が痛々しい…。(原作=山村美紗、共演:松方弘樹、小林捻侍、小倉一郎、田島令子)

■「金太十番勝負!」
(1988年10/20日〜12/22、フジ連続ドラマ)
東京麻布十番を舞台にせんべい屋の主人“金太”が大暴れする痛快コメディ。美佐子さんは金太の隣に住む幼なじみの“おきぬ”役。なぜか金太の家の中を通って出勤し、金太の大好物の卵焼きを横取りするのでした。(共演:田原俊彦、浅香唯、伊武雅刀、中村繁之、前田吟、野村昭子、島崎俊郎、范文雀、香川照之)

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