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田中美佐子さんをこよなく愛して

ドラマ(1989〜1992)

1989年
■「漂流裁判」女子大生レイプ事件の謎?はぐれ弁護士VS女検事!
(1989年1/28、テレビ朝日ミステリースペシャル)
強姦事件の弁護を引き受けた中年弁護士がキレ者の女検事と全面対決。事件の裏側に隠された真相を暴いていく本格的法廷劇。美佐子さんはレイプされたと証言する女子大生役。このドラマで藤竜也さんは美佐子さんに一目惚れした模様(^.^)。(共演:藤竜也、名取裕子、火野正平、工藤夕貴、中村玉緒)

■「ツヨシ・しっかりしなさい」
(1989年2/22〜7/26、NTV30分連続)
漫画のドラマ化だそうです。高校3年生のツヨシは母と三人の姉(美佐子さんは長女役)たちにいつもコキ使われている。ウーン、私も美佐子さんにコキ使われたら本望です。(共演:森且行、泉ピン子、洞口依子、山瀬まみ、高田純次)

「影の殺意」
(1989年3/20、フジ直木賞作家サスペンス)
三人の男女が織りなす心理サスペンス。浩子(田中美佐子)と明子(高橋ひとみ)は、共に辰夫(布施博)に好意を寄せている。そんな折り明子の妊娠が判明する…。終始ムソルグスキーの「展覧会の絵」がバックに流れる暗くて異様なドラマでした。最後に美佐子さんの花嫁姿が見られたのはラッキー!(共演:加藤武、岩崎加根子)

■「意外とシングルガールスペシャル」
(1989年3/29、TBS単発)
美佐子さんはキャリアウーマン役でゲスト出演。(共演:今井美樹、西郷輝彦、古尾谷雅人、藤井郁也、小林聡美、段田安則)

■「赤ひげ」
(1989年4/1、TBS大型時代劇スペシャル)
山本周五郎の名作。エリート医師(田原俊彦)が赤ひげ(萬屋錦之助)の献身的な治療に触れて人間愛に目覚めていく物語。美佐子さんが演じた薄幸の町娘“おなか”にはついホロリ…。美佐子さんが赤ちゃんをオンブしている映像は初めて見ました。(出演:萬屋錦之助、田原俊彦、南野陽子、黒木瞳、所ジョージ、田村高広、荻野目慶子)
※ビデオ発売されています。

■「ハートに火をつけて!」
(1989年4/13〜6/29、フジ連続)
男女9人が火花を散らす恋のバトル。美佐子さんが演じた浅井悦子は気が強い反面、純情な面も持ち合わせているという役柄でした。最後は布施博さんと結ばれました。それにしても、当時はこういうトレンディドラマが全盛でしたよネ。(共演:浅野ゆう子、柳葉敏郎、かとうかずこ、布施博、三浦洋一、風間トオル、高嶋政伸、鈴木保奈美)

■「六千万円抱かされた女」
(1989年5/6、TBS土曜ドラマスペシャル)
マザコン亭主と別居中のくみ子(田中美佐子)のもとに宅配便が届いた。開けてみたら六千万入っていた。“小さなことでおどおどしたり喜んだり、感情の起伏が大変な役でした。竹藪から2億円の大金が発見された事件がありましたが、私が当事者だったら良かったのに(笑)”←美佐子さん談です。(共演:平田満、園佳也子、長門勇、山口良一、あめくみちこ、竹中直人、中村あずさ)

■「田村正和・刀化粧〜草笛の剣」
(1989年9/12、TBS火曜ビッグシアタ−時代劇スペシャル)
三代将軍亡きあと、油井正雪が暗躍する世情不安な江戸を舞台に、のちに小野派一刀流の開祖となる小野忠常(田村正和)の若き日の姿を描く。美佐子さんは丸橋忠也を一途に慕う娼婦役。病に伏せる姿の何と可憐だったことか…。(共演:田村正和、多岐川裕美、名高達郎、国生さゆり、田中健、勝野洋、竹脇無我、芦田伸介、加藤治子、坂上忍、香川照之)
※ビデオ発売されています。

■「雨よりも優しく」
(1989年10/13〜12/29、TBS連続)
20年ぶりに再会した29歳の同級生たち7人。それぞれが織りなす恋模様。美佐子さんは未婚の母・青山有紀役で出演。“私の役柄は重要じゃなかったけれど、ゆう子さんと一緒だから出たの。ゆう子さんも美佐りんの芝居にはいつも刺激されて勉強になるし、また共演したいと言ってくれてるの”←何とも控え目な美佐子さん談です。それにしても当時の浅野ゆう子さんは飛ぶ鳥を落とす勢いでした。(共演:浅野ゆう子、時任三郎、黒木瞳、宅麻伸、郷田ほずみ、阿知波悟美、小野寺昭、田中美奈子)

■「桜の寺殺人事件」
(1989年12/11、フジ京都サスペンス)
京都の寺で作家が殺された。現場に居合わせた記者の鯨子(田中美佐子)は、真犯人探しをはじめる。ちなみに小野武彦さんや北村総一郎さんは美佐子さんのドラマでよく見かけます。いつも何となく笑えるのは何故でしょう(^.^)。(原作:山村美沙、共演:黒沢年男、小野武彦、水島かおり、伊原剛志)


1990年
■「京都恋の宿殺人事件」〜呪われた密室
(1990年4/9、フジ山村美沙サスペンス)
弓道部コーチの薫(田中美佐子)は友人の女将の旅館で男の首吊り死体を発見。薫は後輩の旅行記者(柳沢慎吾)と事件を調べる。美佐子さんの弓を射る姿は実に凛々しくてもう最高!(共演:范文雀、柳沢慎吾、横内正)

■「予備校ブギ」
(1990年4/20〜7/6、TBS連続)
浪人生活をエンジョイする三人の若者(緒形直人・織田祐二・的場浩司)が美人英語講師・雪(田中美佐子)に猛アタックする。“てめーら、人間じゃない!なんて言ってしまうキツイ役なんです。織田クンは以前からよく知っていて、お互いに丸くなったねぇと話しました。緒形クンは爽やかな好青年って感じでカワイイ”←美佐子さん談です。余談ですが、後に織田祐二さんが映画撮影中に問題を起こした時に“噂で悪評を聞いたけど、祐二はそんな人間じゃない。どうしても納得できないことがあったんじゃないかな”と優しくフォローしていました。(共演:白川由美、所ジョージ、石倉三郎、范文雀、渡辺満里奈、深津絵里)

■「都会の森」
(1990年7/6〜9/14、TBS連続)
新米弁護士(高嶋政伸)が二人の先輩女性弁護士に助けられ、ある殺人事件の裁判を通して成長していく姿を描く。“私は白いライオンと呼ばれるスゴ腕の弁護士・片桐晶役です。瞳ちゃんとは何度か共演していて気心が知れています。法廷シーンでは声を低く出すようにしているけれど、法律用語が多くてセリフが難しい。さらにカメラに向かって演技するのも大変”。←美佐子さん談です。(共演:高嶋政伸、黒木瞳、伊武雅刀、佐藤慶、黒田福美、水野真紀、エド山口、和泉ちぬ、鈴木瑞穂、江口洋介、徳永英明、財前直見、久我陽子、刀根麻理子、中本賢)

■「喪中欠礼」
(1990年8/20、フジ森村誠一サスペンス)
OL役の美佐子さんの登場シーンは1分弱。なんともミステリアス(^_^)な出演でした。「予備校ブギ」「都会の森」と同時期の撮影と思われますので、その時間的な影響を受けたのかもしれません。役柄も急遽変更された可能性がありそうです。或いは特別出演、友情出演といった解釈もできますが…。う〜ん、真相やいかに。
(共演:田村高広、渡辺典子、小野武彦、荻島真一、佐々木愛、北村和夫)


■「父と娘の季節」母の急死!結婚?仕事?岐路に立つ30代の女としての選択
(1990年12/20、NTV木曜ゴールデンドラマ)
妻子ある男性との結婚を考える東京のOL(田中美佐子)が、母を亡くし独りきりになった田舎の父親の元に戻るまでを描く。“難しい役なんです。好きな人も仕事も捨てて父親を選んでしまう心理が”“最近はバラエティが多かったので、今回は役者として成長した私を見て?”←美佐子さん談です。(共演:神津善行、七尾怜子、矢崎滋、大島智子、二木てるみ、深沢邦之



1991年
■「結婚の理想と現実」
(1991年1/10〜3/21、フジ連続)
平凡ながら仕事・家庭・子供を大事に考える中村雅俊・田中美佐子夫妻。それとは逆にクールな夫婦関係を続ける石田純一・かとうかずこ夫妻。二組の夫婦を通して、理想的な夫婦のあり方を問うドラマ。美佐子さんと中村さんの夫婦喧嘩がいつも可愛くて笑えました。(共演:唐沢寿明、モト冬樹、柳川慶子、塩屋俊、北村総一郎、大野紋香、余貴美子、森尾由美、横山めぐみ)

中村雅俊さんについての美佐子さんのコメント
「役のせいかもしれないけれど、普段の関係の延長線上でやりやすい人。芝居って正解はないんだけど、こういう考え方もあるよって指摘してくれたりして、役者同士でそんなことを言い合える数少ない人です」

■「世にも奇妙な物語」
(1991年4/11、フジ連続・「占いセット」に出演)
菊地桃子さんの「呪いの紙人形」、布施博さんの「息子帰る」と同時放送。美佐子さんは占い好きの主婦役でした。このドラマはゆうこさんの指摘があって思い出しました。
(共演:中尾ミエ)

■「それでも家を買いました」
(1991/4/19〜6/28、TBS連続)
地価高騰が華やかりし昭和62年〜平成3年。何とかマイホームを手にしようと奔走する夫婦の奮闘記。“家を買うってことは大変なこと。いい加減な気持ちで芝居できない”“三上さんってすごいマジメ。自分が出てないシーンでもちゃんと見てる”“役者って定職じゃないよね。今が良くてもこの先の保証はないし、分かんない仕事だよね。やっぱり運とセンスかな”←TV誌で三上さんと対談した時の美佐子さんのカワイイお話です。(共演:三上博、宅麻伸、高橋ひとみ、あめくみちこ、小西博之、田中義剛、花山佳子、国生さゆり)

■「秋桜・コスモス」
(1991/7/29、NHKスペシャル・ニューウェーブドラマ)
交通事故で不慮の死を遂げたCMディレクター(柴田恭兵)。しかし6歳の娘のことが気になって死んでも死にきれない。すると神の計らいにより、先輩幽霊が現れて特別に24時間の執行猶予を与えてくれる。美佐子さんは柴田さんの別れた奥さん役でした。(共演:柴田恭兵、佐藤慶、安達由美、牧瀬理穂、唐沢寿明、中村あずさ)
※ビデオ発売されています。

■「吉原悲恋・忍びの女」
(1991/12/23、TBS月曜ドラマスペシャル・冬の時代劇特別企画)
徳川秀忠が残した密書のために父を殺された娘・ゆう(田中美佐子)。やがて吉原の花魁(遊女)として育てられ同時に女忍者としての宿命も背負う。ある日、客として訪れた素朴な青年に心を許し足抜けを図るのだが、なんとその男の正体は敵方の頭領・服部半蔵だった…。この時の美佐子さんはカッコイイ忍者スタイルで、河や山を懸命に走りました。おそらく50人ぐらいの敵をバッタバッタと刀で切り倒したのでは。“くの一よりも、ゆっくりした動作の花魁の方が大変。特に花魁道中は衣装はきついし背中は痛いし、もうイヤ”←美佐子さん談です。なお服部半蔵役は陣内孝則さん。後にハッピーバースデーの良きパートナーとなるわけですが、この時のお互いの印象はあまり良くなかったようです。さらに佐野史朗さんも出演していましたが、ママチャリで共演した時に美佐子さんはこのことをすっかり忘れていたようです。(共演:渡瀬恒彦、陣内孝則、荻野目慶子、佐野史朗、細川俊之、山口いずみ、ハナ肇)


1992年
■「しあわせの決断」
(1992年1/15〜3/18、フジ連続)
それぞれ結婚経験のある大作(中村雅俊)と文子(篠ひろ子)が、偶然バードウォッチングで出逢い互いに再婚を意識するまでを描く。しかし大作には前妻の妹・初美(田中美佐子)も好意を寄せていた。美佐子さんは梓と初美という双子の姉妹を演じました。若くして病死した姉の梓と妹の初美が会話をする回想シーンには、エリック・クラプトンのWonderful Tonight(主題歌)が全編に流れ哀愁を誘いました。(共演:中村雅俊、篠ひろ子、いかりや長介、段田安則、長谷川初範、久野綾希子、大野麻那、萩原聖人、一色紗英)

■「眠れない夜をかぞえて」
(1992/4/16〜6/25、TBS連続)
男ばかりの栄南警察署に上級試験にパスした女性キャリア(田中美佐子)が赴任してきた。課長代理に抜擢され超エリート的存在の彼女だったが、実は暗い過去も背負っていた。赴任早々若い女性の猟奇殺人事件が発生し、部下の平山刑事(三田村邦彦)や秋葉刑事(笑福亭鶴瓶)らと捜査を開始する。“緑山私塾第1期生の私がTBS連続ドラマの主役をやらせていただくのは初めてのことです。意気込みは充分で一生懸命やらせていただきます”←美佐子さん談です。なお三田村さんとのハードなラブシーンに“三田村さん、本気なんだもん(笑)”というのもありました。(共演:三田村邦彦、小林稔侍、笑福亭鶴瓶、村田雄浩、段田安則、浅田美代子、根岸季衣、竹内力、春田純一、川藤幸三、小林勝也、白鳥靖恵、大高洋夫、※最終回にセリフなしで深沢クニクニ出演

■「AD・リターンズ」
(1992/10/9、TBSドラマスペシャル)
「十年愛」のオンエアーに先駆けて浜田雅功さんと一緒にゲスト出演。ほんの少しラブシーンがありました。浜田さんが“こういうのってやったことないし、かなわんわ!”と照れると、美佐子さんは“嘘ばっかり。毎日やってんじゃないの?”と返したとか。(出演:加勢大周、浜田雅功、的場浩司、浅香唯、石田ひかり、白川由美、和田アキ子、陣内孝則)

■「十年愛」
(1992/10/16〜12/25、TBS連続)
上司と不倫を続ける青空(田中美佐子)は、男の前では思わせぶりで負けず嫌いの性格。そんな彼女が不倫現場でプー太郎の嵐(浜田雅功)と遭遇する。やがて彼の前では素直になれる自分に気づく…。彼女に想いを寄せる雅一(大江千里)などを絡め、青空の25歳〜35歳までを1年=1話で描く。“この物語の10年間は、結婚・出産・育児・離婚と今まで経験したことないことばかりなので面食らいます”“意外かもしれないけれど、浜田さんは台本に忠実で芝居に対してものすごく真面目な人”←美佐子さん談です。(共演:浜田雅功、大江千里、斉藤慶子、鈴木樹、白川由美、木村一八)
※ビデオ発売されています。

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