補足説明
京都語の特徴
京都語の音声
東京語より母音が長い
単音節語を長呼する
こーた(買った)などのウ音便を多用 ゆったりとした感じを与える
アクセントは東京アクセントと著しく異なり、高低が逆であるとの印象を受ける
優雅性
婉曲表現・・直接に断定して言うかわりに遠回しな言い方を好む
依頼表現・・~してもらえまへんやろか
辞退表現・・「結構です」と最後まで言わない。察してもらう ~さかいに・・(結構です)
語感 ・・助詞「や」などの使用 まっててや
敬語
「~さん」接尾語の敬語・・人やものなどの下につけて、敬称として使う 飴さん
「お~」接頭語の敬語・・人やものに冠して、丁寧な気持ちをあらわす
おまん(まんじゅう)・おなす(なすび)
「お~さん」接頭語の敬語+接尾語の敬語・・「お」と「さん」をつけ非常に丁寧な敬称として使う
おまめさん(豆)・おいもさん(芋)・おみこっさん(御輿)
「お~やす」接頭語の敬語+助動詞・・動詞の連用形の上に「お」をつけ、
敬意を伴った軽い命令表現。あいさつ語に多い
おいやす(いらしゃる)・おくれやす(ください)・おあがりやす(お召し上がりください)
おかけやす(お座りください)
「~おす」音便形+助詞の敬語・・ございますの意味に使う
「~はる」助詞の敬語・・「お~やす」に比べて「はる」は敬意度が低い
「~どす」丁寧語・・大阪の「だす」、東京の「です」と対比される
チエのひとりごと
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参考文献
京ことば玉手箱 加納 進著 ㈱ユニプラン
●日本のことばシリーズ●京都府のことば 編者代表平山輝男 明治書院
分類京都語辞典 井之口有一・堀井令以知共編 東京堂出版