呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。

がんぱれーどまあち その2

 さて、『ガンパレードマーチ』である。無事トゥルーエンドにたどり着いた。『めでたし、めでたし』
 いやあ。ここまではまったゲームも珍しい。というかなんというか。である。
 なんと言おうか・・・。どうやら冴速さんも、完全にはめたみたいだし。これで、まずは1勝。しかし、。まだまだ負けは込んでいるのである。いやあ。困った話だ。(って何が?)

 と言うわけで、なぜ『ガンパレードマーチに』ここまではまるのか? 少し考えてみたい。
 それはおそらくは自由度の高さにあるのではないだろうか? 単なる戦術シミュレーションではない。やりようによっては(自分が司令になれば)非常に限定された意味での(異論もあるだろうが)戦略シミュレーションを行うことも可能である。
 また、今まで類を見ない整備員の物語というのもありだ。ひたすら後方支援というのもある。なんと言っても主人公は何にでもなれるのだ。そして、どうとでもなる。
 一整備員として必死に整備しておけばパイロット達が戦闘で勝利を重ね、確実に人類を勝利に導くことも出来る。
 もしくはスカウトとなって、圧倒的な敵に対して裸一貫、勝利を重ねることも出来る。
 司令になって、苦労するのも勝手だ。
 美女の嫉妬を買って刺されることだって、裏切り者を射殺して、その彼女に撃たれることだってできる。
 もしくは、決戦存在になって『めでたし、めでたし』もありだ。

 さらに、シミュレーションの出来も秀逸である。なかなか一筋縄ではいかないのだ。
 なんと言っても恐ろしいことに、この私が、この私がである。ライフルマンをやっているのだ。ジャイアントアサルトと、ミサイルでちくちくと・・・。プライドを捨てたのか! 上杉 明! エピオン大好き人間の矜持はどこへいったのだ・・・。
 が、これが楽しいのである。このゲームで高いところから連射でぶちのめす。これほどの楽しいことが他にあろうか? いや、ない。
 なんとなく、冴速さんの楽しみがわかってきた今日この頃である。
 更に凄いのは、このゲーム。敵は無限増殖しないのだ。すなわち、圧倒的に勝利を重ねると、後半、素晴らしく平和で幸せな日々が続くことになる。そうして、そうなってしまうと真のエンディングにはたどり着けないのだ。まったくもって、凄まじく困った話である。そんな世界でいいのだろうか? が、より、現実に近い世界だと言えなくもない。(あ、また否定の連続)
 すなわち、WW2のドイツのパイロットに200機、300機という凄まじいエースが多いのは、ひとえに圧倒的な敵戦力を前にした防衛戦で敵機が山ほどおり、撃墜されても自分の領土、もしくは最悪でも陸地なので生き延びるチャンスが多く。そして、機体が頑丈だったからに他ならない。(最後だけは士魂号とは適応しないが)。逆に言うと、連合軍パイロットは敵が少ないためにそういったエースになる機会を逸し、日本海軍はその戦場が海の上で機体が脆弱なため、繰り返し戦場に出ることが非常に難しかったと言えるだろう。それをこのゲームは忠実になぞっているのである。すなわち、前半部の戦闘により、その世界は、ドイツ防空戦か、連合軍の戦略爆撃かに分かれてしまうわけだ。
 これはコアなゲームである。真面目にコアなのだ。
 佐藤大輔御大の小説を読んでいる人間にはもう、涙ものの世界なのである。

 私は、前にも書いたが、これを御大への冒涜とも取らないし、『星海の紋章』のパロともとらないので、実に楽しめた。
 しかもである、ヒロインの性格が13人13色(で、いいんだよな)中でも舞ちゃんは可愛いし、萌ちゃんもいける。森さんもじっくりつきあえば味があるだろう。がだ。真紀ちゃんが一押しかも知れないと、そう、最近思っている。金ダライ・・・。割れた眼鏡・・・。うう、守ってあげたいではないか。
 え、ののみ。ののみは・・・不味いでしょう9才固定って言うのは・・・。漢(おとこ)の浪漫(ゆめ)かも知れないが・・・。いや、私がと言うわけでは絶対にない。ただでさえ、最近そういう評価があって、困っているのだ。私はロリではない。確かに第一部のチビフィーネが可愛かったが、断じて、ロリではない(はずだ・・・)

 最後に久部さんの『ガンパレードマーチ』評を掲げてこの項を終わりにしたい。
 「だからね、絶対に世界征服をしても日本に手を出しちゃいけないんだよ。日本以外みんな征服しておけば問題ないのに、日本を征服しようとするからヒーローが現れて潰されるんだからさ」
 けだし、名言である。(01,1,10)


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