あおきゆう連続天然ボケ事件「龍人は見た!」 シリーズ

長島龍人のマネージャー、あおきゆうさんは、いわゆる天然ボケです。
一緒に活動していますとおもしろいというか、冷や汗をかくようなことがたくさんあります。
そんなエピソードを一部ご紹介します。

(1~100話)

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タイトルをクリックしてください。

第1話  ハットトリック 2012.7.12
第2話  マフラー事件 2012.7.12
第3話  靴の怪 2012.7.12
第4話  フルオンザヒル 2012.7.12
第5話  コペルニクスへの反逆 2012.7.12
第6話  プリウス珍道中 2012.7.12
第7話  南風5号 2012.7.12
第8話  かつおの塩タタキ 2012.7.12
第9話  小さい方 2012.7.12
第10話 レンタカー 2012.7.12
第11話 万国びっくりショー 2012.7.12
第12話 鳴かぬなら 2012.7.12
第13話  2012.9.29
第14話 アロマヨガ 2012.9.29
第15話 当たり 2012.10.16
第16話 ノーベル賞 2012.10.16
第17話 さかなやさん 2012.10.18
第18話 続・さかなやさん 2012.10.19
第19話 ブラックジョーク 2012.10.23
第20話 コンブとワカメ 2012.10.23
第21話 津軽海峡 2012.10.30
第22話 二つの半島 2012.10.30
第23話 空飛ぶウ○コ? 2012.10.31
第24話 クレヅットカード 2012.11.5
第25話 千歳飴 2012.11.26
第26話 遺書 2012.12.3
第27話 日月神示 2012.12.12
第28話 除夜の鐘 2012.12.25
第29話 K自動車 2013.1.5
第30話 第二次世界大戦 2013.1.22
第31 オラウータンとホットドック 2013.2.2
第32話 ターザン 2013.2.12
第33 ああ無情 2013.2.12
第34 クイズの人 2013.2.12
第35 シャンソン 2013.2.18
第36 こうもり 2013.2.25
第37話 B-CASカード 2013.3.2
第38話 南極物語 2013.3.11
第39話 禁じ手 2013.3.11
第40話 ちゅ 2013.3.12
第41話 フェルメール 2013.3.13
第42 続・フェルメール 2013.3.14
第43 ゆうさんの出張 2013.3.18
第44 ゆうさんの出張・おまけ 2013.3.18
第45 ふしぎなドア 2013.3.18
第46 フェルメール・後日談 2013.3.19
第47 小泉八雲 2013.3.22
第48 ミロのヴィーナス 2013.3.23
第49 ガウディ 2013.3.23
第50 五大湖 2013.3.26

第51  2013.3.28
第52 話が見えない 2013.3.28
第53 振り込み 2013.4.4
第54 シーザー 2013.4.8
第55 歌舞伎 2013.4.8
第56 50mプール 2013.4.10
第57 冬ソナ・続編 2013.4.15
第58 知り合い 2013.4.15
第59 おにごっこ 2013.4.30
第60 続・おにごっこ 2013.5.6
第61話 弘法大師 2013.5.6
第62話 遠山の金さん 2013.5.7
第63話 たまご屋さん 2013.5.9
第64話 どこ行くの 2013.5.13
第65話 紙芝居 2013.5.14
第66話 エッチ雑誌 2013.5.16
第67話 オートライト 2013.5.20
第68話 スタバで 2013.5.21
第69話 赤穂浪士 2013.5.23
第70話 続・オートライト 2013.5.23
第71話 スージー・クアトロ 2013.6.3
第72話 龍人のボケ事件 2013.6.12
第73話 ぬかよろこび 2013.6.16
第74話 オートライトその後 2013.6.17
第75話 リピート 2013.6.23
第76話 カーナビの更新 2013.6.24
第77話 ユンバ 2013.6.27
第78話 できる女 2013.7.1
第79話 まんじゅうこわい 2013.7.4
第80話 豆乳 2013.7.7
第81話 コーヒーと茶こし 2013.7.16
第82話 絶妙 2013.7.23
第83話 緊急地震速報 2013.8.4
第84話 ため口 2013.8.24
第85話 再びゆうさんの出張 2013.8.24
第86話 健康診断 2013.8.30
第87話 気が早い 2013.9.4
第88話 キャップでワクチン 2013.9.4
第89話 もののけゆう姫 2013.9.4
第90話 ゆう散歩 2013.9.9
第91 続・キャップでワクチン 2013.9.16
第92 騎馬像 2013.9.18
第93 回転寿司で 2013.9.18
第94 お土産 2013.9.20
第95 ケイトウ 2013.9.27
第96 イナゴ 2013.9.30
第97 マコモダケ 2013.10.02
第98 せんとくん 2013.10.07
第99 ガンジー 2013.10.07
第100 どじょう 2013.10.08

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ハットトリック

サッカーワールドカップブラジル大会アジア最終予選の
日本対ヨルダンの試合終了直後、ゆうさんから私の携帯にメールが来ました。

「サッカー見た?すごかったね。
本田がハットトリックしたんだよね。見逃した。
そんなにビックリするプレーだったのかな?」

すぐに私は返信しました。

「見たよ。2点は、いいパスを逃さずに飛び込んできてシュート。
後の1点はPKだよ」

するとまたすぐに返信が来ました。

「それは全部見たんだけど、どれがハットトリックだったの?」

(は?……もしやこの人はハットトリックの意味を知らないのか)
私は返信しました。 

「あのねえ。ハットトリックっていうのは一人の選手が一試合で3 点取ること」 

すると次の返信がこれでした。

「えーーー!そうなの?
ずっとハッとするようなトリックプレーだと思ってたよ」

話としてはここで終わってもいいのですが、まだ続きがあります 。
私は返しました。

「これは爆笑ネタだな」

その後、まだあきらめないゆうさんからメールが来ました。

「がーん、っていうか昔はそんな言葉なかったよね?みんな知って るのかな」

私の返信。

「いつからかわかんないけど、サッカーがメジャーになってからは 時々聞くよ。
調べたら、元々はクリケットの用語みたいね。
しかし、ハットトリックのハットを日本語だと思うとは。
ハッとしてグーじゃねえぞ」

これがゆうさんのツボにはまったみたいで、笑えてしばらく寝られ なかったそうです。

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マフラー事件

私は、愛知県周辺など車で行ける範囲の講演会は、
たいていゆうさんの車に乗せてもらって行きます。
ある講演会に行った時、
会場に入ってから、車に置いてきたものが必要になり、
ゆうさんに一人で少し離れたところの駐車場まで
取りに行ってもらいました。

講演会は無事に済み、
歩いて近くの打ち上げ会場に向かおうとしたところ、
ゆうさんが、マフラーがないと言い出しました。
講演会場には忘れ物はなく、
どうも駐車場に荷物を取りに行ってもらった時に落としたらしいの で、
二人で駐車場まで探しに行くことにしました。

駐車場が見えてきた時にゆうさんは走り出しました。
私はゆうさんが前を走って行くのを見ながら歩いて行きました。
駐車場の少し手前に横断歩道がありました。
私には横断歩道の上に何か落ちているのが見えましたが、
ゆうさんはそのすぐ横を通って走って行ったので、
ああ、あれは違ったんだなと思いました。

私が横断歩道まで来た時、
ゆうさんががっかりした様子で戻ってきました。

「なかった」

私は足元を指して言いました。

「そうかあ。これじゃないんだ」

するとゆうさんが言いました。

「これです」

私の背筋が凍りつきました。

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靴の怪

その日はあちこち行って、
結構長い距離を歩いた一日でした。

夕食を済ませ、まだ時間が早かったので
カラオケでも行くかということになりました。

そのカラオケ屋さんはちょっと変わっていて、
靴を脱いで入るお店でした。

しばらく歌って、帰る時、
靴を履こうとしたゆうさんが言いました。

「あ、両方とも左足」

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フルオンザヒル

あるイベントで、ゆうさんと私は
ビートルズの「フルオンザヒル」を
演奏しようということになりました。
私がギター弾き語りで歌い、
ゆうさんは曲の途中からリコーダーを吹きます。

イベントの2ヵ月ほど前に練習して、一応できるようになりました 。
そしてイベント前日、もう一度合わせてみました。

まず私がギターを弾きながら歌い始めます。
しばらくしてゆうさんがリコーダーの最初の音を出しました。

「あれ?合わない」

なぜか音の高さが合いません。
演奏をストップして私は言いました。

「変だな。なんで合わないの?」

「わかんない。前と同じにやってるよ」

リコーダーなんてそんなに音が狂うはずもなく、
この曲はギターにカポが必要なわけでもありません。
※カポ……カポタストの略。ギターの音の高さを変える器具

(おかしいなあ。そんなばかなことがあるはずはない)
私は狐につままれたような気分でしたが、ゆうさんは

「指が覚えてるもん」

と言いながら、明らかに私を疑った目をしています。
しばらく経ってから、

「じゃあ、この曲はあきらめようか」

私がそう言った時、リコーダーを吹いていたゆうさんが言いました 。

「あれ?最後の音が合わない」

「え?」

ゆうさんはそれからリコーダーの穴の押さえ方が書いてある紙を
引っ張り出し、一音一音吹いてみました。

「あれ、あれ?こうだったかも」

結局、それで音は合い、間もなくフルオンザヒルは完成しました。

(あんたの指は何を覚えていたんじゃい!)

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コペルニクスへの反逆

ある時、ゆうさんは言いました。

「太陽と月は地球の周りを回ってるんだよね」

(私は一瞬耳を疑いました)
「え?月は回ってるけど、太陽は回ってないよ。
地球が太陽の周りを回ってるんだよ」

「そうなの?じゃあ、なんで昼と夜があるの?」

(マ、マジかよ)
「地球が自転してるからだよ。小学校で習ったろ?」

「………」

「地球が太陽の周りを回ることは何て言うか知ってる?」

「公転」

「知ってんじゃん」

「それは習ったけど、それはそれだと思ってた」

(なんだそれは。意味わかんねえよ)
「今の時代に天動説の人は初めて見たぞ」

でもおかげでこの後私も、
インターネットで宇宙のお勉強ができました。

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プリウス珍道中

ある時、私は岐阜県の山奥でのイベントに
出演することになりました。

その前日にゆうさんのところに新車が納車され、
私たちは人気のハイブリッド車プリウスで出発しました。

しばらくして、ふとメーターを見ると
ガソリンがあまり入っていないようです。

「ガソリンあんまりないみたいだね」

ゆうさんは自信満々に答えました。

「うん。でも大丈夫」

車は高速道路に入って行きました。

ゆうさんは満足げに運転していましたが、
私はやはりガソリンが気になっていました。
メーターは残りの運転可能な距離を数字で示していて、
それは当然のことながら徐々に減っていっています。

「ねえ、ガソリン帰りまでもつかな」

「大丈夫だよ。これハイブリッド車だから」

(ガ~~~~~ン!)
「あのさ、ハイブリッド車だってガソリンなくちゃ走らないんだよ !」

「え!そうなの?」

「そうだよ。電気自動車じゃないんだから。高速降りたらガソリン 入れよう」

しかし、その日は日曜日。
高速を降りてから見かけたガソリンスタンドはみな閉まっていまし た。

これは大ピンチです。
私たちは納車2日目の、技術の粋を集めたプリウスに乗って
山奥で路頭に迷うのでしょうか。

「とにかく、行くだけは行けそうだから行こう」

車は山道を登り、何とか目的地に到着しました。

その後、JAFに電話したらガソリンを届けてくれたので、
私たちは無事帰ることができました。

ゆうさんは言いました。

「あたし、いきなりガソリン届けてもらったなんて
恥ずかしくて車屋さんに言えない」

(そこかよ!)

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南風5号

高知県に呼んでいただいた時は
電車で行きました。

名古屋から新幹線で岡山まで行き、
南風5号という特急に乗り換えます。

ゆうさんは電車に乗るのがあまり得意ではないので、
駅ではたいてい私について来るのですが、
その時はなぜか私の前を歩いていました。

ゆうさんはホームへの階段を下りると、
ホームをすたすたと歩いていきます。
しかし、続いて階段を下りきった私には
すぐ横に停まっている電車に
「南風5号」と書いてあるのが見えたので
そこで立ち止まりました。

ゆうさんは10メートルほど行ってからこちらをふり返り、
「こっち、こっち」
と手招きしています。

私が電車を指さし、
「これじゃないの?」
と言うと、
ゆうさんは戻ってきて、何ごともなかったかのように
乗り込むのでした。

ゆうさんの天然ボケには、
わからないときに根拠のない自信を持つ
という症状があるようです。

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かつおの塩タタキ

高知県に行った時には、午後の講演会と、
翌日の朝、お寺でお話しをさせていただきました。

帰りの電車までには時間があるので、ゆうさんと私は
高知城に行った後、商店街をぶらつくことにしました。
時間が来たらイベント主催者の方が車で迎えに来てくれ、
駅まで送っていただくことになっています。

そして、予定通り高知城を見てから商店街を歩きましたが、
一通り見て回った後、まだ大分時間がありました。

「そういえば、かつおのタタキが有名みたいだね」

「入ってみる?」

ゆうさんと私は、たくさんあるお店の一軒に入りました。
そして、名物かつおのタタキを、塩とネギと、にんにくたっぷりで 食べ、
昼間からビールも結構飲んでしまいました。

そろそろ時間が来たので店を出、
ゆうさんと私はイベント主催者の方との待ち合わせ場所に向かいま した。
ゆうさんは言いました。

「飲んできたのばれちゃうといけないから、静かにしていようっと 」

既に待っていてくださった主催者の方の車の、
私は助手席に、ゆうさんは後部座席に乗せてもらいました。

車は動き出しました。
私は窓の方を向いて、なるべく小さな呼吸をしていました。
しかし、ゆうさんは……
まあ、しゃべるわ、しゃべるわ、いつもより元気にしゃべりまくっ ています。

主催者の方が言いました。

「大分飲んでこられましたね。プンプンにおってますよ」

ゆうさんが言いました。

「わかっちゃいました?」

(わかるわそんなもん!)

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小さい方

名古屋での講演会の日のことです。
会場入りした後、私はゆうさんに言いました。

「ちょっとトイレに行ってくる」

すると、歩きかけた私に、ゆうさんが声をかけました。

「大きい方?小さい方?」

「え?」

私は、いくらマネージャーでも何でそんなこと聞く必要があるんだ
と思いましたが、

「小さい方」

と言って、トイレに向かいました。

用を足して帰ってきた私は、ゆうさんから、
今、自販機で買ってきたお茶を渡されました。

それは小さい方のペットボトルでした。

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レンタカー

沖縄で講演をさせていただいた時は、
ゆうさんにレンタカーを借りてもらいました。

あるコンビニに立ち寄った時のこと。
買い物を済ませ、ゆうさんと私は
駐車場に停めていた車に戻りました。
ゆうさんが言いました。

「あれ?エンジンがかからない」

「ほんと?」

車は真新しくてきれいだったし、
そう簡単に故障するとも思えません。
ゆうさんはあちこち見たりして
何回か試していましたがエンジンはかからず、
レンタカー屋さんに電話することにしました。

しばらくやりとりしているうちに
エンジンはかかりました。
電話を切ったのを見て、私は聞きました。

「何だったの?」

ゆうさんが答えました。

「ブレーキ踏むんだって」

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万国びっくりショー

「昔、『万国びっくりショー』っていうテレビ番組があったんだよ」 

「へえ」 

「毎週、世界のいろんな変わったことする人が出るんだ」 

「ふうん。タイの人が出るの?」 

「え?タイの人も出るけど」 

「………」 

「そのバンコクじゃねえよ!タイの首都じゃねえよ。 
万国博覧会の万国だよ。範囲せますぎるだろ」 

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鳴かぬなら

ゆうさんは言いました。 

「鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス 
鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」 

私が言いました。 

「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」 

「何それ」 

「え、知らないの?普通は三つ一緒に覚えるだろ」 

「そんな野蛮な……」 

(そういう問題かよ) 
「だって、信長、秀吉、家康の性格を表した句だよ。 
三つないとわかんないじゃん」 

「………」 

(この人はどこで二つだけ覚えてきたんだ)

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ゆうさんは言いました。

「島って海に浮いてるんだよね?」

「え!?」
(また何を言い出すんだこの人は)

「浮いてないよ。陸はみんな海の底でつながってるよ」

「え、そうなの?」

「当たり前じゃん。浮いてたら動いてっちゃうだろ」

「だから少しずつ動いてるんだと思ってた」

「そりゃ、ほんの少しは動いてるだろうけどさ。
島が浮いてたら日本なんかどっか行っちゃうじゃないか」

(ひょっこりひょうたん島じゃねえぞ)

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アロマヨガ

ゆうさんとのメールでのやりとり。

「アロマヨガに行ったの。
アローマ!って叫びながらやるのかなと思ったら違った」

「意味わかんないけど、アロマテラピーじゃないの?」

「アロマテラピーじゃなくてアロマヨガなの!」

「アロマオイルを焚いてやるヨガでしょ。
でないとアロマヨガとは言わないよ」

「そうなんだ」

「じゃあ、なんでアロマなんて名前ついてるのさ。
なんか香りしたでしょ。
ひょっとしてほんとに叫ぶと思ってた?」

「それがアロマの香りがしなかったの。
だから、もしやもしやと思ってた」

後日、またアロマヨガに行ってきたゆうさん。

「アロマ焚いてた」

(だから、そう言っただろうがあ!)

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当たり

ゆうさんが居酒屋で店員さんに聞きました。

「これ当たりですか?」

店員さんは笑って首を横に振っています。

見ると、ゆうさんの持っているグラスの下の方に
赤い星印が付いていました。

私が言いました。

「それは店の人が酎ハイ作る時の目印だろう」

(正確なことは知らないけどさ。
当たりじゃないことは想像がつくよ)

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ノーベル賞

携帯のニュースを見て私が言いました。

「村上春樹はノーベル賞とれなかったんだね」

ゆうさんが言いました。

「村上春樹は前とった?」

「え!?」
(何だ何だ何だ?)

「ノーベル賞なんて、とれても一生に一回だろう」

「そうなんだ」

「ノーベル文学賞は、日本人は川端康成と大江健三郎しかとってな いぞ」

「外人は『伊豆の踊子』わかったのかな」

(あんた、わかったのか)

ちなみにゆうさんは国文科卒です。

※ノーベル賞は複数回とれない規定があるわけではなく、
 キュリー夫人など2度とった人はいます。

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さかなやさん

あるイベント会場で、 
スタッフの男女二人と、ゆうさん、私で話していた時のこと。

女性スタッフが男性スタッフを指して言いました。

「こちらは、普段のお仕事はさかなやさんで……」

すかさずゆうさんが言いました。

「魚をとりに行くんですか」

男性スタッフが言いました。

「いえ、それは漁師さんです」

(幼稚園か!ここは)

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続・さかなやさん

イベント終了後、ゆうさんと私の会話。 

「さかなやさん、2時に起きて仕入れに行くって言ってたね」 

「うん」 

「漁師さんは、1時に起きて魚とりにいくのかな」 

「それじゃ間に合わないだろう」 

以来、魚市場の流通が気になっている私です。

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ブラックジョーク

ゆうさんと私の会話。 

「え?ブラックジョークって黒人のジョークじゃないの?」 

「違うよ!今までそう思ってたの?」 

「うん」 

「そりゃ、ブラックミュージックは黒人の音楽だし、 
アメリカンジョークはアメリカのジョークだけどさ。 
ブラックジョークやブラックユーモアのブラックは 
風刺がきいたとかの意味だよ」 

「そうなんだ。だってボビーとかおもしろいから」 

ゆうさんの思い込みにはときどき感心さえします。

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コンブとワカメ

私が言いました。 

「コンブとワカメって似てるよね」 

ゆうさんが言いました。 

「コンブってワカメの茎のところじゃないの?」 

「え~!コンブとワカメは違うものだよ。 
コンブは長いやつで、ワカメは葉っぱみたいなんじゃないの?」 
(この私の説明もどうかとは思うが) 

なんか、ワカメの一部だと言われたコンブが 
かわいそうになってしまいました。

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津軽海峡

ゆうさんが言いました。

「津軽海峡って石川県でしょ」

「違うよ。青森県だよ」
(正確には北海道と青森県の間です)

「だって『津軽海峡冬景色』は石川さゆりだから」

「それは名前だろ。
そりゃ、石川さゆりの次の曲は『能登半島』だったけどさ」

ゆうさんの頭の中。
津軽海峡→冬景色→石川さゆり→石川県
∴(ゆえに)津軽海峡=石川県

ちなみに石川さゆりさんの出身は熊本県です。

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二つの半島

静岡県での講演会の時のことです。 

私の前にゆうさんが紙芝居をすることになっていて、 
舞台からお客さんに話していました。 
私はBGMをかけるため、客席の後ろの方から見ています。 

「私たちは愛知県から来ました。 
愛知県にはこんなふうに半島が二つあって……」 

ゆうさんは指で二つの半島の形を宙に描いています。 

「こっちが私の住んでいる知多半島。 
こっちが……三河半島です」 

(おいおいおい!) 
私が叫びました。 

「渥美!」 

「あ、渥美半島でした。間違えちゃった。あはははは」 

半島の名前まで変えてしまうとはさすがと思いました。 
ちなみにゆうさんは、生まれてこのかた愛知県から出たことがありません。

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空飛ぶウ○コ?

ゆうさんと歩道を歩いていた時のことです。 
私はゆうさんの進路のちょっと先にあったものを見つけて叫びました。 

「あ、ウ○コ!」 

ゆうさんには聞こえたはずですが、 
ゆうさんは悠々と空中を見回しながら歩き続けています。 
幸いゆうさんの靴はウ○コをギリギリのところで踏まずに済みました。 

少し過ぎてからゆうさんは後ろを振り返り、私に 
「踏んだ?」と聞きました。 

私は「ううん」と首を横に振りました。 

私は、ウ○コと言われても下も見ず、立ち止まりもせず、 
空中を見回しながら歩き続けたゆうさんは 
やはりただ者ではないと思いました。

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クレヅットカード

おかしな手書きの看板を発見した私が言いました。 

「あはは。『クレヅットカード』だって」 

ゆうさんが言いました。 

「あははは。なまってるね」 

私が言いました。 

「シは、点々を縦に打たないとね」 

ゆうさんが言いました。 

「あ、そっか。スに点々かと思った」 

「え~~~~!」 
(クレズットカード?)

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千歳飴

神戸に講演に行った時、 
ゆうさんと私は、始まる前に会場近くの神社にお参りしました。 

千歳飴のポスターが貼ってあるのを見て 
私が言いました。 

「あ、千歳飴」 

ゆうさんが言いました。 

「小さい頃、買ってもらったね」 

「七五三でね」 

「どこを切っても同じ顔が出てくるんだよね」 

「それは、金太郎飴」 

(気持ちはわかるけどさ)

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遺書

「あたし、遺書、書こうかな」 

「え~~~!!!」 

「死んだ後、あったほうがいいでしょ」 

「それ、遺言(ゆいごん)書じゃないの?」 

「え?遺書と遺言書は違うの?」 

「違うよ。遺書は自殺する人が書くんだよ」 

「え~、そうなんだ。同じだと思ってた」 

※ウィキペディアより
遺書(いしょ)は自殺する人、又は死ぬことが確実な人が残す文章である。 
財産分与などの法律的な問題を記す遺言書とは異なる。

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日月神示

「日月神示(ひつきしんじ)」は、いわゆる神のお告げで、 
精神世界に興味を持つ人の間では有名なものです。 

ゆうさんは、ある人の講演中にこの「日月神示」を 
得意の空耳で聴き違え、 
私は『そらみみゆうちゃん』という歌を作りました。 
『そらみみゆうちゃん』にはこういうセリフが入ります。 

「日月神示は……」 
「五木ひろし?」 

先日、この歌をゆうさんと私で、あるイベントで歌ったら大ウケしました。 
イベント終了後、私とゆうさんの会話。 

「そらみみゆうちゃん、すごくウケたね」 

「よかったね。……ひつきしんじという人がいるの?」 

「え!?今まで人の名前だと思ってたの?」 

「違うの?だって、しんじだから」 

そらみみゆうちゃんのすごさは、 
そらみみを越えたところにありました。

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除夜の鐘

秋頃でしたか、あるお寺で、鐘を見つけたゆうさんが言いました。 

「あ、除夜の鐘」 

当然、その日は大みそかではありません。 

※ウィキペディアより
除夜の鐘(じょやのかね)は、日本仏教にて年末年始に行われる年中行事の一つ。 
12月31日の除夜(大晦日の夜)の深夜0時を挟む時間帯に、寺院の梵鐘を撞(つ)くことである。 
梵鐘自体のことではない(通常の梵鐘が使われる)。

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K自動車

ゆうさんからメールが来ました。

「ねー、知ってた?けい自動車ってK自動車じゃないんだよ」

「マジでそう思ってたの?」

「思ってました」

「子供が初めて聞いた時はそう思うかもしれないけど。
Kって何だと思ってたの?今までには軽自動車って漢字も目にしたでしょう」

「なんだろな~って思ってたけど、深く考えなかったです。
昨日、車のCMで軽自動車って文字が出てきたから、そっか…と思 ったの。軽い自動車なんだね」

「漢字はそうだけど。重さじゃないと思って調べたよ。排気量660cc以下の車だってさ」

ちなみにゆうさんは、ほぼ毎日クルマの運転をしています。

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第二次世界大戦

ゆうさんが言いました。

「第二次世界大戦が終わって明治になったの?」

「え~~~~~っ!?第二次世界大戦は昭和だよ。
俺たちの親の世代だろ」

「あ、そうだ。ママは終戦の年に生まれたんだった」

最近、ゆうさんの天然ボケは、天然が取れてきたかもしれません。

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オラウータンとホットドック

「え?オラウータンじゃないの?」

「オランウータンだよ。おら、ウータンじゃないんだから」

※オランウータンは、マレー語で「森の人」という意味です。

 

「え?ホットドックじゃないの?」

「ホットドッグだよ」

「ホットドッグなんて変だよ。犬じゃないんだから」

※ホットドッグの語源は、ソーセージがダックスフンドに似ているからのようです。

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ターザン

「ターザンって女でしょ?」 

「え~~~~!男だよ」 

「だってあたし、小さい頃、ア~アア~ってやってたから」 

「あんたはやってたかもしんないけど」 

「スーザンとか女の名前だし」 

(この人は一体、どこで何を見て育ってきたんだ)

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ああ無情

「レ・ミゼラブル」という映画が公開されています。
日本では「ああ無情」というタイトルで子供向けの本などが出ていますが、
私は小学生の時、この本を読みました。 

私がゆうさんに聞きました。 

「『ああ無情』って知ってる?」 

ゆうさんは元気に答えました。 

「知ってる!小公女セーラ?」 

(セーラ!どこから来たんだ!!)

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クイズの人

「え~!宇治原ってお笑いなの?」

「そうだよ。ロザンの宇治原っていうだろ。漫才は見たことないけどね」

「え~!クイズの人だと思ってた」

「やくみつるは漫画家だよ」

「え~!クイズの人だと思ってた」

「はらたいらも漫画家だよ」

「え~!クイズの人だと思ってた」

そう思っている人も多いかもしれませんが、
ゆうさんの天然ボケは、昨日今日のことではないようです。

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シャンソン

「え?シャンソンってフランスの歌なの?」 

「そうだよ。何だと思ってたの?」 

「中国の歌かと思ってた」 

「え~~~~っ!シャンハイじゃねえぞ」 

「誰も教えてくれなかったし」 

(教えてくれなくても、40年も生きてりゃどっかで気づくだろう)

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こうもり

「こうもりって、英語で何?」 

「バットだろ。バットマンって言うじゃん」 

「……じゃあ、悪いは?」 

「え?……それはバッドだろ!」 

やはり、ゆうさんにとっては、てんてんなどどうでもいいようです。

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B-CASカード

ゆうさんがネットでBlu-rayレコーダーを買いました。 

私が設置しに行きましたが、その時は私も 
B-CASカードの知識があまりなかったため、 
テレビに挿入されていたB-CASカードを 
レコーダーに挿して映るようにしました。 

ただこのままだと録画時に他の番組が見られない、 
テレビ単体では見ることができないという不都合が生じます。 

後日、いろいろ調べた結果、Blu-rayレコーダーに梱包されていたものの中に、 
B-CASカードがあるはずだという結論に達しました。 

ゆうさんに、赤いB-CASカードを探すように言ったところ、 
カードはあった、ただ、ICカードと書いてあって、色は白だという答えでした。 

私の調べでは白いカードというのは店頭展示テレビ専用のはずです。 
不思議に思いながら次にゆうさんの家に寄った時、それを見せてもらいました。 

台紙にカードが貼ってあり、確かに白い色をしていました。 
カードにはICカードと書いてあり、ビニールのカバーがかかっていました。 

しかし、私には一目で、そのカードが裏側であることがわかりました。 
そして台紙には、目立つように赤ベタに白抜き文字でこう書いてありました。 
「デジタル放送の視聴にはこのICカード(B-CASカード)が必要です……」 

ゆうさんは言いました。 

「あったね!ビーエスキャード」

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南極物語

ゆうさんと映画の話になりました。 
ゆうさんが言いました。 

「小さい頃、おじさんに『南極物語』連れてってもらった。 
すごい混んでたの。クマか犬が出てくるんだよね」 

「犬だよ。見たんだろ」 

「混んでたことしか覚えてない」 

「南極にクマはいないぞ」 

「え、そうなの?」 

「クマは北極だよ。ホッキョクグマって言うだろ。 
温暖化で氷が解けておぼれそうになって大変なんだよ」 

「泳げばいいじゃない」 

「ずっと泳いでるわけにはいかないだろ。北極は氷しかないんだから」 

「え?大陸じゃないの?」 

「大陸は南極だよ。北極大陸なんて言わないだろ」 

「じゃあ、南極に連れてくれば?」 

(誰が!どうやって!……凡人の私には想像もつきません) 

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禁じ手

ゆうさんが言いました。

「相撲で『もろ出し』ってあるよね」

「『もろ差し』だろ!
まわしが取れたらえらいことになるぞ」

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ちゅ

K-POPが大好きな私の影響で、 
ゆうさんもよく車で、少女時代、T-ARAなどを聴いています。 
彼女たちは、日本語で歌っている歌も多いです。 
私が言いました。 

「韓国の人って『つ』の発音が難しいみたいだね」 

「『ちゅ』になるよね。ひとちゅ、ふたちゅとか」 

「沖縄の人もよく『ちゅ』って言うよね」 

「ちゅら海とか?」 

「それはもともと『ちゅ』だよ」 

※「ちゅら」は沖縄の方言で「美しい」という意味。 
  漢字で書くと「美ら」。

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フェルメール

フェルメールは、『真珠の耳飾りの少女』などが有名な
オランダの画家です。

以前、私はゆうさんに誘われて
「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」
を見に行きました。

フェルメールの『地理学者』の絵の前でゆうさんが言いました。

「あたし、フェルメールが地理学者なのかと思ってた」

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続・フェルメール

ゆうさんと私が行った 
「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」 のポスターは、 
『地理学者』の絵に、「フェルメール、来たる」というコピーが付いていました。 

展覧会を見終わったゆうさんが言いました。 

「あたし、フェルメールが来るのかと思ってた」 

※フェルメールは、17世紀の画家です。

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ゆうさんの出張

これはゆうさんから聞いた話です。 

ゆうさんのお仕事は愛知県に本社のある、大会社の役員秘書ですが、 
先日、ゆうさんは一人で東京支社に出張しました。 

東京駅から丸ノ内線で大手町に行ったゆうさんは、 
東西線で茅場町に行こうとして反対の電車に乗り、 
2駅で着くと知っていながら数駅も気づきませんでした。 

(なぜ、すぐにおかしいと思わないの?) 

茅場町では3番出口から出なければいけないところを 
見つからなかったそうで2番出口から出、 
地図を持っているのに全く違う方向に歩きました。 

(違う出口から出たら行けるわけないよね) 

だいぶ歩いてからガソリンスタンドで道を教えてもらったゆうさんは 
なんとか目的地にたどり着きましたが、結局、東京駅から 
20分くらいで行けるところを1時間半もかかってしまいました。 

(ゆうさんは東京支社に初めて行ったわけではありません) 

帰りは東京駅で新幹線の入り口が分からず、 
いちかばちかJRの改札に入ったそうです。 

(JR構内なら行けるけど、なぜそこで賭けに出るかな) 

「駅員さんいなかったの?」 

「いたけど、知らないと悪いと思って」 

「駅員さんが知らなかったら、誰が知ってるんだ!」 

ちなみに改札の隣は『みどりの窓口』だったそうですが、 
ゆうさんは『みどりの窓口』が何なのか知りませんでした。 

もう一度言いますが、ゆうさんは大会社の役員秘書です。

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ゆうさんの出張・おまけ

ゆうさんがガソリンスタンドで道を聞いた時、 
「ヨツカン(仮名)どこですか?」 
と、会社名を言ったそうです。 

確かにヨツカンさんは全国的に有名だし、 
東京支社も立派なビルですが、 
巨大なビルが林立する東京では 
よほど有名な建物でない限り、 
星の数ほどもある会社名を言われたところで 
わかるはずがありません。 

ちなみにゆうさんの地元愛知県のヨツカン本社ビルは、 
広がる空の中に悠然とそびえ立っています。

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ふしぎなドア

私はここ数年、秋に東京の実家で講演会を開いています。 

築50年になろうとする小さな3階建てのおんぼろビルで、 
1階は貸し店舗、3階が住まいですが、 
2階が空いているのでそこを会場にしています。 

2階へは外から、回転式のノブのついたドアを開けて 
階段で行けるようになっています。 

毎年、私はゆうさんと名古屋から新幹線で東京に行き、 
私が一足先に実家に行って会場の準備をし、 
ゆうさんには開場時間になってから来てもらうようにしています。 

1年目。 
開場時間の少し前に現地に着いたゆうさんは 
ドアを開けようとしましたが開きませんでした。 
まだ時間前だから開いていないと判断し、待っていると、 
他のお客さんがやってきました。 

ドアを開けようとしたお客さんにゆうさんは親切に 
「開いてませんよ」と教えてあげましたが、 
その人が試すとドアは開きました。 

2年目。 
やはり開場時間少し前に現地に着いたゆうさんは 
ドアを開けようとしましたが、開きませんでした。 
しばらく待っていると他のお客さんがやってきました。 
ゆうさんは今度は黙っていましたが、 
そのお客さんも開けてしまいました。 

開くはずです。私は自分が到着した時から、 
ドアに鍵などかけていないんですから。

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フェルメール・後日談

私がゆうさんに言いました。 

「『フェルメール』には同情的なコメントが多かったね。 
フェルメールはゴッホやピカソほど有名じゃないからな。 
俺も『地理学者』という絵はあの展覧会を見るまで知らなかったし。 
『フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展』 
というタイトルじゃ、フェルメールが地理学者なんだと思う人がいても不思議はないかな。 
あれがモナリザなら誰でも絵だってわかるだろうけどね」 

「あたし、フェルメール《モナリザ》でもフェルメールがモナリザなんだと思っちゃう」 

(それも意味わかんないけど) 
「その時はレオナルド・ダ・ヴィンチ《モナリザ》だろう!」 

思えば、モナ・リザの作者がレオナルド・ダ・ヴィンチであることも 
つい先日までゆうさんは知りませんでした。 
ちなみに、ゆうさんは以前ルーブル美術館で、 
モナ・リザを間近に見たことがあるそうです。

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小泉八雲

私が、小泉八雲の怪談を落語で聴いてきた話をしたら、 
ゆうさんが言いました。 

「小泉八雲ってラフカディオ・ハーン?」 

「そうだよ。よく知ってるね」 

「なんか発見した人?」 

「え?(知ってたんじゃないのか)小説家だよ。『耳なし芳一』とか知らない?」 

「壺をかぶって耳が取れちゃう人?」 

(この人は何の話とごっちゃにしているんだ?)

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ミロのヴィーナス

ゆうさんが言いました。 

「ミロのヴィーナスってダ・ヴィンチが作ったんでしょ」 

(え~~~っ!モナ・リザの作者だってことも知らなかったあなたが 
今度はどこでそんな勘違いをしてきた) 

「違うよ。作者はわかんないよ。発見されたんだから。 
ダ・ヴィンチは彫刻家じゃないし」 
(調べたら、彫刻も作らなかったわけではないようです) 

※ちなみにミロのヴィーナスは、エーゲ海のミロス島で発見されました。

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ガウディ

ゆうさんが言いました。

「ガウディって生きてるんでしょ」

「え~~~っ!死んでるよ。昔の人だよ」

「だってまだ作ってるんでしょ」

「サグラダ・ファミリアだろ。ガウディは建築家だから
自分で作るわけじゃないよ」

「そっか。さかなやさんが魚をとりに行かないのと同じだね」

(うーーーむ。同じなんだろうか)

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五大湖

山梨県での講演依頼をいただきました。 
ゆうさんとひとしきり富士五湖の話をしてから私が言いました。 

「五大湖は知ってるよね?」 

「知らない」 

「え?アメリカにある5つの湖だよ」 
(正確にはアメリカ合衆国とカナダの国境付近です) 

「ゴダイゴのが有名じゃない?」 

(確かに名前は似ているが……)

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私がゆうさんに言いました。 

「勝とうと思っちゃだめなんだよな。 
勝つと思うな思えば負けよ、って美空ひばりも歌ってるし」 

「それ、美空ひばりの歌だった?」 

「そうだよ」 

「男の歌かと思ってた」 

「『柔』は美空ひばりの歌だよ」 

「…………」 

「それ、村田英雄の『王将』じゃない? 
♪吹けば飛ぶよな将棋の駒に~」 

「あ、そうだった。なんでわかるの?」 

私は最近、ゆうさんの考えていることが大分わかるようになってきました。

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話が見えない 


ゆうさんに、私が先日、夜道を歩いた話をしました。 

「ゆうは、ついて来られちゃった」 

「ええ!あんたは夜道なんか一人で歩いちゃだめだよ」 

「なんで?」 

「襲われるかもしんないだろ。どんな人だったの?」 

「犬だよ」 

「犬かよ!……なんで歩いてたの?」 

「ゆうが?」 

「うん。犬がなんで歩いてたかなんてわかんないだろ。 
どこに行こうとしてたの?」 

「ゆうが?」 

「そうだよ!犬がどこに行こうとしてたかなんて犬に聞かなきゃわかんないだろ!」 
(聞いてもわかんないと思うけど) 

「会社」 

「朝かよ!」 

結局、ゆうさんが朝、会社に行く途中、 
犬がついてきたというだけの話でした。

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振り込み

以前、私があるコンサートのチケットを 
知人に譲った話をゆうさんにしました。 

「お金はどうやってもらったの?」 

「振り込んでもらったよ」 

「そんなことできるんだ」 

「え?やったことないの?」 

「ない。どうやるの?」 

「ええっ!口座番号とか教えればいいんだよ」 

「ゆうは口座番号は人に教えないの。 
入って何かされるといやだから」 

「パソコンじゃないんだから大丈夫だよ。 
じゃあ、今まで一度も振り込んでもらったことないの?」 

「ない。会社の給料だけ。ゆうはかたいの」 

(アタマが?)

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シーザー 

ある日の私とゆうさんの会話。 

「彫刻家で有名なのはミケランジェロだな」 

「何を作ったの?」 

「ダビデ像とか、ブルータスとか」 
(ブルータスは美大の受験生がよくデッサンします) 

「ブルータスって小便小僧?」 

「え!?違うよ(なんでそうなるの?)。 
ブルータスはシーザーを暗殺した人だよ」 

「シーザーって犬?」 

「それはシーズー!あ、シーサー?」 

(クイズか!)

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歌舞伎 

ゆうさんが私に聞きました。 

「歌舞伎って男だけでやるの?」 

「そうだよ」 

「そうなんだ!知らなかった」 

「え~っ!知らなかったの?」 

「うん。この間テレビで、男が女の格好してたから、 
人が足りないのかと思った」 

日本が誇る伝統芸能も、ゆうさんにかかると……。

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50mプール 

「ゆうは、50mプールって、深さだと思ってたの」 

「え~~~~っ!」 

最近ではないようですが、そう昔の話でもないようです。

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冬ソナ・続編

少し前のことです。 
ゆうさんはそれまで『冬のソナタ』を見たことがありませんでした。 

「ゆうは今、冬ソナの続編見てるの」 

「ふうん」 
(そんなのあったかな) 

「昨日はヨン様の目が見えなくなっちゃったんだよ」 

「それ、ほんとに続編なの? 
俺、冬ソナは最終回しか見てないんだけどさ。それ、最終回じゃないの?」 

「続編だよ」 

(続編作ったなんて話、聞いたことないなあ) 
「チェ・ジウとか出てるんでしょ」 

「うん」 

「パク・ヨンハも出てるんじゃないの?自殺しちゃったよ」 

「他の人は知らない」 


後日。 

「冬ソナ最終回だったみたい。次の日違うのやってた」 

調べたら、ゆうさんが見ていたのは、 
『冬のソナタ・新編集版』でした。

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知り合い

あるイベント会場で。 
私は知り合いの男性から、一人の女性を紹介されました。 

3人で立ち話をしていると、ゆうさんがやってきました。 
ゆうさんは女性を見つけるなり、満面の笑みで元気に言いました。 

「あ、こんにちは~!」 

私が言いました。 

「知ってるんだ」 

ゆうさんは言いました。 

「知らない」

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おにごっこ

「ゆうは、おにごっこ嫌いだった」 

「俺も嫌いだったよ。足が遅かったから」 

「隠れなきゃいけないでしょ」 

「おにごっこは隠れなくていいだろ」 

「なんで?」 

「かくれんぼじゃないから」 

「あ、間違えた」 

(あまりの単純な間違いに唖然) 

「かくれんぼ嫌いだった。 
鬼になると、みんないなくなっちゃうから、ゆうはおうちに帰ってた」 

「みんな隠れたんだろ! 
鬼が帰っちゃったら隠れてる子はどうすんだよ!」 

(よく友だち遊んでくれたな)

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続・おにごっこ

「ゆうは、かくれんぼすると、 
鬼じゃなくてもおうちに帰ってた」 

「え~~~!隠れてる子が帰っちゃったら 
後で友だちは大変だったんじゃないの?」 

ゆうさんと遊んでくれた友だちは 
立派な大人になっているような気がします。

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弘法大師

京都でのイベントに出演した時、 
ゆうさんと私はあるお寺に寄りました。 
展示物の説明を読んだゆうさんが言いました。 

「弘法大師って空海なの?」 

「そうだよ」 

「知らなかった」 

「え~~~っ!知らなかったの?」 

「うん。みんな知ってるの?」 

「日本人ならだいたい知ってると思うけど」 

「空海は空海でいいじゃない」 

(そんなこと言われても) 

「弘法大師は目の見えないお坊さんかと思ってた」 

「目が見えなくなったのは鑑真かなあ」 

ゆうさんの頭の中では、 
また新たな歴史が作られているようです。

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遠山の金さん

ゆうさんが言いました。 

「小さい頃、『遠山の金さん』見てた」 

「俺も見てたよ」 

「紙吹雪だっけ」 

「え?」 

「バッて脱いで言うやつ」 

「桜吹雪だろう! 
この桜吹雪が目に入らねえかって」 

「あはは、そうだ。 
紙吹雪が目に入ったら痛いじゃんね」 

「そういう意味じゃないだろう!」 

※確かなことはわかりませんが、調べたら、 
  遠山の金さんの決めゼリフは 
  「この桜吹雪に見覚えがねえたあ言わせねえぞ」などで、 
  「この桜吹雪が目に入らねえか」は 
  水戸黄門の「この紋所が目に入らぬか」との 
  混同であるとのことでした。

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たまご屋さん

ゆうさんの家の近くで、 
新築の家を建てていました。 
二人でそのそばを歩いている時、 
ゆうさんが言いました。 

「あ、たまご屋さん」 

見ると、完成間近と思われる家の前に、 
男の人が一人、立っています。 
その人は足元に箱をいくつか積み上げ、 
ノートのようなものを開いて見ていました。 
しかし、私にはどう見てもたまご屋さんには見えません。 

(近所のたまご屋さんなのかなあ。 
まだ誰も住んでいない家に、たまごなんか売りに来るかなあ) 
私は聞きました。 

「知ってる人なの?」 

「知らない。たまご屋さんじゃなかったみたい」 

「たまご屋さんなんてあるの?」 

「ない」 

ゆうさんの頭になぜ、たまごが浮かんだのか、 
凡人の私には想像もつきません。

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どこ行くの

以前、納車2日目のプリウスでガス欠を起こしそうになった 
岐阜県の山奥でのイベントに、 
ゆうさんと私はまた呼んでいただきました。 

一本道の坂の途中の駐車場に車を止めると、 
知り合いのご夫婦も到着されたところでした。 
会場はそこから坂を20mほど上って左に入ったところです。 
紙芝居や、落語用の座布団など私たちは大荷物で、 
雨も降っていたため、ご夫婦も荷物を持ってくださいました。 

ご夫婦と私は坂を上り始めましたが、 
ゆうさんは車に施錠などしていたので 
振り返ると10mほど後ろを歩いていました。 

私は会場に荷物を置いて、ゆうさんを迎えに行きました。 
しかし、すぐ後ろにいたはずのゆうさんの姿が見えません。 
不思議に思って一本道まで戻ってみると、 
坂を上って行く見覚えのある後ろ姿が……。 

「どこ行くの~!」 

と私が叫ぶと、ゆうさんは振り返り、戻ってくるのでした。 

ゆうさんがなぜ私たちについてこなかったのか、 
どこに行こうとしていたのか、謎は深まるばかりです。

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紙芝居

岐阜県山奥のイベントでは 
ゆうさんが風邪をひいていたため、 
紙芝居も私がすることになりました。 

紙芝居はゆうさんが話を作り、 
紙芝居の舞台(枠)はゆうさんのお父さんの手造り、 
中の絵などは私が制作したものです。 

紙芝居は、お客さんに見えている絵のカードを引き抜いて 
手前に持ってくると次の絵の台詞が読めるようになっていますが、 
ゆうさんは上演中に何度か違うカードを 
引き抜いてしまったことがあります。 

でもゆうさんは気づかずにそのまま読んでしまうため、 
話がつながらず、私がとんで行ったり、 
お客さんに指摘されたこともありました。 

私はゆうさんの代わりに紙芝居をするのは初めてだったので、 
引き間違いをしないか心配でした。 

いざ本番。 
私の紙芝居が始まりました。 
引き間違えないように慎重に指で探り、 
一番前に出ている絵を手前に持ってきて台詞を読みます。 

しかし、心配には及びませんでした。 
台詞の初めには、そのカードの番号がふってありました。 
今読んだカードと、引き抜いたカードの番号が 
続いていることを確かめれば、 
引き間違えてもすぐに気づくことができます。 

イベント後にそのことをゆうさんに言うと、 
ゆうさんが言いました。 

「番号なんかあった?」 

ゆうさんがこの紙芝居をはじめて、もう4年になります。

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エッチ雑誌

本屋さんに寄った時、 
ゆうさんがとてもうれしそうな顔をして私に言いました。 

「ねえねえ、エッチ雑誌だって」 

見ると、天井から吊るされている看板のひとつに 
『H雑誌』と書かれています。 

しかし、エッチな雑誌がこんなに堂々と、書店の一番目立つところに 
コーナー表示までして置いてあるでしょうか。 

周りを見たら、『A文芸』、『Bビジネス』のように 
たまたま雑誌コーナーの順番がHになっただけだということが 
私にはすぐにわかりました。 

ゆうさんは少なからずがっかりしたようでした。

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オートライト

岡山県での講演会は、ゆうさんの車に乗せて行ってもらいました。 
途中、トンネルに入ると、ゆうさんは手動でライトをつけました。 

「ライト、オートじゃなかったっけ」 

「消し忘れるといやだから、手動にしてるの」 

「オートなのに消し忘れるの?」 

「停めてて夜になったらついちゃうでしょ?」 

「エンジン切ればつかないんじゃない?」 

「暗くなったらつくでしょ」 

「そうかなあ。停める度にオート解除しなけりゃならないんだったら 
オートの意味ないんじゃない?調べたの?」 

「調べてない」 

私はダッシュボードから取扱説明書を取り出し、調べました。 

「オートの場合はパワーをオフにすればライトはつかないって書いてあるよ」 

「そうなんだ」 

「オートにしてると夜ついちゃうんだったら、みんなバッテリー上がっちゃうでしょ」 

「だから上がってるんだと思ってた」 

「それは手動にしてる人が消し忘れるからでしょ」 

「ゆうはオートにしたまま忘れたことあるけど、朝バッテリー上がってなかったから 
プリウスはすごいなと思ってた」 

調べれば2、3分でわかることでも、 
自分で信じたことには疑いを持たないゆうさんでした。

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スタバで

岡山に向かう途中、 
ゆうさんと私はサービスエリアのスタバに寄りました。 

注文カウンターのお客さんの列に並ぶと、 
店の人が先にメニューを持ってきてくれました。 

「何にする?」 

「ゆうはスターバックスラテのショートのアイスにする」 

「俺はホットにするわ」 

間もなく私たちの順番がきて、ゆうさんが言いました。 

「スターバックスラテのショートのアイスと…… 
スターバックスラテのホットのアイス」 

何それ。

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赤穂浪士

岡山に向かう途中、赤穂を通りました。 

「赤穂浪士は知ってる?」 

「ヘビをやっつけた人?」 

「え?」 

「赤穂オロチでしょ。ヘビをやっつけてなんか出てくるの」 

「それはヤマタノオロチじゃないの? 
スサノオノミコトがやっつけて草薙の剣が出てくる」 

「そっか。赤穂オロチを煎じて薬を作るのかと思った」 

「赤まむしドリンクじゃねえぞ!」 

それからしばらくの間、 
私はゆうさんに『忠臣蔵』の話をしました。

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続・オートライト

夜、ゆうさんの車に乗せてもらいました。 
目的地について私が車を降りかけると 
ゆうさんが運転席に座ったまま言いました。 

「ほら、消えないよ」 

見るとヘッドライトがついたままです。 

「オートになってるの?」 

「うん」 

「パワーは切ったの?」 

「うん」 

ゆうさんは大きくうなずき、心なしか得意気です。 

「降りてみたら」 

私が言うと、ゆうさんは車を降りました。 
そして、ゆうさんがちょっと目を離したすきにライトは消えました。 
ゆうさんが言いました。 

「消えたの?」 

「うん」 

「おかしいなあ」 

取扱説明書に何と書いてあろうと、 
自分を曲げないゆうさんです。 

しばらくしてゆうさんが言いました。 

「ゆうが降りたからライトが消えたの?」 

私が言いました。 

「時間だと思うよ」 

ゆうさんを納得させるにはまだ時間がかかるかもしれません。

※後で調べたら、運転席のドアを開けると、
 ライトは消える仕組みのようです。

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スージー・クアトロ

50代以上の方でないとご存じないかもしれませんが、 
昔、スージー・クアトロというアメリカの女性ロックシンガーが 
日本でも結構人気がありました。 

以前、ゆうさんに、私が高校時代、 
スージー・クアトロのコンサートに行ったという話をしました。 

最近、またそんな話をしていた時、 
ゆうさんが言いました。 

「スージー・クアトロって日本人じゃないの?」 

「え?日本人だと思ってたの?スージーだよ」 

「すじさんかと思ってた。すじくあとろう」 

(どんな字だよ) 

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龍人のボケ事件

奄美大島に呼んでいただいた時、 
帰りに鹿児島に寄って、バスに乗りました。 

バス代は二人分で1840円。 
目的地で降りる時、私はまず千円札を1枚料金箱に入れ、 
もう1枚は両替機に入れました。 
そして、出てきた百円玉9個と十円玉10個から160円を取り、 
それを料金箱に入れてしまいました。 
ゆうさんが言いました。 

「あ!逆じゃない?」 

「あ!そうだ」 

運転手さんが言いました。 

「もう一度両替してください」 

ゆうさんは私の手から百円玉を1個取ると両替機に入れましたが、 
私は、この先どうすればいいのか分からなくなっていました。 

(160円は入れたんだから、あといくら入れればいいんだ?) 

しかし、ゆうさんは10個になった十円玉から6個を取って 
40円を料金箱に入れ、さらに私から百円玉1個を取って言いました。 

「あと全部入れて」 

私は言われるままに残りのお金を全部料金箱に入れてから 
状況を理解しました。 

(なるほど~。やるじゃん!) 
ゆうさんに奄美大島で何か降りてきたのかもしれません。

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ぬかよろこび

私の出演するイベントの打ち合わせのため、 
主催者の方、ゆうさん、私の3人は
午後1時に名古屋のある駅で待ち合わせて
デニーズに向かいました。 

途中、信号待ちをしている時、 
配り物をしていたお姉さんから何か渡されたゆうさんは 
うれしそうに言いました。 

「デニーズのドリンク無料券だって!」 

私は、無料ってことはないだろうと思いましたが、 
続けてゆうさんががっかりしたように言いました。 

「あ、でも来週からだ。残念」 

私はゆうさんが受け取ったチケットを見てみました。 
今日は6月15日で、有効期間は5月21日から6月24日でした。 

「使えるよ。期間内じゃない」 

「あれ、今、6月だっけ。じゃあ、使えるね!」 

「でもこれ、ドリンクセット無料券だから、食事しないとだめだよ」 

食事をするとセットのドリンクが無料になるというチケットでしたが、 
3人とも食事は済ませていたので結局チケットは使えませんでした。

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オートライトその後

ゆうさんが言いました。 

「この間、スモールライトがつけっぱなしだった」 

「まだオートにしてないの?」 

「うん」 

「オートにしないからつけっぱなしになっちゃうんでしょ」 

「だって天変地異が起きたら 
手動じゃないと心配なんだもん」 

「天変地異が起きたらライトの心配なんかしてる場合じゃないだろ! 
命があるかないかだぞ!」 

私はゆうさんの頭の中を見てみたくなりました。

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リピート

ゆうさんのクルマは、CDを入れると自動的に録音されるようになっています。 
入れたままにしておくとずっとリピート再生されます。 

私はゆうさんのクルマに乗せてもらった時、少女時代の新しいCDを入れました。 
そのCDに入っているのは、メインの曲とカップリング曲の2曲です。 

私は録音が済んでもCDを取り出さなかったので、 
クルマの中ではその2曲がずっと繰り返しかかっていました。 
しばらくして運転しながらゆうさんが言いました。 

「このCDいいね。いっぱい入ってて」

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カーナビの更新

ゆうさんのプリウスは買って2年が過ぎ、 
そろそろカーナビの情報が古くなってきました。 

ネットで新しい地図に更新できるのですが、 
ゆうさんはそういうことが苦手なので、私がやりに行きました。 

作業を進めるうち、カーナビのシリアルナンバーが必要になりました。 
どこに書いてあるかわからないので、 
ゆうさんに、トヨタの販売店に電話してもらうことにしました。 

ゆうさんは携帯電話で担当者と話しながら外に出て行きました。 
私が見に行くと、片手でプリウスの中をあちこちひっかきまわしています。 

「シリアルナンバーの書いてある紙があるんですね? 
ボルトも一緒にあるんですか?」 

私も手伝いながら、ダッシュボードからトランクの底まで開け、 
スペアタイヤの周りも探しましたが、見つかりませんでした。 

電話を切ったゆうさんの話によると、 
今回は、シリアルナンバーは担当者が調べてメールしてくれるそうだが、 
ボルトがないと今後、カーナビを外せず、修理もできないとのことでした。 

ゆうさんは、ボルトなんか見たことない、 
車関係のものは車の中以外には絶対しまってないと言いながら、 
分厚いクリヤーブックを出してきました。 
そこにはたくさんの電気製品の取扱説明書などが 
ファイルされていました。 

ゆうさんはブツブツ言いながら一つずつページをめくっていきました。 
私は横からその様子を見ていましたが、 
しばらくして私の目に飛び込んできたのは、TOYOTAの文字と、 
数個の金属の塊でした。私が言いました。 

「これは……?」 

ゆうさんは慌ててトヨタの販売店に電話して平謝り。 
こうしてシリアルナンバーもボルトも見つかり、 
カーナビは無事更新できたのでした。 
めでたし、めでたし。

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ユンバ

ゆうさんは先日、実家のご両親のために
お掃除ロボットを買いました。
部屋中をぐるぐる回って自動的にお掃除してくれる賢い機械です。

また、ゆうさんは最近、自分自身も拭き掃除に凝っていて、
毎日のようにフローリングの床をぞうきん掛けしているそうです。

お掃除ロボットといえば『ルンバ』が有名なので、
私はゆうさんに『ユンバ』という名前を付けました。

私がゆうさんのプリウスのカーナビをパソコンで更新している時のことです。
突然、ユンバが始動しました。

ゆうさんのパソコンは処理速度があまり速くないこともあり、
作業にはかなり時間がかかっていました。
そして、あるデータをダウンロードするのに何十分もかかり、
あと数分で終了というところに、ユンバが床を這ってやってきました。

私は立ち上がり、椅子をどかしてユンバを動きやすくしました。
パソコン周りですから当然電源があります。
パソコンは、プラグを抜かなくてもスイッチ一つで電源を切ることができる
テーブルタップにつながれていました。
ユンバはテーブルタップを持ちあげ、何本ものコードの下も拭きました。
そしてテーブルタップを下した次の瞬間、パチンと音がしました。

「あ~~~~~っ!」

テーブルタップのランプが消えていました。
何が起きたのかわかったユンバはすぐにスイッチを入れましたが、
パソコンの動きは止まっていました。
処理終了までの残り時間はあと1分でした。

「どうしよう。キャンセルしてやり直せるのかな……」

しばらくの間、途方に暮れて止まった画面を眺めていた時です。
パソコンは動き出しました。
ノート型ですから、たぶん、充電されていたので大丈夫だったのでしょう。

以前にもブルーレイレコーダーの映像が画面に映らなくなったり、
スピーカーに雑音が入ったことがありましたが、
ユンバが動かしたことによる接触不良が原因でした。
よく働くユンバですが、ときどきやり過ぎるようです。

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できる女

ゆうさんと、このシリーズの話をしていた時のことです。 
ゆうさんがバス代の支払いで 
見事な対応を見せた『龍人のボケ事件』について。 
私が言いました。 

「あれはすごかったね」 

「ゆうはみんなに、やれる女だと思われたかな」 

「できる女だろう!やれる女だと思われちゃまずいぞ」 

(自分で落とすか)

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まんじゅうこわい

私の勤務する会社では、正月と創立記念日に、 
社員に大きな栗饅頭が配られます。 

私は先日の創立記念日に、 
ゆうさんにそれを携帯の写メで送りました。 

写真は、ふた付きとふたを取ったところの2種で、 
箱の1辺は、155mmと書きました。 

しばらくして、ゆうさんから返信が来ました。 

「えー!!1メートル~~~!巨大すぎる~」 

冗談かと思いましたが返信しました。 

「まじで?ミリだよ」 

次の返信。 

「あ。ミリでした」 

どうも冗談ではなかったようですが、 
さすがに1メートル50センチもの饅頭を配るとは 
普通の人は一瞬でも考えないと思います。

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豆乳

ゆうさんと私は、以前、名古屋の居酒屋さんで 
よく講演させていただいていました。 

そこを経営されていたKさんが、岐阜県で 
オーガニックレストランを始められたので、 
二人で行ってきました。 

ランチをいただいてから、コーヒーを注文しました。 
Kさんが言いました。 

「ミルクは豆乳だけどいい?」 

私が答えました。 

「いいですよ」 

しばらくして、メニューを読んでいたゆうさんが言いました。 

「豆乳って豆なの?」 

「そうだよ。何だと思ってたの?」 

「え~~~!牛の乳かと思ってた」 

「え~~~!だって豆乳だぞ。闘牛じゃねえぞ」 

「だって、乳だよ!」 

ゆうさんは、乳のつくものはみな動物の乳だと思っていて、 
ココナッツミルクも、 
ココナッツに牛乳を混ぜたものだと思っていたそうです。

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コーヒーと茶こし

私は知人からお土産にいただいた挽いたコーヒー豆を 
ゆうさんの家に持って行きました。 
フィルターとドリッパーがなかったので、 
ゆうさんは麦茶などを作る布の茶こしのついた瓶で入れました。 
しかし、飲んでいくと、やはりカップの底には細かい粉がたまっていました。 
私はゆうさんにそれを言いましたが、 
ゆうさんは何を思ったか、カップを揺すって粉まで飲んでしまいました。 

後日、100円ショップでフィルターとドリッパーを購入しました。 
今度は粉も残らず、おいしくいただけました。 

次にゆうさんの家に寄った時、またコーヒーを入れてくれました。 
ゆうさんが言いました。 

「茶こし使ったよ」 

「え?フィルターは使わなかったの?」 

「使ったよ」 

「じゃあ、茶こしはどこで使ったの?」 

「カップに入れる時」 

「なんで?」 

「粉が残るでしょ」 

「フィルター使ったなら残らないよ。この前残らなかったでしょ」 

ゆうさんは、フィルターを通して入れたコーヒーを 
今度は紅茶などを入れる時使う網の茶こしを通してカップに入れたそうです。 

ゆうさんの行動は、凡人にはときどき説明がつきません。

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絶妙

ゆうさんの家のテレビで大相撲中継を見ていました。 
出世が早くて髪の伸びが間に合わず、 
まげの結えない力士を指して私が言いました。 

「この人、まげがゆえないんだよ」 

ゆうさんが言いました。 

「まゆげがないの?」

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緊急地震速報

私がゆうさんとの待ち合わせ場所に行くため 
駅のホームで電車を待っていると、 
「地震速報が入ったので、電車の運転を見合わせます」 
というアナウンスがありました。 

揺れを感じることもなく、間もなくまたアナウンスが入りました。 
「運転を再開します。電車は4、5分遅れます」 

私はゆうさんに携帯電話でメールしました。 

「地震があったようで、電車は4、5分遅れるよ」 

私が電車に乗ってしばらくすると 
まだ自宅にいたゆうさんから返信が来ました。 
ゆうさんのうちのパソコンは、緊急地震速報が 
入るようになっています。 

「さっきパソコンのアラームが鳴ったけど、 
まだうちは揺れません」 

その後のやりとり。 

「もう揺れないよ」 

「そうなの?」 

「地震の予報なんて30秒前くらいだ」

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ため口

ゆうさんが言いました。 

「会社で同い年だと思って、ため口きいてた人、二つ年上だった」 

ゆうさんは途中入社なので、同僚の年齢をよく知りません。 

「なんで同い年だと思ったの?」 

「なんとなく」 

「だいたい年上か年下でしょ。 
同い年の確率は低いよ」 

「そう言われればそうだけど……。 
ゆうは誰にでもため口なんだけどね」 

「社長にもでしょ」 

「うん。先輩に敬意を払えない」 

「その方が問題だよ!」

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再びゆうさんの出張

再び東京に出張し、東京駅で帰りの新幹線に乗ったゆうさんから 
メールが来ました。 
ゆうさんはホームで待っていましたが、 
自分の乗る電車の表示がないのでおかしいと思い、 
駅員さんに聞いたら、ホームが違うと言われ、 
危うく乗り遅れるところだったそうです。 
私は返信しました。 

「さすがだね。 
新幹線はホームがたくさんあるから、よく確かめないとね。 
迷わずに違うところで待つ根拠のない自信がすごい。 
東京、初めて行ったわけじゃないのに」 

「だって…疑いの余地がないくらい大きく『名古屋・大阪』って 
柱に書いてあったんだもん。 
電光掲示板の表示ミスと思いました。みんなは思わないのかな」 

(そう簡単に電光表示がミスるかよ) 
「東海道新幹線のホームは6つくらいあるもん。 
全部、名古屋・新大阪方面行きだよ」 

「え~!そうなの? 
そんなに作ったら間違いのもとだよね」 

それだけ利用者がいるわけですから。 
間違えるのもわかるけど、ホームが複数あることも知らないで 
今までよく帰ってこられたな。

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健康診断

ゆうさんは健康診断に行きました。 

看護師さんに 
「これを持ってまっすぐ進んでください」 
と言われたので、 
目の前にあった、カルテのたくさん載ったカートを押して歩きだそうとしたら
「違います!」 
と言われ、ゆうさんのカルテを渡されたそうです。 

どこの看護師さんが、 
健康診断を受けに来た人にカートを押させようと思うでしょうか。

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気が早い

私の従事している広告の仕事で、 
あるキャンペーンが始まる前日の朝、ゆうさんからメールが来ました。 
今回のキャンペーンの企画は内密に進められ、 
当日まで関係者以外に知らせてはいけないというものでしたが、 
私はゆうさんに新聞広告の掲載日だけ教えていたので、 
ゆうさんはそれを覚えていて、確認のメールをくれたのでした。 

「新聞掲載は明日だよね?」 

私は返信しました。 

「うん。やっと解禁。0時からWEBも始まるよ」 

昼過ぎにゆうさんから返信が来ました。 

「今、HP見てるけど、どこに出てるのかな?」 

私は返信しました。 

「解禁は明日だから、夜中の0時だよ」

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キャップでワクチン

ゆうさんとのメールでのやりとり。 

「前集めてたアルミ缶の栓って、栓から車椅子を作るんだよね?」 

「プルタブね。そうだよ。アルミだからね」 

「ペットボトルのキャップも 
あんなのからワクチン作れるなんてすごいね」 

「そうなの?直接原料になるのかな」 

「溶かしたらワクチンになるんじゃない?」 

そんなわきゃあないだろうと思って調べたら、やはり 
キャップを再資源化原料として売って、 
その売却金でワクチンを買っているということでした。

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もののけゆう姫

ある朝、ゆうさんからメールが来ました。 
ゆうさんは愛知県半田市に住んでいます。 

「今、お散歩してて 
イタチ?パペット?みたいな動物が水浴びしてた。 
私に気づいて立ち往生してたけど、かわいかったよ」 

私は返信しました。 

「パペットは人形だぞ。 
半田はいろいろいるかもしれないけど、 
東京でも鼻筋の白いハクビシンっていう外来種が 
いるみたいだぞ」 

「へえ、白い美形な動物かな」 

(美形かどうかは知らないけど) 

しばらくしてまたゆうさんからメールが来ました。 

「わかった!パペットじゃなくてフェレットだ」 

「かなとは思ったけど。あれは外にはいないだろうな」 

「えー!わかってたの? 
外にいないってどこにいるのかな」 

「その辺の外にいる動物じゃないっしょ。 
調べたら、イタチの一種から家畜化されたみたいよ。 
いてもペットでしょ」 

ゆうさんが何を見たのかは謎です。

※後でわかったことですが、ゆうさんはこの時、
 ハクビシンを、ハクビジンと読んでいたそうです。

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ゆう散歩

ある朝、ゆうさんにメールしたら散歩中でした。 
すぐに来た返信と、その後のやりとり。

「今朝は涼しくて気持ちいいよ。 
さっきおじいさんに声かけられた」 

「CMのようだね」 

「『イメージガールのようだね』って言われたけど、 
振り向いたら後ろにハーフのような若い女性が立っていたので 
ゆうじゃなかったみたい」 

お笑いCMになりました。

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続・キャップでワクチン

ゆうさんと私の会話。

「キャップを溶かしてワクチンができるんだと思ってたって
友達に話したら笑われた」

「そりゃそうだろう」

「ワクチンが余ったらキャップに戻せばいいとも思ってたんだけど、
フェイスブックのコメントに書かなくてよかった」

「書いてあったよ」

「え!?」

パソコンを調べるゆうさん。

「ほんとだ」

ほんとにボケるのはまだちょっと早いと思うんですが。

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騎馬像

ゆうさんと私は、あるイベントを見に、 
名古屋国際会議場に行くことになりました。 
私が言いました。 

「あそこには騎馬像があるから見たいんだよね」 

「へえ。キバのあるゾウ?」 

「いや、馬に乗ってるんだよ」 

「馬に乗ったゾウ?」 

つぶれるぞ。 

※名古屋国際会議場には、 
レオナルド・ダ・ヴィンチが作る予定だった、 
幻のスフォルツァ騎馬像があります。 
http://www.nagoya-congress-center.jp/shisetsu/kiba.html

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回転寿司で

ゆうさんの天然ボケの原因のひとつに 
視界が狭いことがあると思います。 
見えている範囲は普通の人と変わらないと思うのですが、 
一点に気を取られると周りに注意が行かなくなるようです。 

ゆうさんがお友達のNさんと 
回転寿司に行った時のことです。 
ご存じと思いますが、回転寿司のお茶は、 
茶碗にティーバッグを入れ、ある部分に押し付けると 
お湯が出る仕組みになっています。 
そうやってお湯を入れている間は他のことができないので、
誰でも動きが止まるかと思います。

二人で席についてから、ゆうさんがふと見ると、 
お友達の動きが止まっていました。 
ゆうさんはおかしくなって言いました。

「どうしたの?Nさん。固まっちゃって」 

「あなたのお茶を入れてあげてるんだよ」

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お土産

ゆうさんの会社の人が旅行のお土産に 
横文字の書いてある入れ物のクッキーを 
皆に配っていたそうです。 

どこに行ってきたのかよく聞こえなかったゆうさんは 
聞き返しました。 

「熊野?」 

「違う」 

「桑名?」 

「違う。……グアム!」 

※熊野市、桑名市は三重県にあります。

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ケイトウ

ケイトウという花をご存じだと思います。 

ある日、ゆうさんからメールが来ました。 

「ねえ、ケイトウって毛糸になるんじゃないんだって。 
知ってた?」 

(知らないのはたぶんあなただけです)

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イナゴ

長野県で自然農をされている方のところにお邪魔し、 
落語などをさせていただきました。 

食事の時、イナゴの話題が出ました。 
ゆうさんが言いました。 

「イナゴってハチ?」 

「え?イナゴはイナゴだよ」

「じゃ、魚?」

「それはアナゴだろ!
イナゴはバッタみたいなやつだよ。 
知らないの?」 

「知らない」 

「え~~~!イナゴは有名だぞ。 
イナゴの大群とか聞いたことない? 
子供だって知ってるよ」 

隣にいた小学生に聞くゆうさん。 

「イナゴって知ってる?」 

「うん」 

(知らないのはたぶんあなただけです)

※調べたら、日本の水田にいるイナゴが
 大群になることはないようです。

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マコモダケ

長野での食事の時のことです。 
食卓に上がっていた炒めものの中に、 
サクサクと歯ごたえのよい食材があり、 
その説明をしてもらいました。 

「これは、マコモダケといって、ヨシのように 
水辺に生える草です」 

しばらくしてゆうさんが言いました。 

「ドコモダケください」

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せんとくん

ゆうさんが言いました。 

「この間、Nさんのうちに遊びに行ったの。 
Nさんは伊勢神宮が大好きでね。 
今からテレビで、せんとくんがやるから見ようって言われたの」 

「ふうん」 
(せんとくんが伊勢神宮で何するのかな) 

「でもあたし興味ないからすぐ寝ちゃった」 

「せんとくんは奈良県のキャラだけど、 
なんで呼ばれたの?」 

「あ、せんとくんじゃなかった。何だっけ?」 

「え?式年遷宮?」 

「あ、そうそう」 

(ぜんぜんちゃうやんけ!)

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ガンジー

龍人のHPで、自分のボケ事件を読みながら、 
ゆうさんが大ウケしていました。 

『弘法大師』を読んでいる時、私が言いました。 

「鑑真(がんじん)も知らなかったでしょ」 

「うん。ガンジーは知らない」 

「ガンジーじゃなくて、がんじんだよ。 
ガンジーはインドのすごい人だよ」 

「知らない」 

「え~~!マハトマ・ガンジーだよ。知らないの?超有名だよ」 

ゆうさんは『鑑真』の文字を指さして、 

「これ、ガンジーって読むのかと思った」 

もう、何が何だかわけがわかりません。

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どじょう

ゆうさんの家の近くの川辺を歩いていた時です。 
川の中には大きな鯉が何匹もいました。 
小さい魚が群れをなして 
きびきび泳いでいるのも見えました。 
私が言いました。 

「小さいのもいっぱいいるよ」 

「どこどこ?ほんとだ!」 

「何ていう魚だろう」 

「どじょう?」 

「どじょうはあんな風には泳がないよ」 

「そうなの?」 

「え?どじょうってどんな魚か知らないの?」 

「知らない」 

「え~~~っ! 
小さい頃から絵とかでもよく見ただろう。 
どんぐりころころとか歌にも出てくるし」 

それからゆうさんにパソコンでどじょうの画像を見せましたが、 
ほんとに知らなかったようでした。 

ここまで来るとボケじゃなくて、ひょっとして記憶喪失!? 
ちなみに、どじょうすくいも知らなかったです。

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