PART VI フリートーキングに有効な武器
VI−3 False Start の考え方 ハードルを下げる考え方の一つ
ロサンゼルスの英語学校での事。
ラテン系の学生の口数の多さにはビックリしました。
なまりの強い発音で、文法などお構いなしです。
彼らにとっては英会話のハードルは何も無いのに等しい感じでした。
その結果ABCから始めた彼らに10年も勉強してきた私は歯が立ちませんでした。
勿論、スペイン語と英語の類似性のせいもありますが、
彼らの進歩は我々日本人の10倍以上のものでした。
英会話はハードルを高くすれば話せなくなること、を痛感しました。 口数の少ない日本人にハードルを高くするような学習方法は
適当ではないことを思い知りました。
False
Start
は私のペンフレンドが教えてくれた
ハードルを下げるヒントの一例です。
初めから完璧なことを言おうとするとハードルが高くなるが、
出だしを間違っても、言い直せばいいんだと思えば、気が楽になります。
すなわちハードルが低くなるのです。
例えば
Japanese team was very, I mean, When
Japanese team was defeated by Turkey team, you know,
what I felt was .... as if I saw my own son having been defeated.
このように何かを話し始めて、言いたいことが決まらない時、
I mean とか Let's see とか you know と区切りを入れて、言い直すことを
ロサンゼルスで法廷速記者をやっているペンフレンドは
False Start (にせのスタート) と言っていました。
一般ネイティブはこのFalse Startを非常によく使います。
日本人もFalse Startを使えば、もっと英会話のハードルを下げることが出来ると思います。
|