2001年11月に自宅の屋上にドーム観測所を開設しました。
工事の詳しい様子は「観測所製作記録」をご覧ください。
2008年6月に北八ヶ岳山麓の長野県小海町に、スライディングルーフ式の観測所を開設しました。
使用機材は、自宅観測所にはミューロン250を据付け、主に月と惑星の撮影をしています。
2013年3月にはCR化キットを取付けました。惑星撮影用カメラにはZWO社のCMOSカメラを使
用しています。ミューロン250CRは電動フォーカス装置が付いているので、撮影時にはPCモニタ
ーに映し出される惑星像を見ながらピント合わせをします。映像でシーイングの状態を確認しなが
ら、撮影タイミングを見計らっています。
八ヶ岳観測所はGSO社の30cmリッチークレチアン鏡(GS-300RC)と、タカハシε-180EDの
2本の鏡筒を載せ替えながら、星雲・星団の撮影を行なっています。
ε-180EDはβ-SGR仕様のものを使用しています。
β-SGRはタカハシのフォーカシング装置で、内蔵している6個のステッピングモーターによって
位置をずらしながら星像を撮影し、星像が一番小さくなる位置を探し出して合わせます。
1/100ミリ単位でピント調整が行なえるうえ、電源を落としたあと再度ピント合わせをするとき
も位置の再現性に優れているので、正確なピント合わせが短時間で行なえます。
なおβ-SGRは鏡筒からの取外しができるので、GS-300RCにも取付けて使用しています。
使用しているカメラは主に冷却CCDカメラで、SBIGのSTXL-11002MとST-8300Mの2台です。
その他に冷却デジ一眼でCentralDS社Astro60Dを使用することもあります。
オートガイダーにはTS社のOAG9とStarlightXpress社のLodestarを組合わせ、オフアキシスガ
イドをしています。