呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


真拳勝負!?

 忙しいったら、忙しい。あんまり忙しいので、私はもう狂騒状態なのだ。というわけで、日々、仕事生活を送っている私である。はあ。しかし週78時間労働はあんまりだと思うのだが。(当然サービス残業)ま、最初から残業手当が付かない朱雀よりはまし。と書いてから思った。あやつは覚悟の上である。教員に残業はないのだ。そう、なんてったって聖職なんだからな。(少し僻み。しかし、聖職が生殖と出てしまう私のATOK、何とかしてくれ)というわけで、やっぱり可哀想な私である。
 「そんなことはないニャ」
 おお、2週間振りの武田ではないか。
 「残業するなんて能力のない証拠ニャ。時間内に全ての仕事を片づけてこそ、一流のサラリーマンニャ。残業するなんて二流のすることニャ」
 それでは、貴様はさぞかし一流なのだろうな。
 「ふふふ。僕は仕事が片づかなくてもさっさと帰るニャ。超一流のサラリーマンニャ」
 よく馘首にならないもんだ。
 「僕を馘首にすると困るのは向こうの方ニャ。だから僕は絶対安全ニャ」
 本当なのかなあ。朱雀だって、時間割組めるのはあいつだけだが、そんなこと聞いたことないぞ。
 「どうせ、朱雀はまだ教師に過ぎないニャ。教育者になってこそ、一流の、押しも押されもせぬ人材になれるのニャ」
 でも、あいつ。先だって『おれは教員になることに決めたよ』ってぼやいてたぞ。
 「一体なにがあったのかニャ」
 というか、教育大学出身の人間にしか分からない『教員、教師、教育者』論議はやめて、貴様は一体何しに来たのだ。
 「そうそう、実は上杉は『A君(17)の戦争 1 まもるべきもの』を佐藤御大の作品だと過去に断定したニャ」
 いや、断定はしていないが。
 「そこでだニャ。この作品を鑑定して欲しいニャ」
 なんだ。これは。おお朝日ソノラマ文庫の『真拳勝負!』(松谷雅志著)ではないか。確かソノラマ文庫大賞に入賞した作品で原題は『殴れ!』だったな。
 「よく知っているのニャ」
 そりゃあ、夢を全て諦めたわけでもないし。12月のソノラマは『D』が出ていたので買ってしまったしな。その新刊案内に載っていたのだよ。そうか『真拳勝負!』と名前が変わったのか。
 「『喪中の戦士』ニャ」
 なに。
 「『喪中の戦士』が『前絶後』ニャ。『殴れ!』が『真勝負!』ニャ」
 まさか。
 「どうも、何か引っかかるニャ。引っかかるけど、引っかかるけど、断定できないニャ」
 うう、一寸かせ。
 「いいにゃ。じゃあ、僕はゆっくり『ヘルシング』でも見させてもらうニャ」

 閑話休題

 「何ニャ。これは平野耕太を莫迦にしているのかニャ!」
 だから言っただろうが。そう言うアニメなのだ。
 「くそう、腹が立つニャ」
 どうどう。
 「ところで、どう読んだニャ?」
 ううーん。難しいな。これ? 豪屋氏の場合、あれはほぼ間違いなくと思うんだが。(というか新人があそこまで似せられないと思うのだ。ドラゴンの編集長は御大の友人でタイフーン戦隊の駆逐艦乗りなのだし。しかし、もしも別人だったらごめんなさい。)
 ところが、これの場合、どうなるのだろう。雰囲気はすごくあるのだ。いや、女の子の方が強いし。男はみんなどこか情けないし、その辺り、ろくごまるに氏テイストてんこもりなのだが。さらに、

 血管が修復されながら伸びはじめる。
 切断された神経細胞が、太いものから修復される。
 造骨細胞活性化。カルシウムを結晶化し上腕骨組織を再生。
 繊維芽細胞活性化。筋組織を接合。同じく微少管を接合する。
 皮膚組織再生。
 骨髄造血幹細胞にて血球作成開始。免疫系回転。雑菌を排除。
 (『真拳勝負!』222ページ)

 「おうとも。おまえと交わす言葉なんざ、これっぽっちもないのだ、風早涼一!」
 あとは言葉じゃ語れまい。
 (『真拳勝負!』248ページ)

 このあたりは、彷彿とさせるのだ。
 しかし、もう一つ。もう一つ決め手に欠けるような気がするのだ。うむ。
 意外とろくご氏ファンの若いのではないか? という気もしないのでないのだが。ううむ。違うんじゃないかあ。自信ないけど。
というか、ろくご氏、はやく書いて欲しいのだ。あそこで宙ぶらりんは非道いだろう。
 「ふ、まだ2年ニャ。自分なんて、自分なんて、冴速さん7年待たせたニャ」
 それを言うか? それを。ならば貴様の『PC−98』だって。
 「ま、まずいニャ。じゃ、さいならニャ」
 あ、逃げた・・・。
 しかし、真面目にろくごまるに氏どうしたのかなあ。(02,2,2)


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