Ⅵ．カメラのメンテナンス
　１．冷却ＣＣＤカメラの保管方法
皆さんは普段冷却カメラをどのように保管しているでしょうか。
冷却カメラの中には、乾燥剤や乾燥のための窒素が充填されていて、冷却時に受光素子が結露しないようになっています。
乾燥剤の効果は、経年変化により効果が弱くなってきますので、いずれは乾燥剤の交換が必要になりますが、交換の時期は、カメラの保管状況によっても違ってきます。

撮像し終わったあとには露や霜が付いていたり、冬場はカメラ自体が相当冷たくなっているので、このままビニール袋やカメラケースに入れたのでは、湿度が高いまま保管することになってしまうので良くありません。
使った後はカメラ自体を良く乾燥させ、その後に冷凍保存用のジップロックなど封ができる袋に、写真用品で売っている大き目の乾燥剤を入れて一緒に保管しておくと、カメラ自体にも良いし、乾燥効果を長期間維持するのにも役立ちます。乾燥剤は定期的に交換して保管状況に気をつけましょう。