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緑の洞(みどりのほら)で休憩



緑の洞 看板 星野村の第一の訪問先は「 緑の洞(みどりのほら) 」です。
「緑の洞」は今年の4月から始めたばかりの農林体験ができる農家民宿で、星野村役場から8kmほど東に行った、星野村の中でも奥まったところにあります。
今回は宿泊していませんが、「緑の洞」を運営している谷口栄子さんにいろいろとお話を伺うことができました。

緑の洞 最近は、全国的にグリーンツーリズムがはやっているそうで、みんな自然とふれあう機会を求めているのでしょうか?
従来型のリゾート宿泊は、お金の力ですべてを解決させるみたいなところがありましたが、グリーンツーリズムは、
・自ら農林漁業を体験する事を目的として
・地域住民の手による施設に宿泊し
・地域住民と都市生活者との交流を行い
・それを通して地域社会の活性化を行う
ことだと私は思っています。

また、それは都市生活者及び地域住民の双方に意識の変化を与え、現代社会の諸問題の解決に向けてのきっかけを与えてくれると思います。
ここ星野村もそんな気づきを与えてくれるところです。
よけいな話はまた別の機会にする事にして、さっそく「緑の洞」にご案内いたしましょう。

谷口さんは気さくで大変元気な方で、この星野村をもっと素敵にしてゆこうとされています。 お話をしているだけでこちらも元気になってくる方です。
渡り廊下と離れ 民宿は、母屋と渡り廊下でつながった離れにあります。このような渡り廊下も大変珍しいですね。
渡り廊下 間取りは、6畳、8畳の和室に縁側があり、また自炊用に6畳程のキッチンがあります。
浴室、トイレは民宿のためにわざわざ改装したそうで、大きく明るい浴室に水洗のトイレがあります。 トイレは民宿の為に水洗に変えたそうで、「緑の洞」にかける意気込みが感じられます。

ここの名前ですが、「ここは星野村でも奥まったところにあり周りは緑だらけで、まるで仙人でも出てきそうなところだから」 ということで「緑の洞」にしたそうです。
たしかに程良く山の中で、ひっそりとした趣があります。

座敷と庭 春には8畳の座敷からシャクナゲを見ることもでき、裏庭ではバーベキューもできると言うことなので、利用してはいかがでしょうか。
ここは、星の村の中でも奥まったところにあり、標高も400m近くあります。そのため、夏でも涼しく過ごすことができるそうです。

団子 また、ここは宿泊だけでなく休憩だけでもできるという事ですので、 星野村に行ったらちょっと寄り道をして、谷口さんと村の話をしてみるのも楽しいと思います。
今回は、団子のもてなしを受けました。団子には椿の葉が敷いてあり、ちょっとした気遣いが心を和ませてくれます。
このときいただいたお茶は「霊厳の華」です。本場のお茶はやっぱり美味しい!

廊下と椅子 この星野村は村おこしが盛んなところで、星の文化館や茶の文化館等の地域の特性を生かした施設も充実しています。
農村民宿はまだ始まったばかりのようですが、村の取り組み姿勢、地域の特性、環境資源、地域住民の参加意識等を考慮すると、 星野村は、日本型グリーンツーリズムのモデルになる可能性を秘めています。
これから全国的にもますます注目の村になるでしょう。

そんな思いを持った人々が集まる、楽しい憩いの場所になりそうです。




「緑の洞」宿泊のご案内  (平成11年6月19日現在。「緑の洞」の案内より)

 連絡先 :834−0201 福岡県八女郡星野村柳18751−1
       谷口栄子(たにぐち えいこ)さん
 電 話:0943−52−2521
 料 金:1泊朝食付き 大人(中学生以上)¥5000(税別)、小人(5歳以上)¥3000(税別)

朝食のみ用意してくれます。
夕食は星野村内の施設で食べることも可能ですが、台所(普通の家と同じ)もあるので自炊もできます。
ペット連れの宿泊も可能のようですので聞いてみてください。その他いろいろとわがままを聞いてくれそう?です。
4月、5月は、蛍、しゃくなげ、お茶などイベントが盛りだくさんです。ゆったりとした時間を過ごしたいなら、少し時期をはずしたほが良さそうです。

最新の情報に関しては、「緑の洞」へお問い合わせ願います。


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