根羽の道標 (長野県下伊那郡根羽村大曾礼MENU

  
《 光線の状態が悪くて,読みにくいですね…。機会を見て撮影しなおします!》

尾張旭市内を通る瀬戸街道と名古屋道。ふたつの街道は三郷付近で合流した後,瀬戸へと向かいました。瀬戸市役所の北側,国道155号線と県道208号線が交わるところに,今も「追分」の地名が残ります(鉄道用の貨車を利用した,たこ焼き屋がある交差点です)。この「追分」から右手の道を選んでさらに進めば,三河へと通じる道です。左へと進めばいよいよ「信州飯田街道」です。足助や稲武から来る「三州街道」と合流する「根羽」までのルートは下の通りです。

瀬戸→美濃国柿野(岐阜県土岐市鶴里町柿野)→明智(同恵那郡明智町)→大馬渡(同恵那郡上矢作町大馬渡)→漆原(同恵那郡上矢作町漆原)→三河国大桑(愛知県北設楽郡稲武町大桑)→信濃国月瀬(長野県下伊那郡根羽村月瀬)→根羽

根羽村の国道153号線の路傍には,今も「右 いわむら あけち なごや道 左 みかわ あすけ おかざき なごや道」と刻まれた高さ1mあまりの道標が立っています。飯田方面から三州街道を歩んできた旅人や馬稼ぎは,ここで道を右にとって瀬戸や尾張旭を目指すのでした。以前に根羽村の村長さんにうかがったところ,この道標は18世紀後半のものらしいということです。

現在,道標の右の国道153号線をそのまま進むと,稲武から足助への道,つまり「三州」への道になってしまいます。岩村・明智を通って瀬戸・尾張旭を目指すには,月瀬(天然記念物「月瀬の大杉」で有名です)から斜めに山の方へ上がる,県道101号「月瀬上矢作線」をたどらなくてはなりません。一方,左への道は今は村道となっていますが,かつては杣路峠を越えて三河へと通じるメインルートでした(ガイドマップ参照)。なお,根羽から三州街道を北に進むと,駒場(長野県下伊那郡阿智村大字駒場)へといたります。