PART VI フリートーキングに有効な武器

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VI−2 フリートーキングの連続性 (Continuity)

日本語であれば次から次へと考えがつながります。
話をしていても話題は限りなく続きます。

ところが
英会話のスピーチとなると一つの話題から次の話題への発展が少ない、
直ぐに途切れてしまう、前の話題から次の話題が出てこない、
なぜでしょう?

やはり語順やその他の文法の方に神経が働いてしまうためでしょう、
どうしても話の中味に集中できないのです。

だったら無理やり、形で連続性を取ったらどうでしょうか?
例えば次の事例のように。

1.because 〜 で連続性を取る (Continuity英会話その1)

これは欧米人が最も得意とするところです。 これを形から真似て見るのです。
つまりbecause以下のことは考えていなくとも取り敢えずbecauseと発声してみるのです。
becauseの事は後で考えれば良い事です。

2.Secondly 〜 で連続性を作る。 (Continuity英会話その2)

話や考えが一段落したら、その話の二番を続ける方法です。
同じ方向で話を発展させるのです。

話というものは一番強く感じたことや初めて体験した事を話題にするものです。
しかし必ず二番も三番もあるはずです。

3.On the other handで連続性を探る。 (Continuity英会話その3)

話や考えが一段落したら、その話と対比して別の角度から物を見てみるのです。
例えば人の欠点の話をしていたら、次に長所も対比して考えてみるのです。

4.For instance で話を続けて見る (Continuity英会話その4)

日本人は理論を話し始めると理論に終始し、
具体例を話し始めると具体例に終始する傾向にあるそうです。

欧米人のように理論と具体例のバランスをとるためにも
For instanceとかFor exampleと言ってしまうのは良い癖になるかもしれません。

5.Speaking of 〜と話に出てきた言葉から連想して発展させる。

日本語で考えていると、この連想式が一番多いようです。
言葉の尻取りでどんどん想いが続いていきます。
私のペンフレンドはSpeaking of that, と話を続けることが多いように感じました。

6.言い直しContinuity. 言直しから言直しの説明に入る。

I mean . You know  〜 is ....
これはアメリカ人が最も多用する表現の一種ですね。
とにかくよく使います。

7.質問を分析して、一つ一つに答える。

I think you are asking two things.
One is  ...
The other is  ...

8. 尻取りContinuity。

... and how to plan.  And planning is  ...
これはネイティブでもよくやる聡明な話し方です。
後続の文で動名詞とか不定詞の形で尻取りをするのです。

9. 方向転換のContinuity。 (話には必ず裏表がある)

Then,  when you look at 〜〜
Secondly 〜 や On the other hand 〜 とよく似ていますが、
五感である目を使って別の切り口をみる、というように視覚に訴えています。
以上、形に頼る Continuity の事例を列記しましたが、とても全部をマスターすることは出来ません。
ネイティブでもそれぞれの口癖があるように、
我々日本人もこの中の一つでも二つでも得意なものを作ると良いですね。