双極性障害とは、以前『躁うつ病』と言われていた疾患です。心の病と思われがちですが、脳の病気です。
　一般的な症状は、調べればいくらでも出て来るので、ここでは私の症状について書いて行きます。
　隠している方が多い中、何故公表しているかと言いますと、先ず「いつ症状が出るか判らない」というのがあります。それでお客様にご迷惑をお掛けする可能性があるからです。それから、「世間の偏見を無くす」為です。中には入院を必要とする患者さんもいますが、私の様に症状が軽い患者は、何とか病気と折り合いを付けて、社会生活を送っているという事を知って貰う為です。それで離れて行く方、避ける方は仕方ないと思っています。

　先ず、私は躁相の度合いが低い２型と呼ばれる双極性障害です。
　一般的に躁はハイテンションというイメージですが、私の場合はイライラしたり、機嫌が悪かったり、酷くなると自傷行為に走ります。
　そして鬱相ですが、一般的な鬱症状と同じです。外に出られなくなったり、会話やお箸を持つのも億劫になります。思考も停止するので、何も決められなくなります。
　現在、薬物治療をしています。

　フラットな時は普通に生活していますが、双極性障害は合併症を持っている事が多く、私は発達障害の簡易検査に引っ掛かっています。いわゆる『大人の発達障害』というヤツです。なので、発達障害の人のほとんどに見られる感覚過敏を私も持っています。
　自覚しているのは『音』『におい』『接触』『狭所』です。感覚的に、健常者の２～３倍の苦痛だと思って下さい。

　悪い事ばかりではなく、双極性障害を持っていた（いる）著名人はたくさん居り、精神疾患と優れた創造性については研究結果が出ています。
　『大人の塗り絵』では、健常者のインストラクターとは違ったアドバイスで作品作りのお手伝いを、『カラーセラピー』では、社会的弱者に寄り添ったセッションが出来る事を強みだと思っています。

　以上、私の病状をご理解の上、ご予約いただければと思います。