呆冗記
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。

確かに致命的ではないのだが・・・

 過去に『人生に起きる事象の9割は致命的ではない』などと偉そうにほざいたことがある。
 いや、そのことについては、今も考え方を改める気は全くない。世の中、何とかなるのである。しかし・・・今回は・・・少し困ったことになった。自宅のPC。『アキ』ちゃんのハードディスクが完全にふっとんだのだ。
 通信が出来ない。その原因はどうやらWIN98にあるようだ。そこまではわかった。であるならば、再インストールである。それが男の生きる道なのだ。時間さえあればそんなに難しいことではない。重要な(アプリケーションではなく、私が作った唯一無二(と言っても大したことがないのだが・・・))データをMOに移す。そうしてWIN98を上書きインストールするのだ!
 しかし、なんだかご託をならべてインストールできない。そんな莫迦な話はないのだ。何はともあれ強引にインストールである。乗用車だって時には力任せにした方が良かったりするのだ・・・。しかし・・・。
 しかしだ・・・。無理矢理上書きしたHDは、こともあろうに、起動すると勝手にセフティモードで機動。そして、勝手に終了するようになってしまったのだ・・・。
 なんと言うことだろう。こんな悲しいことがあっていいのだろうか?
 しかも、二度と上書きインストールが出来なくなってしまった・・・。しようとするとビジー状態でおしまいである。ああ、この世には神も仏もないのだろうか? きっとそうだ。
 しかたなくFDISKかけてFORMATかけて再構築である。ところが、音源ボードのデバイスドライバが見あたらない。(グラフィックボードのデバイスドライバも見つからなかったが、これは友人Sにネット上から落としてもらって事なきを得た) さあ、大変だ。音が出ないのである。もう、ゴミの山の大探索である。
 しかし、見つからない。何もない。いらんものやとんでもないものが見つかるのだが、肝心のものが見つからないのだ。
 しかも、いったん音は諦めてバックアップデータを読み込もうとすると『フォーマットされていない』と出るではないか! すなわちいかれたWIN98でフォーマットしたMOは正常なWIN98では読めないと言うことなのだろうか・・・。
 ・・・、・・・、・・・、ま・・・、いいかあ。たいした情報も入っていなかったし、書いてた小説が全滅したのは致命傷だが、これもなんとかなるだろう。締め切り少し伸ばしてね。冴速さん。
 「何とかならないニャ」
 おお、友人T。
 「何ともならないニャ・・・」
 どうしたのだ・・・。
 「ああ、僕の『マーシャルエイジ2』(18禁)の全クリデータに『行殺(はあと) 新撰組』(18禁)の途中までクリアしたデータに、『靡きの果実』(18禁、いいかげんしつこい!)の全クリデーターが消失したニャ・・・。他にも一杯ニャ・・・。ああ・・・」
 どうしたんだ・・・。
 「この世の終わりニャ・・・」
 おい、しっかり説明せんか。
 「いやな・・・Tの奴、新しい40ギガのHDを買ったんだけどな・・・」
 おお、元気か。友人S。しかし、ゲームのためだけに、40ギガ? なんだそれは・・・。
 「人のこと言えるのか・・・? ゲーム(一般)のインストールしすぎでOS不安定にした男が・・・」
 うむ、言い直そう。ゲーム(18禁)のためだけに40G!
 「(ため息)そのフォーマットの際に、ドライブ番号間違えて、今まで使っていたドライブをフォーマットかけたらしい・・・」
 わははははははは! 愚か者め! なんだって、ええ。
 「どっちもかわらんような気がするんだが・・・」
 「ふん、S、お前だって偉そうなことは言えないニャ。新しく買ったP3 800を960までクロックアップして、HD吹っ飛ばしたことを僕は知っているニャ」
 「ああ、お前、それを言うか。ええ、ドライブ番号間違えた男がそれを言うか!」
 え、S。お前もそんなことをしていたのか・・・。(優越感)
 「無謀なクロックアップは身を滅ぼすニャ」
 まあまあ、ははは。(優越感)
 「黙れ、OS破壊男め」
 「黙れ、OS破壊男ニャ」
 ああ、お前らは自分のミスだろう。私は不可抗力だ!
 「バカぬかすな、お前らの方がドジじゃないか」
 「バカやってるのはお前らニャ」

 嗚呼、地獄絵図・・・。確か、『人生に起きる事象の9割は致命的ではない』はずなのだが・・・。(01,1,7)


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