呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。


ああ、接近戦

 さて、接近戦である。というのも前回、『パワードール』だとか『妖獣戦記』だとか書いたので、すっかりシミュレーションついてしまったので古いゲームを取り出したのだ。いやあ、最近全くやってなかったからぼろ負けであるが、熱くなって明け方3時までやってしまった。おかげで職場でひたすら眠い。
 しかし、シミュレーションゲームというものをやるならばもうこれは性格がもろに出るのである。遠距離砲撃か接近戦か。
 私の場合はもう、山ほどのリペアキットと近距離大火力の武装でタコなぐりなのだ。殺られる前に殺れ。タマとっちゃる! である。むろん被害は山ほどでるが、『そのためのリペアです』なのだ。だから、たとえば『サクラ大戦』なら、隊長かカンナ、サクラが主戦力。悪いがマリアは残敵掃討任務でレベルがなかなかあがらない。
 こんな私にとって最高のシミュレーションは『フロントミッション2』であった。あのシステムは敵を囲んでしまうと敵の能力ががた落ちに落ちる。ボスキャラも囲んでしまえばタコなぐりである。私のような接近戦至上主義者にとってはあんな快感を与えてくれるゲームはなかった。
 ところが、逆のパターンが名古屋のKさんである。もう、遠距離砲撃。これ一本である。『パワードール』なら偵察型を前面に押し出し、敵が探知する前に長距離砲撃でしとめるのだ。敵が彼の部隊を見つけた時にはもう、破滅の天使が舞い降りるのだ。まじめに彼の使うキャノン砲は死神の鎌なのである。見事なものである。だからサクラ大戦ではマリアが異常に成長するのだ。
 いっぺん、真面目にゲームを人間対戦でやってみたいと私なんぞ思うのだ。取り付けさえすればこっちは絶対に勝てるのだが、『パワードール』のシステムならこっちがやばいかな。とも思う。大戦略のシステムならばどうだか解らないのだが。
 というわけで最近、X、G、W、Vとガンダムを見まくっている私が今、一番愛するモビルスーツは「エピオン」だったりする。なんと潔い武装であろうか。ヒートロッドとビームサーベルのみ。敵の懐に高速で突っ込んでしばき倒す。これぞ男の本懐である。ああ、接近戦!
 だが、久部さんは遙か昔から近接戦闘専門機の「ギャン」なのだ。さすが大老。近接戦闘の鬼である。
 更に久部さんの凄いところがある。過去においてはやったボードシミュレーションの名作『フラットトップ』。空母戦を扱うゲームである。当然ながら主力は空母だ。戦艦は刺身のツマなのだ。しかし、近接戦闘中毒の私は空母を囮に戦艦を突っ込ませて勝利したことがある。当然、このような外道なまねの理解者はいなかった。
 しかし、久部さんはこの話を聞いて一言言われたのだった。
 「あのゲームって、そういうゲームでしょう。空母は囮だよ」
 やっぱり久部さんにはかなわないのだった(00,2,21)


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