でも、なんかここまでの調査は簡単だけどおもしろくないな〜
と思っている人に
八ヶ岳山ろく 高原野菜
 
そうです! 地域調査の一番の楽しみ、醍醐味は現地の人とのふれあいにあります。

 今までの調査の方法は、あまり現地の人と話をする場面がありませんでした。地域調査の方法には、いろいろありますが、一番のお奨めは、現地の人から生の情報を入手することです。

では、どうやって現地の人と話をすれば、よいのでしょうか?

私の経験では、日本全国、どこの都道府県に行っても必ず、畑があるということです。
この畑で作っている作物を調査することをお奨めします。
つまり農家の人から話を聞く方法が、もっとも誰にでも、どこに行ってもできる調査方法だと思っています。

※お米を中心に作っている地域は、1年間のスケジュール、お米の種類、流通経路など調べるとよいでしょう。
高原野菜の収穫

  農家の一日はとても、朝が早いです。夜明けとともに仕事が始まります。特に収穫の時期は、朝が一番忙しいかも知れません。
  話を聞くことができないかも知れませんが、作業の様子を見学するなら朝がお奨めです。
見学だけでは、つまらないので、仕事の合間をみて、思い切って声をかけてみましょう。
元気な声で・・・

「おはようございます。お忙しいところすみません。私は、○○から旅行にきている中学生です。夏休みの課題で地域調査をしてるのですが、ちょっとお話をうかがってもよろしいですか?」

「この野菜は何ですか?」
「この野菜は主にどこに出荷されるのですか?」
「いつ、種をまいているですか?」
「収穫まで、どんな管理をしているのですか?」
「大変なことは何ですか?」などなど

「貴重な時間インタビューに答えてくださり、ありがとうございました。 さようなら」

さいごに写真を撮らしてもらいましょう。

これを、まとめれば、もう立派な地域調査になります。
農家の人は、とてもやさしい方が多いので、いろいろと話をしてくださいます。
また、収穫した野菜は、その村にある農業協同組合(JA)に、集められてから、まとめて出荷する場合がほとんどなので、詳しい話は、JAに行って話を聞くとキロあたりの値段や、どの位の量の野菜がどこに出荷されているのか教えてくださいます。


ビニルハウスを発見したら、ちょっと中をのぞいてみましょう。
農家の人がいたら、きちんと断って何を作っているのか、聞いてみましょう。

野菜を作っている地方もありますが、最近では、野菜より需要がある作物を作っている場合も多いです。


地元の人とふれあうとっておきの裏技を紹介しましょう。(大げさ)

地域によっては観光課が主催となって「朝市」を実施していることがあります。地元の農家の人が新鮮な野菜を格安で観光客に直接売る市です。このような情報は役場でゲットすることができます。

他にも、地元で栽培した花で作ったフラワ-アレンジメントなどおしゃれなおみやげが並びます。

市場の楽しいところは、作り手と買い手の顔が見えることです。
そして、そこで楽しい話ができることです。
「どうやって作るのか?」「どうして料理したらいいのか?」「値段をまけてくれるのか?」
買わなくてもOKなので、このような市がやっていたら、ぜひ、みなさんものぞいてみましょう。楽しいですよ!!!
 
このように、旅行先でも、ちょっと工夫すれば、楽しい地域調査をすることができます。
日本全国、さまざまなところで、人々は工夫して生活をしています。
ぜひ、みなさんも、そこに生活している「人」をテーマにして、調査活動をしてみてください。

少しでも本格的に地域調査をしようと考えているなら、このホームページから
フィールドノートをダウンロードして旅行に持っていきましょう。



みなさんからの、
旅行先での地域調査の報告を楽しみにしています。
また、地域調査の方法やまとめかたで困ったことがあれば、どんどんメールで相談してください。


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