メルマガメッセージ集2

長島龍人のメールマガジン「お金のいらない国」のメッセージ集です(101〜200号)。

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101号「『ZERO:9/11の虚構』名古屋で上映中」(2010年12月13日)
102号「金融崩壊後の世界」(2010年12月27日)
103号「必要・必然・ベスト」(2011年1月10日)
104号「天国と地獄」(2011年1月24日)
105号「天国と地獄 コメント」(2011年2月7日)
106号「ダイヤモンド・セルフ」(2011年2月21日)
107号「しげるくん物語〜ヒロシマの誓い〜」(2011年3月7日)
108号「東北関東大震災」(2011年3月21日)
109号「原発の行方」(2011年4月4日)
110号「お金のいらない国なら」(2011年4月18日)
111号「それでも原発は必要か」(2011年5月2日)
112号「よかったことと残念なこと」(2011年5月16日)
113号「情報の錯綜」(2011年5月30日)
114号「世の中変わりはじめているようです」(2011年6月13日)
115号「日本の役割」(2011年6月27日)
116号「原発大震災の超ヤバイ話」(2011年7月11日)
117号「この夏を乗りきれば」(2011年7月25日)
118号「菅さんがんばって」(2011年8月8日)
119号「やっぱりお金か」(2011年8月22日)
120号「オーディションに落ちました」(2011年9月5日)
121号「名古屋と東京で無料イベント」(2011年9月19日)
122号「ハチドリのひとしずく」(2011年10月3日)
123号「お金のしくみを変えるべき」(2011年10月17日)
124号「人類が地球上で生き残るには」(2011年10月31日)
125号「武田邦彦教授の講演会で」(2011年11月14日)
126号「地球温暖化の原因はともかく」(2011年11月28日)
127号「大麻の誤解」(2011年12月12日)
128号「来年3月、東京・名古屋でわーくしょっぷ」(2011年12月26日)
129号「精神医学による悪徳商法」(2012年1月9日)
130号「原発はギャンブル」(2012年1月23日)
131号「続・原発はギャンブル」(2012年2月6日)
132号「いよいよ世の中変わるか」(2012年2月20日)
133号「物々交換もしません」(2012年3月5日)
134号「所有は幻想」(2012年3月19日)
135号すごい映画「THRIVE」(2012年4月2日)
136号「未来の歴史書」(2012年4月16日)
137号「お金のいらない国になったら」(2012年4月30日)
138号「大切なのは心に天国を作ること」(2012年5月14日)
139号「与えることと受け取ること」(2012年5月28日)
140号「お金のいらない国2の世界」(2012年6月11日)
141号「ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?」(2012年6月25日)
142号「お金を中心にものを考えてはいけない」(2012年7月9日)
143号「あおきゆう連続天然ボケ事件」(2012年7月23日)
144号「名古屋・東京・大阪でわーくしょっぷ」(2012年8月6日)
145号「地球のつぶやき」(2012年8月20日)
146号「54歳現在の心境(1)」(2012年9月3日)
147号「54歳現在の心境(2)」(2012年9月17日)
148号「DIMEに載りました」(2012年10月1日)
149号「みやじっちとコラボします」(2012年10月15日)
150号「DIMEの反響」(2012年10月29日)

151号「あなたはどんな社会がいいと思うのか」(2012年11月12日)
152号「津留晃一の世界」(2012年11月26日)
153号「人生はゲームである」(2012年12月10日)
154号「他人」(2012年12月24日)
155号「日本はどうなる」(2013年1月7日)
56号「思ったことが言えない社会」(2013年1月21日)
157「成功と失敗」(2013年2月4日)
158号「お金のいらない国 in岡山 すみれのお宿」(2013年2月18日)
159号「腐りきった世の中」(2013年3月4日)
160号「原発をやめられない日本」(2013年3月18日)
161号「TPPのもたらすもの」(2013年4月1日)
162号「唯一の存在」(2013年4月15日)
163号「唯一の存在・解説」(2013年4月29日)
164号「地球の自転・公転速度」(2013年5月13日)
165号「空に輝く星は恒星」(2013年5月27日)
166号「私の生き方」(2013年6月10日)
167号「太陽の大きさ」(2013年6月24日)
168号「最悪のシナリオ」(2013年7月8日)
169号「10月12日、東京で」(2013年7月22日)
170号「人間の本質」(2013年8月5日)
171号「試練」(2013年8月19日)
172号「この世の仕事」(2013年9月2日)
173号「東京オリンピック」(2013年9月16日)
174号「姪の死」(2013年9月30日)
175号「近親者に送ったメッセージ」(2013年10月14日)
176号「近親者に送ったメッセージ(続き)」(2013年10月28日)
177号「野菜の裏側」(2013年11月11日)
178号「原発をやめられない理由」(2013年11月25日)
179号「特定秘密保護法」(2013年12月9日)
180号「この一年を振り返って」(2013年12月23日)
181号「日本の行方」(2014年1月6日)
182号「ゼロ・グラビティ」(2014年1月20日)
183号「知り合いの作った本」(2014年2月3日)
184号「お金から学ぶこと」(2014年2月17日)
185号「従軍慰安婦問題」(2014年3月3日)
186号「OSHOの本」(2014年3月17日)
187号「山梨の大雪」(2014年3月31日)
188号「STAP細胞」(2014年4月14日)
189号「韓国船沈没」(2014年4月28日)
190号「ユートピアだより」(2014年5月12日)
191号「集団的自衛権」(2014年5月26日)
192号「アナと雪の女王」(2014年6月9日)
193号「日本国憲法第9条」(2014年6月23日)
194号「中学生の投稿」(2014年7月7日)
195号「集団的自衛権を行使すると」(2014年7月21日)
196号「メルマガ終了のお知らせ/ゴジラ」(2014年8月4日)
197号「日本は変わってしまったのか」(2014年8月18日)
198号「広島土砂災害」(2014年9月1日)
199号「ホームページ『人間って何だ?』」(2014年9月15日)
200号「最終回」(2014年9月29日)

101号「『ZERO:9/11の虚構』名古屋で上映中」(2010年12月13日)

9.11事件の真相に迫る映画『ZERO:9/11の虚構』が、
名古屋のシネマスコーレで上映されています(12/31まで)。
http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/home.htm

世界貿易センタービルの不自然な崩壊。
小さな穴しか空いておらず、飛行機の残骸もないペンタゴン。
爆発音を聞いたという消防士の証言……。
調べれば調べるほど、おかしなことだらけの911事件。
ぜひこの機会に映画を見て、9.11事件について考えましょう。

名古屋では12月18日(土)に、
きくちゆみさんの講演会が開催されます。
ぜひ、お集まりください。詳しくは下記ご案内で。

また、18日、19日の上映前には、きくちゆみさんが
シネマスコーレにて舞台挨拶をされる予定です。

その後も、北海道、東京、福島などで上映される予定ですので、
みなさん、ぜひお出かけください。

詳しくはこちらをご覧ください。
『ZERO:9/11の虚構』公式ページ http://zero.9-11.jp/

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102号「金融崩壊後の世界」(2010年12月27日)

先日、東京のイベントで佐々木重人さんという方とご一緒しました。
佐々木さんは、昨年私が一緒に講演させていただいた安部芳裕さんと
共著で「金融崩壊後の世界」という本を出されていて、
それを読ませていただいたらとてもよかったのでここでご紹介します。

金利のカラクリを知れば、“生き苦しさ”の正体がわかる!
金融システムの問題は、金利と中央銀行である!

経済の歴史に始まって、この社会は一体どこがおかしいのか、
この先どうすればよいか、非常に明快に書かれており、
対談も痛快で、かなり深いところまで入り込んでいます。

お二人ともとても博学で、詳しく研究されており、
自分の少ない経験と想像でしか書けない私は頭が下がります。

「金融崩壊後の世界」 安部芳裕×佐々木重人 文芸社

 

今年も最後のメルマガとなりました。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
来年もよろしくお付き合いください。よいお年を。

                        長島龍人

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103号「必要・必然・ベスト」(2011年1月10日)

船井幸雄さんの言葉に「必要・必然・ベスト」があります。

起きていることのすべては、必要だから、必然的に、
ベストの形、タイミングで起きている。

自分が生きてきた上で起こったこと、出会った人、
すべては必要・必然・ベスト。
楽しかったことも辛かったことも含めて、
すべてが必要・必然・ベストで、
そのすべてが今の自分を作っている。

もちろん、周りや世界を見回してみますと、
生まれた境遇はいろいろだし、
不可抗力で起きたことなどは自分ではどうしようもなく、
必要・必然・ベストとはとても思えないことも多いかもしれません。
でも、それを嘆いていても始まらないし、
それをどう受けとめ、その上で自分はどう生きるのかによって
人生は大きく変わると思います。

さて、新しい年が始まりました。
今年は必要・必然・ベストでどんなことが起こるのでしょうか。

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104号「天国と地獄」(2011年1月24日)

久しぶりにショートショートを書きました。
コメントは次回、書かせていただくつもりです。

「天国と地獄」

私は死んだようだ。振り返れば家族や仕事に恵まれ、いい人生だったと思う。
そこそこ長生きもできたし、思い残すことはない。
これからは天国でのんびり暮らすことになるのだろう。

ドライアイスのような煙の中に、長い行列ができている。
みんな死んだばかりの人のようだ。先頭では天使らしき人が、
一人ひとりにこれからの行き先を指示している。私も列の最後に並ぶとしよう。

だんだん私の番が近づいてきた。天使の声が聞こえる。
「天国、地獄、地獄、天国、地獄、地獄、地獄……」
結構、地獄行きの人が多いようだな。
みんなそんなに悪いことをしてきたんだろうか。人相はそう悪くなさそうだが。

さあ、私の番だ。私は当然天国だろう。
「地獄」
「えっ?」
「地獄です」
「そんなはずはない。何かの間違いでしょう」
「いえ、間違いありません。あなたは地獄行きです」
「そんな。だって私は悪いことなど何もしていない」
「そうですか?」
「そうさ。まじめに仕事をして、会社も長年勤めあげた」
「あなたがしてきた仕事が、地球の環境をずいぶん破壊しましたよ」
「それは仕方ないだろう、仕事なんだから」
「仕事なら環境を破壊してもいいんですか?」
「それは……。でもお金を稼ぐためにはそうするしかなかったんだ」
「それがいけないんですけどね」
「でも、ちゃんと家族を養った。子供だって立派に育てた」
「自分の家族や子供だけでしょう。そんなのは当たり前です」
「……」
「あなたは地獄行きです。はい、次の方」

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105号「天国と地獄 コメント」(2011年2月7日)

前回のショートショートについての私からのコメントです。
本文をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。
http://archive.mag2.com/0000224316/20110124120000000.html

現在の社会では、家族を養うため、また会社のために
まじめに仕事をして、お金を稼ぐのはいいことだし、
それがちゃんとできれば一人前と認められたりします。

でも、よかれと思ってやってきたことが
多かれ少なかれ地球環境を破壊し、
人類や他の生物を存続できなくしているとすれば
そういった価値観はどこか狂っているということです。

また、この地球上でも極端な貧富の差がついている現在、
自分や家族だけ運よく生き延びられたとしても
それで満足していていいものでしょうか。

この社会における常識は、いろんな意味で、
宇宙の常識とはかけ離れている気がします。

かくいう私も未だ経済社会に身を置き、
のほほんと生きているわけですから
地獄行きでも文句は言えません(苦笑)。

      ●●●

長島龍人がラジオに出演します。

2月21日(月)
ラジオNIKKEI 第1 15:05〜16:00
木下ちゃんねる〜投資脳のつくり方〜

ラジオ・パソコンなどで聴けます。
↓詳しくはこちらをご覧ください。
http://market.radionikkei.jp/brain/

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106号「ダイヤモンド・セルフ」(2011年2月21日)

ある方から本をいただきました。

「ダイヤモンド・セルフ 本当の自分の見つけ方」
佐藤康行著 アイジーエー出版(本体952円+税)

(まえがきより)
人類誕生以来、ただ一人のあなた。
世界六十五億人の中で、ただ一人のあなた。
この神秘がすべてあなたの心の奥に内在している。
その奇跡の自分に出会う。

あなたの中の最高のダイヤモンドをあなたにプレゼントします。

          ・・・

薄くて字も大きく、短い時間で読める本ですが、
原因と結果の法則、心の構造、プラス思考の弊害、
死から生を見る、宇宙意識から見る、
シンクロニシティ、究極はひとつといった
核心を突く盛りだくさんの内容になっています。

以前ご紹介したホ・オポノポノとも共通していて、
(バックナンバー52〜54参照)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~nagaryu/merumagabackno.html
よりわかりやすいかもしれません。
一度お読みになってみてはいかが。

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107号「しげるくん物語〜ヒロシマの誓い〜」(2011年3月7日)

以前ご紹介させていただきましたレムリア・ルネッサンスさんが
http://archive.mag2.com/0000224316/20100503161714000.html
絵本を出版されました。

「しげるくん物語〜ヒロシマの誓い〜」
文:アマーリエ 絵:もりひろてるみ
レムリア・ルネッサンス 477円+税
※アマゾンで購入できます。

原爆で命を失ったしげるの元に、
62年後、平凡な一主婦である、りえが訪れます。

私はこの絵本の帯の文章を一部書かせていただきました。

「戦争は人が起こしてはならない最も愚かな行為です。
地球にはもともと国境もお金もありません。
自分たちを傷つけ、地球を破壊するのは人間だけです。」

           長島龍人「お金のいらない国」著者

また、劇団レムリアの風の公演が、大阪、名古屋、東京で開催されます。

            ●●●

長島龍人がラジオNIKKEIに出演しました。
パソコンで聴けますのでぜひ聴いてみてください。

「木下ちゃんねる〜投資脳のつくり方」
2月21日放送分です。
http://market.radionikkei.jp/brain/ondemandlist.html

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108号「東北関東大震災」(2011年3月21日)

この度の地震、津波で被災された方に心からお見舞い申し上げ、
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
一日も早く被災者の方々が救われることを願います。

まさかこれほど広範囲に、これほど大きな天災が起きるとは、
誰も予想できなかったでしょう。

地球にしてみれば、ちょっとした地殻変動が
起きただけかもしれませんが、人間にとっては大惨事です。
こうなってみると私たちは普段、
いかに自然の絶妙なバランスの中で生かされているかがわかります。

そして今回は同時に、原発事故という最悪の人災も起きました。
人間の作った安全神話は、いとも簡単に崩れ去りました。

人間は、原発を作らなければ追いつかないほど
電気を必要としてはいけないということだと思います。

経済発展というお題目を掲げ、欲望の赴くままに
やりたい放題やってきた人間が自ら招いた結果なのでしょう。

今回の大惨事を教訓に、日本をはじめ世界中の人たちが、
この先、何を考え、どういう行動を起こすかが
未来を決めると思います。

          ●●

4月10日(日)に予定しておりました
「お金のいらない国 落語&お話し会」in東京は、中止します。

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109号「原発の行方」(2011年4月4日)

福島第一原発が収拾のつかない状態になっています。
この先、どこまで放射能被害が広がるのか、
いつ収束の兆しが見え始めるのかすら見当もつきません。

現場で作業されている方は文字通り命懸けでしょう。
なんとかご無事でいてくださるように祈るばかりです。

さて、この先私たちはどのような道を選択すべきでしょうか。
私は、少なくとも日本ではなるべく早い段階ですべての原発を停止、
廃炉にする方向に向かわなければいけないと思います。

必要な分の電気を賄うには原発は不可欠というご意見もありますが、
では電気は人の命よりも大事なのでしょうか。

この先、電気を作るなら原発以外の発電方法を考えるべきだし、
それで起こせる電力量が、人間が使っていい範囲ということでしょう。

そもそも経済発展や余分な金儲けを考えなければ、
人間に電気が今ほど必要とは私には思えません。

お金のいらない国なら、誰が原発など作るでしょうか。

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110号「お金のいらない国なら」(2011年4月18日)

東日本大震災が発生してから1ヵ月余りが経ちました。
今も避難所で不自由な暮らしをされている方が大勢いらっしゃいます。

家族を失い、家を失い、財産を失い、仕事を失った
被災者の方たちの不安と落胆は想像を絶するものでしょう。
国や、被災していない人が最大限の援助をし、
被災者の方たちが一日も早く平常を取り戻されることを願います。

ここで私は、お金のいらない国だったらと考えます。
もちろん、お金のいらない国でも
災害に遭えば、悲しみや苦しみには襲われるでしょう。
でも、その後の不安が大分違う気がします。

お金のいらない国なら、家がなくなっても
どこにでも行って住むことができます。
必要なものは何でもすぐに手に入れることができます。
仕事はやる気になったら、いつからでも好きなことが始められます。

この大変な時に何をのん気なことを、と言われるかもしれませんが、
こういう時こそお金のいらない国の良さがわかるし、
目指すべき社会のイメージがはっきりすると思います。

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111号「それでも原発は必要か」(2011年5月2日)

この期に及んでも政府首脳や、
世論の過半数が原発はやむを得ないと考えているようです。
神様が、ではもう一つ地震でも起こすかなどと考えないうちに
やめた方がいいのではないかと思うのですが。

ご存じと思いますが、電気は溜めておくことができません。
発電所は、電気を最も必要とする真夏の日中に合わせて、
必要な量を発電できるように建設されています。

言い換えれば、真夏の日中以外は余裕があるはずなのです。
原発が、必要な電気のうちの3割を作っているとすれば、
真夏のピーク時に電気の使用を3割カットできれば
原発はなくせると思います。

考えられる方法としては、その時間に、
1.みんなでエアコンの使用を抑えるなどして節電する。
2.工場の生産ラインを止める。
3.火力、水力発電などの発電量を増やす。
4.太陽光、風力などの発電を推進する。

とにかく、原発は必要という前提を崩し、
原発をなくすにはどうすればいいかと考えれば、
きっと解決策はあると思います。

それが真面目に取り組めないのは、
やはり、原発は儲かるからとか、今までお金をかけてきたからとか、
あるいは廃炉にするのにお金がかかるからとか
結局はお金の問題なのではないでしょうか。

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112号「よかったことと残念なこと」(2011年5月16日)

今回は二つのテーマで書きます。一つ目はよかったこと。

前号で、やや皮肉をこめて原発はやめられないだろうと
書きましたが、その直後に菅総理から中部電力に対して
浜岡原発の停止要請が出され、それが実現することになりました。

かなり唐突な要請に日本中が驚きましたし、
米国の圧力がかかったという話もありますが、
とりあえずは一歩前進という感じで、よかったと思います。

今のところ停止は安全対策が整うまでの2、3年ということのようですが、
何をしたところで絶対安全と言えるはずがないし、
原発はなくても大丈夫ということが実証されれば、そのまま廃炉、
それが全国に及ぶという可能性も出てくると思います。
ぜひそうなってほしいものです。

二つ目は残念なこと。

911事件の首謀者とされるビンラディン容疑者が殺害されました。
私はあの事件に関しては、研究者の方のお話も聞いてきましたが、
アメリカ政府の全くの関与なしには
起こせなかったであろうと考えています。

ビンラディン容疑者はあくまでも容疑者なのですから、
捕らえて、話を聞くのが筋だったのではないでしょうか。

これで、彼を犯人に仕立て上げ、
事件の真相を闇に葬るために殺したのではないかという疑いが
半永久的に残るでしょう。

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113号「情報の錯綜」(2011年5月30日)

原発に関する情報が錯綜しています。

テレビやインターネットには、政府関係者や大学教授、
研究者、技術者などさまざまな人が登場し、
みな自分の研究、経験、立場、利害などを鑑みて、
それぞれの意見を言われているようです。

一概に誰が正しいとは言えませんが、
やはり、お金や自分の立場を度外視して発言している人の
意見の信憑性が高いように思います。

それにしても政府発表は、後から後から情報の訂正などがあります。
素人の私でもだいたいわかっていたようなことが多いです。
嘘もメリットがあるなら方便かもしれませんが、
それによって被害が広がったり、手遅れになるなら犯罪です。

安易に人の意見を鵜呑みにせず、一人ひとりが情報収集して
自分で判断し、行動することが大事だと思います。

※参考(きくちゆみさんのブログ)
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2011/05/blog-post_24.html

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114号「世の中変わりはじめているようです」(2011年6月13日)

震災直後、体調を崩して講演は少しお休みさせていただきましたが、
5月からは毎週のようにあちこちで「お金のいらない国」の
落語や寸劇などをさせていただいています。
京都、東京、三重、愛知、岡山、広島、和歌山……

どこかで私の話を聞いたり、本を読まれたりした方が、
会を主催してくださり、そこでまた仲間が増えて行くという
いい流れが生まれているようです。

メールでも「お金のいらない国」に共感してくださった方から
いろいろなメッセージやご提案をいただいており、
いよいよ世の中が変わりはじめているなあと感じます。

この波に乗って、私は、お話をさせていただけるなら
どこでも伺うつもりでいます。
原則として、交通費だけはいただいていますが、
数人集まってくだされば、一般家庭でも結構ですので、
ぜひお気軽にご相談ください。

メール:ryujin@mwa.biglobe.ne.jp
電 話:090-7045-3524(長島龍人)

※メールはときどき届かない場合がありますので、
なかなか返信が来ないときはお電話ください。
※長島龍人は名古屋在住です。

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115号「日本の役割」(2011年6月27日)

福島の原発事故をきっかけに
ドイツ、スイス、イタリアが脱原発を宣言しました。

人のふり見てわがふり直せと申しましょうか、
欧州は対応が早いし、はっきりしていますね。

失敗は反省して次に生かせれば、意味はあったことになります。

日本は自国の恥をさらして、
世界に大切な役割を果たしたと言えるかもしれません。

しかし、当の日本はどうでしょう。
とりあえず止めた原発もありますが、どうもすっきりしません。

本来は、大事故を起こした日本が反省して、
先頭を切って脱原発宣言すべきなのではないでしょうか。

ところが政府はこの期に及んでも、
首相をいつどうするとかでもめている。
どうでもいいですよ、そんなこと。
誰がやったって大して変わりゃあしないんだから。

まだ震災の被災者も救われていないのに、
足を引っ張り合っている場合でしょうか。

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116号「原発大震災の超ヤバイ話」(2011年7月11日)

『金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った』などの著者
安部芳裕さんの新刊が出ます。

          ●●

『原発大震災の超ヤバイ話』 著者:安部芳裕
ヒカルランド 1600円+税

(カバーより)
東電・政府の言ってることは全部ほとんど嘘!
日本の皆様! 騙されてはいけません!!
「原発のしくみ」は「お金のしくみ」と本質的に同じです。
どちらもロスチャイルドの仕掛けです。
いかにしてこの邪悪なゲームの外に身を置くか。
さあ、一緒に考えていこうではありませんか!!

          ●●

と、タイトルやカバーはちょっと過激ですが、
安部さんらしくたくさんのデータをもとに現状を分析され、
詳しく、わかりやすい内容になっています。

原発はなくても電気は足りる。
直ちにすべての原発を廃止し、
自然エネルギーへシフトする必要があると思います。

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117号「この夏を乗りきれば」(2011年7月25日)

以前にも書きましたが、電気は溜めておくことができません。
電気は、使っている時に作られているわけです。
発電所は、電気の需要が最も多い真夏の午後でも
必要な量が発電できるように作られています。

ですから、真夏のピーク時以外は、十分に余力があるはずなのです。
そういう意味で、春先に東京方面でやっていた計画停電は
政府のただの脅し、ポーズだったと思います。
その証拠に、一番大変なはずの今、何も行われません。

そして、原発を止めたままこの夏を乗りきれれば、
原発を再稼働する必要性、理由はなくなります。
それでも再稼働したいという人がいたのなら、完全にお金のためです。
お金のために人の命を危険にさらすような政治家や電力会社には
とっととやめてもらった方がいいでしょう。

とにかくこの夏、原発はなくても電気は足りるという既成事実を作って
日本を原発廃止の方向に持っていきましょう。

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118号「菅さんがんばって」(2011年8月8日)

菅首相は、早く辞めろとかずいぶん言われていますが、
私の見る限り、菅さんは脱原発を公言していますし、
一番まともなのではないかと思います。

まあ、民主党の震災後の対応がよかったかといえば
あまりよくなかったとは思いますが、
他の人が首相になって、原発を推進されては
たまったものではありません。

だいたい、この5ヵ月間、自民党は何かしましたか?
自民党は、こんな未曾有の有事の際にも
対立政党の足を引っ張ることしかできないんでしょうか。
炊き出しに行った石原軍団の方がよほどかっこよかったです。

電力会社や原子力保安院も、やらせメールや
やらせシンポジウムが明るみに出て、もう誰も信用しないでしょう。
身から出た錆と言いますか、自滅してくれた感じです。

ここでもう少し菅さんに頑張ってもらって、
日本から原発を一掃できたら、大きな進歩だと思います。

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119号「やっぱりお金か」(2011年8月22日)

前号で菅首相にエールを送りましたが、
その直後に退陣が決まりました。

途端に電力会社と癒着した北海道知事が
泊原発3号機の営業運転再開を認め、
脱原発の勢いが怪しくなってきました。

ある調査によれば、企業の大部分は、
電力の安定供給のためには原発依存は
ある程度やむを得ないと考えているようです。

再三言ってきましたが、原発はなくても電気は足ります。
そして、地震国日本に、原発は危険すぎます。
どんな対策を取ろうと人間は自然の力にはかないません。
今回の大震災でそれが証明されたのに、
なぜそれでも原発を動かさなければならないんでしょうか。

理由は間違いなくお金でしょう。
企業も政治家も、人の命を危険にさらしても
結局はお金中心で物事を進めていくようです。

本来なくてもいいお金のために
人間はどこまで馬鹿なことを続けるのでしょうか。

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120号「オーディションに落ちました」(2011年9月5日)

久しぶりにのん気な話題です。

先日、ミュージカルのオーディションを受けて、落ちました。
私が受けたのは、『シンデレラ』の国王役。
課題は、歌と台詞とダンスでした。

初めは冷やかし半分のつもりでしたが、
他の人に比べて、ダンス以外はうまくいったと思っていたので、
落選の通知を受け取った時には正直がっかりしました。

やはり期待してはいけませんね。

オーディションは20年ほど前のものまね番組以来でした。
あの時もあちこち受けて落ちましたが、一局だけ出してくれました。

実は昨年もアマチュアの落語大会に申し込んで、
予選の録音審査で落ちました。

落ちるということは実力がないのでしょうが、
昔からだいたい何をやっても、公には評価されないみたいです。

私は、勝手に「お金のいらない国」をやって、
喜んでくれる人にだけ喜んでもらう。これが一番いいようです。

オーディションに通っていれば
11月から稽古で忙しくなる予定でしたが、
暇になったので呼んでくださいね〜(笑)。

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121号「名古屋と東京で無料イベント」(2011年9月19日)

9月25日(日)名古屋で、10月8日(土)東京で、
「お金のいらない国」の無料イベントをします。

落語を中心に、長島龍人のパフォーマンスを
たっぷりお見せしますので、この機会にぜひお出かけください。

小説「お金のいらない国」は、20年近く前に
理想社会を想像して書いたものです。
当時は実現できるとは考えていませんでしたが、
講演活動を始めてから賛同してくださる方も徐々に増え、
最近では、これが実現できなければ
人類の未来はないかもしれないと思えてきました。

今回のイベントの東京の会場は、長島龍人の実家です。
築45年を越える3階建ての小さなビルで、
小学校1年から22歳までここに住んでいました。
六本木と溜池を結ぶ六本木通りに面しています。
東日本大震災の余震で外壁が崩れましたが、
ちゃんと修理したので大丈夫だと思います(笑)。

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122号「ハチドリのひとしずく」(2011年10月3日)

今さらですが、このお話を取り上げてみます。

森が燃えていました。
森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました。
でもクリキンディという名のハチドリだけは
行ったり来たり、くちばしで水のしずくを
一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。
動物たちがそれを見て
「そんなことをしていったい何になるんだ」と言って笑います。
クリキンディはこう答えました。
「私は、私にできることをしているだけ」

初めてこのお話を聞いたときに、ひねくれ者の私は、
効果がなさそうなことはやっても無駄なんじゃないかと思いました。

でも気づいてみたら、「お金のいらない国」の活動は
まさにハチドリのひとしずくかもしれません。

やはり、どんな小さなことでもいいから、
今、自分がやれることを地道にやっていくことが
大事な気がします。

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123号「お金のしくみを変えるべき」(2011年10月17日)

今の社会のお金のしくみは、自然の法則に反しています。

自然界のものはすべて時間とともに古くなり、傷んだり、
劣化していきます。しかしお金は、価値が変わりません。
だからいくらでも貯められるし、使わなければ減ることがありません。

おまけに銀行に預けておけば利息がつきます。
これでは金持ちはどんどんお金が増えるのは当然です。
経済はプラスマイナスゼロですから、どこかが増えればどこかが減ります。
ですから、このしくみではどんどん貧富の差がつきます。

いわば今のお金のしくみは、金持ちにだけ有利な、
貧富の差をつけるためのしくみなわけです。

貧富の差のない社会を目指すなら、
お金の価値は減っていくようなしくみにすべきでしょう。
実際に昔、オーストリアのある都市では
価値の減っていく通貨が発行され、大成功を収めました(※)。
しかし、後に中央銀行によって廃止されてしまったそうです。
支配者にとっては都合が悪かったということでしょう。

人の体に例えるならお金は血液ですから、
ひとところに溜まったり、循環しなければ病気になります。
今の社会は、まさに致命的な病気にかかっていると言えるでしょう。

(※)参考
「日本人が知らない恐るべき真実」安部芳裕著 晋遊舎

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124号「人類が地球上で生き残るには」(2011年10月31日)

人類がこの地球上で存続していくためには、
どのような生き方をすればよいでしょうか。

資源は、再生できる時間や量を越えない範囲でしか使用しない。
物質的には、こういうことかと思います。

例えば、森林は、伐採したらその分を植え、育つまでは切らない。
地下資源もなくなるほど使わない。もちろん空気や水は汚さない。

今の経済社会ではこれができそうにもありません。
無尽蔵で、環境に全く悪影響を及ぼさない
画期的な資源やエネルギーでも開発されればいいかもしれませんが。

お金はいくら印刷しても資源は増えませんから、
根本的な解決にはなりません。

今のままでは近い将来、限界が来るでしょう。
それまでにお金のいらない国にできれば、
人類が生き残れる可能性は高くなるように思います。

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125号「武田邦彦教授の講演会で」(2011年11月14日)

先日、11月3日に名古屋で、テレビでおなじみの中部大学の
武田邦彦教授の講演会があり、私はその前座で
「お金のいらない国」の寸劇をさせていただきました。

先生には気に入っていただけたようで、
講演でも寸劇を引き合いに出して、ずいぶんお金の話をされていました。

講演終了後、私は「お金のいらない国」の本をお渡しし、
名刺交換させていただきました。

後日、ご自身のブログにお金について書かれていましたので、
ご覧ください。
http://takedanet.com/2011/11/post_866e.html

           ***

12月23日、沖縄で「お金のいらない国 落語&お話し会」をします。
滅多に行けないと思いますので、沖縄にお住まいの方、
ぜひお集まりください。

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126号「地球温暖化の原因はともかく」(2011年11月28日)

地球温暖化の原因は、化石燃料を燃やし、
森林を伐採したことによる二酸化炭素の増加なのか、
そうではないのか。これには賛成、反対意見ともあるようですし、
私にははっきりしたことはわかりません。

しかし、前々号(vol.124)にも書いたように、
そういった自然を破壊する物質文明が
長続きするはずはありませんし、
地球や人類やすべての生物にとっていいわけがありません。

地球温暖化の原因はともかく、
この経済を中心とした不自然な社会は、
早急に軌道修正していくことが不可欠でしょう。

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127号「大麻の誤解」(2011年12月12日)

今月初め、大麻を研究されている中山康直さんが
大麻所持で逮捕されたとの報道がありました。

研究目的だったようですが、
伊豆大島のご自宅で大麻を栽培されていたそうで、
それは現在の法律に触れてしまうので、仕方がないとは思います。
http://iyasaka.saloon.jp/article/51341991.html

しかし、中山さんも言われているように、
大麻はそのすべてがいろいろなことに利用できる、
たいへん有用な植物であることは間違いないと思います。

大麻がイコール麻薬という悪いイメージを植え付けられた
裏には、誰かの陰謀が感じられます。

実は、拙著「お金のいらない国2」の最後の方に出てくる
トウモロコシを利用するくだりは、元々は大麻でした。
社会的影響を考えて、発行直前に出版社から変更を依頼されたので、
現在のようになったのです。

その名残で、表紙の絵には大麻の葉が飛んでいます。

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128号「来年3月、東京・名古屋でわーくしょっぷ」(2011年12月26日)

早いもので、今年も残すところあとわずかとなりました。
今年は、東日本大震災、原発事故と本当に大変な年でした。
来年もまだまだ問題は山積みといったところですが、
これを機に、世の中がいい方向に変わってくれることを願います。

さて、来年3月に、東京と名古屋で
「お金のいらない国」わーくしょっぷを開催します。
いつもの講演より時間をかけて、午前中から夕方まで、
「お金のいらない国」についてじっくり考え、
参加者のみなさんと意見交換できたらと思います。
下記のご案内をご覧いただき、奮ってご参加ください。

また、1月13日の夜には名古屋、きっちんかな代さんで講演しますが、
店じまいにともない、こちらでのラスト講演となります。

今年もご愛読いただきありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。よいお年を。

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129号「精神医学による悪徳商法」(2012年1月9日)

2012年最初のメルマガです。
今年もよろしくお願いします。

昨年末に東京で開催していただいた講演会の参加者のお一人から
1枚のDVDをいただきました。
『DIAGNOSTIC&STATISTICAL MANUAL(DSM)
診断・統計マニュアル 精神医学による悪徳商法』。

精神科医が患者を診断する際の指針を示すためにアメリカ精神医学会が定めた、
DSM(精神障害の診断と統計の手引き)がいかにいい加減で、
金のために患者を増やし、薬漬けにしているかといった内容です。

このサイトですべて見ることができます(上映時間:約1時間18分)。
http://www.cchr.org/ja/videos/diagnostic-statistical-manual.html

私は医学に関しては全くの素人ですから、
詳しいことはわかりませんが、この拝金主義の世の中では、
金のためにとんでもないことが行われていることは間違いないので、
その一つとしてご覧いただけたらと思います。

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130号「原発はギャンブル」(2012年1月23日)

事故がなければ大金が儲かるけれども、
事故が起きたら大損するし、人命にもかかわる。

そういう意味で、原発はでかいギャンブルだなあと思います。
普通に考えて、まともな大人なら手を出しちゃあいけない。

それを、こんな大事故が起きたにもかかわらず、
国を挙げてまだやろうとしている。
他国にまで売ろうとしている。
正気の沙汰とは思えません。

原発はなくても電気は足りるのに、
電力会社が原発を続けたいのも、効率よく儲かるから。

やはりこの世の中、金が第一。人の命は二の次。

お金なんかなくても社会は成り立つということに
一人でも多くの人に早く気づいてほしい。

参考●中村隆市さんのブログ
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-8561
ぜひお読みください。

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131号「続・原発はギャンブル」(2012年2月6日)

普通に考えて、まともな大人なら手を出しちゃあいけない
でかいギャンブル、原発。

たぶん、政治家さんも電力会社の人も
本音ではわかっているんでしょう。

ただ、この経済社会では、立場上、事実を隠さざるを得なかったり、
会社に属していたりすると、与えられた仕事はやらざるを得ない。

これは政治家や電力会社に限ったことではないし、
原発に限らず、この世の多くの仕事に言えることでしょう。

お金中心の世の中は、何かが狂ってしまう。

立場や職業に関係なく、誰もが本当のことを言えて、
正直に生きられる社会にしたいものです。

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132号「いよいよ世の中変わるか」(2012年2月20日)

最近、私の「お金のいらない国」の講演も、
あちこちの熱い思いの方から呼んでいただく機会が増えてきました。
参加される方からも、
本気で世の中を変えたいという思いが伝わってきます。

近年の異常気象、昨年の東日本大震災など天変地異も起こり始め、
また、まやかしの経済はいよいよ破たん寸前。
今年あたり一気に世の中が変わるようなことが起きるかもしれません。

「お金のいらない国」を目指すなら今が正念場。
私の役割は、ではどのような世界が理想なのかという
具体的なイメージを一人でも多くの人に
持っていただくことだと思っています。

名古屋からの交通費のみでどこにでも参ります。
人数や、規模は問いません。ぜひお気軽にお声かけください。
ryujin@mwa.biglobe.ne.jp
携帯電話 090-7045-3524(長島龍人)

※3月25日には、群馬県高崎市で初めてやらせていただきます。

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133号「物々交換もしません」(2012年3月5日)

「お金のいらない国になったら、物々交換をするんですよね?」
とよく聞かれます。

私の考えるお金のいらない国では、物々交換もしません。

すべては与えるだけ、いただくだけ。
しかし、与えた相手から何かいただくわけではありません。

お金のいらない国には所有(自分のもの)という概念が
ありませんから、厳密には「与える」という意識もありません。

すべては誰のものでもなく、
それを必要とする人の元に流れていくだけです。

「所有」については、また次回に。

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134号「所有は幻想」(2012年3月19日)

自分が所有していると思っているもの。
何かそばにあるものを眺めてみてください。

でもそれは、地球の資源が形を変えて
今、あなたの近くにあるというだけですよね。
言ってみれば地球から借りているだけ。

それがなぜあなたのものなんでしょう。
お金を出して買ったからですか?

お金を出して買ったものでなければ、
自分の所有物という意識は薄くなる気がします。

お金のいらない国では、所有という概念はないのではないでしょうか。
そうしたら、すべてのものは皆で分ければいいでしょう。

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135号すごい映画「THRIVE」(2012年4月2日)

ご存じの方も多いかと思いますが、
ドキュメンタリー映画「THRIVE」(スライヴ)
これはすごいです!

テーマはとてつもなく深いですが、後半は、
ロスチャイルドなどの一部の国際金融資本家たちが
銀行のシステムを使って富を吸い上げ、
最終的には世界支配を企んでいるという内容。

化石燃料を使わせるために、開発されたフリーエネルギーは闇に葬り、
人口削減まで始めている。

今までも言われてはいましたが、ここまで具体的に
見せられると、驚くしかありません。

You Tubeでもだいたい見られますが、DVDも発売されています。
ぜひ一度ご覧になってみてください。

やはり、世界中をお金のいらない国にして、
彼らの武器であるお金を取り上げるしかありませんね。

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136号「未来の歴史書」(2012年4月16日)

「しかし、この歴史書を読んでみると、昔の人っていうのはよほど馬鹿だったんだね」
「そうなの?」
「そうだよ。だってさ、交換の手段に金なんて道具を作り出してさ、
 それに価値が減らないなんて性質を持たせたもんだから、
 みんなが競争して貯めたらしいんだよ」
「そりゃ、奪い合いが起きるし、貧富の差がつくわなあ」
「だろ?そもそも交換だってする必要がないのにだよ」

「それに、その金のシステムを考えたのはごく一部の人で、
その人たちに都合のいいようになってるから、一般の人は奴隷のようなもんだったらしいよ」
「まあ、ばくちは親は負けないからな」
「あはは、だよな。でも、奴隷たちはそれに気づかずに、
一生懸命働いて金の奪い合いを続けたっていうよ」
「涙ぐましいねえ。普通なら、騙されてることに気づいてやめると思うけどね」

「それに、極めつけがこれだよ。2011年に日本で起きた原発事故」
「ああ、地震と津波で原発が爆発したやつか」
「うん。あれだけ放射能が漏れだしたのにあの後、日本はすぐには原発をやめてないんだよね」
「他の国は結構やめたんだよな」
「うん。そりゃ、命には代えられないからね。普通に考えりゃやめるだろ」
「それなのに日本は何でやめなかったんだ?」
「まずその、金のためだったみたいだね」
「あはは、なんなんだよ、その金って。命より大切なものなのか?」
「ほんと笑っちゃうけど、その時代にはそう考えてる人が多かったみたいだよ」
「あはははは。腹痛くなってきた。そりゃ、確かに馬鹿だな」

「政府は、原発をやめると電気が足りなくなるって国民を脅したんだってさ」
「原発が必要なほど電気なんか使わなきゃいいのに」
「だよな。でも、金のためにいろんなもんを作らなきゃいけなくて、
電気がたくさん必要だったみたいだよ」
「それも金のためなのか。すげえな、その金って代物は」
「ああ、信じられないね。
ほんとによかったよ、そんな変なものに支配されてる時代に生まれてこなくて」

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137号「お金のいらない国になったら」(2012年4月30日)

「お金のいらない国になったら、全部タダなんだよな」
「そうだよ。お金がないからタダって言うのもおかしいけどな」
「そしたら俺は、デパート行って、何でも片っ端からもらってきちゃうな」
「そうしたけりゃすれば」
「え?おまえはそうしないの?」
「必要な時にはいつでももらえるんだから、自分のうちに置いとくことはないだろ」
「そっか。家が狭くなるしな」

「じゃあ、スーパーでいっぱい食い物とかもらってくるな」
「食いたきゃもらってくりゃあいいけど、そんなに食えるのか?」
「冷蔵庫に入れとくよ」
「冷蔵庫が窮屈になるじゃないか。食いもんは古くなるし」
「そっか。食いたい時にもらってきた方がいいか」

「お金のいらない国ってのは自分のものはないのか?」
「所有っていう概念はないからな」
「なんかちょっと心配なんだけどな」
「あはは。自分のものがないと考えてもいいが、全部自分のものだと考えてもいいんだ」
「そっか。いつでももらってこられるんだからな」
「そうさ。デパートにあるものもスーパーにあるものも、全部自分のものだ」

「全部自分のものだと思ったら大事にするな」
「そうだろ。なるべく無駄にしないように、大切に使うと思うよ」
「デパートやスーパーに限らず、全部だよな」
「ああ、全部だよ。地球の資源も、自然も全部だ」
「みんなが地球全部を自分のものだと思って大事にするんだな」
「それがお金のいらない国さ」

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138号「大切なのは心に天国を作ること」(2012年5月14日)

お金のいらない国は、実現できないから考えても無駄だ。
そう思われる方も結構いらっしゃると思います。
確かに実現までには行程を含めてかなりの道のりが必要でしょうし、
実現は難しいかもしれません。

しかし、だからと言って、
お金のいらない国を想像することは意味のないことなのでしょうか。
想像しなければ、たとえ少ない可能性でも生まれることはありません。
そして私は、極論すれば、想像できれば実現する必要はないと思っています。

私が一番大切だと思っているのは、自分の心の中にお金のいらない国を作ること。
あるいは、理想社会、天国を作ること。
お金も存在せず、戦争もなく、すべての人や生物が、
幸せを感じながら暮らしている世界を自分の心の中に創造することです。

そういう世界が自分の心にできてしまえば、
現実の社会の価値観に振り回されることもなく、実際の暮らしがどうであろうと、
達観して生きられるようになると思います。

心に天国ができてしまえば、後はどういう行動を起こそうと自由です。
農業を始めようと、エコビレッジを作ろうと、
あるいはこの経済社会に身をおいたまま生きようと、
大した問題ではないと思っています。

そして、もし多くの人が心に天国を持つようになったら、
この社会は自然に変わって行くでしょう。
気がついたら理想的な社会になっていた。
お金のいらない国の実現は、そういう形が一番望ましいと思うし、
それ以外に道はないかもしれません。

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139号「与えることと受け取ること」(2012年5月28日)

与えることと受け取ることは、両方があってはじめて成立します。
与える人がいなければ受け取れませんし、
受け取る人がいなければ与えたくても与えることができません。

例えば何か作っても、それを使ってくれる人がいなければ作る意味はありません。
また、例えば歌手が誰かに自分の歌を聴いてもらいたいと思っても、
お客さんが来てくれなければ聴いてもらえません。

そういう意味で、与える方と受け取る方は同等であり、そこに上下はありません。
ややもすると、お金の社会ではお金を払う人の方が偉いというような
錯覚も起きますが、それは経済社会ならではの勘違いでしょう。

また、例えば一方的に誰かが誰かの面倒を見ているような場合は、
面倒を見ている方が上と思えるかもしれませんが、
それも双方にとってその経験をする必要があって起きていると考えれば、
やはりどちらにとっても同じように意味があることになります。

そして、与える側、受け取る側に最も必要なことはお互いへの感謝の気持ちです。
与えるにしろ、受け取るにしろ、
お互いが存在しているからできることであるという認識の元に、
お互いに、またそういう経験をできることに感謝する気持ちが大切だと思います。

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140号「お金のいらない国2の世界」(2012年6月11日)

私は拙著「お金のいらない国2」で、結婚制度のない社会を書きました。
お金のいらない国ですから、もちろん貨幣制度もありません。
結婚制度がないということに関しては反対意見も多く、
お金のいらない国シリーズの中では一番の問題作かもしれません。

現在の日本や先進国などでは一夫一婦制が導入されており、
結婚は一人の人としかできないことになっています。
しかし、結婚は認められないにしても、いいか悪いかは別として、
物理的に複数の人と付き合ったり、子供を作ったりすることは可能です。

私が考えるお金のいらない国では結婚制度がありません。
しかしそれは、皆が複数の人と付き合ったり、子供を作ったり、
また、自分の相手がそうすることを許さなければいけないということでもありません。

要するに何の決まりもなく自由なので、
1対1でいたい人は、1対1でいたいという人と一緒にいればいいし、
そうでない人は別の形で生きればいい。すべて自分の意志、判断で行動し、
自分が関わる人との関係もすべて自分が責任を持つという世界なのです。
そこでうまくいこうと、トラブルが起きようと、すべて自分で対処するということです。

今の社会で、結婚制度や一夫一婦制がなければ不安になるような気がするのは、
経済的な理由も大きいのではないかと思います。
生計を共にする夫婦や家族はお金によって縛られていますから、
収入のある人にいなくなられては困るからです。
お金のいらない国ではお金が存在しませんから、そういう心配はいりません。

貨幣制度も結婚制度も人間が作ったもので、初めからあったわけではありません。
私は、それがあることによって皆が幸せになるならあってもいいけれども、
不幸になるようなら、ない方がいいと思います。
私は今の結婚制度では幸せになっている人より、
不自由や不幸を感じている人の方が多い気がします。

私は、結婚制度がなければ一緒にいられないような夫婦は
さっさと別れた方がいいと思うし、また、現在、幸せを感じている人は、
結婚制度などなくなっても今と同じ形で生きればいいわけですから、
何の問題もないと思っています。

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141号「ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?」(2012年6月25日)

かつて、わたしたちの村は平和でした。
人と自然、人と人はつながっていました。
過去と未来はつながっていました。
その「つながり」は消え去ってしまったのです。

すべての始まりは、白人がこの村にやってきた頃
白人はわたしたちのことを「野蛮人」と呼び、
白人はわたしたちに「文明」を与えてくれました。
わたしたちはわたしたちのことを「劣っている」と思いはじめました。

わたしたちは、白人の「教え」を学び、
人が自然を、人が人を支配できると思うようになりました。

未来の世代より、今の世代の幸せを考えるようになりました。
「お金」があれば幸せになれると思い、
「お金」のために働き、「お金」のために森を切り、
「お金」のために大地をけずり、鉱石を掘り出しました。
「お金」は一部の村人を豊かにしました。

その村人は、新しい村長になりました。
新しい村長は、白人の衣服をまとい、白人の宗教を信じ、
白人の言葉を話し、白人の法律を守り、白人の武器を持ち、
白人のやり方で村を治めました。
反対する村人を殺していきました。

武器を手に反抗した村人もいました。
その武器も、白人から渡されたものでした。
そして、わたしたちの村で戦争がはじまりました。
(本文より)

『ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?』

小川真吾 著(特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス理事長)
合同出版 本体1300円+税

引用したのはこの本の導入部分です。
アフリカでなぜ戦争が起きるのか、歴史的なその理由、
実態が詳しく書かれています。

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142号「お金を中心にものを考えてはいけない」(2012年7月9日)

お金を中心にものを考えてはいけない。お金を中心にものを考えると判断を誤る。

しかし、この経済社会では、多くの場合、お金を中心にものが考えられ、判断される。
だから多くのことが間違ってしまう。

お金のために仕事をする。お金のために危険を冒す。
お金のために自然を破壊する。お金のために争う。お金のために人を殺す。

もし、お金がない世界だったらと考えてほしい。
そうすると、本当に大事なことが見えてくる。どうすべきかがわかってくる。

本当に大事なことは、お金があろうとなかろうと変わるはずはないのだ。

          ◇◇◇

大飯原発が再稼働されてしまいました。
どこからどういう圧力がかかったのか知りませんが、
お金のために間違った判断をした典型です。

なんの安全対策もなされていないのですから、
まさに国民の命をかけた大博打(ばくち)。
今の政治は、命よりお金を優先するということが証明されてしまいました。

お金のいらない国から見たら、狂っているとしか思えないでしょう。

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143号「あおきゆう連続天然ボケ事件」(2012年7月23日)

68号(2009.9.7)でご紹介した私のマネージャー、
あおきゆうさんはいわゆる天然ボケです。
一緒に活動していますといろいろと不思議なことが起こります。
facebook、mixiに連載したところ好評だったので、
こちらでも1話ご紹介します。

       ●●

あおきゆう連続天然ボケ事件
「龍人は見た!」シリーズ第9弾

『小さい方』

名古屋での講演会の日のことです。
会場入りした後、私はゆうさんに言いました。

「ちょっとトイレに行ってくる」

すると、歩きかけた私に、ゆうさんが声をかけました。

「大きい方?小さい方?」

「え?」

私は、いくらマネージャーでも何でそんなこと聞く必要があるんだ
と思いましたが、

「小さい方」

と言って、トイレに向かいました。

用を足して帰ってきた私は、ゆうさんから、
今、自販機で買ってきたお茶を渡されました。

それは小さい方のペットボトルでした。

       ●●

他の話はこちらに掲載してありますので、よろしかったらどうぞ。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~nagaryu/aokiyu1.html

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144号「名古屋・東京・大阪でわーくしょっぷ」(2012年8月6日)

9月から11月までの間に、
名古屋、東京、大阪で「お金のいらない国わーくしょっぷ」をします。

お金のいらない国シリーズを落語で聴いていただいたり、
意見交換の時間も多めにとろうと思っています。
きっと新しい発見や気づきがあると思います。
ぜひ、この機会にご参加ください。

特に大阪ではずっとやっていませんでしたし、
わーくしょっぷとしては初めての開催となりますので、
ぜひ、たくさんの方にお集まりいただければと思います。

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145号「地球のつぶやき」(2012年8月20日)

ロンドンオリンピック盛り上がりましたね。
日本人選手もすごく頑張ってくれました。

でも終わりの方で、韓国の男子サッカー選手が竹島(独島)を
韓国の領土だとアピールしたり、同時期に大統領が竹島を訪問したり、
日本では最近、何か釈然としない雰囲気が漂っています。

尖閣諸島や北方領土など、そういった問題は昔からずっと続いていますが、
そんなことで国同士が気まずい思いをしなければいけないんでしょうか。

そもそも土地なんて誰のものでもない。
その場所を必要とする人が使わせていただけばいいだけ。
私は、拙著「長島龍人のブラックショートショート」に収められている
『地球のつぶやき』の中でこんな風に書きました。

二本足は俺のミズから出たところを自分のもんだとか言って、奪い合ってやがる。
バカヤロ、俺は俺なんだよ!

                  ●●

11月10日(土)に、初めて北海道で講演させていただくことになりました。
帯広市です。

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146号「54歳現在の心境(1)」(2012年9月3日)

facebookなどに書いたものですが、
反響が大きかったのでこちらでも 掲載させていただきます。

私は、2012年2月で54歳になりました。
大学を卒業して以来、 広告代理店に勤務していますが、
会社に入ってからも30年以上の 月日が流れました。
それなりに仕事をこなしながら、ただ毎日を 生きてきたのですが、
気が付いてみると周りの状況はずいぶん変わって いました。

先輩たちはほとんどいなくなりました。うちの会社の定年は60歳ですが、
定年退職して元気にされている方もいらっしゃれば、
亡くなった方も たくさんいらっしゃるし、
現役の間に亡くなった先輩も結構いらっしゃいます。
それはお世話になった協力会社の方も同じです。
仕事をくださったお得意様も、
一時はとても勢いがよかったのに無くなってしまった会社もあります。

会社ではほとんどの人が後輩になり、私は万年平社員で出世とは無縁ですが、
入社が10年くらい下までの後輩は管理職になっている人も多いです。
若い社員は昔の先輩たちのことなど知る由もなく、
諸行無常、時代は 移り変わっていくんだなあと痛感します。

仕事に関して言えば、経済社会の仕事に意味がないとは言いませんが、
結局はお金のために、余計なこと、無駄なことに
たくさんの労力、資源を 費やしていると思えて仕方ありません。
とはいえ私もまだこの社会に生きて いる以上、ある程度のお金は必要なので、
大して役にも立てないのに会社に しがみついているという状況です。

あと数年で私も定年。お金のために働くことはもううんざりなのですが、
すぐに会社を辞めるわけにもいきません。
定年後も、少なくとも年金がもらえる年になるまでは
収入なしでは生きていけないかもしれないし、
また、その頃は年金もどうなっているかわからないと思うと不安ではあります。

やはりそろそろ「お金のいらない国」になってもらわないといけないようです。

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147号「54歳現在の心境(2)」(2012年9月17日)

54年間生きてきた今、過去を振り返ると、
失敗したことばかりが思い出されます。
家族、親戚、友達、上司、同僚……。
ある程度深くかかわった人とは必ず一度や二度、
ぶつかったり、迷惑をかけたり、傷つけたりしてきました。

すべての経験があって今の自分があるのですから、
無駄なことは一つもないんでしょうが、
過去を思い出すと、悔やまれることが多く、
恥ずかしかったり、申し訳ない気持ちになります。

年を重ねる過程ではいろいろな経験をして、
気づいたり、納得したり、自分なりの判断をして、
自分の生き方や考え方がまとまってきます。
年を取ると、感情の持ち方や、考え方も自ずと変わってくるようで、
過去を反省できるようになっただけでも
それなりに成長したのかもしれません。

反省できればいつまでも過去を引きずっていてもしょうがないし、
その経験を今後の人生に生かしていくことが大事なのだと思います。
そこから得たものが、今生が終わってからも
自分の宝になるのかもしれません。

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148号「DIMEに載りました」(2012年10月1日)

『お金のいらない国』が雑誌DIMEに紹介されました。

「働く背骨を作る本」という特集記事に、
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する会社の社長さんが、
『お金のいらない国』を推薦してくれました。

「今の自分の仕事を見つめ直すきっかけを作る」
という見出しで紹介されており、
「突飛な設定なので、常識に縛られずに思い切ったことを考える
訓練にもなり、多角的な視点も身につくと思いますよ」
と結ばれています。

DIMEは第1・第3火曜日発売なので、
明日が次号の発売日になりますが、
今日ならまだ本屋さんで見られるかもしれません。

amazonはこちら
http://www.amazon.co.jp/DIME-%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A0-2012%E5%B9%B4-10-2%E5%8F%B7/dp/B0095JJUYY/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1348713784&sr=1-1

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149号「みやじっちとコラボします」(2012年10月15日)

12月1日(土)名古屋で、薬を使わない精神科医みやじっち
こと宮島賢也氏と、「未来をどうする?」と題して初めてコラボします。

宮島氏は、自らがうつ病を経験し、
薬では根本原因は解決しないと気づいて薬をやめ、
自分で生き方を楽にするメンタルセラピーを考案。
現在は、「湯島清水坂クリニック」院長として、
メンタルセラピストを養成し、うつや各種精神疾患、
ガンやリウマチなどあらゆる病気の治療に当たっておられます。

さて、龍人とのコラボ、
どんな話が飛び出しますか、お楽しみに!!

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150号「DIMEの反響」(2012年10月29日)

148号で、雑誌DIMEに『お金のいらない国』が
紹介されたことをご報告しましたが、
おかげさまでかなりの反響をいただきました。

『地球村』出版からの報告では、
掲載されてから1ヵ月間で390冊(普段の約10倍)の注文が入ったとのこと。
在庫がなくなり、増刷していただきました。

アマゾンでも普段は順位が5万位から10万位くらいでしたが、
いまだに1万位前後にはいるようです。

今回は人気のある雑誌で、扱いも大きかったし、
著名な方が推薦してくださったので反響も大きかったようですが、
だいたい雑誌や新聞などでも記事になると、
私の本職の広告より効果があるようです(苦笑)。

また、雑誌に出たせいではないかもしれませんが、
最近、あちこちから『お金のいらない国』の講演などに関する
お問い合わせも増えています。

この波に乗って、お金のいらない国を実現に近づけたいものです。
何かアイデアがあったら教えてくださいね。

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151号「あなたはどんな社会がいいと思うのか」(2012年11月12日)

お金のいらない社会は可能か、不可能か。
大事なのはそんなことより、
あなたはどんな社会がいいと思うのかということです。

お金を奪い合って貧富の差が付く社会がいいのか、
お金の存在しない、みんなが平等な社会がいいのか。

もし、お金を使わない、みんなが平等な社会がいいと思うのなら、
そういう社会を想像して、イメージをふくらませましょう。

他人がどうであろうと関係ありません。
実現するかしないかも問題ではありません。

大事なのは、あなたはどんな社会がいいと思うのかということです。

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152号「津留晃一の世界」(2012年11月26日)

先日、ネットサーフィンをしていて、偶然(はないのでしょうが)
このサイトを見つけました。
「津留晃一の世界」http://www1.ttcn.ne.jp/turu/index.htm

プロフィールを見ると、昭和21年2月22日生まれ。
私は昭和33年2月22日生まれですから、
私より12歳年上で、誕生日が同じです。
そして、12年前に亡くなっているので、
現在の私の年齢、54歳で亡くなったことになります。
サイトはお姉様が管理されているようです。

サイト内のメッセージ集を拝見しますと、
たぶん私の未熟さゆえに理解の及ばないところもありますが、
かなり高レベルな悟りを開かれた方とお見受けしました。

お姉さんの言葉に、
『津留は2月22日に生を受けました。
「善と悪・陰と陽・好きと嫌い・出来ると出来ない・
全ての2極を統合するために、この日を選んで生まれたのだ。」
とよく言っていました。』
とありましたので、僭越ですが、
何かご縁を感じて、こちらに紹介させていただくことにしました。

次号から、その内容に触れてみたいと思います。

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153号「人生はゲームである」(2012年12月10日)

前回ご紹介させていただいた津留晃一さんですが、
今回はそのメッセージ集の中から、
私が特に興味深く思った内容に触れてみたいと思います。

精神世界ではよく、人間は神の分身、神の一部であると言われます。
津留晃一さんは、人間は神そのもの、創造主であり、
無限の存在であると言われています。
もともと完全で無限な、唯一の存在であった者が、
さまざまな経験をしたいがためにこの世を作り、
わざわざ不自由な肉体に宿ってゲームを始めたのだと。

 「人生はゲームである」より

もともと無限であった者がルール(制限)を造りゲームを始めました。
地球人間ゲームです。
源へ還るゲームです。
意識の進化ゲームです。
身長150から200pぐらいの肉体をまといます。
脳細胞は数%だけ使用可能。
見える範囲は全振動領域の0、001%だけに制限する。
平均プレイ時間は80年、ただし最高は120年まで。
ルールは厳しいがその範囲内では100%の自由が残されました。
三次元の、超仮想現実ゲームです。
そしてあなたは現在このゲームをプレー中です。

 ・「人生はゲームである」全文はこちら
http://www1.ttcn.ne.jp/turu/2jinseihageimudearu.htm

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154号「他人」(2012年12月24日)

津留晃一さんのメッセージの中で、私が一番理解し難いのは、
「他人」についてかもしれません。
実は、「他人」というキーワード検索をしていて、
私は『津留晃一の世界』というサイトを見つけました。

津留晃一さんは、
この現実の中には、自分一人しか存在していなくて、
自分に見えるもの、聞こえるものは全て自分の内なる世界が反映している。
そして、他人はいない。他人と思えるものはあなたの被造物です。
と言われています。

私などは、では、他人から見たら私は他人なのだから私は存在しないのか?
なんて言いたくなってしまうのですが、
唯一の創造主は自分であると考えれば、わかるような気もします。

そして、すべての他人は自分が作っていると思えば、
すべての人を許せるような気もしてきます。

「他人」の全文はこちら
http://www1.ttcn.ne.jp/turu/24tanin.htm

          ◇◇◇

さて、今年も最後のメルマガとなりました。
この一年もご愛読ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。よいお年を。

                                                 長島龍人

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155号「日本はどうなる」(2013年1月7日)

あけましておめでとうございます。
また新しい年が始まりました。今年もよろしくお願いします。

昨年の衆院選では自民党が大勝しました。
私の思いとは方向性の全く違う政党ですが、
選挙の結果ですから仕方ありません。

民主党は3年前にせっかく政権をとったのに
自民党が作り、推進してきた原発の事故によって
自滅させられてしまった感じで、お気の毒にと思います。

自分たちの尻拭いをさせておいて、あっけらかんと
「民主党の間違った政治」などとおっしゃっている自民党、
どんな日本にしてくださるのか、楽しみです。

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156号「思ったことが言えない社会」(2013年1月21日)

この社会は、仕事の上で、あるいは立場によって、思ったことが言えなくなったり、
自分が良いと思わないことをしなければならないことも多い。

例えば、仕事上では、お金をくれる依頼主の希望や、上司の命令に従い、
自分の思いは違っても割り切って仕事をすることもあるし、
また、ある立場になれば、その立場の人間としての考え方、発言をせねばならなくなる。
仕事の依頼主や上司も、その立場で個人の意思とは違う依頼をしているかもしれないから、
誰も良いとは思わない連鎖が続いて行っているようなこともあるかもしれない。

経済社会では、お金中心にものが考えられるため、
仕事は客観的な善し悪しより、利益が優先されることも多い。
そして、仕事に携わる人間は、個人の意思には目をつぶり、お金のために働くという現象が起きる。
そうやって、最悪は犯罪につながることもあるのではないか。
これは、一般企業でも政治家でも同じだと思う。

お金の社会は、お金を儲けることが仕事の大きな目的となることが多いため、
それによってたいへんな無駄が生まれたり、自然破壊が起きたりする。
だから、人類全体、地球規模で考えれば当然するべきではないことが、どんどん進んでしまう。

お金のいらない国なら、自分の意思に反することをする必要はなくなるか、少なくなると思う。
共同作業の場合は、意見が食い違うこともあるとは思うが、
目的がお金儲けでなければ最終的に目指すところは一致する気がするし、
お互いの信頼があれば、仕事の進め方を含め、
みなが納得するようなやり方が見つかるのではないだろうか。

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157号「成功と失敗」(2013年2月4日)

人はよく、成功、失敗と口にします。
何かの目標に対して、望んだ結果が得られれば成功したと喜び、
得られなければ失敗したと残念がります。

例えば、受験や、結婚や、事業などでよくそんな言葉を聞きます。
もちろん、望む結果を得るために計画を立てたり、努力したりしたのでしょうから、
期待通りの結果が得られればうれしいでしょうし、得られなければ悲しいでしょう。

しかし、経験という観点から考えると、私は成功も失敗も大差ない気がします。
なぜなら、成功した場合は失敗という経験ができないからです。
人生の上では、思うようにならないという経験も必要だと思います。
すべてがとんとん拍子に進み、一度も挫折を知らない人など、
人間として成長が足りないのではないかと心配になってしまいます。

また、失敗したことによって他の可能性が生まれることもあります。
どこかの学校の受験に失敗すると、他の学校に行く可能性が生まれます。
結婚の場合は、離婚すると失敗と言われますが、別れて他の人と再婚した方が、
あるいは結婚などしない方が幸せになれるかもしれません。
事業に失敗したことによって、他の仕事で大成功を収めることもあるでしょう。

いずれにしても、あらゆる経験は貴重なものだと思います。
世の中にはあまり経験したくないことがあるのも否めませんが、
船井幸雄さんの言葉を借りれば、すべては「必要、必然、ベスト」。
何事も自分にとって必要があって起こるようですから、
そこから何を学ぶかで経験は生きてくるのだと思います。

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158号「お金のいらない国 in岡山 すみれのお宿」(2013年2月18日)

5月19日(日)に岡山県和気(わけ)郡和気町にある、すみれのお宿で
「お金のいらない国」の落語などをさせていただくことになりました。

すみれのお宿は、従野(よりの)さんのお宅で、
まさに日本の故郷、自然あふれるとてもすてきなところです。

当日はマネージャー、あおきゆうさんの紙芝居もあります。
すみれのお宿は宿泊もでき、私とあおきゆうさんは
18日(土)に泊めていただきますので、
泊まりでご参加いただければ夜もご一緒できると思います。

JR和気駅より車で10分。駐車場はあります。
電車でいらっしゃる方は、事前によりのさんに到着時間などお知らせください。
和気駅まで迎えに行ってくださると思います。

詳しくは以下のご案内をご覧ください。
宿泊など、すみれのお宿に関することは電話で従野さんにお問い合わせください。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。

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159号「腐りきった世の中」(2013年3月4日)

自分も片棒を担いでいるのが情けないですが。

あらゆる分野が金のために腐りきってしまっている世の中。
ほとんどの仕事が、金のために、余計なものを作り、無意味な競争をし、
資源を無駄に使い、自然を破壊し、
地球にも人類の心身にも計り知れない犠牲を強いている。

多くの人がそういう仕事に人生の大半の時間を使い、
金のために目的の歪んだ仕事に翻弄され、不自然な原因から生まれた問題に頭を悩ませ、
大切なものに気づかず、あるいは気づいても為すすべもなく一生を終っていく。

そんな社会で無難に一生を終えられたところで何だというのか。
少なくとも、本来、社会はどうあるべきなのか、
仕事とは何を目的とすべきものなのかを考えでもしなければ
生まれてきた意味もないだろう。

この社会でいくら金を貯めようと、何の意味もない。
貯めれば貯めるほど、搾取の証拠を山積みしているようなものだ。
金の社会において大金を得たなら、少なくともその金を
社会のためにどう生かしたかで初めてその価値は生まれるだろう。

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160号「原発をやめられない日本」(2013年3月18日)

東日本大震災が起きてから2年が過ぎましたが、
未だに日本は脱原発の方向に向かいません。

原発は効率よく電気を作れるんでしょうから、
事故が起きる前なら、
お金のいらない国でも原発は作ったかもしれません。
しかし、あんな事故が起きたら、
お金のいらない国なら何のためらいもなくやめるでしょう。

お金のいらない国だったらと考えると、ものごとの本質が明確になります。

人の命を危険にさらしても、
お金のために原発をやめられない社会は愚かです。

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161号「TPPのもたらすもの」(2013年4月1日)

政府はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の導入を決めたようですが、
関税の撤廃によって輸入米などが安価になることによる農業の衰退や、
規制緩和による遺伝子組み換え食品などの流入、
医療保険の自由化で平等な医療が受けられなくなるなど
さまざまな問題が懸念されています。

関税の撤廃で輸出額が増大するというメリットもあるようですが、
結局はメリットがあったとしてもお金のことだけで、
日本はいろいろな面で危機的状況に立つことになるかもしれません。

世界の流れもあるし、力の強い国には逆らえないのでしょうが、
いい加減、どこも自国の利益ばかりを追求するような価値観は、
人類としてやめられないものでしょうか。

相手が得をすれば自分は損をする、
利害の対立を前提としていては、世界平和は程遠いでしょう。

世界中がお金のいらない国になれば、あり得ない問題です。

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162号「唯一の存在」(2013年4月15日)

こんなふうに考えてみました。

意識だけがあった。私は存在を確認したくなった。3次元の空間として宇宙が出現した。
円運動によってたくさんの星が生まれた。星たちはお互いに影響し合い、バランスを保った。
私の意識は分散し、あらゆるものに宿って、さまざまな体験を始めた。
とりわけ、後に銀河系と呼ばれる2000億個の恒星の一つ、
太陽の惑星である地球には無数の生物などが生まれ、私はそのすべてに宿った。

物質の世界には時間が存在した。あらゆる物質は時間とともに形を変え、新たに生まれ変わった。
私はその都度、そこに宿ったり、離れたりを繰り返して、無数の体験をした。
光だけでなく、闇も存在する世界で双方を体験した。
すべての現象は原因による正確な結果が生まれていった。

体験は、時間の存在する3次元では過ぎ去っていくように感じるが、
そこを離れれば常に存在している。朽ちていく物質ではなく、時間も存在しない世界では、
色あせることも、忘れることもなく、ありのままの事実としてすべてが存在している。
それが私の存在する証である。

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163号「唯一の存在・解説」(2013年4月29日)

前回は、すべてのことを数行で書いてみました(笑)。
http://archive.mag2.com/0000224316/20130415120000000.html

これが本当に事実で、心から納得できたら、
もう人間は卒業かもしれません。

私はまだまだですし、私が今までに得た知識から、
どうもこういうことらしいと思って
書いただけの文章ですから、正しいという保証もありません。

でも、たとえば、意識はもともと一つしかなくて、
人間を含め、あらゆるものに宿っている意識がすべてその分身であるなら、
すべては自分と考えることができます。

そうすると、例えば自分が嫌っている人も許せるような気もします。
だって、たまたま自分がその役割でその人になっているだけなんですから。

そう考えると、ちょっと楽になりませんか。
すべてが自分なら、戦争なんかしなくてもね。

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164号「地球の自転・公転速度」(2013年5月13日)

宇宙のことを考えてみましょう。
今回は、地球の自転と公転の速度について。

地球は一日一回り、自転しています。
赤道上で、その速さはなんと時速約1700km(秒速500m)。
日本でじっとしていても、私たちはすごい速度で動いています。

もっとすごいのが公転。
地球は一年で太陽の周りを一周します。
その速度はなんと時速約10万km(秒速30km)。
速すぎて想像がつきません。

地球が自転や公転をしていることは知っていても、
意外とその速さは知らないし、動いている実感は湧きませんね。

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165号「空に輝く星は恒星」(2013年5月27日)

空に輝く星は、ほとんどが太陽のように自分で光を放つ恒星です。
火星などの太陽系の惑星は、太陽の光を反射しているから見えるだけで、
太陽系以外の惑星は、地球上で夜空を見上げても見えません。

恒星は百年や二百年ではほぼ動きませんから、
私たちは星座などとして認識することができるわけです。

太陽系の恒星は太陽だけで、太陽から一番近い恒星でも
4光年以上離れています。
※1光年は、光が1年で進む距離(光の速さは秒速30万km)

太陽系が属する銀河系にある恒星の数は
約2000億〜4000億個。太陽はそのうちの一つです。

つまり、まさに星の数ほどもある星は、みな太陽のようなもので、
それぞれとてつもなく離れた距離にあるのです。

これって意外と知らなくないですか。
私は最近詳しく調べて、認識を新たにしました。
ここまででも宇宙のスケールは想像を絶します。

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166号「私の生き方」(2013年6月10日)

宇宙の話の続きの原稿はできていたんですが、
会社のpcにデータを置いたまま送り忘れてしまいました(^^ゞ。
今日から奄美大島に講演に行くため会社に寄れないので、
今回は先日HPにアップした内容にします。

「お金のいらない国」という本を出版し、もう10年くらい
講演活動を続けている私ですが、ときどき聞かれることがあります。
「何か実践されているんですか」「普段の生活はどうされているんですか」
どうも、その言葉の意味は、お金のいらない国を提唱しているのだから、
お金を必要としない生活、自然とともに暮らすような実践を
何かしていないのかということのようです。

そういう意味では、私は何も実践していません。
普通に経済社会の中で暮らしており、30数年会社員を続け、
普通に給料をいただいています。結婚して妻が居り、息子を一人育ててきました。
ごく一般的な現代人だと思います。

私がしたいのは世界中をお金のいらない国に変えることなので、
私一人が他人と違った生活をすればいいとは考えていません。
むしろ、今が経済社会である以上、その中にいて、
さまざまな問題に直面することが、そして、その上で自分は何を考え、
どういう行動を起こすのかが私にとっては必要な経験なのだと思っています。

もちろん、経済社会がいいとは思わないし、
いずれお金のいらない国にしたいのは当然です。
その時は、全世界の人が一緒に、
この不自然な社会から解放されることを望んでいます。

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167号「太陽の大きさ」(2013年6月24日)

地球からはほぼ同じような大きさに見える太陽と月ですが、
実際の大きさはまるで違います。

直径で比較すると、
月……………………… 3500km
地球……………………12700km(月の3.6倍)
太陽……………………139万km(地球の109倍)

地球の直径が1cmだとしたら、太陽は1m9cmです。
しかし、その太陽も、現在、人類が存在を確認できたうちで
最も大きな恒星、はくちょう座V1489星と比べると、

はくちょう座V1489星……太陽の1650倍

ということになります。
太陽が直径1cmだとしたら16m50cm。
地球は0.1mmにもなりません。

また、太陽系の直径は1.5光年、銀河系の直径は10万光年
と言われています。

※数値はすべて約です。

※参考:地球と恒星の大きさ
http://www.youtube.com/watch?v=3tE7o-bTsfA

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168号「最悪のシナリオ」(2013年7月8日)

参議院議員選挙がもうすぐですね。

発表された各党の政策を見比べましたが、
原発を推進したいのは自民党だけなんですね。
他の党は、すぐに廃止か、すぐにではなくても
いずれは廃止したい考えのよう。

たぶん、国民の半数くらいは原発反対でしょう。
それなのになぜ自民党が有利と言われているのか。

それは、半数の原発推進派は自民党に票を入れ、
反対派の票は分散してしまうからではないか。

これで参院選でも自民党が大勝すれば、ねじれが解消され、
原発推進、TPP参加、憲法改正ですか。
なんかほとんどの人が望んでいない、
最悪のシナリオができつつある気がします。

選挙という仕組みを使って文句を言えなくしているが、
結局は平等に民意が反映されない選挙、政治のあり方、
根本的に問題があるんじゃないでしょうか。

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169号「10月12日、東京で」(2013年7月22日)

10月12日(土)、東京都港区の長島龍人の実家で
「お金のいらない国」落語などの講演会をします。

築40年を越える3階建てのおんぼろビルですが、
場所は六本木通りに面した便利なところで、1階のやきとり屋さんが目印。
龍人はここに大学を卒業するまで住んでいました。

講演会は、空いている2階で2009年から毎年開いており、
少人数なので、気楽にいろんな意見交換もできると思います。

まだ参加されたことがない方も、前に行ったという方も、
ぜひこの機会にお集まりください。

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170号「人間の本質」(2013年8月5日)

人間の本質は霊であり、永遠の存在です。
肉体は一時的にこの地球上で生きていくための乗り物です。

私は唯物論者でしたが、33歳の時に高橋信次という人の著書で
この考えに出会い、180度の発想の転換をしました。

それからはあらゆることへの価値観、視点が変わり、
生きていくことに意味を感じられるようになりました。

霊能力のない私にはこの考え方が事実かどうか確認はできませんが、
20年以上情報収集し、考え続けた現在、たぶん間違いないと思うし、
少なくともこのような考えを元に生きた方が、
人生は生きやすくなると思います。

もちろん、「お金のいらない国」もここから発想したものです。

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171号「試練」(2013年8月19日)

私事ですが、ここ数カ月、いろいろなことが重なり
精神的、肉体的に少しまいっています。

実家や親戚に重い病気が起こり、手術が必要になったり、
会社では30年以上やってきた中でも
特に複雑で気をつかう仕事が発生。
その最中に以前から兆候のあった痔が悪化し、病院通いになりました。

すべてのことには意味があり、必要があって生まれている。
55年生きてきて、今は試練の時かと思いますが、
しばらくすれば、それぞれ結果が出たり落ち着いたりするはずですから、
ここは、この世に生きているからこそ経験できることと受けとめて
流れのままに生きてみたいと思います。

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172号「この世の仕事」(2013年9月2日)

前回は、ちょっと大変な近況を書かせていただきましたが、
痔の方は痛みもなくなって大分よくなり、
仕事もピークは過ぎて大分目途が立ってきました。

しかし、この世の仕事というのは本当に
お金のせいでとんでもないことになっていると思います。
もしお金のいらない国だったら、
その仕事の内容も、求められるものも、進め方も
全く違ったものになるでしょう。

こんな社会だから経験できることではありますが、
人間は自分で自分の首を絞めているとしか思えません。
それに気づくことがこの世を生きる意味なのかもしれません。

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173号「東京オリンピック」(2013年9月16日)

2020年のオリンピックは東京で開催されることが決まりましたね。
前回の東京オリンピックは1964年。私は小学1年でした。
まだカラーテレビもない頃でしたが、日本選手も大活躍したし、
私は後から記録映画も何度も見て、
あのオリンピックはすばらしいイベントだったという印象です。

今回は、福島の原発がまだまだとんでもないことになっていて、
7年後にもどうなっているかわからないのに大丈夫かよと思いますが、
開催が決まった以上は世界中の人に満足してもらえる大会に
なってほしいと思います。

私が勤めている会社はオリンピックのようなイベントがあると
大きなビジネスになるので大喜びしておりますが、
7年後といいますと私は既に定年退職しています。

完璧な運動音痴の私には、アスリートの苦労など知る由もないのですが、
スポーツ観戦は好きなので、7年後も生きていたら、
いつも通り、無責任に楽しませてもらおうと思います。

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174号「姪の死」(2013年9月30日)

楽しい話ではなく、私事で恐縮ですが、
先日、妻の姉の娘である姪が、32歳で亡くなりました。

1年半ほど前に乳癌が見つかり、
手術の後、闘病生活をしておりましたが、2ヵ月ほど前に入院。
この1ヵ月は、週末には私も病院を訪れ、
ハンドパワーのまねごとなどして本人とも冗談を言い合い、
一時的に元気になったようにも見えたのですが、
思うようにはなりませんでした。

私が初めて会ったのは彼女が2歳の時。
まだおむつをしていて、私が遊びに行くと、
いつもあぐらのひざの間に入ってきました。

葬儀はごく身近な者だけで済ませました。
周りが一番心配していた4歳の娘は涙一つ見せず、
冷静に大人たちを観察していました。

翌日、私は皆にメールをしました。
その内容は次回、紹介させていただきます。

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175号「近親者に送ったメッセージ」(2013年10月14日)

32歳でこの世を去った姪の近親者に
メールなどで送ったメッセージです。
長いので2回に分けます。

みなさんへ

この度は、大変な試練に直面されました。親でも配偶者でもなく、
血もつながっていない私でも相当なショックを受けているのですから、
もっと近しい皆さんの辛さはいかばかりかと思います。
今回の出来事は、普通なら経験することもなく一生を終っていく人が
ほとんどであろう、この世の悲しみの中でも最大級のものでしょう。

ただ、起きてしまったことは後戻りできず、恨んでも悔しがっても始まりません。
この事実を一人ひとりがどう解釈し、今後にどう生かしていくかで、
悲しい経験も意味を持つのではないでしょうか。

悲しみはそう簡単には消えないでしょうし、消す必要もないのかもしれません。
しかし、もし、ものの考え方によって気持ちが楽になったり、
納得できたりすることがあるとすれば、いろんな意見に触れる意味もあるかと思い、
僭越ながらこの機会に私の考えをお伝えしようと思いました。
ですから、これからお話しすることは、正しいという保証もなければ、
押し付けるつもりもありませんし、信じる信じないももちろん自由です。

私はものごころついた頃から、人は死んだらどうなるのか、
人はなぜ生まれてくるのかということについて悩んできました。
そして30歳を過ぎる頃までは、
人は死んだらその肉体とともに意識もすべて消えてなくなると考え、
それを思う度に底知れぬ恐怖と空しさを感じて生きていました。
しかし、ある時、私はある本を読み、全く違う考えに出会いました。
それからはものの見方、考え方が180度変わり、
生きる意味を感じられるようになりました。

結論から申し上げますと、人はこの世限りのものではないということです。
人の本質は霊であり、肉体はこの世を生きる間だけ宿るために必要な乗り物です。
霊はもともとこの世とは次元を異にする霊界にあり、
その存在は始まりも終わりもなく、永遠に生き続けるものです。
地球上に生まれてくるのは、ここで何かを学ぶ、
あるいは行う必要があって生まれてきているということです。

この世での必要な経験や役目が終わった霊は、肉体を離れて霊界に帰ります。
しばらくはこの世に近いイメージのところで暮らし、
その後、自分の心のレベルに合った世界に行くようです。
そこは天国のような所から地獄のような所までさまざまです。
どこに行くかは誰かに強制されるものではなく、自分の心のあり方で決まります。

                                     (次号につづく)

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176号「近親者に送ったメッセージ(続き)」(2013年10月28日)

(前号の続きです。)

肉体を離れ、あの世に帰った霊は、
またこの世に生まれてくる必要があれば時期を見て生まれてきます。
その際には、綿密な計画を立て、自分が学びたいこと、
経験したいことに必要な環境を選びます。
両親になるような霊とは深い縁があり、
親子になることを約束して生まれてくるようです。

○○ちゃんの今回の人生は、この世的に見るとあまりにも短いものでした。
本人ももっと生きたかったでしょうし、
周りの人にとっても辛い別れが突然やってきました。
しかし霊的に見た場合、少々残酷な言い方かもしれませんが、
これは本人にとって、必要十分なものだったのかもしれないし、
周りの人にとっても必要な試練なのかもしれないのです。
そして、乗り越えられない試練は与えられないと私は思っています。

普通の人はこの世から霊界は見えませんが、
あの世の霊からはこちらは見えるし、
肉体に縛られることのない意識の世界ですから、
思いのままに行動することができます。
こちらで思えばいつでも意識は通じます。
私は、こちらに残った人があまり悲しんだり落ち込んだりしていると、
○○ちゃんも悲しむのではないかと思います。

○○ちゃんが生きた32年の間に、私たちはそれぞれが、
彼女のおかげでどのくらいの喜びと愛を感じることができたでしょうか。
彼女が与え、残してくれたものは計り知れないほど大きく、
ありがたいものだと思います。

○○ちゃんはこれからもその美しい姿のまま、
みんなの心に残り、支えになってくれるでしょう。
そして、私たちがあの世に帰った時、
その姿になって迎えてくれると思います。

                        2013年○月○日
                              長島龍人

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177号「野菜の裏側」(2013年11月11日)

先日、長野県、松本城公園でのイベント「アースデイ信州2013」
に出演した時、河名秀郎さんからご著書をいただきました。

「野菜の裏側」河名秀郎(かわなひでお)著
   定価(本体1400円+税)東洋経済新報社

         ●●

いまの野菜は農薬、肥料の「毒」におかされ、
非常に「不自然な」状態で栽培されています。
こうした「不自然な野菜」を食べて、
はたして健康を維持できるのでしょうか。

では、「本物の野菜」はどう選べばいいのか、
どんな食べ方をしたら「自然の体」そして「健康」を得られるのか。
その答えが本書にあります。
(「はじめに」より)

         ●●

ご自身によるさまざまな実験、幾多の経験を通して得られた
本当に安全でおいしい野菜の作り方、選び方。
農業とは無縁な私が言うのもなんですが、
食は生きることそのものであると感じました。
ぜひご一読ください。

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178号「原発をやめられない理由」(2013年11月25日)

元首相の小泉さんが、脱原発を訴えています。
安倍総理の思い一つで原発がやめられるのなら
ぜひそうしてほしいと思います。

お金中心にものを考えている限り、正しい選択はできません。
逆に言えば、お金を無視して考えれば、どうすべきかがわかります。

原発をやめられない理由
・やめると、電力会社が赤字になる。
・やめると、電気代が上がる。
・今までたくさんのお金をかけてきた。
・廃炉にするにもお金がかかる。

全部お金のことです。
ただ、やめなくたって一たび事故が起きれば莫大なお金がかかる上、
人々の命が危険にさらされます。
また、事故が起きなくてもどんどん増える放射性廃棄物の
処理施設が必要になり、お金がかかると同時に、
かなりの場所が必要になるでしょう。

未来を考えれば原発はすぐにやめるべきでしょう。
目の前だけのお金を中心に考えていると、判断を誤ります。

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179号「特定秘密保護法」(2013年12月9日)

参議院で大混乱の末、特定秘密保護法が成立しました。
結局、人数の多い自民党が強行採決で決めるなら
会議の意味もない気がしますが、
国民が選挙で大勝させた政党のすることですから、
仕方ないかもしれません。

特定秘密保護法は、
国家の安全のために必要なのだという意見と、
施行されれば戦争になりかねない、
表現の自由が奪われるなどという意見があります。

結局、なぜ必要なのか、何にどこまで適用されるのか、
国民への影響はどのくらい出るのかなどがはっきりしないため、
人々の不安を際限なく煽っているようです。
ちなみに自民党のHPにはこんな風に書いてあります。
https://www.jimin.jp/activity/colum/122766.html#wrap

実際にどうなるのかはよくわかりませんが、
法律で何か決めておかないとならないような社会は
早く卒業したいものだと思います。

信頼で成り立っているお金のいらない国には、
法律も必要ありませんから。

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180号「この一年を振り返って」(2013年12月23日)

今年も最後のメルマガとなりました。

この一年を振り返ると、個人的にはいろいろ大変な年でした。
会社では一時、10年ぶりくらいの忙しさになって、
仕事も思うように進まず、
これも久しぶりに、他人に対して大きなストレスを感じました。
同時に、以前から兆候のあった痔が悪化。
しばらくの間、痛みに耐えながら病院に通いました。

9月には乳癌が原因で姪が死亡。
悲しみに加え、自分の無力さを痛感しました。

しかし、その後、仕事上の人間関係は向上、
仕事は以前よりスムーズに進むようになりました。
痔も手術することもなく、ひと月ほどで治りました。

「お金のいらない国」の講演では、
今年もあちこち呼んでいただきました。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
やはりこちらが私がやるべき仕事だなと思います(^◇^)。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

「お金のいらない国」講演のご依頼は以下まで。
お気軽にお声かけください。
okanenoiranaikuni@gmail.com(お金のいらない国を考える会)
ryujin@mwa.biglobe.ne.jp(長島龍人)

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181号「日本の行方」(2014年1月6日)

あけましておめでとうございます。
2014年が始まりました。新しい年を迎えられたことは
めでたいことではありますが、どうもここのところの日本は
ちっとも安心していられません。
原発事故の爪あとは大きく、
汚染水の処理や被災者の救済もままならず、
海外とはTPP問題や、中国、韓国との関係悪化。
自民党は憲法を改正しようとしていますが、
いったい日本をどうしたいと思っているのか。
2020年の東京オリンピック開催などと
浮かれている場合なんでしょうか。
あまり心配や取り越し苦労はしない方がいいとは思いますが、
この不安定な日本の新年の幕開けは
あまり手放しで喜んでもいられない気分です。

とはいえ、お金のいらない国の活動は頑張っていきますので、
今年もよろしくお願いします。

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182号「ゼロ・グラビティ」(2014年1月20日)

映画は人によって好みがさまざまですので、
いわゆる娯楽映画をここで紹介したことはなかったのですが、
私にとっては久しぶりに衝撃的な作品に出合いましたので
書かせていただきます。

『ゼロ・グラビティ』 監督:アルフォンソ・キュアロン

地球から600km離れた宇宙空間で任務遂行中の女性宇宙飛行士が
思わぬトラブルに見舞われ、絶体絶命の危機に何度も瀕しながら
地球への帰還を目指します。

とにかく宇宙空間で撮影したとしか思えない映像。
私は3Dで見ましたが、そのリアリティに圧倒されました。
出演者はほぼ二人、ストーリーは非常にシンプルですが、
「生きる」というテーマが一貫していて、演出も見事です。

You Tubeでメイキングも少し見ましたが、
どうやって作ったのか、未だに信じられない映画です。

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183号「知り合いの作った本」(2014年2月3日)

知り合いが手作りした、
自分の半生を綴った本を買って読みました。

一風変わった彼の人生も興味深いのですが、
圧巻なのは「神との対話」よろしく、
30歳頃から聞こえてきたという声との会話。

その声は、自分は有であり、無であり、
すべての存在であり、法則であると言う。
そして、すべてはひとつだ。私はあなただ。あなたは私だ。
私を敬うな、私を敬うと分離する。私と統合するのだと言います。
また、何かを求めるという思考はエゴである。
生きる目的も探す必要はない。
過去、未来に意識を向けず、今という瞬間を味わう。

その「存在」と、困惑する彼とのユニークで深いやりとりには
何度も微笑み、うなずかされました。
本は手作りなので部数に限りがあるし、
ここではとても内容を伝えられませんが、
私には大いに納得のいくものだったので
うれしくなって書かせていただきました。

身近な人にこういう現象が起きるということは
世界中ではたくさん起きているのかもしれません。

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184号「お金から学ぶこと」(2014年2月17日)

人間はお金という道具を考え出し、長い間、使用してきました。
お金は便利な部分もありますが、人々の欲望をあおり、
世の中を混乱させ、問題を起こす要素も計り知れません。
現在ではトラブルのほとんどはお金が原因であると言えるかもしれないし、
お金を必要としない世の中になればどんなにいいだろうと思います。

しかし、すべてのことは無駄ではないはずですから、
こういう世に生まれてきた以上、お金の存在する社会を生きるという
経験も必要だったということかもしれません。

この世において、自分はお金にどう対するのか。
どうやってどのくらい手に入れ、どのように使うのか。
これは人によってそれぞれだし、考え方にもかなりの差が出ると思います。
経済社会では仕事の目的がお金を得るためという意識が強くなったり、
際限なくたくさんほしいと思ったり、
お金に対する感覚や扱いも相当な個人差が出るでしょう。
そういう中で、いろいろな人と関わり、さまざまな経験をする。
これもお金がある社会に生まれてきたからこそできることです。

お金の存在する社会は決して理想ではないし、生きにくいことも確かですが、
こういう社会の中で何に気づき、どう生きるのかという経験は
今でなければできないことで、お金から学ぶことも多いと思います。

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185号「従軍慰安婦問題」(2014年3月3日)

重いテーマですが、目をそむけていて済むという
問題ではありません。

いろんな人が勝手なことを言っています。
でも、まだ当時を知る方も生存されているのですから、
調べれば分かることでしょう。
事実を知りたくないから調べないというのは卑怯です。

新聞記事などでは過去にかなり詳しく
取り上げられていました。
軽率に発言している人たちは
何も見てこなかったのでしょうか。

事実を明らかにしなければ判断はできませんが、
あったなのらなかったことにはできないし、
他の国もやっていたからよいということにもなりません。

事実をはっきりさせ、
みなが納得できるような対処をしない限り、
いつまで経っても問題は解決しないでしょう。

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186号「OSHOの本」(2014年3月17日)

知り合いからの紹介で読みました。

『Joy 喜び』 著者/OSHO(オショウ)
訳者/山川紘矢+山川亜希子 発行/角川書店

OSHO(バグワン・シュリ・ラジニーシ1931-1990)は、
インドの思想家です。

この本は、
第一章 幸せとは何か? 第二章 追求
第三章 苦しみからエクスタシーへ 第四章 惨めさの原因を理解する
第五章 喜びの中に生きる

という構成になっており、どの章もユーモアを交えながら、
現在の社会のあり方や人間の意識の根底に
深く切り込んだ内容になっています。
私には少し難しいところもありましたが、
いろんなところでなるほどと唸らされました。

社会を変えたいと思っている人を革命者、
世界にいかなる社会体制も必要ないと思っている人を反逆者と
呼ぶとあり、私はまさしく後者だなと思いました。

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187号「山梨の大雪」(2014年3月31日)

やっと春になりましたが、
この冬はとても寒かったし、各地が大雪でたいへんでしたね。

80代半ばの私の伯母は山梨県で一人暮らしをしておりますが、
2月14日から15日に降った1mを超す大雪で孤立しました。

食料や持病の薬は買い置きがあったのでよかったですが、
あまり報道されなくなってからも長い間外に出られず、
バスも動かないためどこにも行けなかったようです。

伯母よりもっと山奥で孤立した方たちは
もっと大変だったろうと思います。

異常気象と言われますが、
この先も、いつどこで何が起きるかわかりませんね。

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188号「STAP細胞」(2014年4月14日)

一時は世紀の大発見と報道されたSTAP細胞。
詳しいことは存じませんが、なんか変なことになってますね。

まだ存在もはっきり確認できていないものを
なぜ大々的に発表することになってしまったのか。

論文の共著者は何人もいるわけだし、
発表するまでには真偽を確かめる必要もあっただろうに
なぜ小保方さんだけが吊るしあげられるのか。

誰が何を考えてこんなことになってしまったのかわかりませんが、
この社会のおかしな部分が露呈しているのかもしれません。

納得のいく結論を出してほしいものです。

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189号「韓国船沈没」(2014年4月28日)

私がここで何を書いてもどうにもなりませんが。

4月16日、韓国南西部・珍島(チンド)付近で
旅客船セウォル号が沈没。
高校の修学旅行生を含む多数の乗客が犠牲となった。

船の改造や、積み荷の重量オーバー、
乗客への避難指示ミスなどが原因のようで、
犠牲になった方々やご遺族はお気の毒としか言いようがない。

あろうことか船長や一部の乗組員は乗客をほったらかして
逃げてしまったそうで、過去の悲惨な事故の中でも
聞いたことがないほどのひどい話。

船の外に出てさえいれば泳いでも帰れたくらいの場所で、
明らかな人災によって
多数の若者の命が失われてしまうとは。

私には、お金のいらない国なら、船の改造や
積載重量オーバーはなかっただろうくらいの
ことしか言えませんが、
今後似たような事故が起こらないことを祈ります。

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190号「ユートピアだより」(2014年5月12日)

100年前に、お金のいらない国を書いた人がいました。
もちろん私の方がずっと後なので失礼かもしれませんが、
知り合いに紹介されて読んでみて驚きました。

『ユートピアだより』 ウィリアム・モリス作

ウィリアム・モリス(1834-1896)
19世紀イギリスの詩人であり、
また、織物の図案などで有名な工芸家であり、
実践的社会主義の運動家としても世に大きな影響を与えた。

お金の存在しない社会の話は他にも数あると思いますが、
この本は、未来にタイムスリップした人を通して
描かれており、内容は当時の世を批判しながら、
男女のあり方や、教育にも及んでいて、
拙著「お金のいらない国」とかなり共通点があります。

そういった社会にどうやって移行したかも
現実性を伴って書かれており、
その部分は私の考えとは違うところですが、
やはりいつの時代でも理想とする社会は同じみたいです。

ちなみにモリスの描いた未来は21世紀です。

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191号「集団的自衛権」(2014年5月26日)

憲法の解釈を変えて、日本も集団的自衛権を
行使できるようにしようという動きが出ています。

そうなれば、例えばアメリカが他国から攻撃を受けた場合、
日本もその戦争に加担することになります。

相手にとっては日本も敵国になり、
もちろん犠牲者は出るでしょうし、
本土が攻撃されることも考えられます。

自衛隊は実質的に軍隊となり、
いずれは徴兵制になるかもしれません。

確かに現在のように、
日本が攻撃されたらアメリカは日本を守るけれども、
日本はアメリカを助けることはできないという状態は、
不公平かもしれません。

でも、だったら日本に何があっても
アメリカも相手国に手出しをしてくれるなという約束にした方が
私はいいと思います。

武力では何も解決しないし、
傷つけあっていてもきりがありません。

過去の悲惨な戦争で日本が学び、
今まで守ってきたことは何だったんでしょう。

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192号「アナと雪の女王」(2014年6月9日)

ディズニー映画『アナと雪の女王』が大ヒットしています。
ご覧になられた方も多いと思いますが、
私もかなり早い時点で2D吹替版を見ました。

私の感想としましては、内容は及第点と思いますし、
CGや細かな演出もよかったですが、
とにかく音楽が素晴らしい!

主題歌の『Let It Go』は、松たか子さんはじめ、
英語のオリジナルや他のバージョンも大ヒット。
映画の中の他の曲もいいし、神田沙也加さんの歌唱も見事です。

You Tubeでもいろいろ見られますから、
ぜひ見て聴いてみてください。

その中から私のおすすめ
『Let It Go』25ヵ国語バージョンをご紹介します。
世界の歌姫の競演は感動的です。
https://www.youtube.com/watch?v=6Qk5Fc1Vdqk&feature=kp

顔の見えるバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=BS0T8Cd4UhA

戦争なんてやってる場合じゃないでしょう。

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193号「日本国憲法第9条」(2014年6月23日)

条文
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
   国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
   国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
   これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


憲法9条の解釈にはさまざまな意見があるようで、
集団的自衛権の行使を巡っても問題になっています。

しかし肝心なのは、憲法9条があるから戦争をしないということではなく、
二度と戦争をしないためにこの憲法が作られたということです。

月日が経ち、戦争経験者が減りつつあるからと言って、
あれだけの悲惨な過去を忘れ、
多くの国民やその上に立つ者が戦争は必要だと考えるようになるとしたら
日本人はこれほど馬鹿だったのかと嘆かざるを得ません。

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194号「中学生の投稿」(2014年7月7日)

先日、ついに集団的自衛権の行使を認めるための憲法解釈を変える
閣議決定がされてしまいました。
その前にfacebookに、中学生が投稿した新聞記事の画像が掲載されていました。

      『僕は戦場で人を殺せません』
                 中学生 福島佑樹(東京都 15)
          
日本が憲法の解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認し、
戦争ができる国になる可能性が日々増しています。
おそらく戦場へ向かわされるであろう世代のひとりとして、
気持ちを述べさせていただきます。

僕の友人の中にも、集団的自衛権の行使が必要だと考える人はいます。
しかし僕は反対です。徴兵され、戦場に送られ、人を殺したくないからです。

人を殺すことは、通常の世界では最も重い罪です。
しかし戦場では、その一番重い罪である人殺しを命令されるのです。
命令に従うのがよいことで、命令に背けば罰せられます。
この矛盾が僕には理解できず、受け入れられません。

それに、人は何のために生まれてくるのでしょうか。
戦いで人を殺したり、殺されたりするためではないはずです。
全ての人間に与えられる人生は、たった一度です。
人を殺した罪を引きずって生きたり、自分が望まない時に
命が無理やり終わったりすることは、あまりにも残念で、悲しいことです。

集団的自衛権の行使は、海外で人を殺すことを伴います。
僕には、それは絶対できません。集団的自衛権の行使の意味を、
国全体で考え直す必要があると強く思います。

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195号「集団的自衛権を行使すると」(2014年7月21日)

憲法解釈の変更によって集団的自衛権を行使し、
日本が他国の戦争に加担して相手国から敵とみなされた場合、
本土が攻撃される可能性も十分あるでしょう。

日本にはたくさんの原子力発電所があります。
言ってみれば、原子爆弾を国中に配備しているようなものです。
敵国はそこを狙ってミサイルなどを撃ち込んでくるかもしれません。
そうなったら日本はどうなるでしょう。
原発のなかった第二次世界大戦の時とは状況がまるで違うのです。

原発をやめない上に、集団的自衛権を行使するということは
そういったリスクを負うことになります。

安倍政権の想像力のなさ、無責任さに呆れます。

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196号「メルマガ終了のお知らせ/ゴジラ」(2014年8月4日)

2007年2月から約7年半続けてきたこのメルマガですが、
あと4回、200号をもって終了させていただきます。
私の書きたいことは一通り書いてきましたし、
このあたりで一区切りつけようと思います。

過去のメッセージはすべてホームページにコーナーを作って
掲載しました。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~nagaryu/merumagamessage1.html
http://www2u.biglobe.ne.jp/~nagaryu/merumagamessage2.html

facebookなどでは引き続き情報発信していきますので、
今後とも繋がっていただけたら幸いです。

          ◇◇◇

ハリウッド版のゴジラが公開されたので、
パロディでショートショートを書いてみました。

『ゴヅラ』
http://www2u.biglobe.ne.jp/~nagaryu/tanpen3.html#gozura

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197号「日本は変わってしまったのか」(2014年8月18日)

今この時代に、問題解決の手段に戦争などという選択肢があること自体信じられません。
戦争を始めようとする人たちは、当然敵の兵士は死んでいいと思っているわけだし、
敵国の一般市民がまきこまれることもわかっているはずだし、
味方の兵士もある程度は死んでもかまわないと思っているのだろうし、
自国の一般市民も命の危険にさらされる可能性は十分あるとわかっているはずです。

本来、人は誰であろうと一人も殺してはならないのではないでしょうか。

周りの誰が何を考えているのか知りませんが、
日本は、たかが一人の首相の一存で国を動かせるような
独裁国家だったのでしょうか。

首相は時間の問題で代わるでしょうが、
憲法解釈は元に戻せないでしょう。

誰も責任は取りようがないし、取る気もないのでしょう。

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198号「広島土砂災害」(2014年9月1日)

広島県でたいへんな土砂災害が起きました。
まだ行方不明の方もいらっしゃいますが、
あまりにも大量の土砂、瓦礫、巨大な岩石などが邪魔をして
捜索は困難を極めているようです。

日本中には、かなり危険な場所に家などが建っているところも
たくさんあるようだし、ここのところの雨や風は局地的に突然、
過去に例がないほどの激しさで襲ってきますから、
いつどこで何が起きるかわかったものではありません。

自然災害なら仕方ないのかもしれませんが、
これも人間が引き起こした地球温暖化などが関係しているとすれば、
事前に被害を最小限に食い止める努力をすると同時に、
反省と、今後の社会のあり方を考える必要があるでしょう。

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199号「ホームページ『人間って何だ?』」(2014年9月15日)

このメルマガもいよいよ次回が最終回となります。
今さらですが、今回は改めて私のホームページを
紹介させていただきたいと思います。

長島龍人のホームページ『人間って何だ?』は
1999年に立ち上げました。
初めにアップしたのは1993年に書いた「お金のいらない国」を含め、
それまでに書いたもので、HPを作って以降は、何か思いついたり、
考える度に書き残してきました。
これを読めば、この15年くらいの間に私が考えたことは
全部わかるかもしれません(^^ゞ。

HPでは、このメルマガの過去のメッセージもすべて読めるようになっていますし、
出演予定のイベント情報や、過去の活動記録、
マネージャーあおきゆうさんの天然ボケ事件なども掲載していますので、
メルマガ終了後もときどき覗いていただけますと幸いです。

『人間って何だ?』
http://www2u.biglobe.ne.jp/~nagaryu

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200号「最終回」(2014年9月29日)

2007年2月から約7年半続けてきたこのメルマガも、
ついに最終回となりました。

私が「お金のいらない国」を書いたのは1993年。
出版したのが2003年。それから講演活動を始めて11年余り。
地道な活動ですが、本当にたくさんの方が応援してくださり、
いろいろなご縁をいただくことができました。

今後も落語などの活動は続けて行きますので、
ぜひお気軽にお声かけください。

最後に、私が一番大事だと思っていることを
言わせていただきたいと思います。

「お金のいらない国」を実現させるのは難しいことかもしれません。
でも、たとえ実現はしなくても、想像することは大切だと思います。
想像して、自分の心の中に理想社会を築くのです。
それがしっかりできていれば、今この世を生きるにも
だいぶ気持ちや行動が変わってくると思います。

そして多くの人が心の中に「お金のいらない国」を作り、
本当にそれがいいと思うようになれば、
その時は無理なく実現するかもしれません。

社会は人が作っているのであり、
想像がすべてを生みだすのですから。

長い間のご愛読、本当にありがとうございました。

                          長島龍人

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