呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


土用丑の日鰻の日

  今年の7月27日は土用丑の日である。土用丑の日は『木曽路』さんで鰻を食うのが決まりなのだ。そう、これは犯すべからずの真実である。というわけで、朱雀と、武田と一緒に(武田は鰻を食わないが)鰻を食いに行ったのだ。
 「いやあ、久しぶり」
 まったくである。呆冗記上に出現するのは3月の『さよなら死神博士』以来だな。
 「僕なんて1月16日の『やめます内輪ネタ』以来ニャ」
 そんなになるか。
 「なるニャ」
 まずはビールである。木曽路で作ってないが木曽路で作っている木曽路ビール。(木曽路のお店で作っているわけではないが、木曽路(地名)で作られている)を呑む。
 「鰻焼いてください」
 「どうする。今年は蒲焼き? 白焼き?」
 木曽路のマスターが聞いてくる」
 残念ながら、白焼きと蒲焼き、二人前頼む財力はなし、朱雀も私も蒲焼きは1人前食いたいし。で、白焼きはあきらめることにする。(今考えれば、蒲焼き2人前、白焼き1人前頼んで白焼きを朱雀と半分こすればよかったのだ。しかし、その場では思いつかなかったのはやはり木曽路さんだと緊張するからだろうか)
 「僕はコーチン串焼きをお願いするニャ」
 だから、魚介類を喰えというのに。
 「僕はお魚は嫌いじゃないニャ。でも、せっかく木曽路さんに来たらコーチンに、鹿肉、あと、馬刺しが食いたいニャ」
 「訳がわかるようなわからないような話だな」
 まったくである。
 そうこうしているうちに鰻登場。年に一度の贅沢なのだ。ああ、今年も生きてて良かったのである。
 「鹿肉ステーキお願いするニャ」
 馬鹿は放っておくが吉である。
 というわけで、無言で鰻をほおばるのだ。やっぱり鰻である。ああ。おいしい。泣きながら食うぞ私は。
 「しかし、最近、何か面白いことあったか」
 うぐう。
 「えーい、その『うぐう』はやめんか」
 はわわ。
 「貴様、我が職場の生徒が聞いたら大激怒だぞ。原理主義者がいる」
 それって、拙くはないのか? 貴様の職場の生徒はみんな18歳以下では・・・。
 「心配ないニャ。ちゃんと全年齢で出ているニャ」
 そうなのか。なんか複雑。
 「それよりも、途中で投げ出した上杉が、ヒロインの口まねだけする方が問題ニャ」
 そうなのか。
 「ともかく、何か面白いことあったか。この半年」
 いや、何にも。
 「僕は面白いことだらけニャ」
 ほう。何があった?
 「なんと言っても、『デモンベイン』は燃えたニャ。『巫女巫女ナース』は腹抱えて笑えたし、『サイキッカー美々』はマヌケ(ほめ言葉)だったニャ、『S○X FRIEND』には萌えまくったニャ。今、まいふぇいばりっと蝶子さんを凄まじい勢いで奈美ちゃんが追い上げてるニャ。にしても『CANDY TOYS』のかなたも可愛いニャ」
 流石に問題がないか。武田暗、37歳。
 「なにがニャ。僕は税金も払ってるし、犯罪も犯していないニャ。日本国の憲法と刑法と民法の枠内で、自己の趣味を謳歌しているにすぎないニャ」
 頭イタイ。あ。馬刺しください。武田は食うなよ。
 「どうしてニャ!」
 だって、鹿肉食ったろう。これで馬食ったら。
 「馬鹿になる。ともかくだ。なんか面白いことしたくはないか」
 どんなことだ。
 「道の駅、一筆書き制覇」
 なんだってー! である。うーむ、去年は武田。今年は朱雀。これはふりーめいそんの陰謀なのか。
 「それは面白いニャ」
 「そうだろうそうだろう。おそらく走行距離は4000キロを超えるに違いない。この大冒険! これをやらんで誰が男か」
 「そうニャ。そうニャ」
 なんか、盛り上がってるが勝手にしろ。私はおうちに帰るのだ。
 「そうはいくか。貴様も来るのだ」
 「一蓮托生ニャ」
 というわけで、今年の夏はどーなるのであろうか。(03,7,28)


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