私のバイク写真館

私の SUZUKI GSX1100S KATANA(SR型) を撮った写真です。

光り輝く車体が美しい!やっぱり絵になるなぁ....(^^; 新車時
KATANA のフォルムってやっぱりカッコいい!

これは納車時の写真。各部がまだキレイだ。

フィンの造形美が美しい空冷エンジン 後方からも迫力がある
空冷エンジンならではのフィンの造形美!

躍動感あるこのフォルムがたまらない!

 

造点は6つです。まず一点目は、マフラーを輸出仕様のものに交換してあります。これだけでかなりいい音がします。さすが“1100 cc”といったところでしょうか。低音が響く、重厚な音がします。私はこの音が気に入っているので、
別の集合マフラーにする気が全くおきません。ノーマルならセンスタも使えますし。



国内仕様との比較写真があります。
⇒ こちら
  
点目は、IC センサー付きライトスイッチを装着してあります。やっぱり常時点灯式のライトはバッテリーが心配ですし....(^^;  このライトスイッチはセンサーが明るさに反応してライト(ロービームのみ)を消す、というものです。夜になったりトンネルに入ったりして暗くなるとセンサーが反応しなくなってライトが点きます。
手動で昼間の強制点灯もできるかわりに夜間の強制消灯はできませんが、なかなか優れモノのスイッチです。残念ながら現在は販売されていないようです(メーカー名も忘れてしまいました....f^^;)。





ちなみに、新規型式認定取得車は1997年10月以降、継続生産車は1998年4月以降、
保安基準の改正により、二輪車の昼間常時点灯システムが義務化されています。

それ以前の型については適用除外となっていますが、これからはむやみにライトスイッチが取り付けられないので、新たにバイクを買うときには注意して下さい。
※なおデイトナの汎用ライトスイッチも併設してあり、センサーに頼らない強制消灯もできるようにしてあります。
  
点目は、中低速域のトルクアップと SR 型の持病?と言われている 2,500〜3,000rpm で発生するギクシャク感の解消を狙ってMパーツのスピードリミッターカットを装着しました。決してスピードのために装着したのではない!と言っても誰も信じないだろうなぁ。でもホントなんですよ!何せ私はスピード恐怖症....(^^;
なおリミッターカットを装着したら、それまでのギクシャク感がウソのように消え去り、とてもスムーズなエンジン回転を楽しめるようになりました。加えて若干の中低速のトルクアップも感じられます。
  
点目は、知人から輸出用エアクリーナーボックスとK&N製の抜けのいいエアフィルターを戴けたのを機にメインジェットの番手をさらに上げました。それまでは♯102.5 (国内仕様のノーマルが 1/4番:#100、2/3番:#97.5)にしていたのを、今回 #115 にしました。番手だけを見ると輸出仕様ノーマルよりも大きいです。

実は同時に、純正エアクリーナーボックスの蓋に穴を開けたものも戴けたので、メインジェットの番手をどうしようか悩みに悩みました。A^^; 戴いた方の話によると、K&N製エアフィルターと穴開き蓋の状態でなら♯120 でも吸排気のバランスは悪くないらしいのです。けれど穴開き蓋ということは、シート下に溜まるホコリも吸い込みやすいとも言え、加えてノーマルよりも明らかに抜けがいい = ゴミも通過しやすいフィルターにすることでエンジンへのダメージが大きくなるのでは?と心配したので、今回はとりあえず蓋は穴の開いていない輸出用ノーマル状態とした上でK&N製エアフィルターを組み、それとバランスが合いそうな、というカンだけで(笑)♯115 を選択しました。

結果、カンは大当たり!(笑) ものすごいトルクアップを実現でき、エンジン回転もスムーズ。ゼロスタートからの加速も、それまでとは一枚も二枚も上手になっていました。さらには嬉しいことに、メインジェットの番手を大幅に上げたにもかかわらず、燃費がさらに良くなりました。トルクが太った分、スロットルを開けなくてもズズズッと走って行ってくれるため、結果的に燃費が良くなったようです。

試しにエアフィルターを純正ノーマル品に戻してみたところ、明らかに回転がボコついて吸気量不足が体感できました。純正ノーマル品にはフィルターの周りにスポンジが巻いてあるのでそれを取り外してもボコつきは変わらないため、私の愛車のセッティングはK&N製エアフィルター仕様で決まりです。(^^;

あ、ちなみに「輸出用エアクリーナーボックス」と言っても、国内仕様と異なるのはエア取り込み口の通称“ブタ鼻”と呼ばれるゴム部品のみです。エアクリーナーボックス本体の樹脂パーツについては、エアフィルターが入る側もインシュレーターにつながる側も、輸出用も国内用も全くの同一です。刻印されている品番?も同じです。

※四点目の改造の経緯と効果は →→→ こちら

  
点目は、国内仕様に標準装備されているパワーアシストクラッチの電動モーターが壊れた機会に、TNKエンジニアリング製のステンレスクラッチワイヤーに交換しました。アシストモーターが壊れたときのクラッチの重さはハンパなかったですが、それよりは若干ですが軽くなったような気がします。(^^;
現代の軽いクラッチのマシンしか乗ったことのない仲間からは“握力トレーニングクラッチ”などと言われていますが、慣れてしまえばフツーに乗れますし、昔のマシンではこの程度が当たり前だったような気がします。A^^;
  
点目は、KATANA には標準装備されていない「ハザードスイッチ」を装着しました。TNKエンジニアリングが出している「左ハンドルスイッチBOX Type U」で、国内仕様ではハンドルスイッチBOXを交換するのみでハザード機能を追加できるスグレモノです(輸出仕様はリレーも交換)。なにより、スイッチボックス以外に
余計なスイッチを付けなくていい、というのがスマートでお気に入りです。(^^; 別のメーカーでは、チョークダイヤルの横にあるアクセサリースイッチを利用するハザードキットもありますが、操作性ではTNKエンジニアリング製の方がはるかに優れていると思います。
なお
TNKエンジニアリング製「左ハンドルスイッチBOX Type U」はファイナルエディションには対応していません。というより、ハザード機能が標準装備されているファイナルエディションには不要でしたね。(笑
  
  
  

その他の改良点としては3つあります。一点目としてタイヤを前後ともチューブレス化しています。フロントホイールはチューブレス対応(MT)ではないのですが、7年以上経った現在でも特に問題は出ていません。リアホイールは純正でチューブレス対応(MT)なので全く問題なしです。

私の場合フロントをチューブレス化する時には、念のため、チューブレスタイヤのパンク修理用の接着糊をタイヤのビート部に塗ってもらい、その上でリムに組んでもらっています。これでまずエア抜け等の問題は出ません。

ちなみに 2000 年に登場したファイナルエディション(SY 型)は前後ともチューブレス対応(MT)ホイールで、タイヤも純正でチューブレスです。

参考までに私のチューブレス状況をば....f^^;
タイヤ ブリヂストン BT-45V チューブレス化情報はリンクページにも登場いただいている、「たけみつ」氏に教えていただいたものです。
氏の掲示板コーナーでも色々とタメになる情報が!たけみつのホームページ
F:100/90-19
R:130/90-17
チューブレスバルブ ヤマハ・RZ250初期型用
タイヤは以前は「エイボン スーパーベノム」を履いていましたが、フロントの「AM 20」がこのサイズを生産しなくなってしまったため、フロントから順番にブリヂストンに変えました。
  
改良点二点目は、ヘッドランプをマルチリフレクター化しています。レイブリッグ製の汎用品で、特に二輪用とは謳っていないタイプ(早い話が四輪用....(^^;)ですが、ごく簡単に換装できる上、車検もOKです。

クリアタイプの製品にすれば、見る角度で変わるバルブの色の反射を楽しむことができますよ。
もっとも、乗っている本人には見えませんが。....(^^;
マルチリフレクター化したカタナのライト。レンズ&リフレクターはクリアタイプ 正面から見ると青く見えるのは、バルブのコーティングが青いから。見る角度を変えると、左の写真のようにクリアに見えるようになる
  
改良点三点目は、ようやくのことでヘッドライトをHID化しました。ユニコーンジャパンが出している「KATANA 専用HIDキット(=実体はガルーダ製HID)6000K」を組みましたが、その明るさはケタ違い! 一度体験すると、もう普通のハロゲンバルブには戻れない気がしました。(^^; ちょっと値は張りますが、オススメです。(^o^)

これから SUZUKI GSX1100S KATANA に
乗ってみようと思ってらっしゃる方へ


実は KATANA はとーーーーーーーーーっても乗りづらいバイクです。
前傾はキツイしハンドルも遠く、膝の曲がりもむちゃくちゃタイトです。
もっとも当初は輸出専用モデルだっただけあって、日本人の体格は無視されていますが....(^^;

エンジンの振動も今のレベルから見ると「今にも壊れそう」なほどハッキリ出て、
慣れるまでは相当の覚悟が必要です(手のひらに振動が来ます)。
事実この私も、納車されて帰るときに「選択を誤ったかな?」とちょっぴり後悔しかかりました。

しかし、

これが KATANA なんです。

慣れてくると不思議なモンで、これはこれで KATANA の“味”だと思えるようになりますヨ。
コーナーのたびに切れ込むフロントタイヤやスピードを上げると“しなる”フレーム、
フィンを共鳴させながら豪快に吹け上がるエンジン等、
KATANA ならではの“味”にハマって下さい。

ただし、基本設計が古いバイクなので無茶は禁物です。
今のレベルのバイクについていこうとは思わないことです。
ブレーキもききませんし......
けど、せめてタイヤはチューブレスにしてほしかった....(;_;)
↓↓
これについては 2000 年に登場したファイナルエディションで
やっとチューブレス化されました!うらやましい....(__;)


SUZUKI GSX1100S KATANA 主要諸元(抜粋)
※ファイナルエディション(SY型)はSR型とほぼ同じなので割愛....(^^;

 

'94国内仕様(SR)

'90輸出仕様(SL)

型   式

GU76A

全   長

2,250 mm

2,260 mm

全   幅

740 mm

715 mm

全   高

1,195 mm

1,205 mm

軸   距

1,515 mm

1,520 mm

最低地上高

165 mm

175 mm

シ ー ト 高

775 mm

785 mm

乾 燥 重 量

232 kg

定 地 燃 費

25.1 km/L(60 km/h)

最小回転半径

3.5 m

制動停止距離

14.0 m(50 km/h)

エンジン型式

U713

エンジン種別

4ストローク・空冷4気筒 DOHC 4バルブ

総 排 気 量

1,074 cc ※注

ボア×ストローク

72.0 mm× 66.0 mm

圧  縮  比

9.5

最 高 出 力

95 ps/8,500 rpm

111 ps/8,500 rpm

最大トルク

8.6 kg・m/4,000 rpm

9.8 kg・m/6,500 rpm

キャブレター

MIKUNI BS34

MIKUNI BS34SS

メインジェット

1/4番:#100 2/3番:#97.5

#112.5

始 動 方 式

セルフ式

点 火 方 式

フルトランジスタ

潤 滑 方 式

ウェットサンプ

潤滑油容量

4.2 L

3.2 L

燃料タンク容量

20 L

22 L

クラッチ形式

湿式多板コイルスプリング

変速機形式

常時噛合式5段リターン

イグナイタ

デジタル式

ガバナー式

フレーム形式

ダブルクレードル

キャスター

28°10′

ト レ ー ル

118 mm

ブレーキ形式

(F)油圧式ダブルディスク  (R)油圧式ディスク

ハンドル切れ角

左右30°

タイヤサイズ

(F)3.50-19 57V
(R)4.50-17 67V

(F)3.50V19
(R)4.50V17

スピードメーター

180 km/h スケール

240 km/h フルスケール

A N D F

なし

あり

ヘッドライト

12V  60/55W(H4)

そ の 他

'90輸出仕様
(SL)からの
変 更 点

●フロントフォーク内部構造変更
●フロントフォークスプリングイニシャルアジャスター追加
●リヤサスペンションリザーバータンク付き
●オイルクーラー標準装備
●パワーアシストクラッチ追加
●常時点灯式ヘッドライト
●マフラー内部構造変更
マフラー出口径変更
●シート素材変更
●左右スイッチボックス変更
※注:



輸出車の場合、排気量が「1,075cc」と記載されている場合があります。それは排気量計算の中で、小数点以下を切り上げた場合の数値です。小数点以下を四捨五入するか切り捨てると「1,074cc」となります。
国内仕様はカタログなど公の表示で「1,074cc」と統一されています。

GSX400S と GSX250S の主要諸元はこちら


私のバイク歴


YAMAHA MR50 ⇒ HONDA SUPERHAWK(250) ⇒ SUZUKI GSX250T

⇒ 6年半のブランク ⇒ SUZUKI GSX250S KATANA ⇒ SUZUKI GSX400S KATANA

⇒ SUZUKI GSX1100S KATANA

現在、仕事用として他に SUZUKI Address V100 を所有