PART III フリートーキングに効果的な和順英会話

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III−2 主語キーワードと基本文

日本語は主語が省略されることが多いのですが、主語和順ではちゃんと主語が文頭にくるケースです。
その主語がキーワードとなっている場合の和順英会話です。
いくつかの事例で確認していきます。

和文: 商習慣の異なる国々で働く駐在員達は苦労が多い。

駐在員はなんて言うのだろう? representative という単語が分からなければ
company stuff staying overseas などと説明すれば良いですね。

和順英会話のコツは和文を区切って、できるだけ和文の順序で英訳することです。
この文章では、修飾語の付いた主語を話のキーワードとしてまず出しておきます。
これを代名詞で受けて考えを単文でまとめます。

主語: Representatives working in foreign countries
           where business customs are different.
           <キーワード+関係詞フレーズ>

まどめ: They have many problems.
            <主語の Representatives を They で受けています>

和文: 自分が好きになれない人は他人を好きなれない。

Those who cannot love themselves cannot love others.
という文であるが、和順英会話では二つに分けて考えます。
一つはキーワーズ。 それにキーワーズを代名詞で受けてまとめる基本文です。

主語: Those who cannot love themselves.

まとめ: They cannot love others.

和文:駐在員の苦労の数々は一生の宝となるでしょう。

この文の主語は『駐在員の苦労の数々は』と長いのですが、
苦労の数々は、数々の問題と解釈して a variety of problems とします。
とにかく文章全体に取り組むのではなく、 文頭の部分に集中することです。

主語: A variety of the representatives' problems.

頭の部分をキーワードとして据えればあとはこれを代名詞で受けて、
基本文でまとめるだけです。

まとめ: Those will be their lifelong treasure.